東京で生活する皆さんは、給食の味を覚えているでしょうか。地元の小・中学校で食べた給食。好きな献立の日は、朝から楽しみだった人も多いはずです。
筆者はドラマ『おいしい給食』の影響で、久しぶりに給食が食べたいと感じました。
『おいしい給食』とは、1980年代の学校給食をテーマにしたドラマです。市原隼人演じる「甘利田」と、ライバル生徒「神野ゴウ」は大の給食マニア。彼らがいかに給食をおいしく食べるかを競っているシーンが、見どころでした。
筆者同様『おいしい給食』に触発されて、給食を食べたいと感じた人もいるかもしれませんが、先生にでもならない限り、大人が給食を食べる機会はありません。筆者も小学校以来、食べていませんでした。
そこで本記事では、給食を食べてみたいと思った人のために、給食が食べられる東京のスポットをいくつか紹介します
個室居酒屋 6年4組 渋谷分校
「6年4組 渋谷分校」の注目すべきポイントは、リアルに再現された学校の雰囲気です。「大教室」「職員室」のように実際の学校にも存在するような部屋があります。
スタッフが先生、来店客が生徒という設定のようで、入店時には先生たちに一礼してから入ります。これらの要素がウケて、多くの人気が出ているようです。
学校というだけあって、給食が食べられることはもちろん、通常の居酒屋メニューも用意されています。メニュー表のバインダー(?)は、学校の先生が使っているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
メニュー表 (画像:岩本信彦)
ドラマ『おいしい給食』でも取り上げられていた定番メニューが取り揃えられており、王道のラインナップが楽しめます。
揚げパンと冷凍みかん (画像:岩本信彦)
クジラの竜田揚げや、ソフト麺といったメニューを見たら、懐かしい気分になることは間違いありません。
ソフト麺 (画像:岩本信彦)
しぶや駄菓子バー
渋谷のスクランブル交差点から文化村通りに入ってすぐのビルに入っているのが、「しぶや駄菓子バー」です。
都内に数店舗展開しており、どの店舗でも席料の500円を払うことで駄菓子が食べ放題。給食同様の懐かしい雰囲気を感じられるでしょう。
駄菓子バーでは、駄菓子以外にも給食メニューが用意されています。定番メニューの揚げパンや、ミルメークです。
揚げパン (画像:岩本信彦)
筆者の学生時代にミルメークは献立になかったので、『おいしい給食』を見て初めて知りました。
牛乳とミルメーク (画像:岩本信彦)
パッケージのデザインはいかにも給食という感じで、見たことがない人でも親しみを感じられるのではないでしょうか。もっと人工的な甘さを想像していたのですが、実際にミルクに溶かしてみると、思っていたより優しい甘さでした。味のバリエーションも豊富なので、飲み比べをしてみるのも面白いはずです。
またドラマ『おいしい給食』でも、シーズン2になると駄菓子屋のシーンが加わります。給食のシーンとはまた違った良さがあるので、ドラマを見たことがない人はぜひチェックしてみてください。
公式サイトはこちら
cafe OGU1(オグイチ)
「cafe OGU1」は、もともと給食の調理をしていた方が運営しているカフェです。
最初に紹介した2店舗はいわゆる定番メニューを提供するお店ですが、cafe OGU1ではよりリアルな給食が楽しめます。
基本的には日替わりの給食ランチが提供されているので、好きなメニューは選べません。ただ、給食とは献立表どおりに提供されるからこそ、日々の違いを楽しめるもの。筆者はその不自由さこそが、大きな魅力に感じました。
cafe OGU1の日替わり給食 (画像:岩本信彦)
写真のメニューのラインナップは以下です。
・こぎつねごはん
・松風焼き
・えのきのお浸し
・とりどり汁
食べる人の健康を考えたやさしい味が特徴で、どこかホッとします。cafe OGU1の外観はふつうのカフェなので、気軽に立ち寄れるのも大きな魅力です。給食を食べずとも、コーヒー一杯でくつろぐのにも最適です。
公式サイトはこちら
忘れていた懐かしのメニューをみつけられるかも
若者の健康を考えて作られている給食は、いつの時代もどこか温かみのあるものです。
ただ、一口に給食といっても、地域や世代によってメニューは変わります。紹介したメニュー以外にも、自分なりの定番があったという人も多いでしょう。そんな方々にこそ、ドラマ「おいしい給食」を見ていただきたいです。
ドラマ内では、さまざまなメニューが登場するので、好きなメニューが登場するかもしれません。ぜひお気に入りだったメニューをみつけて、学生時代の思い出に浸ってみてはいかがでしょうか。