【群馬】学校に行こう!旧桐生南高校跡地を再活用した地域交流拠点「KIRINAN BASE」とは

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【群馬】学校に行こう!旧桐生南高校跡地を再活用した地域交流拠点「KIRINAN BASE」とは

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逆瀬川勇造

不動産ライター

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1963年の開校から2021年3月の閉校まで半世紀以上もの間、地域に愛されてきた桐生南高校。そんな高校の跡地が地域の交流拠点「KIRINAN BASE(キリナンベース)」として再生されています。本記事では、お楽しみ満載の「KIRINAN BASE」について、不動産ライターの逆瀬川勇造さんがご紹介します。

 「青春時代のあの頃に戻りたい!」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

 大人になると、忙しい日常に追われ、ストレスを発散する時間や気持ちをリフレッシュする機会を作るのは大変なこと。

 そんなストレスフルな環境で働くビジネスパーソンにぴったりなスポット「KIRINAN BASE」が群馬県桐生市に誕生しました。本記事では、桐生南高校跡地に開設された交流施設「KIRINAN BASE」についてご紹介します。

学校跡地で青春時代を思い返してみては(画像:株式会社オープンハウスリリース)



群馬県立桐生南高校跡地の再活用事業とは?

 今回ご紹介する「KIRINAN BASE」は、群馬県立桐生南高校の跡地を再利用したレンタルスペース事業です。

旧桐生南高校の校章を模したロゴが印象的(画像:株式会社オープンハウスリリース)

 群馬県立桐生南高校は、1963年に開校し、50年以上にわたって多くの卒業生を送り出してきましたが、2021年に群馬市内の群馬県立桐生西高校と統合。群馬県立桐生清桜高校として新設され、2021年3月31日をもって閉校しました。

 同校の卒業生としては、漫画家の今泉伸二氏や元プロ野球選手の中山慎也氏などが有名。また、桐生南高校の跡地再活用プロジェクトを進めている株式会社オープンハウスグループ創業者の荒井正昭氏も実は同校の卒業生です。

 かつての学びやを人々が集い、さまざまな活動が生まれる拠点として再生する取り組み。なんともすてきな試みと言えます。

 群馬県桐生市は豊かな自然に囲まれ、織物産業の街「織都・桐生」として、また野球が盛んな街「球都・桐生」として栄えた歴史を持っています。

桐生駅前の風景(画像:photoAC)

 地域住民にとって特別な存在である学校を会議やスポーツの練習などで多くの人が利用できる複合施設として再活用する「KIRINAN BASE」。地域の特色を最大限活用して地域住民の交流拠点としてさらに発展させていく方針です。地域のサステナビリティーを高める取り組みとしても注目の事業と言えます。

グラウンドや体育館で思いっきりスポーツを楽しむことも

 「KIRINAN BASE」の目玉とも言えるグラウンドや体育館は、2023年夏より先行してオープンしています。

 貸出開始時からスポーツの練習や試合、スクールやイベントなどに使われており、利用者は増加しています。アリーナに備え付けられているバスケットゴールなどの設備はもちろん、パイプ椅子などの備品も利用可能で、バスケットボールの試合だけでなく、仲間内での集まりでも活用されています。

 学生の頃を思い出し、青春のひとときをもう一度味わってみてはいかがでしょう。

青春時代にカムバックしよう(画像:photoAC)

 グラウンドや体育館の他、柔道場、剣道場、卓球場なども貸し出されていて、クラブ活動などでの定期的な利用も可能です。グラウンドは、屋外スポーツの練習や試合はもちろん、スクールやイベントも開催できます。また、有料ではありますが夜間照明も使用可能。さまざまなシーンやニーズに合わせて利用できます。

 利用料金は1時間当たり、柔道場、剣道場、卓球場が1,100円、アリーナは半面ずつで3,300円、トレーニングルームは1,700円となっています。利用可能時間は全て8:00~21:00です。

 グラウンドの利用可能時間は8:00~20:00まで。料金は1時間当たり1,700円で、照明を使う場合は別途3,900円が必要になります。全ての施設が公式サイトの予約フォームから予約可能です。詳しくは公式サイトをご確認ください。

旧桐生南高校(現・KIRINAN BASE)の全景(画像:株式会社オープンハウスリリース)

2023年11月より校舎3棟のうち1棟が利用可能に!

 「KIRINAN BASE」では、11月24日より校舎内の教室も利用可能に。スポーツだけでなく、芸術や文化系の活動も行えるようになりました。

 1号館から3号館まである校舎の内、現在は3号館が利用可能。閉校前に美術室や音楽室、物理室などとして使われていた8部屋を使えます。

 囲碁・将棋の大会や絵画・書道教室の開催はもちろん、楽器演奏や合唱の練習にもうってつけ。そのほか会議や打ち合わせなど、幅広い用途で利用可能です。

さまざまな用途で利用可能な教室の数々(画像:株式会社オープンハウスリリース)

 利用時間は8:00~21:00で、料金は部屋によって異なり1時間当たり600円から2,000円。1号館、2号館についても整備が進められており、2024年中には貸出が開始される予定です。施設全体の詳細を知りたい方は、公式サイトをご確認ください。

 教室や廊下などノスタルジーを感じられる場所は、一般的なレンタルスペースにはありません。それだけに「KIRINAN BASE」で過ごす時間は、特別なものになること間違いなしです。

ドラマや映画などの撮影にも◎(画像:photoAC)

地域交流拠点「KIRINAN BASE」でカジュアルにあの頃を楽しもう!

 今回は、閉校となった桐生南高校の再活用事業「KIRINAN BASE」の注目ポイントについてご紹介しました。

 閉校となった学校施設の再活用プロジェクトは増えつつあり、地域の交流や活性化に寄与する事業として注目されています。あの頃の仲間と集まってワイワイ楽しむ時間を過ごしたり、地域のイベントで世代を超えた交流を楽しんだり、さまざまな思い出作りに「KIRINAN BASE」を利用してみてはいかがでしょうか。

青春時代にタイムスリップしてみよう(画像:株式会社オープンハウスリリース)

■KIRINAN BASE(キリナンベース)
住所:群馬県桐生市広沢町3丁目4193
TEL:0277-53-2510
営業時間:グラウンド8:00~20:00、校舎/体育館8:00~21:00
定期休館日:なし
アクセス:JR・わたらせ渓谷鐵道「桐生駅」より車で10分
東武鉄道「新桐生駅」より車で5分、徒歩で20分

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