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【池袋】ストレス発散にぴったり！新感覚アトラクション「REEAST ROOM」とは？

日々の仕事や人間関係などのストレスを発散したいという方も多いのではないでしょうか？本記事では、「物が壊せるサービス」を提供する新感覚エンターテイメント施設「REEAST ROOM」について不動産ライターの逆瀬川勇造さんがご紹介します。　できることならストレスなく日々を過ごしたいもの。とはいえ、人間関係や仕事の問題など、現代社会においては多くの人々が日々ストレスを抱えながら生活しています。　思うようにストレスが発散できずにイライラしたり、ついつい物に当たってしまったりという方も多いのではないでしょうか。　適度なストレス発散は心身の健康を守るためにも大切なこと。　そこで、本記事では、日本初の「物が壊せるサービス」を提供する新感覚エンターテイメント施設「REEAST ROOM」についてご紹介します。＞＞画像一覧はこちら心を解放して書き込み放題の「FREE ART WALL」（画像：株式会社BrickWallリリースより）「やってはいけない」を楽しむ。REEAST ROOMとは？　「REEAST ROOM」とは、世界で30店舗以上展開している「物が壊せるサービス」を提供している新感覚のエンターテイメント施設です。　「やってはいけないことを、より楽しく、よりFUNNYに！！」をコンセプトとして「物が壊せるサービス」という独自のコンテンツを提供し、人気の施設となっています。　この「物が壊せるサービス」は、2008年に「ANGER ROOM」という名称で、アメリカの女性起業家が自宅ガレージでスタートしたのが起源とのこと。　その後、圧倒的な爽快感が得らえるとしてアメリカで人気に火が付き、現在ではアメリカ、カナダ、オーストラリア、シンガポールなど世界各国で展開されています。　2019年5月には、1号店となるREEAST ROOM浅草店が日本初上陸し、2020年7月には池袋店がオープン。　「物を壊せる」「落書きする」「斧を投げられる」といった日常では味わうことのできない刺激的な体験が可能です。過去には斧投げ競技大会も行われた（画像：株式会社BrickWallリリースより）REEAST ROOMでは何ができるの？　新感覚なエンターテイメント施設としてオープンした「REEAST ROOM」では、どのような体験ができるのでしょうか。　ここでは、REEAST ROOMで体験できる「やってはいけないこと」を紹介していきますので、それぞれ見ていきましょう。　「BREAK ROOM（ブレークルーム）」は、その名の通り、物を壊せる空間です。　怪我をしないようにヘルメットやつなぎ、グローブ、安全靴といった防具を身に着け、室内にある食器や家電などをバットで叩き壊したり、投げたりといった体験が可能。　日々の仕事などでたまったストレスを思いきりぶつけられるので、ストレス発散にぴったり。制限時間は15分ですが、普段使わない筋肉を使えるので、運動不足の解消にも役立つのではないでしょうか。　なお、不良品回収業者に引き取られた家電やゴミを引き取り、壊された後に再び不良品回収業者に回収される仕組みであり、サステナブルに「物を壊す」快感を楽しめます。　ちなみに、私物を持ってくれば、この部屋で壊すことも可能なため、断捨離で要らなくなったものや元カレや元カノのプレゼントを持ってきて壊す方もいるそうです。不用品を使ってサステナブルに物を壊す！（画像：株式会社BrickWallリリースより）　「AXE THROWING(R)（アックススローイング）」は、アメリカやカナダで大流行中の新種スポーツ。ダーツの要領で斧を投げて得点を競うスポーツで、スタッフからレクチャーを受けた後は自由に斧を投げて遊ぶことができます。　友人とお酒を交わしながら利用でき、斧以外にも手裏剣やナイフを投げることも可能。　ちなみに、アメリカでは1,000店舗以上あるなど競技人口も増加中。オリンピック種目にしようとする動きもあるそうです。今のうちに始めておけば、日本代表選手も夢じゃないかもしれません。ダーツ感覚で木の的に斧を投げて得点を競うスポーツ「AXE THROWING(R)」（画像：株式会社BrickWallリリースより）　「FREE ART WALL（フリーアートウォール）」は、落書きを思う存分楽しめるサービス。　池袋店では、屋上に設置された高さ2mの壁や床、階段などに思いっきり「落書き」することが可能です。　スプレー缶や筆、ローラーといった道具を使って自由に落書きできるので、内に秘めた創造性を解放して楽しめます。　家や学校の壁に落書きをして怒られてしまった経験がある方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな記憶を思い出しながら自由に落書きを楽しんでみてはいかがでしょう。屋上でビルに落書きし放題の「FREE ART WALLで、既成概念を塗り替える（画像：株式会社BrickWallリリースより）「REEAST ROOM」でやってはいけないことを楽しんでみよう！　本記事では、「やってはいけないこと」を楽しめる新感覚のサービスを提供している「REEAST ROOM」についてご紹介しました。　物を壊したり、落書きしたりといった普段はできないような非日常体験が可能であり、ストレス発散にもぴったりの施設といえるでしょう。　また、全身を使って楽しめるので、運動不足の解消にもおすすめ。　「やってはいけないこと」を楽しんでみてはいかがでしょうか？オプションで手裏剣やトランプなども投げられる（画像：株式会社BrickWallリリースより）■REEAST ROOM池袋店所在地：東京都豊島区東池袋1-44-17 TEL：03-5924-6990 営業時間：14:00〜22:30 (土日祝は10:00～) 料金：・BREAK ROOM：15分【ワレモノコース（ワレモノ×8）】1名4,280円～【スタンダードコース（ワレモノ×10＋小型家電×1）】1名4,380円～【スペシャルコース（ワレモノ×20＋小型家電×2）】6,980円～【メガスペシャルコース（ワレモノ×40＋小型家電×4）】11,390円～・AXE THROWING：30分2,480円／60分2,980円／2時間4,980円／3時間6,980円・FREE ART WALL：15分3,000円定休日：なしアクセス：JR・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線・副都心線・有楽町線池袋駅東口から徒歩5分 ※予約・詳細は公式サイトをご確認ください ■REEAST ROOM BASE ＆ THE AXE THROWING BAR 浅草店（斧投げのみ）所在地：東京都台東区駒形1-2-13 1F 電話番号：03-5811-1995 営業時間：15:00〜22:30 (土日祝は12:00開店) 定休日：なしアクセス：都営大江戸線蔵前駅より徒歩2分東京メトロ銀座線・東武伊勢崎線・都営浅草線浅草駅から徒歩8分 ※予約・詳細は公式サイトをご確認ください

スポット
池袋駅

『鬼滅の刃』大ブーム到来で注目すべきは「大正時代」と「浅草」だ

シリーズ累計発行部数が4000万部を突破した人気漫画『鬼滅の刃』。その舞台となる浅草の風景について、法政大学大学院教授の増淵敏之さんが解説します。累計発行部数が4000万部突破のモンスター作品　皆さんは『鬼滅の刃』をご存じでしょうか？『鬼滅の刃』は2016年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている、漫画家・吾峠呼世晴（ごとうげこよはる）が描く作品です。2020年1月28日（火）時点で、シリーズ累計発行部数が4000万部（電子版含む）を突破しました。アニメ『鬼滅の刃』（画像：(C)吾峠呼世晴／集英社、アニプレックス、ufotable、Nアニメ）「オリコン年間コミックランキング 2019」でも、期間内の売り上げが1205.8万部を記録。第1位となっています。　アニメ作品も2019年の4月から9月までテレビ放送され、原作の第1巻から第7巻の冒頭までの物語で構成されています。描かれる大正時代の浅草と吉原　物語では、主人公の剣士・竈門炭治郎（かまどたんじろう）が、家族を殺した「鬼」と呼ばれる敵と戦ったり、鬼となった妹の禰豆子（ねずこ）を人間に戻す方法を探したりする様子が描かれています。　ハードな描写が印象的ですが、むしろ筆者（増淵敏之。法政大学大学院教授）が興味を持ったのは、舞台となっている大正時代についてです。作中では当時の浅草や吉原などが描写されており、アニメの方が事実に幾分即した風景描写となっているように感じます。吉原大門の交差点（画像：写真AC）　東京に出てきて、夜の浅草へ足を踏み入れた炭治郎と禰豆子。農村地域で育った炭治郎はその眩（まばゆ）いばかりの浅草に驚きます。　この時代の日本は明治維新によって文明開化へ向かい、和から洋への転換がなされていました。作品からわかるように、実際は和服姿が洋装よりも多いのですが、洋装も「大正モダニズム」のひとつの象徴として表現されていると考えられます。その後、次第に洋装が増えていき、「昭和モダン」へと至るのです。時代の風俗に忠実な作品時代の風俗に忠実な作品『考現学入門』で知られる民俗学研究者の近和次郎（こんわじろう）の研究によると、大正末期から昭和初期にかけて、日本女性の衣服は洋装化が進んだといいます。1928（昭和3）年の調査では、和服86%に比べて、洋服は16%。『鬼滅の刃』の浅草の描写は、この時代の風俗に忠実と言えます。『考現学入門』（画像：筑摩書房）　ちなみに『るろうに剣心』の主人公は廃刀令（1876年）以降も帯刀しており、法令違反者として都市部で警察に詰問されています。　『鬼滅の刃』の時代は『るろうに剣心』のさらに後。『鬼滅の刃』で鬼を退治するために結成された「鬼殺隊（きさつたい）」は政府に許可を取っていないため、表立った行動には制限があったと考えられます。にぎやかな仲見世も登場　また『鬼滅の刃』の浅草には、多くの人々を引きつけてやまない仲見世（みせ）が登場します。仲見世は現在ほとんど残っていませんが、神社や仏閣の境内に商店が集まり、それが商店街の基礎になったと言われています。　典型例として、神戸市の湊川神社と神戸新開地、栃木県宇都宮市の宇都宮二荒山神社（ふたあらやま）神社と馬場町通り商店街などがあります。京都市の伏見稲荷大社の参道商店街も同様です。　世界中どこを見ても、参拝客を目当てに商店が立地するのは当然です。神社や仏閣だけでなく、教会の周辺にもバザールやマーケットが形成されました。　作中の浅草六区には、演芸場や映画館、寄席などののぼりが林立する様子が描かれています。同エリアは2012年に最後の映画館5館が閉鎖され、「不夜城」とも言われたかつての面影はありません。浅草六区の様子（画像：写真AC）　しかし近年では、六区ブロードウェイ商店街振興組合を中心に「浅草六区再生プロジェクト」が設立され、複合商業施設の開業やオープンカフェ、イベントの実施などに着手。かつてのにぎわいを取り戻そうとしています。時代設定は関東大震災以前か時代設定は関東大震災以前かさて『鬼滅の刃』の浅草には象徴的な建物「凌雲閣（りょううんかく）」の姿が描き込まれています。　凌雲閣は、1890（明治23）年の完成。通称「浅草十二階」と呼ばれた12階建て・高さ52mの高層ビルで、展望台も設置されており、東京で有数の観光地であり、東京のランドマークでもありました。　作中では、1947（昭和22）年まで存在した浅草公園に隣接してそびえ立っており、夜の闇に浮かび上がっている風景が印象的でした。 1919（大正8）年に発行された浅草周辺の地図。「凌雲閣」の名が確認できる（画像：時系列地形図閲覧ソフト「今昔マップ3」〔(C)谷謙二〕）　しかし、1923（大正12）年の関東大震災であっけなく崩壊。このことからも、『鬼滅の刃』の時代設定は関東大震災以前と推定されます。近代化の質と方向が変わった大正時代　大正時代は、「大正デモクラシー」と呼ばれる時代でもありました。現代の戦後民主主義の基盤になったという意見を持つ人がいるように、政治のみならず、社会・文化にも大きな変革のあった時代でした。　哲学者の鷲田清一は、2018年の編著書『大正＝歴史の踊り場とは何か現代の起点を探る』（講談社）で、明治に始まった近代化はこの大正時代にその「質と方向」を変え、いろいろな可能性をはらみながら現代への起点となったのではないかと指摘しています。　大正時代はサラリーマン（俸給労働者）の登場、工業の隆盛、商業の発展などの理由により、東京には就業の機会を求めて、地方から人々が集まってきました。　女性も職業婦人として、家庭から外に出て行くようになります。肥大化した東京では新たな人々が生まれ、鷲田氏が述べるように、明治時代とはその質と方向を変え、独自の都市文化が生まれていったのです。浅草まち歩きをするのも一興浅草まち歩きをするのも一興『鬼滅の刃』のような特定の時代を背景にした漫画作品は、時に時代を考えたり、振り返ったりするときの導入を用意してくれる場合があります。　筆者の浅草まち歩きも『鬼滅の刃』によって、さらに面白くなりました。現実的にはほとんど消えてしまった風景の中に往時の幻影を探す面白さです。　2020年は、いよいよ映画『劇場版鬼滅の刃無限列車編』が公開予定です。この作品はテレビアニメ『鬼滅の刃』“竈門炭治郎立志編”の続編として、原作7巻・8巻にて描かれた「無限列車」の戦いが描かれるとのこと。アニメ『鬼滅の刃』の公式ウェブサイト（画像：(C)吾峠呼世晴／集英社、アニプレックス、ufotable、Nアニメ）『鬼滅の刃』は原作の漫画、アニメ、そして劇場版とさまざまなメディアを通じて楽しめる、現在もっとも多くの支持者を集めている作品のひとつだと言って間違いありません。

スポット
浅草駅（つくばＥＸＰ）
浅草駅（東武・都営・メトロ）

季節の花手水や夏フェス盆踊りも！「東京の白へびさま」蛇窪神社―東京神社案内【5】

東京都には約2,000社の神社があると言われています。初詣や祈願成就で参拝したり、散歩がてらに立ち寄ったりと神社に行く機会は何かと多いのでは。そこで本シリーズでは、写真家の石津祐介さんが、神社の見どころや土地とのつながり、オススメの授与品を紹介し、神職の方からお話を伺います。第5回は「蛇窪神社」です。巳の日ごとに取り替える人気の花手水（画像：石津祐介）干ばつを救った龍神さま　蛇窪神社は「東京の白へびさま」として昔から庶民に親しまれた神社です。正式名は「天祖神社」といい、天照大御神（あまてらすおおみかみ）を主祭神としてお祀りしています。そして境内の社には蛇窪龍神社、白蛇辨（べん）財天社、法密稲荷社の３つの末社があります。今回は、権禰宜の須永夏美さんに神社を案内していただきました。「神社の創建は鎌倉時代で、この地に起こった干ばつの危機を救うため龍神さまに雨乞いをしたところ、みごと恵みの雨が降り、それに感謝をした村人達が神社を建立したのが蛇窪神社の始まりだと伝わっています」（須永さん）蛇窪龍神（龍神さま）をお祀りする蛇窪龍神社。「白蛇が八匹目で白龍になるという言い伝えを表しています」と須永さん（画像：石津祐介）「雨乞い断食祈願の祭壇に、豊作を祈るために京都の伏見稲荷大社から御分霊をお祀りしたことから、境内に稲荷社が勧請されました。令和4年には御鎮座七百年を記念して、雨乞いを行った法密上人の名を冠した『法密稲荷社』と改名しました」（須永さん）法密稲荷社では、断食祈願が成就した証として111本の提灯が点灯しています（画像：石津祐介）スネークタウンで街おこし　神社の氏子地域はかつて「蛇窪」という地名で、東急大井町線の戸越公園駅は、昭和11年までは蛇窪駅という駅名でした。「鎌倉時代に、社殿そばの湧き水に白蛇が住んでいましたが水が枯れてしまい、今の戸越公園駅近くの池に移り住んでしまいました。ある日、氏子さんの夢枕に白蛇が現れ『元の住み処に帰りたい』と懇願されたので、宮司や村人達が池を掘り辨財天社を建立しました」白蛇大神（白へびさま）をお祀りする白蛇辨財天社（画像：石津祐介）「その白蛇が、元の住み処へ戻った道を『白蛇さまの戻り道』として、道沿の町や商店街、企業などで『スネークタウン』として街おこしを行い、神社とコラボした『へびくぼみやげ』を販売したり、イベントを開催しています」（須永さん）蛇窪神社での参拝順序について「参拝の順序にルールはありませんが、まずは本殿をお参りしていただければと思います。次に、撫で白蛇→蛇窪龍神社→白蛇種銭→銭回し・銭洗い→白蛇辨財天社の順で参拝いただければと思います」（須永さん）なで白蛇は夫婦で、大きい方が女性（画像：石津祐介）白蛇種銭は、石臼に乗せて3回まわしてから銭洗いをします（画像提供：蛇窪神社）「ご神徳は、白蛇大神は『良い縁を授ける、財運隆昌、病気平癒、心身清浄』、蛇窪龍神では『巳が辰（身が立つ）』という事から『立身出世』があります」（須永さん）人気の授与品をいただこう　蛇窪神社の御朱印は、カラフルなデザインで参拝者からも人気です。また、白蛇にまつわる授与品や期間限定のものなどがあります。「参拝の記念になる御朱印となるよう、心掛けています」（須永さん）鎮座七百年を記念した御朱印と、白蛇がデザインされたご朱印帳（画像提供：蛇窪神社）　授与品は、巳の日に頒布される「夢巳札（ゆめみふだ）」や「立身出世守」、「白蛇根付守」などが人気です。左から「立身出世守」、「白蛇根付守」（画像：石津祐介）天然記念物「岩国のしろへび」の抜け殻が入っている「夢巳札（ゆめみふだ）」（画像：石津祐介）街全体が盛り上がる夏フェスと盆踊り　蛇窪神社では、毎年7月に「夏フェス盆踊り」が開催されています。境内にはフード販売やDJブースが設置されスネークタウンが大いに盛り上がるといいます。「もともと夏フェスだけをやっていたのですが、私が盆踊りが大好きなので一緒に開催したいと提案しました。去年の「夏フェス盆踊り」は大いに盛り上がり、地元の方をはじめ子供から大人まで参加者からは大好評でした。どなたでも参加出来ますので、ぜひお越しいただければと思います」（須永さん）「神社も含め、街全体で盛り上がっていければと思います」と須永さん（画像：石津祐介）■蛇窪神社（へびくぼじんじゃ）住所：東京都品川区二葉4-4-12 TEL：03-3782-1711 営業時間：9:00〜17:00 アクセス：JR横須賀線　西大井駅より徒歩8分東急大井町線中延駅より徒歩6分、戸越公園駅より徒歩12分都営浅草線中延駅より徒歩6分夏フェス盆踊り開催場所：蛇窪神社境内開催日程：2023年7月1日（土）・2日（日）開催時間：12:00～21:00

スポット
中延駅
戸越公園駅

激変中の東京駅周辺がアツイ！東京ミッドタウン八重洲内の小学校移転事情

再開発で激変中の八重洲。9月には新たなランドマーク「東京ミッドタウン八重洲」が先行して一部運用開始されます。目玉の一つである城東小学校の移転について、エデュケーショナルライターの日野京子さんが解説します。　外国人観光客の受け入れが6月10日（金）から二年ぶりに再開しました。コロナ禍で停滞した観光業にとっても復活への第一歩といったところです。旅行の移動手段として使われる鉄道網が発達している東京の中でも、東京駅は中心的な役割を果たしているだけではなく、観光スポットとしても有名です。重要文化財の東京駅丸の内駅舎（画像：photoAC ）　重要文化財である丸の内駅舎は、2012年10月に復元工事により創建当時の姿がよみがえりました。東京の玄関口として威厳ある佇まいは多くの鉄道ファンだけでなく、東京駅を利用する旅行客に愛される存在です。全国的にもレアな高層ビル内の小学校　東海道新幹線の始発駅でもある東京駅は、修学旅行で関西方面に行く時に新幹線構内で出発式が行われる場所でもあります。コロナ禍で2020年、2021年は修学旅行の中止の影響で季節の風物詩でもある「出発式」が見られませんでしたが、2022年は3年ぶりに復活するなど明るいニュースとして報道メディアでも取り上げられました。小学校のイメージ（画像：photoAC）　そんな東京駅周辺はおおまかに東京駅を挟んで「丸の内」「八重洲」と二つのエリアに分かれています。街の雰囲気も異なりますが、実は丸の内界隈には公立小学校がなく、八重洲方面に集中しています。近年は関東大震災の後に建てられた歴史ある小学校での老朽化に伴う新築工事も行われてきました。　とくに大きな注目を集めているのが、中央区立城東小学校の新校舎です。もともと、八重洲口から徒歩3分と東京駅が徒歩圏内という場所に立地している小学校です。1929（昭和4）年竣工という築年数もあり、2018年から解体工事に着手し新校舎建設の運びとなりました。　しかし、八重洲口から至近距離という好立地もあり「普通の公立小学校の新校舎」ではありません。東京駅周辺の再開発の目玉の一つとして校舎の跡地を含む場所に、地下2階地上45階の高層ビル「東京ミッドタウン八重洲」が立ち、同ビル内の1～4階部分が城東小学校になります。ちなみに、今年の夏休み以降から新校舎として使用開始を予定しています。再開発中のビルのイメージ（画像：photoAC）　三井不動産が手がける都心の再開発シリーズ「ミッドタウン」の三例目となる「東京ミッドタウン八重洲」の全面オープンは2023年3月を予定していますが、それに先行する形で近隣の阪本小学校の一部を仮校舎として使用していた城東小が新校舎に移転し、授業が始まります。　全国的にも複合施設内に公立小学校が入居することは非常に珍しく、一般的な小学校のイメージとはかけ離れたものになりそうです。単なる新校舎建て替えではなく街の再開発単なる新校舎建て替えではなく街の再開発　実は、城東小学校の校舎の建て替えは学校だけの問題にとどまらず、八重洲エリアの再開発という大きな課題として東京都が都市再開発を決定した経緯があります。　東京都都市整備局はこの計画についてホームページ上で、以下のように明記しています。「JR 東京駅等に近接し、幹線道路に囲まれた交通利便性に優れた立地条件にあるが、敷地の細分化や建物の老朽化が見られ、東京駅前の立地ポテンシャルを活かした土地の有効利用や高度利用が図られているとは言い難い。このため、都市再生特別地区を活用した市街地再開発事業により、『東京駅前の交通結節機能の強化』と『国際競争力を高める都市機能の導入』及び『防災対応力強化と環境負荷低減』を図り、東京駅前地区に相応しい高度利用及び都市機能の更新を行う」　建物の老朽化は自然災害が発生した際に大きな被害が出やすいため、再開発により被害を小さくする狙いもあるようです。また、「東京ミッドタウン八重洲」は地下にバスターミナルも設けられますので、東京駅から至近距離の立地を最大限に活かした形となっています。　このように、校舎のみの建て替えではなく、八重洲エリアの再開発も担っているという点は東京都心ならではの事情といえます。ランドマークタワー誕生で活気づく八重洲　東京駅の八重洲というと迷路のような「八重洲地下街」が有名です。海外旅行客の受け入れが再開し、状況によっては段階的に規制緩和となっていくと考えられますので、また以前のような賑わいに戻ると予想されます。東京駅八重洲口の風景（画像：photoAC ）　東京ミッドタウン内の施設運用は小学校からスタートしますが、さらに秋には旅行者にとって便利な施設もオープンします。　開発に携わった三井不動産は「商業施設約60店舗のうち、地下1階の13店舗が、地下2階『バスターミナル東京八重洲』とともに2022年9月17日に先行オープンする」と発表しています。「バスターミナル東京八重洲」は国内最大級の規模を誇り、東京駅からの接続も良く各地へと向かう旅行客やビジネスパーソン、またインバウンド旅行客の利用も期待されます。2020年度から長きにわたり冷え込んでいた旅行業界にとって起爆剤となるだけでなく、利便性が向上することで利用者側にとっても便利な施設となります。　八重洲エリアの再開発は今後もしばらく続きます。その起点となったのが小学校の建て替えというのも、都心の一等地という特殊な事情だからこそ。　高層ビル内の小学校という革新的な取り組みも含め、色々な面から東京八重洲ミッドタウンの今後に注目したいですね。 ★東京ミッドタウン八重洲東京都中央区八重洲２丁目地内 JRまたは東京メトロ丸ノ内線東京駅　八重洲口より徒歩3分東京メトロ銀座線京橋駅より徒歩3分

スポット
東京駅

航空と旅行の安全祈願！羽田のお稲荷さん穴守稲荷神社―東京神社案内【15】

東京都には約2,000社の神社があると言われています。初詣や祈願成就で参拝したり、散歩がてらに立ち寄ったりと神社に行く機会は何かと多いのでは。そこで本シリーズでは、写真家の石津祐介さんが神社の見どころや土地とのつながり、オススメの授与品を紹介し、神職の方からお話を伺います。第15回は「穴守稲荷神社」です。航空関係者の崇敬を集める穴守稲荷神社（画像：石津祐介）【画像】滑走路の形のお守りや奉納されたネオンアート作品は必見！＞＞ ●穴より入ってくる災いから地域を守るお稲荷さま　駅名にもなっている「穴守稲荷」は、羽田空港にほど近い地に鎮座し「豊受姫命（トヨウケヒメノミコト）」をお祀りする稲荷神社です。今回は、権禰宜の椿拓磨さんに神社を案内していただきました。「かつて現在の羽田空港に当たる場所は、干潟を埋め立てた新田開発が行われていました。ある時、埋立地を守る堤防に水害で大きな穴が開きましたが、堤防の上に祀られていたお稲荷さまによって穴が塞がり、その後は五穀豊穣して栄えたという話から、穴より入ってくる災いから地域を守るお稲荷さま『穴守稲荷大神』として崇敬を集めるようになりました」（椿さん）穴守稲荷神社の社紋（画像：石津祐介）●東京を代表する一大観光地　明治になると穴守稲荷神社とその周辺地域は、観光地として大いに栄えます。電車を利用して神社を参拝する日本初の「神社参詣電車」として京浜電鉄穴守線（現在の京急空港線）が開業し、鉱泉旅館、海水浴場、競馬場、運動場、動物園などが集まる首都近郊の一大観光地として発展します。「穴守稲荷は関東の『お稲荷さん信仰』の中心として大いに栄え、奉納された鳥居は４万６千基以上あったと伝わります。当時は今の浅草や江ノ島のような観光地で、羽田の地は門前町として大いににぎわいました」（椿さん） 4万6千基以上あったという鳥居（画像提供：穴守稲荷神社）●飛行場と航空稲荷社　大正に入ると神社門前に日本飛行学校が開校し、昭和には境内の裏手に羽田空港の前身となる東京飛行場が開港します。「飛行学校の生徒が飛行訓練前夜に、油揚げをお供えしたところ上手く飛べたという逸話があり、それが穴守稲荷の航空安全祈願の始まりとなっています」（椿さん）昭和6年に開港した東京飛行場（画像提供：穴守稲荷神社）　戦後、東京飛行場拡張のため神社周辺の土地は連合国軍によって強制的に接収されたため、ただ一基の大鳥居だけを残して現在の場所に移ります。「かつて神社があった場所は、現在の羽田空港B滑走路の南端付近になります。昭和30年には、元の本殿があった場所に旧ターミナルビルが開館、同時に穴守稲荷の分社が屋上に祀られ、以後空港の守り神として信仰を集めました。のちの空港沖合展開に伴う旧ターミナルビル撤去によって、本社に合祀されましたが、多くの航空関係者や空港利用者から信仰を集めた歴史を鑑みて、令和の大改修の際に『航空稲荷』として再び一祠を設けることになりました」（椿さん）旧ターミナルビルに鎮座していた空港分社（画像提供：穴守稲荷神社）唯一空港内に残された大鳥居（画像提供：穴守稲荷神社）　穴守稲荷神社は、多くの航空関係者が参拝することでも知られており、毎月17日には空港分社時代から続く「航空稲荷月次祭」、毎年9月20日の空の日には「航空安全祈願祭」が行われています。手前から航空稲荷、末廣稲荷、幸稲荷、築山稲荷（画像：石津祐介）●千本鳥居と奥之宮　境内にある千本鳥居を抜けると奥之宮があり、奉納された無数の小さな鳥居や狐の置き物が並んでいます。また2023年5月には『無窮の鳥居ネオン』が、新たに奉納されました。「かつて空港周辺には多くのネオンサインが並び、羽田はネオンの街とも称されていました。鳥居ネオンは、かつて4万6797基あった千本鳥居の復興プロジェクトの一環として奉納されました」（椿さん）多くの鳥居が並ぶ千本鳥居（画像：石津祐介）奥之宮と稲荷山（画像：石津祐介）『無窮の鳥居ネオン』（画像：石津祐介）●人気の授与品や御朱印をいただこう　御神穴でいただける「あなもりの砂」は、厄除招福や千客万来のご利益があり幸運の砂として人気があります。その砂を詰めたお守り「神砂袋」は全5色あり、色ごとにご利益があります。　また強制退去の際に、元の境内に取り残され埋め立てられてしまったものの、町の人によって掘り出されて持ち帰られたお狐さまをあしらった「福徳守」は、必ず帰って来られるというご利益から、航空安全、還帰必成、旅行安全のお守りとして人気です。「神砂袋」（上）と「福徳守」（下）（画像：石津祐介）元の境内地に取り残されたが、のちに神社へ戻ってきたお狐さま（画像：石津祐介）　御朱印は「御本社」「奥之宮」「稲荷山登拝」の通常御朱印と、毎月17日及び空の旬間（9月20～30日）限定「航空稲荷」の４種があります。オリジナルの御朱印帳に加え、航空会社とコラボした御朱印帳も人気です。穴守稲荷神社の御朱印とオリジナルの御朱印帳（画像：石津祐介）航空会社とコラボした御朱印帳（画像：石津祐介）今回、神社を案内していただいた権禰宜の椿さん（画像：石津祐介）■穴守稲荷神社（あなもりいなりじんじゃ）住所：東京都大田区羽田5-2-7 TEL：03-3741-0809 御守授与・御朱印受付：8:30～17:00 昇殿参拝・御祈祷受付：9:00〜16:00 アクセス：京急空港線「穴守稲荷駅」より徒歩3分京急空港線・東京モノレール線「天空橋駅」より徒歩5分

スポット
天空橋駅
穴守稲荷駅

無料で混まない「夜景スポット」が都心にあった！高層ビルと富士山の美しいコントラスト、いったいどこ？

都内の夜景スポットというと、有料、そして大勢の人たちで混んでいるといったイメージがあります。しかしなんと無料で、さほど混んでいないスポットもあるのです。日本夜景オフィス代表の中村勇太さんが解説します。東京は展望台夜景スポットの宝庫　言わずと知れた夜景都市、東京。色鮮やかなネオン看板がひしめく繁華街、水面に映り込む街明かりが美しいベイエリア夜景、東京タワーやレインボーブリッジのライトアップなど数多くのジャンルの夜景が詰まっています。　見上げる夜景もいいですが、やはり夜景鑑賞の定番といえば、タワーやビルから俯瞰する夜景でしょう。特に東京は高層ビルが多いため、展望台が数多く存在します。東京タワーや東京スカイツリーなど有名な展望台のほとんどが入場料が有料ですが、入場料が無料でも、美しい夜景が見られる夜景スポットが多数存在します。　今回は、東京でオススメしたい入場料無料の展望台夜景スポットのご紹介と、その魅力に迫ります。高層ビルを背に、富士山のシルエットが浮かぶ●文京シビックセンター展望ラウンジ　文京区役所が入居する高層ビル、文京シビックセンター（文京区春日）。東京ドームシティの隣にそびえ、外観は湯沸かしポットのような姿で、一際目を引きます。25階には一般開放された展望ラウンジがあり、ここから東から北、西にかけて夜景を望むことができます。文京シビックセンター展望ラウンジからの夜景（画像：中村勇太）　眼下には東京ドームシティのアトラクションがあり、遊園地特有のカラフルで鮮やかな夜景を見せてくれます。東方面には、東京スカイツリーがそびえます。東京スカイツリーまでの間には、高い建物がなく、タワーの麓からてっぺんまで綺麗に見ることができます。　ここから眺める夜景の最大の魅力は、南西方面にあります。夕方の時間帯であれば、都庁などが立ち並ぶ新宿副都心の超高層ビル群のバックに、富士山のシルエットが浮かび上がり、日本を象徴するような夜景を見せてくれます。　展望台では、夜間は窓ガラスに室内の照明が映り込み夜景が見にくいスポットもありますが、ここは窓ガラスが斜めになっており、映り込みが少ないクリアな夜景を楽しむことができます。ビルの間からレインボーブリッジが見えるビルの間からレインボーブリッジが見える●恵比寿ガーデンプレイスタワースカイラウンジ　渋谷区と目黒区にまたがる複合施設、恵比寿ガーデンプレイス（渋谷区恵比寿）。最寄り駅の恵比寿駅からは少々距離があるものの、歩く歩道・恵比寿スカイウォークに乗ればアクセスはスムーズです。恵比寿ガーデンプレイスタワースカイラウンジからの夜景（画像：中村勇太）　クリスマスシーズンは、ゴージャスな装飾が特徴のイルミネーションが有名ですが、年間を通して楽しめる夜景が、恵比寿ガーデンプレイスタワーの38階にあります。38階はレストランフロアで、夜景を楽しめるレストランが並んでいますが、レストランに入らずとも夜景を楽しめるのがポイント。以前は、さりげない展望スペースでしたが、2016年に新名称「スカイラウンジ」としてリニューアルされました。名称も入口の雰囲気もまるで空港のラウンジの様です。　スカイラウンジに入るとまず目に飛び込んでくるのは、北東方面の夜景です。東京タワーや東京スカイツリー、六本木ヒルズなど東京夜景を象徴する光景が広がっています。東方面の先にはお台場エリアがあり、ビルの間からレインボーブリッジが見える一風変わった光景を目にすることができます。　無料の展望台は照明が明るい傾向にあり、窓ガラスへの映り込みで夜景が見にくいスポットも珍しくないですが、ここは照明が程よくライトダウンされており、夜景が見やすく美しさも際立ちます。首都高が描くオレンジ色のカーブが輝く●タワーホール船堀　江戸川区にある船堀駅を降りると、一際高い建物が目に留まります。これは、タワーホール船堀（江戸川区船堀）という文化施設で、区民の憩いの場として親しまれています。タワーホール船堀からの夜景（画像：中村勇太）　その名の通りタワーとホールがくっついているような外観で、高さは115mあります。知名度は決して高いとはいませんが、ある番組で東京スカイツリー、東京タワーと並び都内三大タワーとして紹介されたこともあります。　展望台用のエレベーターには、エレベーターガールがいて、無料展望台では珍しい光景です。展望台に着くまでの間、エレベーターガールのガイドを聞きながら、これから目の前にする夜景に期待が高まります。　エレベーターを降りると、すぐに目の前に夜景が姿を現し、360度に渡る大パノラマの夜景が広がっています。東は市川方面で、低層ビルと住宅を中心として落ち着いた雰囲気。西は東京スカイツリーや超高層ビル群が輝く大都会のダイナミックな光景と、東西で対照的な夜景を鑑賞できるのが特徴です。特に、荒川沿いを走る首都高が描くオレンジ色のカーブが、夜景に美しさと動きを与え、ずっと眺めていても飽きないような光景を生み出しています。このような方は無料展望台がオススメこのような方は無料展望台がオススメ　ここまで、特にオススメしたい無料展望台スポットをご紹介させていただきました。もちろん、有料展望台でもオススメしたいスポットはありますが、特徴について見ていきましょう。有料展望台は近年、美しい夜景が鑑賞できること以外にも、体験型コンテンツやツアー、光の演出、エンタメ要素を取り入れる動きが活発化しています。東京タワーの展望台「トップデッキ」からの夜景（画像：中村勇太）　例えば、東京タワーは2018年に特別展望台（現在は「トップデッキ」）がリニューアルされ、ガイド用の端末の貸し出し、ドリンクや記念撮影のサービス、豪華な内装など以前と比べ、姿と仕組みが大きく変わりました。　入場料も2800円と、リニューアル前の料金と比べ約2倍となりました。他の有料スポットも、リニューアル後にコンテンツを増やす分値上げを行っているスポットもあります。一方無料展望台は、派手な演出や体験型コンテンツはありませんが、静かな空間でシンプルに夜景を鑑賞することができます。純粋に夜景だけを楽しみたいときは無料展望台へ　また、ガイドブックなどで紹介されるような有名スポットは、有料でありながら週末には混雑することも珍しくありませんが、ここで紹介している無料スポットも含め、あまり混雑することはありません。三軒茶屋のキャロットタワーの無料展望台からの夜景。（画像：中村勇太）　有料スポットを否定している訳でなく、東京タワーのトップデッキの入場料2800円も、内容を考えると十分妥当な金額だと感じます。ただ、純粋に夜景だけを静かに鑑賞したいのであれば、あえて混雑するスポットに行くのではなく、ここで紹介しているような無料展望台にも注目してみるのもいいのではないでしょうか。

スポット
後楽園駅
恵比寿駅
春日駅
船堀駅

子どもから大人まで楽しめる体験型ゲーム満載！今注目の「RED° TOKYO TOWER」で遊ぼう

2022年4月に新オープンした国内最大級の eスポーツ施設「RED° TOKYO TOWER」をご存じでしょうか。世界最先端のXR技術により、魔法のような世界を体感できる異次元のエンタメ体験ができる施設として話題となっています。本記事では、子どもから大人まで世代を超えて楽しめるゲームの数々を不動産ライターの逆瀬川勇造さんがご紹介します。ゲームもグルメも要チェック！生まれ変わった東京タワー（画像：photoAC）　国内最大級のeスポーツ施設として2022年4月にグランドオープンした「RED° TOKYO TOWER」。　世界最先端のXR技術など異次元のエンタメ体験ができる施設として、今、注目の施設といえるでしょう。　そこで、本記事では、「RED° TOKYO TOWER」についてご紹介します。ぜひ最後まで読んでいただき、遊びに出かけてみてはいかがでしょうか。「RED° TOKYO TOWER」とは？　「RED° TOKYO TOWER」は、国内最大級のeスポーツパークとして2022年4月に東京タワーフットタウン内にオープンした新施設です。　最新ゲームタイトルをプレイできたり、世界最先端のXR技術を搭載したスタジアムでは大会やイベントが楽しめたりと新たなエンタメ体験ができます。　リアル×バーチャルな体験ができる異次元のエンタメ施設として、今、注目の施設といえるでしょう。東京タワーRED° TOKYO TOWER（画像：東京eスポーツゲート株式会社プレスリリースより）「RED° TOKYO TOWER」の施設概要　ここでは、「RED° TOKYO TOWER」の施設概要についてご紹介しますので、それぞれ見ていきましょう。　1F「WONDER ZONE」では、世界中の人々が日本の味を堪能できる「RED° SHOKUDO」（レッドショクドウ）や子供向け施設「RED° KIDS」（レッドキッズ）、ボートレース体験型の「BOATRACE」ではVRアトラクションが楽しめます。　「RED° KIDS」では、子どもが夢中になれるような体験型コンテンツが充実。1日フリーパスやマンスリーパスもあるので気軽に楽しめます。（営業時間20時まで）「カラダとココロで、遊ぼう、学ぼう。」がコンセプト。全身を動かして遊べるスライダーや自主性をはぐくむ教育コンテンツなど（画像：東京eスポーツゲート株式会社プレスリリースより）　ボートレース体験型のVRアトラクションは、「RED° TOKYO TOWER」入場チケットを見せれば、無料で体験可能です。1回200円でプレイもできるので、気軽にVRアトラクションが楽しめるのもポイントでしょう。　RED°のスタート地点となるのは3F「INSPIRATION ZONE」。　プロジェクションマッピングによる映像演出やレトロゲーム、VRゲームなどのコンテンツが楽しめます。　ここでしか手に入らないRED°オリジナルアイテムやRED°ならではのガチャ体験も可能です。エントランスを抜けると、レトロゲームやVRゲームなど気軽に楽しめるコンテンツが多彩に登場（画像：東京eスポーツゲート株式会社プレスリリースより）　4Ｆは、超人スポーツやドローン講義などの体験型コンテンツが楽しめるフロアとなっています。　フィジカルeスポーツを楽しめるコンテンツ以外にも、頭を使って楽しむ謎解きアトラクションも体験可能です。　謎解きアトラクションでは、2022年10月30日まで、人気アニメ『宇崎ちゃんは遊びたい！』とのタイアップイベントを展開しています。 4階ATTRACTION ZONEイメージパース（画像：東京eスポーツゲート株式会社プレスリリースより）　5F「ULTIMATE ZONE」は、最先端XR技術を搭載した2つの次世代アリーナを備え、eモータースポーツやマインドスポーツが楽しめるエリアです。　次世代アリーナでは、大会やイベントが開催されている他、最先端XR技術によるこれまで体験したことのないような体験が可能となっています。　eモータースポーツエリアでは、モータースポーツ選手が実際にトレーニングに使用する最先端のシミュレーターを体験可能です。　カフェ＆バーも併設されており、ゲームのお供にピッタリなオリジナルフードやドリンクも楽しめます。「RED° TOKYO TOWER」のおすすめアトラクション　「RED° TOKYO TOWER」の施設概要をお伝えしました。　ここからは、「RED° TOKYO TOWER」で体験できるおすすめアトラクションをいくつかご紹介します。　VR技術を用いたバッティングアトラクションが体感できるのが「RED° SPORTS BASEBALL」です。　ヘッドマウントディスプレイを装着してプレイすれば、まるで実際のバッターボックスにいるかのような体験ができます。　VR技術によって楽天イーグルスのピッチャーの投球が再現されており、VRバッティングアトラクションとしては球界初の試み。　憧れのプロ野球選手とのバッティング対決をぜひ楽しんでみてください。 RED° SPORTS GOLF（レッドスポーツゴルフ）（画像：東京eスポーツゲート株式会社プレスリリースより）　「RED° SPORTS GOLF」では、国内外の有名コースを忠実に再現したゴルフシミュレーションが楽しめます。　超高精度なセンサーによってシャフトのしなりまでが正確に再現されており、本物のコースでプレイしているような感覚が味わえるでしょう。　ゴルフシミュレーションができる施設自体は、都内にも数多くありますが、「RED° SPORTS GOLF」ではよりリアルなゴルフシミュレーションが可能です。ゴルフ未経験の方でも簡単に楽しめますよ。　「CYBER STADIUM」は、センサー×プロジェクションマッピングによるホッケー、ブロックゲーム、リズムゲーム、脳トレといった4種のゲームで遊べるアトラクションです。　身体を動かして遊ぶため、エクササイズ要素の強いアトラクションですが、頭を使って遊ぶ点からは教育にも効果的。　幅広い人におすすめできる次世代体感型アトラクションとなっています。　「VALO JUMP」は、エアートラックを使用したフィットネス感覚で楽しめるフィジカルゲームが楽しめるアトラクションです。　ジャンプするプレイヤーの姿をカメラで撮影し、正面のモニターに自分のキャラクターが映し出されます。　敵を倒したり、壁を登ったりと自分がゲームの主人公になったような気分が味わえるスポーツ体験が可能です。 VALO JAMP（ヴァロ・ジャンプ）（画像：東京eスポーツゲート株式会社プレスリリース　「HADO」は、ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着し、エナジーボールとシールドを駆使して対戦相手のライフを削っていくゲームです。　自分の手からエナジーボールが出ていく様子は、まるで自分が漫画の世界や魔法の世界の主人公になったような感覚を楽しめます。　漫画の主人公に憧れたあの頃を思い出して、大人も子どもも夢中になれそうですね。家族や友人と白熱したバトルを繰り広げてみてはいかがでしょうか。 HADO（ハドー）（画像：東京eスポーツゲート株式会社プレスリリースより）最先端技術を駆使したeスポーツの世界を楽しんでみては？　本記事では、「RED° TOKYO TOWER」についてご紹介しました。　「RED° TOKYO TOWER」は、最先端技術によってこれまでに経験したことのないようなコンテンツやアトラクションが数多く体験できる施設です。　子どもから大人まで楽しめる施設として、今、注目されているスポットといえるでしょう。　ぜひ一度、異次元のエンタメ体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。 ■RED° TOKYO TOWER 所在地：東京都港区芝公園4-2-8　 TOKYO TOWERフットタウン内1F、3～5F TEL：0120-210-519 営業時間：10：00～22：00（最終入場21：00）定休日：年中無休

スポット
大門駅
御成門駅
浜松町駅
神谷町
芝公園駅
赤羽橋駅

パンケーキにない素朴さが魅力！昔懐かしい「ホットケーキ」都内名店5選

どこか昔懐かしく、ホッとする見た目と味わいのホットケーキ。東京都内でおいしいホットケーキが食べられる名店を五つ紹介します。パンケーキ・ブームは2008年頃から　今や、日本でも定番となったパンケーキ。　その人気の火付け役となったのは、2008（平成12）年に神奈川県鎌倉市七里ガ浜にオープンしたオーストラリア発の「bills」。　世界一おいしい朝食が食べられるとして話題となったbillsですが、日本ではリコッタパンケーキが有名となり、多くの人が足を運ぶ有名店となりました。昔ながらの懐かしいホットケーキ。再び人気が高まっている理由とは？（画像：写真AC）　さらに2010年にはハワイから「Eggs’n Things」が上陸。山盛りの生クリームがインパクト大のパンケーキはSNS映えするとあって、こちらもまたたく間に行列の絶えない人気店となります。　海外から上陸したパンケーキが人気となる一方、近年その魅力が見直されてきているのが「ホットケーキ」。　家庭でも手軽に作ることができますが、昔ながらの喫茶店で食べるホットケーキは、どこか特別な気持ちにさせてくれると再び人気が高まっているのです。コロナ禍の巣ごもり需要でも注目コロナ禍の巣ごもり需要でも注目　パンケーキは、口どけのよい食感やフルーツや生クリームなどのトッピングが魅力。一方でホットケーキは、もっちりした生地とバターやメープルシロップなどのシンプルな味付けが特徴です。　新型コロナ禍で「巣ごもり需要」が高まった2020年春以降は、ホットケーキミックスが品薄になるという現象も起きました。家庭の味でもあるホットケーキが、なぜまたお店でも人気となっているのでしょうか？　そこにはお店でしか作ることのできないとっておきの秘密が隠されているのかもしれません。　そこで今回は、ホットケーキが食べられる都内の喫茶店を紹介します。どこか懐かしい味わいのホットケーキを食べに、お店へ足を運んでみませんか？ 1. 吾妻橋「デルコッファ」　最初に紹介するのは、都営地下鉄の本所吾妻橋駅からすぐの場所にある「デルコッファ」（墨田区吾妻橋）。銅板で焼き上げた人気のホットケーキ（画像：わしわし）　緑色の看板が目印の店内に一歩足を踏み入れると、喫茶店の王道ともいえる木のぬくもりあふれる茶色い空間が目に飛び込んできます。　注文を受けてから銅板で焼き上げるホットケーキは、お店の人気メニュー。運ばれてきた瞬間「これぞホットケーキ！」と思わず声を挙げたくなるほどの完璧な見た目に、心奪われてしまうことでしょう。　バターとシロップを掛けて食べれば、幸せな気持ちに包まれるはず。さらにプラスでトッピング可能なアイスクリームは、熱々のホットケーキとの相性も抜群。ぜひ一度試してみてください。 2. 茅場町「珈琲家」2. 茅場町「珈琲家」　続いて紹介する「珈琲家」（中央区日本橋茅場町）は、さまざまな種類のコーヒーが楽しめるコーヒー専門店でありながら、ホットケーキも人気のお店。最寄り駅は東京メトロ茅場町駅です。その大きさに驚く珈琲家のホットケーキ（画像：わしわし）　銅板を使ってじっくり焼き上げるため、お店が混雑するお昼時には注文できませんが、その時間を避けてでも食べに行きたい逸品です。　まずはその厚みにアッと驚くはず。通常1枚ですが、サービスで小さなホットケーキも付けてくれました。　これだけの厚みがあるのに中までしっとり火が入っていて、焼き上がりまで時間がかかるのも納得です。マスターはとても気さくで、初めてでも温かく迎えてくれます。ここでしか食べられない特大ホットケーキを食べてみませんか？ 3. 南千住「オンリー」3. 南千住「オンリー」　続いては東京メトロ南千住駅から徒歩4分のところにある「オンリー」（荒川区南千住）です。てっぺんに乗ったバターが可愛らしいオンリーのホットケーキ（画像：わしわし）　南千住のほかに合羽橋にも店舗がある「オンリー」は、「魔性の味」という看板が目を引く昔懐かしい喫茶店です。　ホットケーキは淡い焼き色とてっぺんに乗ったバターが何ともかわいらしく、食欲をそそります。一見小さく見えますが厚みもしっかりあるので、お昼ご飯としても十分満足できるでしょう。　さらにホットケーキの注文にはサラダも付いてくるという、うれしいサービスも。野菜もしっかり取れる「オンリー」のホットケーキを食べに、ぜひ訪れてみてください。 4. 浅草「珈琲天国」4. 浅草「珈琲天国」　続いて紹介するのは、東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩8分の「珈琲天国」（台東区浅草）。小さいお店ですが、週末ともなると行列のできる人気店です。天国のホットケーキは店名の焼印が特徴（画像：わしわし）　こちらのホットケーキは、「天国」の焼印が入っているのが特徴。注文を受けてから粉を混ぜて作るため、さっくりふわふわな食感です。　おやつにもぴったりなサイズ感のため、ランチの後でもぺろりと食べられることでしょう。またかわいらしいオリジナルグッズも販売されているので、浅草散策のお土産に購入してみてはいかがですか？ 5. 錦糸町「ニット」　最後は東京メトロ錦糸町駅から徒歩3分の「ニット」（墨田区江東橋）をご紹介。　朝から営業している老舗の喫茶店には、名物のホットケーキを求めて、多くのお客さんが訪れます。　分厚い2枚の生地が重ねられたホットケーキは、すべすべの焼き色が美しくホレボレしてしまうことでしょう。　また真ん中に刺さった楊枝（ようじ）は、バターが滑り落ちないようにとの優しい気遣いから。外はサクッと、中はふんわりした食感は、どこか懐かしい気持ちになる味わいです。　素朴だけれど家では作れない、そんな特別感あふれるホットケーキを食べてみてください。のんびり待ち時間と、素朴な味わいが魅力のんびり待ち時間と、素朴な味わいが魅力　SNS映えするパンケーキと違い、見た目はシンプルなホットケーキですが、その素朴な味わいはきっと懐かしい気持ちにさせてくれることでしょう。　焼き上がりをのんびり待てば、手作り感あふれるおいしいホットケーキに出合えるはずです。お店の方の愛情がたっぷり詰まったホットケーキを食べに出掛けてみませんか？

おでかけ
南千住駅
本所吾妻橋駅
浅草駅（東武・都営・メトロ）
茅場町駅
錦糸町駅

首都高で見かける標識「AH1」って何？ 3文字に込められた「平和への願い」をもう一度

日本の道路の起点として知られる日本橋ですが、実はヨーロッパまで続く道路の起点でもありました。フリーライターの猫柳蓮さんが解説します。日本橋の道路元標をご存じですか　かつて、江戸幕府が開かれた際に整備された五街道。その中心は江戸の日本橋で、旅の出発点かつ終着点となりました。アジアハイウェイの標識（画像：国土交通省）　なお日本橋は、今でも日本の道路の出発点です。それを示すのが首都高速都心環状線の下、橋の中央に設置されている「日本国道路元標」です。道路元標とは道路の起点、終点、経過地を標示するための標示物のこと。　橋のたもとにはモニュメントがあるため、こちらを道路元標と間違える人もいますが、本物は橋の中央に埋め込まれています。車の交通量が多くて見られないので、たもとにレプリカを設置しているというわけです。　ただ現在では、本物の道路元標もあくまでレプリカに過ぎません。その理由は、道路元標に関する現在の法的根拠がないためです。日本橋近くに立つ「東京市道路元標」　1919（大正8）年に制定された旧道路法の関係法令・道路施行令では各市町村に必ず道路元標を設置することが規定されていました。この道路元標を基に、道路の起点と終点は明確に決められていたわけです。　ところが、戦後の1952（昭和27）年に施行された新たな道路法では、その規定がなくなりました。現在も道路元標は全国各地に残っていますが、法律上の役割は既に終えています。　日本橋の中央に埋め込まれている現在の道路元標は、1972年の道路改修の際、新たに設置されたものです。日本橋近くの「東京市道路元標」（画像：(C)Google）　それまでの道路元標は、現在のレプリカの横に立っている十字の柱です。一見モニュメントのように見えますが、これが東京市（当時）の設置した「東京市道路元標」です。元は都電の架線柱としても利用されていたことからに、このような形をしています。日本橋とトルコを結ぶハイウェイ日本橋とトルコを結ぶハイウェイ　さてそんな日本国道路元標ですが、実は重要な役割があります。それは、はるかヨーロッパまでつながる「アジアハイウェイ」の起点としての役割です。　日本橋直上の首都高速都心環状線を車で走ると、日本橋付近に東京市道路元標を示す架線柱が書かれた標識と「AH1」と書かれた標識を目にします。ここを起点に始まるのが、アジアハイウェイ1号線。終点はトルコ・エディルネ県のブルガリアとの国境の町・カプクレです。カプクレの所在地（画像：(C)Google）　アジアハイウェイとは、1959年に国連極東経済委員会で提唱された道路網。既存の道路網を使ってアジア諸国を有機的に結び、経済・文化の交流や友好親善を図ることで、アジア諸国全体の平和的発展の促進することが目的です。　古くから存在した構想ですが、実際の動きが始まったのは21世紀に入ってから。2003（平成15）年に日本も参加を表明し、同年タイのバンコクで「アジアハイウェイ道路網に関する政府間協定」が取り決められました。これに基づき、日本でも協定に沿った標識を設けることになったのです。　トルコまでのアジアハイウェイ1号線の距離は約2万1000km。日本橋を出発して、東名高速・名神高速・中国自動車道、福岡高速などを経由、博多港国際ターミナルに至ります。　日本の終点が博多港国際ターミナルとなっているのは、ここから船で移動することになるからです。現在はコロナ禍で中止されていますが、博多から釜山を結ぶフェリー航路は車も運ぶため、韓国まで渡ることができます。全線走破者はいまだゼロ全線走破者はいまだゼロ　韓国からはアジアを西へ走っていくわけですが、残念ながら韓国と北朝鮮の道路が接続する板門店は越えられないため、迂回（うかい）する必要があります。　この先のルートは中国からベトナム、タイ、ミャンマー、インド、バングラデシュ、パキスタン、アフガニスタン、イランを経て、トルコへと到達できます。アジアとヨーロッパの境界であるボスポラス海峡は橋があるので、車で越えられます。　ちなみに高速道路は終点のカプクレから先も整備されており、ヨーロッパ最西端のポルトガルまで到達することもできます。　この壮大な道路網ですが、いまだに全線を走破した人はいません。　板門店を迂回するとしても（韓国～中国間には航路があります）、その先はどうでしょう。インドから先はパキスタンを経て、カイバル峠からアフガニスタンを横断するルートが設定されているものの、アフガニスタン全土とパキスタンの国境地帯は長らく退避勧告が出ている地域。ここまで到達するのもかなりの冒険ですが、さらに越えていくのは冒険を通り越して、もはや無謀です。このように壮大なアジアハイウェイですが、現状では「夢の計画」といえます。他国のアジアハイウェイの様子（画像：国土交通省）　ただ、いつの日かはこのルートを難なく行ける日が来るかも知れません。日本橋に掲げられた標識には、壮大なルートの走破を夢見る人たちの「平和への願い」も込められているのです。

スポット
日本橋駅

ネコいっぱいの祭りやスイーツも！ポカポカ陽気に誘われるネコさんぽ

今年ほど2月22日の「猫の日」が注目されたことはなかったのでは？今は空前のネコブーム。SNSではネコさまの動画や写真は不動の人気となり、アニメやCM、ドラマや雑誌の世界でもネコさまは大躍進。気まぐれでツンデレなネコちゃんは癒やしの源。ポカポカ陽気に誘われて、ネコ好きさんにぴったりなスポットへ足を延ばしてみませんか？ネコいっぱいの幸せな時間　じわじわと広がる「ネコブーム」。以前は犬派だったのにネコの魅力にハマり、今ではすっかりネコまみれ…という方も多いのではないでしょうか。従順で分かりやすいワンちゃんのかわいさとはまた違う、気ままでツンデレなネコちゃん。ほんと、かわいいですよね！　そんなネコ好きさんにおすすめしたいスポットをご紹介します。ネコいっぱいのお祭りや写真展、キュートなネコスイーツなど、ネコ三昧な時間を過ごせますよ。＞＞関連記事：飛び猫写真の展覧会も【2023春イベント】湯島の路地裏にひっそりたたずむ「王冠印雑貨店」のネコ雑貨（画像：ねこまつり at 湯島実行委員会リリースより）●湯島「第16回ねこまつり at 湯島～猫でつなぐ湯島のまち～」　坂道と細い路地が続く文京区湯島。下町情緒の漂う路地でまったりくつろぐネコが似合う、魅力あふれた街です。そんな湯島地域の小さな店が協力して2015年9月にスタートした「ねこまつり at 湯島」が3月12日まで開催中です。　16回目となる今回は、雑貨店や保護猫カフェなどの14店舗＋1神社が参加して、猫好きの心をくすぐる「まつり」を開催しています。湯島界隈を散歩しながらネコ三昧！（画像：ねこまつり at 湯島実行委員会リリースより）　ネコにまつわる雑貨やお酒、スイーツにパン、料理など、各店舗のアイデアがいっぱい詰まったデザインにあふれており、ワクワクが止まりません。参加者はスタンプラリー形式で湯島界隈を巡りながら、妻恋神社での限定猫御朱印の授与など、猫好きの心をくすぐる数々のイベントを体験できます。　毎回の取り組みとして、保護猫のためのチャリティー活動も行なっているとのこと。少しでも協力できたらうれしいですね。ねこまつり限定御朱印頒布は土曜日15時まで！（画像：ねこまつり at 湯島実行委員会リリースより）●清澄白河「pâtisserie un deux」　清澄白河に本店を構える「pâtisserie un deux（パティスリーアン・ドゥ）」のギフトスイーツ、「un deux MIAOU（アン・ドゥ・ミャウ」」の「MIAOUサンド（ミャウサンド）」。「ネコ好きによる、ネコ好きのための、ネコづくしご褒美ギフト」として、2022年2月22日にネコの日を記念して発売以来、ネコ好きさんに人気です。　なんといってもレトロかわいいネコのイラストがキュート！ギフト名「un deux MIAOU」とは、フランス語で「1・2」を意味する「アン・ドゥ」と、おいしい焼き菓子を食べた双子のネコちゃんの「MIAOU！」という鳴き声が由来だそう。キュンですね。 9個入3,420円。3個入り～選べるので、自分へのご褒美やプレゼントにぴったり！（画像：株式会社アン・ドゥリリースより）　「MIAOUサンド」のフレーバーは3種類。バター香るクッキーとキャラメルが絶妙な「バタークッキー＆キャラメル」、ドライベリーを練りクッキーに込んだ2種のベリーの甘酸っぱいキャラメルをサンドした「ベリークッキー＆ベリーキャラメル」、大人な味わいの「ショコラクッキー＆オレンジキャラメル」。どれも濃厚でリッチな味わいです。　「un deux MIAOU」ブランド商品の売り上げの一部は、「ネコの保護活動」として寄付されているとのこと。お買い物で支援に参加することができます。濃厚なキャラメルサンド「MIAOUサンド」（画像：株式会社アン・ドゥリリースより）●元町・中華街「大佛次郎×ねこ写真展2023」　港の見える丘公園にある、赤レンガと白壁のフランス風のすてきな洋館「大佛次郎記念館」。愛猫家の大佛次郎にちなんで、ネコいっぱいの写真展「大佛次郎×ねこ写真展2023」が4月16日まで開催されています。 2021年の写真展の様子（画像：公益財団法人横浜市芸術文化振興財団リリースより）　アマチュアを対象に公募で集まった作品は370点。小学生以下の子供たちが撮影した「子ども部門」の写真も並びます。応募作品には18文字程度のコメントが添えられ、撮影者のネコ愛あふれるものから、クスッと笑いを誘うものもあり、「ネコあるある」を共有できます。　来館者による人気投票＆SNS投稿による人気投票も開催されています。新たに推しネコを発見できるかもしれませんね。ちょっと足を延ばしてみませんか？「狩の横顔(ニーナ)」一般の部応募作品のひとつ。ネコいっぱいの写真展「大佛次郎×ねこ写真展2023」（画像：公益財団法人横浜市芸術文化振興財団リリースより）ネコ系イベントをチェックして　いったんネコの魅力にハマったら、ネコ愛はどんどん強くなるようです。とはいえ、自宅が賃貸のためペット禁止だったり、自分や家族がアレルギーだったりして飼えない場合も多いですよね。　そんな時には、身に付けたり口にするものにネコモチーフのアイテムを取り入れれば、目に入るたび癒やされます。特に展覧会やショップで出会う一期一会のグッズなら、愛着もひとしお。気になるものが見つかったら、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。道端で見知らぬネコに会えるかも！（イメージ画像：Pxhereより）■「第16回ねこまつり at 湯島～猫でつなぐ湯島のまち～」開催期間：開催中～2023年3月12日（日）開催場所：東京都文京区湯島地域 TEL：03-6806-0252（ねこまつりat湯島実行委員会・王冠印雑貨店内）アクセス：東京メトロ千代田線湯島駅 JR・東京メトロ丸ノ内線御茶ノ水駅東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線本郷三丁目駅東京メトロ銀座線末広町駅 JR秋葉原駅 ※詳細は公式サイトをご確認ください。ねこまつり限定御朱印頒布日：3月4日（土）・11日（土）開催場所：妻恋神社（文京区湯島 3-2-6）時間：10:00～15:00 初穂料：500円（通常版）、1,000円（見開き）頒布条件：ねこまつりスタンプラリーを一つ以上集めた方限定 ■pâtisserie un deux 清澄白河本店住所：東京都江東区白河3-4-3イーストコモンズフロントタワー1F TEL：03-3643-1805 営業時間：月〜土 10:00～20:00／日・祝10:00～19:00 定休日：不定休アクセス：東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線清澄白河駅より徒歩5分都営新宿線菊川駅より徒歩9分 ■「大佛次郎×ねこ写真展2023」開催期間：開催中～2023年4月16日（日）開催場所：大佛次郎記念館時間：10:00～17:00（最終入館は30分前） ※4月は10:00～17:30 休館日：月曜日（祝休日の場合は翌平日）料金：1名200円（高校生以上）／中学生以下無料 ※詳細は公式サイトをご確認ください。大佛次郎記念館住所：神奈川県横浜市中区山手町113 港の見える丘公園内 TEL：045-622-5002（10:00～17:00）アクセス：みなとみらい線元町・中華街駅より徒歩8分