東京都心、実は「山」だらけだった 東京タワーお膝元の「最高峰」をご存じ?【連載】分け入っても低い山(1)
2020年9月5日
お出かけビルばかりが立ち並ぶ東京23区にも、実はいくつも山があるのをご存じでしょうか。ただし高さが「低い」という条件付きですが……。というわけで、低山評論家の二上山小鹿さんがあなたをゆる~くナビゲートします。
コロナ禍もバッチリな趣味「登山」
新型コロナウイルスの感染拡大によって、なかなか出歩く機会が減りました。
自粛のムードも半年以上を過ぎて、気になるのは体力の低下です。コロナ太りも避けたいのですが、さらに体力まで落ちると今後の生活に不安を感じてしまうもの。
そろそろソーシャルディスタンスの作法も身についてきました。次第に涼しくなってくる時期におすすめなのは、都心の散歩ならぬ「登山」ではないでしょうか。
想像以上に高低差が激しい東京の街
関東平野に位置する東京の街。だいたい上京して来た人はあぜんとするでしょう。関東平野って聞いていたのに、ずいぶん高低差があるじゃない、と。
同じく平野にある街、例えば大阪や広島は、ずうっと真っ平らな土地が続きます。こうした土地に暮らしている人は、街の中にあるごく一般的な坂を「これこそ急な坂だ」と認識しています。
ですから東京に来ると驚きます。自分の住んでいた街よりもキツい坂が、当たり前のようにあるのです。

皇居(千代田区千代田)の外周、三宅坂(みやけざか)あたりから麹町のある西の方角を見ると、開けた視界の向こうに崖を登るような道が続いている……慣れていないうちは、そんな風に見えるものです。
東京は決して標高の高い土地ではないという人もいますが、武蔵野台地の標高は20~30m。
市街地の標高が最大でも5mくらいの広島市の人などからしたら、ビル5~8階分ほど上、驚くほど高いところに街が広がっているように感じます。
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