東京モーターショーを超える「東京オートサロン」という名のイケてる遊興空間
2020年1月26日
お出かけ国内のカーイベントというと「東京モーターショー」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、近年、注目を集めているのが、2020年1月に幕張メッセで開かれた「東京オートサロン」です。ふたつのイベントの違いは何か、なぜ「東京オートサロン」のプレゼンスが高まっているのか? 文殊リサーチワークス・リサーチャー&プランナーの中村圭さんが解説します。
「東京エキサイティングカーショー」が起源
去る2020年1月10(金)日から12日(日)まで、幕張メッセ(千葉市)にて「東京オートサロン2020」が開催されました。
「東京オートサロン」はわが国を代表するカーイベントのひとつで、チューニング・ドレスアップの総合展示会です。世界最大級のカスタムカーイベントであり、ドイツの「エッセンモーターショー」、アメリカの「セマショー」と並んで世界三大カスタムカーショーに挙げられています。
イベント開催の経緯は、1983(昭和58)年にチューニングカーマガジン「OPTION」誌初代編集長がカスタムカー文化を世に広めるためにスタートさせた「東京エキサイティングカーショー」が起源です。1987年の第5回から「東京オートサロン」に名称を変更し、年々規模を拡大していきました。

今回はトヨタが注目のスポーツ4WD「ヤリス」を初披露してトヨタ社長・豊田章男氏が駆け付けたほか、ZOZO創業者の前澤友作氏が注文したことで話題となったケーニグセグ・オートモーティブの3.8億円のスーパーカー「ケーニグセグ・ジェスコ」も登場しました。
世界初の認定中古車店「マクラーレン クオリファイド東京」(江東区有明)を2019年10月4日(金)にオープンしたマクラーレンも初出展し、スーパーシリーズのフラッグシップモデルである「720Sスパイダー」を展示。
同じく初出展のボルボは夏に日本発売予定の「XC60 T8ポールスターエンジニアード」を日本初公開。また、日本初のレーシングカーオークション「SUPER GT AUCTION-TAS-」や「東京国際カスタムカーコンテスト2020」も開催され、話題には事欠きません。

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