伝統野菜と勝利のご利益!北区・瀧野川八幡神社―東京神社案内【16】

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伝統野菜と勝利のご利益!北区・瀧野川八幡神社―東京神社案内【16】

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石津祐介

ライター、写真家

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東京都には約2,000社の神社があると言われています。初詣や祈願成就で参拝したり、散歩がてらに立ち寄ったりと神社に行く機会は何かと多いのでは。そこで本シリーズでは、写真家の石津祐介さんが神社の見どころや土地とのつながり、オススメの授与品を紹介し、神職の方からお話を伺います。第16回は「瀧野川八幡神社」です。

東京都北区滝野川鎮座の八幡神社(画像:石津祐介)



●鎌倉時代に創建された八幡さま

 中山道にほど近い滝野川の地に鎮座する瀧野川八幡神社。八幡神である「品陀和氣命(ほんだわけのみこと)」をお祀りしており、鎌倉時代の創建と伝わります。今回は、宮司の藤井知樹さんに神社を案内していただきました。

 「神社の創建は鎌倉時代の1202年と伝わりますが、1189年に源頼朝が石清水八幡宮からこの地に勧請したとも言われています」(藤井さん)

2022年で創建820年を迎えた瀧野川八幡神社(画像:石津祐介)
八幡神社の社版(画像:石津祐介)

●滝野川の伝統野菜を栽培

 かつての滝野川は農業と種苗業の町として知られており、有名な「滝野川ゴボウ」はこの地から全国に広がりました。

 「江戸から明治にかけて、この辺りの旧中山道はタネ屋街道と呼ばれ、多くの問屋やお店が軒を連ねていました。昨年は創建820年の奉祝事業として、かつての滝野川野菜を復活させようと境内で伝統野菜である滝野川ゴボウ、滝野川人参、滝野川かぶの栽培を行いました。また採れた野菜は、収穫祭と初詣でお配りしました」(藤井さん)

境内で栽培している滝野川ゴボウ(画像:石津祐介)

 境内には、倉稲魂命(稲荷神社)、木花開耶姫(富士神社)、埴山姫命(榛名神社)の三柱を祀る末社があります。
 
 「稲荷神社は稲作、富士神社は水、榛名神社は土の神と、農業に関係する神々を祀っています。昨年は例祭で播種祭(はしゅさい)を行い、御神楽で『ゴボウの舞』が奉納されました」(藤井さん)

3柱をお祀りする末社(画像:石津祐介)

●アニメの聖地として

 瀧野川八幡神社は、あの人気アニメの聖地としても有名です。

 「『鬼滅の刃』に登場する『胡蝶しのぶ』の出身地が滝野川村で、当社が産土神(うぶすながみ)だという事で聖地巡りとしてファンの方が多く参拝に来るようになりました。また月替わりの御朱印で、藤の花と蝶の印を押していたのですが、これが『鬼滅の御朱印』としてSNSで広がりました」(藤井さん)

胡蝶しのぶの身長と同じ高さの柱(画像:石津祐介)

●人気の授与品や御朱印をいただこう

 「八幡さまのご利益として勝負運があり、当社では『V勝守』が人気です。スポーツの勝利祈願でチームカラーの色を購入される方もいます。またシールタイプの『昇鯉(しょうり)守』は滝野川を昇った鯉がやがて龍になるように、立身出世・目標達成の御利益を込めた御守で、こちらも人気があります」(藤井さん)

8色のカラーと限定2色の「V勝守」(画像:石津祐介)
スマホなどに貼る「昇鯉守」(画像:石津祐介)

 御朱印は、勝利の神様を祀ることからビクトリーのVの字をモチーフにしています。通常と月替わりの御朱印の他に、日にちにちなんだ限定御朱印などもあります。「藤の花と蝶」がデザインされたオリジナルのご朱印帳は、鬼滅ファンに人気です。

金箔押しの朱印「昇鯉(しょうり)」とオリジナルの御朱印帳(画像:石津祐介)
今回、神社を案内していただいた宮司の藤井知樹さん(画像:石津祐介)

■瀧野川八幡神社(じんじゃ)
住所:東京都北区滝野川5-26-15
TEL:03-3916-2890
社務所受付:9:00~12:00/12:30〜17:00
アクセス: 都営三田線「西巣鴨駅」より徒歩7分
JR「板橋駅」より徒歩9分

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