花はなぜ人を癒すのか?――根源的な問いから生まれた、唯一無二のボタニカルアクセサリーとは
2019年12月4日
お出かけまるで生花のような風合いのボタニカルアクセサリーを展開するブランド「Kunie Katori(クニエ カトリ)」が、密かな人気を集めています。デザイナーを務めるのは、販売元の第一園芸で部長職も務める香取邦枝さん。小さなアイデアから始まったプロジェクトが実を結ぶまでのストーリーを訪ねました。
生花に触れているような手触り
薄く柔らかいバラの花びらも、ユーカリの葉の硬さと弾力も、植物の手触りや風合いをそのまま生かして素材に使う「Kunie Katori(クニエ カトリ)」のボタニカルアクセサリーが今、密かな人気を集めています。
デザインを担当するのは、花卉(かき)ギフト事業を展開する第一園芸(品川区勝島)の香取邦枝さん。実は、9店舗の管理運営を担う店舗事業部長でもあります。管理職兼デザイナーという異色の肩書きと、生きた草花そのものを身に着けているような繊細な商品の数々は、一体どのようにして誕生したのでしょうか。

2019年11月28日(木)。東京ミッドタウン日比谷(千代田区有楽町)にあるフラワーショップ「ビアンカ バーネット」を訪ねると、色とりどりの切り花や鉢物に交じって、本物の草花(プリザーブドフラワーやドライフラワー)を使った愛らしいアクセサリーが並べられているのを見つけました。
なかでも目を引くのは、「ITOSUGI」と名付けられた杉やユーカリを組み合わせたピアスに、「ROSE」という名の白バラやシャワーグラスを用いたイヤリング。これらは、上野の森美術館(台東区上野公園)で開催中の「ゴッホ展」とコラボレーションした限定作品で、ゴッホの名画「糸杉」や「薔薇(ばら)」をモチーフにしたものなのだそう。
ほかにもアジサイやカスミソウなどを使った定番作品が20点以上販売されていました。
第一園芸のオリジナルブランド「クニエ カトリ」が誕生したのは2018(平成30)年3月。前年の2017年にスタートした同社内の部門横断プロジェクトに香取さんが参加したことがきっかけでした。
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