旅の達人が教える「パリ」の旅!東京でふれるフランス文化ポップアップイベントも

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旅の達人が教える「パリ」の旅!東京でふれるフランス文化ポップアップイベントも

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シカマアキ

旅行ジャーナリスト、フォトグラファー

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昔も今も、女子旅からグルーブ旅、1人旅まで高い人気を誇るフランス・パリ。定番の観光ルートからお得な航空券の買い方に加えて、表参道に11日間限定で出現する「パリの街を香りのイメージで旅するポップアップショップ」についても、毎年パリを訪れる旅行ジャーナリスト・フォトグラファーのシカマアキさんが解説します。

●パリ初心者おすすめ観光ルート、「エッフェル塔や凱旋門は必ず上ること!」

 一度は誰もが訪れてみたい世界の街、フランス・パリ。エッフェル塔や凱旋門といった観光スポット、ルーブル美術館をはじめとする多くの美術館・博物館、フランス料理やスイーツ、シャンゼリゼ大通りでのショッピングなど、いくら時間があっても足らないほど見どころ満載です。街をただ歩いているだけでも足取り軽く思わず背伸びしたくなり、感性も磨かれます。

シャン・ド・マルス公園から眺めるエッフェル塔(画像:シカマアキ)



 初めてパリを訪れるなら、エッフェル塔をまずセーヌ川とともに眺めましょう。最も「パリに来た!」と実感できる瞬間です。近くで見るなら、エッフェル塔の足元にある「シャン・ド・マルス公園」もしくは反対側の「トロカデロ広場」がおすすめ。

凱旋門の上からの眺め(画像:シカマアキ)

 エッフェル塔は、ぜひ一度は上ってください。高い場所から眺めるパリの景色は格別。「凱旋門」「モンマルトルの丘」「モンパルナスタワー」などから、エッフェル塔とともに望むパリの街もまた素晴らしいです。ツアーだと車窓見学のみが多いものの、それぞれ上ると確実にパリの良き思い出となります。

モンマルトルの丘にあるサクレクール寺院(画像:シカマアキ)

 美術館巡りで「ルーブル美術館」は、まず必須。モナリザやミロのヴィーナスなどがあり、1日ずっといても全部制覇できないほどの展示数です。ゴッホやルノアールら19世紀の美術なら「オルセー美術館」、モネの「睡蓮」を堪能したいなら「オランジュリー美術館」へ行きましょう。この3つが、パリの三大美術館です。

ルーブル美術館のエントランス(画像:シカマアキ)

●買い物なら「モノプリ」が楽しい、本場のスイーツやクロワッサンもお忘れなく

 パリはショッピング天国。ルイ・ヴィトン、シャネル、エルメスをはじめ、カルティエ、ディオール、イヴ・サンローランなどの本店があります。店頭を眺めているだけでも楽しく、一生モノのアイテムを本店で購入すると、旅の思い出とともにとっておきの記念になります。ロクシタン、フォション、マリアージュ・フレールなどもフランス発のブランドです。

ルイ・ヴィトン本店。シャンゼリゼ通りにある(画像:シカマアキ)

 リーズナブルな買い物を楽しみたいなら、高級スーパーの「モノプリ」がおすすめ。特に、モノプリのプライベートブランドの商品はパッケージもおしゃれで、紅茶やクッキーなどはお土産として重宝します。もう少し高級志向なら「ルボンマルシェ」の食品売場へ行きましょう。

パリの街中に点在するスーパー「モノプリ」(画像:シカマアキ)

 現地で味わうべきスイーツは、マカロンやモンブラン、ミルフィーユなど。また、パリの街角にあるパン屋で、クロワッサンやバゲットなどはどれも安くて絶品。朝7時ごろに行き、パリに住む人々が並んで買っているお店は間違いなくおいしいです。

パリのカフェで味わう朝食もおいしい(画像:シカマアキ)

●パリでとても大事な「治安」対策、自分の身は自分で守って厳重に

 パリを散策するなら、セーヌ川沿いやコンコルド広場周辺、モンマルトル、マレ地区などがおすすめです。現地での移動は地下鉄もしくは路線バスが便利ですが、いっそのことひたすら歩いて移動するのも楽しいエリアです。

パリ地下鉄のコンコルド駅。スリに注意(画像:シカマアキ)

 ただ、パリはスリや置き引き、ひったくりなどが非常に多いです。日本人旅行客は狙われやすいため、貴重品やスマートフォンなどの手荷物は厳重管理を。高級ブランド店で買い物後、紙袋をそのまま手に持って外を歩くのは絶対にやめてください。

 パリ中心部から離れるほど治安が悪くなります。デモやストライキなどの情報は逐一チェックを。夜に街を歩くのもできれば避けましょう。

●東京~パリの航空券、おすすめは? 羽田発着の深夜・早朝便もある

 首都圏からパリに向かう手段で最短なのは直行便。羽田と成田の両空港から毎日運航されています。東京からパリまでの飛行時間は、エールフランス航空(AF)によると、往路13時間20分/復路11時間30分。ただ現在、往路はロシアの影響により北極圏を通過するルートで飛行するため、14時間超かかります。

エールフランス航空の羽田発パリ行きの深夜便(画像:シカマアキ)

 運賃が最も高いのは羽田発着の直行便で、AF、全日空(ANA)、日本航空(JAL)が運航。成田発着ではAFのみ。航空券代を節約したい場合、乗継便がおすすめです。特に、アジアや中東などを経由する便だと直行便より割安で、所要時間もそれほど変わりません。

パリのシャルル・ド・ゴール空港(画像:シカマアキ)

 仕事の休みを長期で取りづらいなら、羽田深夜便が便利。AFの便が羽田を深夜に出発し、パリに朝早く着くため、現地時間を有効活用できます。羽田へ早朝に着くAF便だと、体力があればそのまま職場へ直行も可能です。

●表参道でパリの街を香りで体感! 期間限定イベント開催

 7月14日はフランスの革命記念日。この日の前後7月7日から17日までの11日間限定で、都内にいながらパリの街を香り文化から体感するポップアップイベント「UN AIR DE PARIS(アン エール ドゥ パリ)」が表参道で開催されます。

「Un Air de Paris」外観(イメージ画像:Diptyque Japan)

 このイベントは、世界中から愛されるパリ発フレグランスブランド「Diptyque」(ディプティック)が、五感を刺激する旅を再現するのが見どころ。

香りが生み出される際、グラフィックがイマジネーションの源泉となっている。風景と結びついた香りの記憶が、どこか遠い見知らぬ場所への旅へと誘う。花咲く植物園をイメージした空間では、49種のフレグランスキャンドルの香りの間を散策することもできる(イメージ画像:Diptyque Japan)

 まず、表参道から一歩入った場所に、錬鉄製アラベスク模様の手すり付き高窓、グレーの亜鉛屋根、オルセー美術館の時計のようなローマ数字の巨大な文字盤といった、パリの建築様式の詰まった建物が突如出現。

 ディプティック創業の地「Boulevard Saint-Germain(サン・ジェルマン大通り)」と記載された道路標識や、彫刻や数字の「34」が刻まれたオーバルのエントランスに、パリ気分が盛り上がります。この34は、1961年にブティックが開業したパリのカルチェラタンにある「サン・ジェルマン大通り34番地」にちなんだもの。

香水瓶やキャンドルを製作する職人の道具も展示されている。パリと東京をイメージしたオリジナルアイス「ピスタッシュ×とうもろこし醤油」「キャラメル サレ×ほうじ茶」や、期間限定オリジナルアイテムの販売も(イメージ画像:Diptyque Japan)

 今回の会場でのみ買えるランタンやオリジナルの傘、ノートやインスタントカメラといった限定品をはじめ、等々力の人気店「PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI」(パティスリィ アサコ イワヤナギ)考案のオリジナルアイスクリームのテイクアウト、自分だけのオリジナルペーパーキャンドルが作れる無料のワークショップなども開催されます。

 パリの街の空気を一足早く体験し、近い将来、本場のパリにも足を運んでみてはいかがでしょうか。

■DIPTYQUE POP UP EVENT「UN AIR DE PARIS(アン エール ドゥ パリ)」
開催日程:2023年 7月7日(金)~17日(月・祝)
開催場所:BA-TSU ART GALLERY/ STANDBY
住所:東京都渋谷区神宮前5-11-5
開催時間:11:00~20:00(最終入場19:30)
※7月7日(金)のみ11:00~16:00
料金:入場無料(完全予約制、ディプティック公式LINEアカウントにて受付)
アクセス:東京メトロ千代田線・副都心線 明治神宮前〈原宿〉駅より徒歩約3分
東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線 表参道駅より徒歩約5分
JR原宿駅より徒歩約8分

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