市場×温泉やコナミの次世代研究開発拠点など注目施設が続々開業予定!再開発進む有明エリア【江東区】
豊洲市場に隣接する複合商業施設として2024年2月「豊洲場外市場 千客万来」がオープン予定となっています。また、TOKYO2020オリパラ跡地に誕生する新たなスポーツの聖地や、2026年にはテレビ朝日の運営する複合施設も誕生予定です。そこで本記事では江東区エリアの再開発情報について、不動産ライターの逆瀬川勇造さんがご紹介します。●再開発進む江東区エリア 豊洲市場に隣接する複合商業施設や、新たなスポーツパークなど、江東区エリアにおける再開発が進んでいます。一体どのようなスポットが誕生するのか気になっている方も多いのではないでしょうか? そこで本記事では、新たに誕生予定の4つの施設概要や開業予定時期についてまとめてご紹介します。 温浴施設にスポーツ施設、エンタメ施設と、さらなる人々の往来が増加することが予想される江東区エリアの未来に注目です。 (画像:万葉倶楽部株式会社リリース) ●【2024年2月オープン予定】市場×温泉の新スポット「豊洲場外 千客万来」 昭和初期に開場以来、長きにわたって愛されてきた築地市場。そんな築地の持つ魅力や伝統を移転した豊洲で継承・発展させるとともに、豊洲ならではの新たな活気やにぎわいを創出する施設として2024年2月にオープン予定なのが「豊洲場外 千客万来」です。 手前には江戸の街並みを再現したオープンモールが立ち並び、奥には地上9階建ての温浴棟が。(イメージ画像:万葉倶楽部株式会社リリース)「豊洲場外 千客万来」は、商業棟と温浴棟で構成されます。 温浴棟「東京豊洲 万葉俱楽部」では、湯河原温泉と箱根温泉をひく24時間営業の温浴施設と宿泊施設が展開される予定。地下1階、地上9階建ての温浴棟には、露天風呂やサウナ、岩盤浴、エステ、マッサージなどの設備が完備され、一日ゆっくりと滞在できる空間を目指すとのこと。屋上の展望デッキには、豊洲の景観を一望できる無料の足湯庭園も設けられる予定です。 温浴棟屋上の展望デッキには無料の足湯庭園も。宿泊機能もあるので豊洲の景観を眺めながら、ゆったりとくつろぐ時間が過ごせるのでは?(画像:万葉倶楽部株式会社リリース) 食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」は地上1階から3階までの建物の中に、路面店や飲食店、食品販売、物販店など100店舗以上が入店予定。1階には手軽にグルメを楽しめる日常使いの店舗が並び、2階は食べ歩きやカウンターを中心とした「目利き横丁」と、うなぎ・寿司・天ぷら・そばの名店が集まる飲食店街「豊洲目抜き大通り」として展開。3階部分にはさまざまなスタイルの寿司屋が出店します。 2階はゆりかもめ「市場前駅」に直結しており銀座一丁目駅から約10分程度とアクセス良好。老舗青果店やワンハンド天ぷら、ラーメン屋などもラインアップしているとのことですので、有明~豊洲方面に出かけた際にはぜひとも立ち寄りたいスポットになりそうです。 2階の「江戸 深川屋」では江東区名物「深川めし」をイメージした人気の大粒アサリのコロッケ、明治創業の水産仲卸「水長水産」が展開する海鮮炉端焼「漁火(ISARIBI)」など、香りに誘われる食べ歩きが楽しそう(画像:万葉倶楽部株式会社リリース)●【2024年4月一部先行オープン予定】新たなスポーツの聖地誕生!「有明アーバンスポーツパーク」 大いに盛り上がった東京2020オリンピック・パラリンピック大会。そんな東京2020大会の感動や記憶を継承する新たなスポーツの聖地として、2024年10月に全面オープン予定となっているのが、「有明アーバンスポーツパーク」です。 メインエントランス完成イメージ(画像提供:東京建物株式会社) 東京2020大会の感動や記憶を継承するとともに、スポーツ振興による「スポーツウェルネス」のロールモデルエリアを目指す計画。大会レガシーゾーンと多目的ゾーン(ビレッジパーク)に大別され、大会レガシーゾーンは、東京2020大会時の仮設競技施設が活用され、東京都の整備により2024年4月に先行して開業予定となっています。 施設にはスケートボードパークや3×3バスケのコート、屋内ボルダリングなどのある大会レガシーゾーンと、店舗や屋外アスレチックなどのある多目的ゾーンに分かれる予定(画像提供:東京建物株式会社) ビレッジパークには、巨大な屋外アスレチックやランニングスタジアムが設置される予定。大人から子どもまで楽しめる施設になることが予想されます。 ペット同伴も可能。思いっきり体を動かしてみては?(画像提供:東京建物株式会社) また、サウナやカフェ、レストランなどの飲食店を併設した施設となる予定です。アーバンスポーツを楽しんだ後は、サウナでゆっくりとととのう時間を過ごしたり、おいしい食事を楽しんだりと、思い思いにリフレッシュする時間が過ごせるのではないでしょうか? (画像:東京建物株式会社リリース)●【2025年・2026年8月竣工予定】テレ朝・コナミの施設が相次いで誕生!「東京ドリームパーク」&「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」 最後に紹介するのが、東京ビッグサイト駅すぐの場所に2025年12月31日竣工予定のテレビ朝日によるエンターテイメント施設「東京ドリームパーク」と、その隣接地に2025年竣工予定の次世代研究開発拠点「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」です。 東京ドリームパーク完成予定イメージ(画像:国土交通省リリースより) 「東京ドリームパーク」は、2021年に閉館した結婚式場「アニヴェルセル 東京ベイ」の跡地に建設される複合施設で、地下1階、地上11階、高さ約58m、延床面積4万6,500平方メートルの計画。劇場やコンサートホール、デジタルアートといった施設が設けられる予定となっています。 大物アーティストによるライブや番組イベント、フェスの開催などが期待され、エンタメとテクノロジーが融合するメディアシティとなる見込みです。テレビ朝日が事業運営を行うことから、スタジオが設けられるのもポイント。 テレビ朝日の新経営計画にも明記されている(画像:テレビ朝日ホールディングス新経営計画より引用) 「東京ドリームパーク」は2023年6月より着工となっており、オープンは2026年春とまだ先の話ですが、今からオープンが待ち遠しい施設といえるのではないでしょうか? また、隣接地に2025年竣工予定の「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」は、地下1階、地上8階、延床面積は約5万6,500平方メートルの建設計画が進行中です。主に次世代研究開発拠点として使われますが、eスポーツの生放送・動画配信が可能なスタジオやショップなども登場予定とのこと。 こちらも、今後の展開に注目の施設です。 「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」完成イメージ図(画像提供:コナミグループ株式会社)●新たなにぎわいが予想される江東区へ足を運んでみては? 本記事では、江東区エリアの再開発情報についてご紹介しました。 臨海副都心の一翼を担い、観光拠点としての魅力だけでなく、ファミリー層の流入が増えるなど、居住地としても魅力的なエリアである江東区エリア。2024年から2026年にかけても再開発が進められ、国内外からの観光客や近隣に居住する人々が集い、ますますにぎわいを創出するエリアになることが期待されます。 そんな再開発が進む江東区エリアに誕生予定の新スポットを心待ちにしつつ、江東区有明エリアへ足を運んでみてはいかがでしょうか? 再開発によって江東区エリアがどう変わるのか楽しみ(画像:photoAC)参照資料:テレビ朝日「新経営計画2023-2025」 https://www.tv-asahihd.co.jp/ir_setex/data/2023/20230302.pdf
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