東京の女子大生たちのアンテナ
東京都内の女子大学生たちは今、どんなものに関心を持っていて、どんな価値観で生きているのか? その一端を知ることのできるネットラジオ放送「若者ラジオ」から、今回は彼女たちが「最近買ってよかったもの・悪かったもの」を紹介します。
東京の女子大生は、コロナ禍で「買ってよかったもの」「悪かったもの」とは?(画像:写真AC)
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「若者ラジオ」は、東京都内の女子大生らでつくる若者トレンドのコンサルティングチーム、ネオレア(渋谷区恵比寿)が配信している番組。
レギュラーメンバーの朝比奈ひかりさん(22歳、4年生)と、赤峰さえさん(20歳、2年生)が、自身が最近買ったお気に入りのもの、逆にちょっと残念だったものを披露しました(2021年3月収録)。
すっごくいい香りのヘアケア剤
まず赤峰さんが真っ先に挙げたのは、ヘアケア商品などを扱うミルボン(中央区京橋)の「ジェミールフラン」シリーズのトリートメント剤。
「美容院で教えてもらいました。すっごくいい香りで『何使ってるの?』と聞かれることが増えました。お気に入りです」
ヘアケアは若い女性の関心が高いジャンルのひとつ(画像:写真AC)
もうひとつは、韓国コスメブランドLANEIGE(ラネージュ)の「リップ スリーピング マスク」。夜塗ると、寝ている間に唇の角質を保湿して柔らかく整えてくれるそうで、乾燥の厳しい冬場などを中心に人気を博したアイテムだそう。
インスタグラムなどに投稿が多数アップされているといい、赤峰さんもSNSで見かけて購入したとのこと。
若い世代の消費行動にとって、SNSが重要な動機付けとなっている様子があらためてうかがい知れます。
ひとめぼれして買ったシューズ
ファッションのカテゴリーでは朝比奈さんが、CHARLES & KEITH(チャールズ アンド キース)の靴にひとめぼれして購入したことを告白。
「実際履いてみたらめちゃめちゃ履きやすくて、人ともかぶらない。私もこれはSNSで見つけました。SNSをちゃんと見ていなかったら出合えなかったと思う」
お気に入りの靴をヘビーローテ(画像:写真AC)
6000円台~1万1000円台と比較的リーズナブルにもかかわらずスタイリッシュなデザインが目を引きます。コロナ禍でほとんど外出する機会がなかったこともあり、「今年の冬はその靴だけで過ごした」ほど愛用しているとのこと。
コロナで消費が落ち込んだとはいえ、若い世代は新しいものを入手することに前向きです。在宅時間を充実させてくれる家電アイテムも「買ってよかった」リストに並びました。
家電アイテムがコロナ禍に活躍
赤峰さんの場合は、プロジェクター。
「映画やYouTubeを見るとき、パソコンとかスマホで見るよりプロジェクターの方がいい。壁や天井に映してゴロゴロしながら見ます。オンラインコンサートを視聴する機会も何回かあったので、よりコンサートに近い感覚を味わえました」
朝比奈さんはゲーム機のプレイステーション5(PS5)。人気オンラインゲーム「フォートナイト」をプレイするために購入したそうで「(PS5は)画質が神がかっているので感動しました。買って正解でした」。
「残念」だった3アイテムとは
一方、気になる「買って残念だったもの」とは?
赤峰さんが挙げたのは、ある女性インフルエンサーの美容本でした。
「(その本の)宣伝でうたわれていた内容より、実際はちょっと内容が薄かった印象でした……。プロデュースコスメも出している人なのですが、自分のコスメの解説や宣伝みたいなページもあったり、YouTubeチャンネルでのちのち同じ内容をしゃべっただろうな、というページも多かったです……」
インフルエンサー発の書籍は、玉石混交の一面も?(画像:写真AC)
朝比奈さんは、ひとつめがティントリップ。
マスクをしていても色落ちしない・唇が荒れないという触れ込みで前年のベストコスメにも選ばれた人気アイテムだったけれど、彼女自身の唇には合わず皮膚がめくれてしまったと言います。
もうひとつは、大学の卒業式で服装指定された黒のスーツ。ほかに着る機会もないためファストファッションブランドで上下1万円以内に抑えたところ、いまいちサイズ感が合わず、今後の着回しに役立つかも微妙、だったそう。
SNSで買えるプチプラコスメやファストファッションの洋服は、手軽な半面、合う・合わないも大きく分かれる模様。
ありとあらゆる情報があふれるSNS時代、若者たちはさまざまな購買体験を通して自分独自の“目利き力”を養っているようです。
これから欲しいものは?
ちなみに、ふたりが「今後欲しいもの」は、赤峰さんが腕時計とパソコンの入るカバン。朝比奈さんは食洗機と乾燥機付き洗濯機。
食洗機や乾燥機など、生活の利便性を高める家電にも関心が(画像:写真AC)
「半年くらい前から欲しいと思っているのだけど、機能性もかわいさも満たしているものがなかなか無くて。特にカバンは、大学に持っていくから軽めのものがいい。でもかわいいなと思うものは、革素材で重そうで」(赤峰さん)
「食器を洗う時間、洗濯物を干す時間を短縮したい。春(2021年4月)から“社会人”になるので、少し広めの部屋に引っ越ししたい」(朝比奈さん)
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最近の若者は「物欲がない」などと称されることもありますが、安定した雇用と収入(お金)さえあれば、欲しいものはある、という当事者たちの声も聞かれます。
そして、生活を豊かにするものや自分をブラッシュアップできるものを「欲しい!」と思うことは、とても健康的なことだとも言えそうです。