表参道や代官山にも負けてない! おしゃれタウン“必須5条件”を備える「清澄白河」ってどんな街?

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表参道や代官山にも負けてない! おしゃれタウン“必須5条件”を備える「清澄白河」ってどんな街?

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近藤ツヨシ

トレンドウオッチャー

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思わず住んでみたくなる街やエリアをいくつも擁する東京。今回取り上げるのは、江東区の「清澄白河」です。この街ならではの魅力とは?

近年、注目度が上昇中

 東京都内のおしゃれタウンといえば、表参道や代官山などを真っ先に思い浮かべる人が多いかと思います。最先端のショップやカフェ、スタイリッシュな建物が並ぶこれらのエリアは、長年にわたって東京を代表する街として君臨しています。

清澄白河駅(画像:写真AC)



 しかし、常に新陳代謝を繰り返すのが大都市・東京。新たな人気エリアも絶えず生まれています。中でも注目されているのが「清澄白河」です。

 表参道や代官山に比べると、全国的な知名度はまだまだ高くはなさそうですが、なぜ今この地がおしゃれタウンとして台頭しつつあるのか。その特徴を詳しく見ていきたいと思います。

清澄白河はどこにある?

 清澄白河駅は、江東区白河1丁目にあります。東京メトロ半蔵門線と都営地下鉄大江戸線の2路線が通っており、都心へのアクセスが便利な場所にあります。

 東京駅からは約13分、渋谷駅からは約25分、新宿駅からは約32分。渋谷駅や新宿駅へは乗り換えなしで行けるなど、都内通勤者にとってメリットの大きい駅のひとつです。

条件1~2 カフェとアート施設

 清澄白河がおしゃれタウンと呼ばれる理由は、いくつかあります。

清澄庭園(画像:写真AC)



 ひとつ目に、先進な価値観を内包するおしゃれなカフェが多いこと。アメリカ西海岸発の「ブルーボトルコーヒー」の日本1号店や、ニュージーランド発の「オールプレス・エスプレッソ」などがその例です。

 今となってはおしゃれカフェの代表格とも言える「ブルーボトルコーヒー」ですが、日本での歴史は清澄白河から始まりました。他にも、古い倉庫をリノベーションして作った「フカダソウカフェ」や、分厚いパンケーキで有名な「小野珈琲」など、この街ならではのお店が軒を連ねています。

 ふたつ目の理由は、アート施設が多いこと。

 清澄白河には、3000点に及ぶ美術作品を抱える「東京都現代美術館」や、現代アート作品が展示される「アンドーギャラリー」などが立地。訪れてみると分かりますが、スタイリッシュな外観のアート施設が街中に点在していることで、エリア全体におしゃれな雰囲気が醸成されているのです。

 そうした施設に引かれるように、芸術家やファッショナブルな若者が集めって居を構えていることもあり、相乗的にハイセンスなムードが築かれています。

条件3 書店

 他にも、まだまだ清澄白河がおしゃれタウンと言える理由はたくさんあります。

 おしゃれな街にはカフェだけでなく、おしゃれな書店がある、というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。実際、前述した代官山には大きな「蔦屋書店」がありますし、表参道の交差点には歴史の長い「山陽堂書店」があります。

 その他の街を見ていても、おしゃれタウンには本屋の存在が欠かせないのではないか、と筆者は考えました。

東京都現代美術館(画像:写真AC)



 そのような視点で清澄白河を見たところ、やはりおしゃれな書店がありました。「smokebooks 清澄白河店」や「ginger.tokyo.(ジンジャードットトーキョー)」などです。

 smokebooksは、美術本や絵本などを中心に古書から新刊まで、和書も洋書も取り扱っている書店です。本の買取も行っており、専門書や古い本も対象に含まれます。ヴィンテージ感のある白い外観はおしゃれで味があり、スタリッシュかつ親しみやすさもある雰囲気が魅力的です。

 ginger.tokyo.は、カフェとしても営業している書店。昼間は食事やコーヒーを楽しみながら本を読むことができ、夜は音楽イベントなどが開催されています。外観は一般的な書店という印象ですが、中はコーヒー、食事、本、音楽が融合した独特の空間。充実した時間を過ごすことができるでしょう。

条件4 景色

 おしゃれタウンの必要条件はまだまだあります。とりわけ、景色の美しさはぜひ備わっていてほしい要素です。

 清澄白河でおすすめなのは清洲橋(きよすばし)です。こちらは隅田川にかかる橋で、国の重要文化財に指定されています。

 ドイツ・ケルンのライン川にかけられた吊り橋をモデルとしており、すぐ近くの萬年橋(まんねんばし)から見える風景は「ケルンの眺め」と呼ばれています。まさにヨーロッパのような景色を楽しめるスポットです。

 夜にはライトアップした街並みがアーバンなムードをかもし出します。背後には光り輝く東京スカイツリーがあり、また別の魅力があります。

条件5 雑貨店

 最後にダメ押しで雑貨店が充実していることも付け加えておきましょう。「Babaghuri(ババグーリ)清澄本店」や「onnelinen(オンネリネン)」などです。

 Babaghuriは、緑で覆われた外観が特徴的。雑貨やファッションアイテムを取り扱っており、カジュアルに自宅に置きたくなるアイテムがそろっています。

 onnelinenは北欧風雑貨やハンドメイド品が人気のお店。他ではなかなか見つからないアイテムも販売されています。ここの雑貨を部屋に置くだけで、ヨーロッパに住んでいるような感覚を味わることができるかもしれません。

※ ※ ※

清洲橋(画像:写真AC)



 カフェやアート施設、書店が多く、景気がきれいで雑貨店も充実している清澄白河。おしゃれな雰囲気が漂う一方で、下町の人情味ある空気感も残っており、住み心地は抜群。「次に住んでみたい街リスト」にぜひ加えてみてほしい筆頭です。

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