薬膳資格の難易度は?おすすめの資格の合格率を紹介

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薬膳資格の難易度は?おすすめの資格の合格率を紹介

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さまざまな種類がある薬膳の資格を、難易度ごとに紹介しました。難易度の高い国際資格三つと、取得しやすい民間資格九つを整理しています。講座を選ぶ際に気を付けるポイントも紹介しているので、薬膳のさまざまな講座や資格の中から、目的にあった選択ができるでしょう。

 「薬膳に興味はあるけれど、どんな資格がいいのかな?」「どんな資格をとれば仕事や生活に活かせるのかな?」「自分で学んで資格がとれるのかな?」という疑問をお持ちではありませんか?

 「薬膳 資格」と検索すると、非常に多くの資格が出てきます。薬膳の資格は、名前が似ているものも多く、ご自身に合う資格を判断するのが難しいことでしょう。

 薬膳の資格は、専門的で難易度の高いものから比較的取得しやすいものまで、さまざまなものがあります。ご自身の目的にあった資格を目指すことが大切ではないでしょうか。

 どの資格をとればいいか悩む方のために、薬膳の資格の難易度や、資格取得に役立つ講座を紹介します。

※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、スクール紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。

薬膳の資格は仕事や食生活 いろいろなことに活かせます

 薬膳の資格は、仕事や日々の食生活などに活かせます。飲食業では、薬膳の資格があると他との差別化になりますよね。美容業では、ケアに薬膳を取り入れることもできますし、自宅でできる薬膳を使ったセルフケア方法をお客さんに伝えてると、より喜んでもらえるでしょう

 そして、普段の食生活に、薬膳の知識を取り入れるとご自身や家族の健康に役立ちます。どのような資格もそうですが取ったらそれで終わりではもったいない。薬膳の知識は生活に活かせるというのが何より魅力的な点といえるでしょう。

薬膳が仕事に役立つ

 薬膳の資格や知識が活かせる仕事はいろいろあります。最もイメージしやすいのは、飲食業界です。最近は本格的な薬膳料理のレストランなども増えてきていますよね。薬膳料理のレシピ開発や、和食や洋食に薬膳をプラスするなど薬膳の知識をもつことが、働く上でかなり強みになるでしょう。

 また、薬膳は美容エイジングケアなどにも役立ちます。和漢成分を配合したスキンケア商品を目にすることも多いことでしょう。薬膳の知識をもつエステティシャンは、エステで使うケア用品に薬膳を入れることや、自宅でのケアとしてお客様に合ったケア方法を伝えることで、役立つ幅が広がります。ほかにも美容系では、ダイエット商品に薬膳を取り入れたものもあります。

 その他の仕事にも薬膳は活かせるでしょう。

(例)

  • 薬膳料理を教える料理教室
  • 薬膳のセミナー講師など

自分と家族の美容と健康に活かせる

 薬膳は、中国の「薬食同源(やくしょくどうげん)」という考え方がもとになっています。薬食同源とは、普段の食事は薬を飲むのと源が同じくらい大切という意味です。つまり、普段の食事に薬膳の知識を活かすことが、自分や家族の健康につながります

 例えば、暑い季節には体の熱を冷ます食材を取り入れたり、乾燥する季節に体に潤いを与える食材を取り入れたり、疲れがたまっている時はエネルギーを補う食材を使うなど、季節や体調に合わせて食事を工夫します。薬膳を取り入れた食事は、健康を維持し、大きな病気を防ぎ、薬の力を借りることの少ない身体を作っていけるのです。

 美容面でも、季節や肌の状態に合わせたケアを取り入れられます。日々の生活に取り入れて、身近な人の健康増進に役立てられるのはとても良いですよね。

薬膳資格の難易度について

 薬膳の資格の難易度は大きく二つに分けられます。

1)本場中国の機関により認定される難易度・専門性が共に高い資格
 難易度の高い資格は、合格率が40%以下といわれています。

2)比較的難易度の低い民間資格
薬膳や中医学、漢方薬の知識を学んで、日々の生活に役立てることを目指した資格です。資格によりますが、全体的に難易度は高くなく、勉強すれば取得しやすい資格です。

薬膳資格 難易度

難易度の高い薬膳の資格

 以下で紹介する国際薬膳師(こくさいやくぜんし)と国際中医薬膳師(こくさいちゅういやくぜんし)、国際薬膳調理師(こくさいやくぜんちょうりし)は、難易度の高い薬膳の資格です。難易度の高い資格を取得するには、学習する時間をしっかりと設けて本気で取り組む必要があります。

国際薬膳師

 1998年に日本で最初に導入された薬膳の国際資格です。日本では、本草薬膳学院(ほんぞうやくぜんがくいん)が教育機関になっています。

 試験に合格すると、北京の中国薬膳研究会(ちゅうごくやくぜんけんきゅうかい)により国際薬膳師として認定されます。中国薬膳研究会は、中医学の医師や研究員などを中心とした学会で、中国薬膳会の最高権威機構です。すなわち国際薬膳師は、薬膳学における最高資格のひとつだといえます。

 かなり信頼性の高い資格といえますが、そのぶん長時間の勉強や費用が必要です。専門的な知識が求められる難しい試験で、合格率は半分以下と考えられます。2021年9月時点で、1,490名が資格を有しています。

国際薬膳師の資格を取得する方法

 資格を取得するには、1もしくは2を満たす必要があります。

  1. 本草薬膳学院(ほんぞうやくぜんがくいん)の中医薬膳師コースを修了し、中医薬膳師の資格を取得
  2. 他の学校や団体で1,000時間以上、中医薬膳学を学んだ証明

2)の場合、1,000時間の学習後に、中医薬膳師の資格試験に合格する必要があります。

 国際薬膳師の試験項目は、中医基礎学、中医内科学、弁証施膳、中医診断学、食材学、中薬学、方剤学、中医営養薬膳額、の合計八つの科目があり、回答方法はすべて記述式です。

講座情報 中医薬膳師コース

 本草薬膳学院の中医薬膳師コースコースは、はじめて中医学や薬膳学を学ぶ方向けです。理論と実習を組み合わせたカリキュラムで、効率よく学習できます。

 受講形式は、通学・通信教育・オンライン(e-ラーニング)から選択可能です。いずれのコースも学習内容は共通なので、ライフスタイルに合ったものを選択しましょう。

 中医薬膳師コースを修了すると、国際薬膳師の受験資格に必要な中医薬膳師の受験資格が得られます。

講座名中医薬膳師コース
受講期間通学コース:1年
通信教育コース・オンラインコース:有効期限2年
受講料不明
上位資格
試験方法記載なし
試験会場東京会場
受験料未公開
合格基準未公開
合格率未公開
講座運営会社本草薬膳学院
公式サイトリンク公式サイト

国際中医薬膳師

 中国中医薬研究促進会(ちゅうごくちゅういやくけんきゅうそくしんかい)が認定する資格です。中国中医薬研究促進会は、中国政府直轄で中国伝統医学に関する最も権威のある学術研究団体です。

 日本では、日本中医学院が2004年より試験を実施しています。日本中医学院は旧北京中医薬大学日本校で、日本初の中国伝統医学の大学教育機関です。日本中医学院では、中医薬膳専科(ちゅいやくぜんせんか)のほかに医学気功整体専科(いがくきこうせいたいせんか)、中医中薬専攻科(ちゅういちゅうやくせんか)などが中医学を幅広く学べます。

 国際中医薬膳師は、国際薬膳師と同様に日本における薬膳の最高レベルの資格です。2004年の試験開始から約1,000名が受験し、約950名が合格しています。

国際中医薬膳師の資格を取得する方法

 受験資格を得るには、日本中医学院の中医薬膳専科を修了するか、日本中医食養学会が開催する初級講座の修了が必要な条件になります。

 以前は、日本中医学院の講義を受講するしか方法はありませんでしたが、2008年から日本中医食養学会が開催する初級講座受講生も受験が可能になりました。

 日本中医食養学会の講座実績で受験資格を得るには、はじめに「中医薬膳指導員(ちゅういやくぜんしどういん)または中医薬膳調理師(ちゅういやくぜんちょうりし)」の資格の取得が必要です。そののちに、学会主催が主催する「国際中医薬膳師受験策基礎講座」を30時間、大学が主催する「国際中医薬膳師上級コース」を30時間修了していることが条件です。

講座情報 日本中医学院 薬膳初級講座

 日本中医学院 中医薬膳専科の講義は、以下の3つに大きく分けられます。

  1. 中医学の理論
  2. 薬膳の理論
  3. 薬膳調理

 1年間かけて講座195時間、自宅学習605時間の合計800時間のカリキュラムが組まれており、本気で勉強しないと修了が困難です。

 中医薬膳専科では、国際中医薬膳師の資格取得に向けたサポート体制も整っています。受講形式は、通学講座と通信講座があり、学ぶ内容や学習時間は同じです。

講座名薬膳初級講座
受講期間8カ月
受講料要問合せ
上位資格
試験方法非公開
試験会場東京会場
受験料非公開
合格基準非公開
合格率非公開
講座運営会社日本中医食養学会
公式サイトリンク公式サイト

国際薬膳調理師

 国際薬膳調理師は、国際薬膳師の試験を行う本草薬膳学院と、国際中医薬膳師の試験を行う日本中医学院の両方にある資格です。

 すでに調理師免許を有する方が、プラスで薬膳の知識や技術を得た証明として活用されています。国際薬膳師や国際中医薬膳師と同様に、講座を受講していくつかの資格を取得したのちに、受験資格が得られる難関な資格です。合格率は、半分以下と考えられます。

初心者から専門家まで幅広く学べるおススメの資格と講座

 薬膳をまず学んでみたいという方には、比較的取得しやすい民間資格があります。民間資格はレベルや内容がさまざまですが、専門家による教育でしっかりとした知識がつき、仕事にも活かせる講座を九つ紹介します。

資格名薬膳コーディネーター薬膳マイスター(和漢薬膳師)薬膳アドバイザー薬膳インストラクター中国漢方ライフアドバイザー漢方養生指導士健康ソムリエ温活薬膳料理士
講座名薬膳コーディネーター講座薬膳マイスター(和漢薬膳師)養成講座薬膳初級講座薬膳インストラクター資格取得講座中国漢方ライフアドバイザー資格取得講座漢方養生指導士 ベーシックコース健康ソムリエ講座温活薬膳料理士講座
料金受講料:4,4000円
受験料:受講料に含む
受講料:38,700円
受験料:受講料に含む
受講料:192,000円
受験料:-
受講料:49,600円
受験料:5,600円
受講料:49,600円
受験料:5,600円
【受講料】
通学:42,000円
オンライン・通信:37,800円
受験料:6,600円
【受講料】
・対面講座:148,500円
・e-learning講座:88,000円
受験料:受講料に含む
(再試験の場合13,750円)
受講料:33,000円
受験料:受講料に含む
合格率・合格基準合格率:100%
合格基準:得点率60%以上
合格基準:正解率70点以上試験なし合格基準:得点率70%以上合格基準:得点率70%以上合格率:92%
合格基準:得点率80%以上
未公開合格基準:得点率60%以上
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

薬膳コーディネーター

薬膳コーディネーターバナー

 薬膳コーディネーターは、薬膳を気軽に学んでみたい方におすすめの資格です。普段の食事に薬膳の知識を取り入れて、ご自身や家族の健康に役立てることを目指します

 運営しているのは、本草薬膳学院です。そのため薬膳コーディネーターの資格を取得すると、本草薬膳学院への編入ができ、学費の割引も受けられます。

 2021年12月時点で、薬膳コーディネーターの資格認定者は約28,000名いる人気資格です。

薬膳コーディネーターの資格を取得する方法

 ユーキャンの通信講座を受講します。講座やカリキュラムは、本草薬膳学院の公認で、充実した学習内容です。

 添削課題を3回提出したのち、最終課題の資格試験で60点以上とれれば薬膳コーディネーターの資格が得られます。しっかり勉強すれば、わずか4カ月で無理なく合格が目指せる資格です。

講座情報 薬膳コーディネーター講座

 薬膳コーディネーター講座は、大きく3つのステップに分かれます。

  1. 薬膳の基礎を学ぶ
  2. 食材の効果や効能を知る
  3. 薬膳料理を作って学ぶ

 標準的な学習期間は4カ月ですが、最長は12カ月まで受講できます。講座の受講も、資格試験もすべて在宅です。

 教材はメインテキスト2冊、薬膳レシピ集があります。副教材として、薬膳レシピDVD、用語集、ガイドブック、添削・質問関連書類一式があり、かなり充実した内容です。さらに行平鍋(土鍋)、舌診(ぜっしん)ボードも届き、本格的な薬膳料理をつくれます。

講座のおすすめポイント

  • 教材の種類が多く内容も充実している
  • 豊富なレシピが載った薬膳のレシピ集
  • 健康チェックの参考になる舌診(ぜっしん)ボード
講座名薬膳コーディネーター講座
受講期間4カ月
受講料4,4000円
上位資格
試験方法3回の課題提出の後、資格試験
試験会場自宅試験
受験料受講料に含まれる
合格基準得点率60%以上
合格率100%
講座運営会社株式会社ユーキャン
サポート体制記載なし
公式サイトリンク公式サイト

こんな人におすすめ

  • 薬膳に興味があり、学んでみたい方
  • ご自身や家族の健康が気になる方
  • 食事の力で体質を改善したい方
  • 家庭料理のレパートリーを増やしたい方
  • 飲食業界の方
  • 在宅で薬膳の資格を取得したい方

薬膳マイスター(和漢薬膳師)

薬膳マイスター養成講座 バナー

 薬膳マイスターは、薬膳を日本人の体質や味覚に合わせてアレンジした「和漢膳(わかんぜん)」を学べる資格です。薬膳マイスターは、現在の正式名称が和漢薬剤師、以前の資格名称は国際薬膳食育師でした。資格の名前が変わっても、認定内容は同じです。

 薬膳マイスターはがくぶんが認定する資格です。がくぶんは、創立95年の歴史ある会社で、食の知識や実践力をつける通信講座をおこなっています。薬膳マイスターのほかには、「野菜コーディネーター」「発酵食スペシャリスト」などの食に関するさまざまな資格がありますよ。

薬膳マイスター(和漢薬膳師)の資格を取得する方法

 薬膳マイスターを取得するには、がくぶんの薬膳マイスター養成講座を受講します。講師の板倉啓子先生は、日本の薬膳における有名な先生の一人です。板倉先生は従来の薬膳を元に、日本人に合った「和漢膳(わかんぜん)」を考案し、和漢食膳医学会の理事長も務めています。和漢食膳医学学会は、薬膳マイスターの資格や講習回をとおして、健康長寿な社会の実現に貢献することを目指す団体です

 資格を取得するには薬膳マイスター養成講座を受講し、課題を4回提出します。4回目の課題が修了認定試験の扱いとなり、70点以上で合格です。しっかり勉強すれば取得できる資格でしょう。

講座情報 薬膳マイスター養成講座

 薬膳マイスター養成講座では、テキスト4冊、DVD2巻、サブテキストの「薬膳レシピ集」など充実した教材が用意されています。そのほかに、薬膳カレーもセットになっているのが面白いポイントです。

 薬膳マイスター養成講座は、受講も受験も在宅です。薬膳マイスターの講座受講者の2019年6月~2022年5月のデータが、がくぶんのホームページに掲載されています。男女比率は男性2%、女性98%で女性に人気の資格です。
 年齢別では、30代が19.6%、40代が30.6%、50代が27.7%と30〜50代の方がほとんどです。薬膳マイスターは、日本人に合わせた薬膳なので、子育てにかかわる世代の方が多く受講していると分かります。

講座のおすすめポイント

  • 日本における薬膳の有名な指導者である、板倉啓子先生の指導を受けられる
  • 日本人の味覚や体質にあった薬膳が学べる
  • 薬膳教室を開講するための就業サポートが受けられる

>がくぶん薬膳マイスター養成講座の公式サイトはこちら

講座名薬膳マイスター(和漢薬膳師)養成講座
受講期間10カ月
受講料38,700円
上位資格
試験方法4回の課題提出の後、在宅で資格試験
試験会場
受験料受講料に含まれる
合格基準正解率70点以上
合格率未公開
講座運営会社株式会社学文社
サポート体制
公式サイトリンク公式サイト

こんな人におすすめ

  • 日本人の味覚に合った和漢膳(わかんぜん)を学び、実践したい方
  • 食育に興味をもっている方
  • 体のちょっとした不調を改善したい方
  • ご自身や家族の健康に薬膳を役立てたい方
  • 薬膳の知識を学んで仕事に取り入れたい方
  • 食品メーカー勤務や栄養士など、食品関係の仕事の方

薬膳アドバイザー

 薬膳アドバイザーは、初級レベルの薬膳知識を習得した人に、試験なしで授与される資格です。資格を得ると、基本的な薬膳の知識を学んだことの証明になります。

 薬膳アドバイザーを取得後、勉強を続けていくと中医薬膳指導員や中医薬膳調理師の認定試験の受験資格が得られます。さらに講座受講を継続することで、国際中医薬膳師の受験資格にもつながります。国際資格は、取得するまでに多くの時間や費用がかかりますが、薬膳のプロとして認められる資格です

薬膳アドバイザーの資格を取得する方法

 薬膳アドバイザーの資格を取得する方法は、以下の二つのいずれかです。

  1. 日本中医食養学会が行っている薬膳初級講座を受講する
  2. 学会に認められた教育施設において、対面で40時間以上の薬膳講習を受ける

 講座の内容は、中医基礎理論、中医営養学・薬膳学、診断学、中薬学、方剤学、季節の薬膳、弁証施膳の7科目です。教育を受けた施設で履修証明書が発行され、申請することで薬膳アドバイザー認定書がもらえます。

講座情報 薬膳初級講座

 薬膳初級講座は、日本中医学院で開講されます。調理実習は、日本中医食養学会の調理室で行います。講座では、薬膳に必要な中医学の基礎知識、薬膳の組み立て方、弁証などを分かりやすく学べます

講座のおすすめポイント

  • 薬膳を基礎から学べる
  • 勉強を続けると、レベルの高い資格の受験につながる
  • 20年余りの歴史がある学会で本物の薬膳が学べる
講座名薬膳初級講座
受講期間8カ月
受講料要問合せ
上位資格中医薬膳指導員など
試験方法なし
試験会場
受験料
合格基準
合格率
講座運営会社日本中医食養学会
サポート体制記載なし
公式サイトリンク公式サイト

こんな人におすすめ

  • すでに飲食店を経営している方
  • 簡単な薬膳料理を提供できることを就職活動などで証明したい方
  • 試験を受けずに、薬膳の資格を取りたい方

薬膳インストラクター

 薬膳インストラクターは一般財団法人の日本能力開発推進協会(JADP)により認定される資格です。薬膳の基礎知識や、理論を学び、薬食同源を実践する薬膳のスペシャリストといえます

 薬膳インストラクター講座は、体質に合わせた薬膳のレシピを取り入れることで、病気を未然に防ぎ、心身ともに元気に過ごすことを目指しています。薬膳の歴史から中医学の基礎、食材の効能や特徴など幅広く学べる講座です。

薬膳インストラクターの資格を取得する方法

 JADPが指定するキャリカレの通信講座を修了し、検定試験に合格すると資格を取得できます。試験は、70点以上が合格です。試験では薬膳の知識と実践力が身についているかが重視されます。そのため、試験は講座で使ったテキストを見ながら受けることが可能です。丸暗記が不要なのが嬉しいポイントですね。

講座情報 薬膳インストラクター講座

 薬膳インストラクター講座は、わかりやすいテキストを使って自宅で学習します。細かい分量や火の加減など調理のポイントは、映像講義で学べるので実践に役立てやすいのが良い点です。

 テキスト内に35品、付録のレシピ集に23品の簡単なレシピを知れるので、手軽に薬膳料理をつくれるようになるでしょう。

 JADP認定機関であるキャリカレが運営する薬膳インストラクター講座は、講師への質問が何度でも無料で、専属サポートスタッフから応援のメールももらえるので、途中で挫折する心配少なく、資格取得を目指せます。

講座のおすすめポイント

  • 4カ月でインストラクターを目指せる
  • 豊富な薬膳のレシピを知りたい方
  • 手厚いサポートを受けたい方
講座名薬膳インストラクター資格取得講座
受講期間4カ月
受講料49,600円
上位資格
試験方法在宅試験
試験会場
受験料5,600円
合格基準得点率70%以上
合格率未公開
講座運営会社株式会社キャリアカレッジジャパン
サポート体制講師への質問は何度でも無料、手書きの丁寧な添削指導、700日間サポート
公式サイトリンク公式サイト

こんな人におすすめ

  • 自宅で薬膳料理教室を開きたい方
  • 体の不調を改善したい方
  • 福祉や医療の現場で働いている方
  • 飲食業の方

中国漢方ライフアドバイザー資格

 中国漢方ライフアドバイザーは、漢方を日々の生活に活かすアドバイスを行う知識や技能を持っていることを証明する資格です。漢方の基礎知識や症状に合わせた漢方の知識、市販されている一般漢方薬の知識などが学べます。さらに、漢方を美容や料理に取り入れるところまでを習得する資格です。医療や福祉の仕事の方のほかに、美容業界で働く方にもおすすめです。

 中国漢方ライフアドバイザーは、薬膳インストラクターと同じく一般財団法人の日本能力開発推進協会(JADP)により認定されます。

中国漢方ライフアドバイザーの資格を取得する方法

 JADPが認定する教育機関の、カリキュラムを修了すると受験資格をもらえます。試験は、自宅で講座で使用した教材を見ても構いません。

 試験内容は、漢方の基礎知識、症状に合わせた漢方の知識や能力です。70点以上で合格なので、ポイントを抑えて勉強すれば、合格点が狙える試験でしょう。

講座情報 中国漢方ライフアドバイザー講座

 漢方初心者でもわかりやすい教材が用意されています。映像講義で講師による説明もあるので、舌診(ぜっしん)などのスキルも身につきやすいのが特長です。1日20分の学習で効率よく学べるカリキュラムが組まれているので、忙しい方も安心して受講できますよ。

 また、添削問題を提出すると漢方を使ったオリジナルのコスメレシピがもらえます。提出するモチベーションアップにつながりますね。

講座のおすすめポイント

  • 忙しい方も学びやすいカリキュラム
  • 専任講師に何度でも無料で質問できる
  • オリジナルのコスメレシピがもらえる
講座名中国漢方ライフアドバイザー資格取得講座
受講期間4カ月
受講料49,600円
上位資格
試験方法在宅試験
試験会場
受験料5,600円
合格基準得点率70%以上
合格率未公開
講座運営会社株式会社キャリアカレッジジャパン
サポート体制講師への質問は何度でも無料、手書きの丁寧な添削指導、700日間サポート
公式サイトリンク公式サイト

こんな人におすすめ

  • 漢方薬を症状に合わせて選べるようになりたい方
  • 漢方を美容や料理に取り入れたい方
  • 舌診などのスキルも身につけたい方

漢方養生指導士

 漢方養生指導士は、国内大手の漢方薬局である薬日本堂が認定する資格です。漢方養生指導士の資格を取ると、漢方の理論をもとに体調や体質、季節に合わせた養生を学び、指導できる人と証明できます

 漢方養生指導士はベーシックをスタートに、アドバンス、漢茶マスター、薬膳マスター、薬物学マスター、臨床マスターとレベルの高い資格を目指していけますよ。

漢方養生指導士の資格を取得する方法

 漢方養生指導士ベーシックを取得するには、漢方養生指導士ベーシック講座を受講します。18単位中15単位以上の出席でコースを修了し、認定試験の受験が可能です。

 試験は、4択問題が50問出題され、80%以上の正解で合格です。合格率は95%ですので、しっかり勉強すれば、取得できる資格でしょう。

講座情報 漢方養生指導士ベーシック講座

 講座の受講形式は、通学・オンライン・通信のいずれかから選択できます。通学を選択した方は、オンラインと併用が可能です。早い方では1カ月で漢方養生指導士ベーシックが取得できます。

 男女比は、男性8%女性が92%で大多数が女性です。年代別にみると、40代が31%、30代が28%、職業別には会社員や職員が49.2%と半数以上、続いて主婦が12.1%で、さまざまな方が受講しています。(いずれも2018年1月~2021年9月の自社調査)

講座名漢方養生指導士 ベーシックコース
受講期間全18単位中15単位以上の出席
受講料通学:42,000円、オンライン・通信:37,800円 別途入学金11,000円
上位資格漢方スタイリスト、漢方上級スタイリスト
試験方法四者択一問題 50問
試験会場青山、大阪、仙台の各校舎または全国のテストセンター
受験料6,600円
合格基準得点率80%以上
合格率92%
講座運営会社薬日本堂株式会社
サポート体制記載なし
公式サイトリンク公式サイト

こんな人におすすめ

  • 季節や体質に合わせた養生を学び実践したい方
  • 漢方を学び、生活に取り入れたい方
  • 漢方や養生の魅力を広めていきたい方
  • 漢方養生指導士としてレベルアップしていきたい方

健康ソムリエ

 健康ソムリエは、健康ソムリエ協会が認定する資格です。心と体のバランスの整った健康な状態でいるための養生を大切にしています。特に、心と体をあたためることを重視しているのが特徴です

 講師の石原新菜医師は、温活の第一人者として有名で、多数の著書を出版しています。

健康ソムリエの資格を取得する方法

 講座受講後に、Webで認定試験を受験します。合格すると、健康ソムリエの認定証がもらえます。

 健康ソムリエ資格を得ると、ワークショップや台湾や香港への健康ツアーなど、知識を深めていく環境が用意されています。

講座情報 健康ソムリエ講座

 健康ソムリエ講座では、中医学やアーユルヴェーダなどの伝統医学の理論、基礎体温や冷え、免疫力などの理論、体をあたためる食べ物、不調に合わせた薬膳茶のブレンドなど生活に取り入れやすい知識を学びます

 教材は、健康ソムリエ公式ガイドラインと、サジェスママンの2冊です。公式ガイドラインでは、臓器のはたらきや自律神経、食べ物のはたらきなど伝統医学と現代医学の両方の面から学べます。サジェスママンは、フランス語で「母の知恵」という意味をもち、52項目ある養生法で、さまざまな健康につながる手法が学べますよ。

 健康ソムリエ講座は、対面講座とe-learning講座があります。対面講座は1日4~5時間を3日間受講するもしくは、短期集中で1日6~7時間を2日間受講します。e-learning講座は、3カ月以内に13.5時間の学習が目安です。ほかの資格に比べると、講座受講時間が短いですよね。

講座のおすすめポイント

  • 短期間で心と体の健康について学べる
  • 伝統医学と合わせて現代医学の知識も学べる
講座名健康ソムリエ対面講座/健康ソムリエ e-learning講座
受講期間対面講座:13時間
e-learning講座:3カ月以内
受講料対面講座:148,000円(税込み
e-learning講座:88,000円(税込み)
上位資格
試験方法Web試験
試験会場非公開
受験料受講料に含む(ただし、再試験の場合は別途13,750円)
合格基準非公開
合格率非公開
講座運営会社健康ソムリエ協会
サポート体制記載なし
公式サイトリンク公式サイト

こんな人におすすめ

  • こころと体の健康について学び、養生を実践していきたい方
  • 家族や自分の健康管理をしたい方
  • 体をあたためる生活養生を身につけたい方
  • 冷え性の方

温活薬膳料理士

 温活薬膳料理士は、一般社団法人の日本温活協会が主催する民間資格です。温活薬膳料理を作れる知識や技術を有する証になります

 メイン講師は、タレントの麻木久仁子さんです。麻木さんは、国際中医師の資格を取得し、温活士、温活指導士の資格ももっています。温活料理を考案し、これまでにも多くのレシピを発表しています。

 古来から、冷えは万病の元といわれます。現代の日本人は、食生活やライフスタイルにより平均体温が低くなってきて、免疫力の低下や病気につながりやすい現状です。温活の知識を学び、生活に取り入れることで病気になりにくい体づくりを目指していけます。

温活薬膳料理士の資格を取得する方法

 オンラインで、温活薬膳料理士講座を受講します。全ての講座を受講後に、オンラインで試験を受け、60%以上正解すると合格です。

 講座受講者は日本温活協会の会員になれます。会員になると健康や美容の専門家に疑問をメールで質問したり、協会や提携する団体のセミナーを無料もしくは優待価格で受講できたり、温活協会推奨品を優待価格で購入できるなどの特典があります。

講座情報 温活薬膳料理士講座

講座はオンラインで受講し、東洋医学の基礎知識や薬膳について学びます。特徴は、温活薬膳料理のレシピをご自身で考えられるようなツールがある点です。

講座のおすすめポイント

  • 温活薬膳料理をつくれるようになる
  • 東洋医学や薬膳について学べる
講座名温活薬膳料理士 講座
受講期間2日間
受講料33,000円
上位資格
試験方法オンラインでの解答選択方式
試験会場
受験料受講料に含む
合格基準得点率60%以上
合格率未公開
講座運営会社一般社団法人 日本温活協会
サポート体制1日3回まで質問可能(無料)
公式サイトリンク公式サイト

こんな人におすすめ

  • 冷え性の方
  • 自分で温活薬膳料理のレシピを考えたい方
  • 調理の仕事をしている方
  • 健康や美容の仕事をしている方
  • 料理教室を開催している方

薬膳・漢方検定

 薬膳・漢方検定は、薬膳と漢方について正しい知識をもち、日々の生活に活かすことを目的とした検定です。薬剤・漢方検定の勉強をすると、身近な食材に関する薬膳の知識や、漢方の基本的な理論を学べます。日々の中で気になるちょっとした不調にも、対処できるようになるでしょう。

 薬剤・漢方検定は、一般社団法人 日本漢方養生学協会が主催する民間資格です。薬膳・漢方検定に合格した方は、漢方養生指導士 ベーシックコースを受講する際に、入学金が免除されます。

薬膳・漢方検定の資格を取得する方法

薬膳・漢方検定の受験資格は特に制限がありません。オンラインで受験し、4択100問の試験でおおむね70%以上で合格です。

 試験は薬膳と漢方の基本的な知識が問われます。合格率は94%ですので、公式テキストを中心に勉強すれば、合格は難しくないでしょう。

こんな人におすすめ

  • 独学で勉強し、気軽に試験を受けてみたい方
  • 講座が続くか不安、金銭的に受講が難しい方
  • 薬膳と漢方について、基礎的なことを学んでから今後ステップアップを検討したい方

薬膳資格を取得する 講座の選び方について

 これまで紹介してきたように、薬膳の資格は多くの種類があります。数ある講座の中から、ご自身にあった講座を選ぶためのチェックポイントを整理しますので、参考にしてみてください。

目的と難易度のバランスで選ぶ

 薬膳の資格は難易度によって、大きく二つに分けられます。難易度の高い国際資格は、取得するまでの時間や費用がかなりかかります。誰しもが、難易度の高い資格を目指す必要はないでしょう。

 日々の生活に薬膳を取り入れ、ご自身や家族の健康を守りたい方は、難易度の高くない取得しやすい資格でも十分でしょう。目的と難易度のバランスを考えて、受講する講座を選択してくださいね。

目的に合わせて講座を選ぶ

 講座を選ぶ際に、薬膳の資格を取得する目的を思い出してみましょう。生活に薬膳を取り入れたいなとお考えの方は、楽しく・分かりやすく学べる民間資格が選択肢になるのではないでしょうか。

 一方で、調理師や薬剤師の資格をもち仕事に役立てたい方や、薬膳のプロフェッショナルを目指したい方は、難易度の高い国際資格に挑戦するのが良いでしょう。

通学・オンライン受講方法で選ぶ

 通学のメリットは仲間が出来ることです。薬膳の認知度が上がってきたとはいえ、なかなか身近に薬膳の仲間を作ることは難しいでしょう。通学すると、同じくらいのレベルの仲間ができ、良い刺激になるでしょう。
 一方で、オンライン受講は自宅で受講できるので手軽です。また、一般的にオンラインの方が通学に比べて費用も安くなります

料金で選ぶ

 取得する資格によって必要な費用もさまざまで、民間資格は40,000円前後で取得できるものが多いです。講座の内容と費用のバランスを考える必要があります。

 ただし、値段だけで資格を選ぶのはおすすめできません。学びたいことや、資格をどう活かしたいかを事前に考え、目的を満たす資格が取れる講座を選びましょう。先に説明したように、オンラインや通信講座は通学に比べて料金が安くなる傾向があります。

講座の内容を確認する

 講座の受講を決める前に、講座の内容を詳しく確認することが大切です。この記事を含め、資格や講座の内容を比較した記事では、講座のすべての内容には触れていません。

 受講する前に、資料請求をしてテキストの内容や雰囲気、講座で学べる内容を再度確認し、納得してから受講しましょう。

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