理工系なのに「男っぽさ」が希薄 リケジョの楽園「芝浦工大」とはどのような大学なのか
2020年5月22日
ライフ私立理工系の単科大学として知られる芝浦工業大学。そんな同大は「工業大学」という旧来の男性イメージを払しょくし、積極的な女性活躍の場を学内に提供しています。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。
男子学生のイメージからの変貌
芝浦工業大学(江東区豊洲)は1927(昭和2)年、東京帝国大学大学院生だった有元史郎が創立した東京高等工商学校を前身に持つ、私立理工系の単科大学です。
2006(平成18)年には豊洲キャンパスを開校し、同時に本部機能も移転しました。芝浦キャンパス(港区芝浦)と大宮キャンパス(さいたま市)の3キャンパス体制で、4学部16学科が学べます。

2010年前後は入試の志願者が2万~3万人で推移していましたが、ここ数年の志願者数は4万人を突破するなど少子化の中でも人気を集めています。
創立当初から社会貢献する技術者の育成を教育理念に掲げていることもあり、一般的に男子学生が圧倒的に多いイメージがあります。
しかし2010年代以降は積極的に女性教職員を採用し、女子学生も比例するように増加し続けています。
男子学生や教員が大多数を占めている理工系大学で、女子率をアップするためにどういった取り組みが行われてきたのでしょうか。
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