行政書士試験の難易度を解説!受かる気がしない人必見【効率的な勉強法とは】

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行政書士試験の難易度を解説!受かる気がしない人必見【効率的な勉強法とは】

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行政書士試験は合格率10%前後の難関資格。試験範囲が広く専門知識が多いため、合格できるか不安を感じることでしょう。この記事では行政書士試験と偏差値や大学レベルなどと比較しつつ、試験科目や合格に必要な勉強時間を紹介。効率的な学習法もお伝えします!

 行政書士の勉強をこのまま続けても、「試験が難しすぎて、合格できないのでは……」と不安になっていませんか?

 法律系の国家資格は受験者が多い上に、難易度が高いのが特徴です。試験に合格するためには、正しい学習方法で効率的に知識を身につけなければなりません。

 この記事では、なぜ行政書士試験が難しいと言われるか理由を明らかにし、合格のために必要な取り組みを項目ごとに分けて解説します。

※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、スクール紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。

行政書士試験は難しい試験

 行政書士資格の勉強をしていると、内容の難しさや試験範囲の広さから「難しすぎる」「受かる気がしない」と不安にさいなまれます。

 試験内容は法律関連の知識が多く問われるため、学習初心者にとって難しい専門用語ばかりです。

 わからない箇所が出てきた場合、疑問解決できなかったら、内容を理解できないまま学習を進めなければなりません。

 試験科目が非常に多く解答形式は多様なため、わからない箇所が出てくるたび、知識を身に付けて試験に臨んでいる自分を想像しにくくなり、挫折してしまいます。

試験の難易度

 行政書士試験の合格率は10%前後です。毎年11月の第2日曜日に試験が実施される、難関国家資格のひとつです。ただし、法律分野の国家資格の中では比較的簡単なレベルに分類されます。

 法律分野の国家資格合格率は、弁護士39.2%・税理士20.3%・弁理士9.7%・司法書士5.2%です。

 数値で判断すると、弁護士のほうが簡単に合格できそうに思えますが、弁護士は法科大学院卒業か、司法試験予備試験に合格していなければ受験できません。

 行政書士は受験資格がなく、法律知識を持ち合わせていない初学者でも受験できます。合格率が低いからと言って焦る必要はありません。コツコツと正しい学習方法で知識を蓄積していけば、合格を狙えます。

合格に必要な勉強時間

 行政書士試験の合格に必要とされる勉強時間は、法律知識がない初心者だと800~1,000時間、法律知識がある経験者だと500~600時間です。

 資格勉強に励む人たちの1日の勉強時間は、平均2~3時間。初心者が毎日3時間ずつ勉強して約11カ月、経験者なら約7カ月が必要という計算です。

【独学】必要な勉強時間1日3時間ずつ勉強した場合
法律知識がない初心者800~1,000時間1,000時間÷3時間=333日(約11カ月)
法律知識がある経験者500~600時間600時間÷3時間=200日(約7カ月)

 専門学校や通信講座で学習をする場合、約500時間程度かかります。通信講座は受ける講座によって、受講期間が大きく変化し、短いものは4カ月、長いものだと15カ月かかるものもあります。

 合格のためには長期的な学習が欠かせません。受験者は学生や社会人がほとんどです。忙しい毎日を過ごしているなか、どれだけ学習時間を確保して効率よく学習できるかが合格を左右します。

行政書士試験はなぜ難しい?

 行政書士は合格率が10%前後しかありません。しかし、受験資格がなく、誰でも受けられるため挑戦のハードルが低いと言えます。

 実際、他の法律系資格のほうが合格が困難な印象がありませんか。行政書士試験は、本当に難しいのでしょうか?

 ここでは試験科目・勉強内容や、他の士業資格と比べて試験難易度はどの程度かを紹介します。

 行政書士試験が難しい理由を多角的な視点で理解することで、合格に向けてすべき取り組みをイメージしてください。

試験科目が多い

 行政書士試験では「業務で使用する法令の知識」と「業務に関連する一般知識など」の2つの方向性の問題が出題されます。

 業務に関する法令は、「基礎法学・憲法・民法・行政法・地方自治法・商法会社法」など。

一般知識は「政治・経済・社会について、個人情報保護や情報通信」に加えて「文章理解力」の高さも必須です。

 このように、多くの試験科目が合格水準に達するよう考えながら、網羅的に学ぶ必要があります。

 問題の出題形式は、選択問題と筆記問題。筆記に関しては、長文回答を求められる設問があるため、知識を踏まえた上で考えを述べる柔軟性や応用力が求められます。

 試験範囲が非常に幅広いことに加え、単純に暗記さえすれば合格できるわけではありません。行政書士試験が一筋縄ではいかない理由がここにあります。

勉強内容が難しい

 行政書士は法律を取り扱うための資格です。専門用語や法律的な考え方を理解できるまでは苦労することでしょう。

 法律の適用例は複数に及ぶことがあるため、事例と法律の関係性を理解する、柔軟な思考力が必要です。

 また、法律は時代に合わせて改訂・改正されます。一度覚えても常に新しい情報に気を配り、変更点は覚え直さなければいけません。

 合格ライン40点以上の「一般知識」は、試験範囲が幅広いため、出題される問題の予想が困難です。単純な勉強だけで補える知識ではないことも、勉強内容が難しいと言われる一因となっています。

他の士業との難易度比較

 専門知識を使いこなして人々の役に立つ「士業」の仕事は、行政書士の他にいくつかあります。

 どの士業に就くにも資格試験に合格する必要があり、中長期的な学習が不可欠です。

 試験内容や合格率などは資格によりさまざまです。各国家資格について知れば、行政書士試験が資格試験全体のどの位置にポジショニングされるかを把握できます。

 これから紹介するのは、宅建・社会保険労務士・司法書士・税理士の4資格です。ぜひ学習の参考にしてください。

宅建との比較

 毎年10月、第3日曜日に試験が実施される宅建。不動産売買の取引を公正にするためのサポートをする資格です。

 国家資格のなかでは比較的簡単で、「行政書士は宅建より難しい」と位置付けされています。

  • 試験科目
    出題科目は、宅建業法・法令上の制限・税・民法など権利に関与する知識などの4種類。
    試験は50点満点中35点以上、約70%の正答率で合格できます。
    出題形式はマークシート。選択肢は4つです。権利に関係する知識問題は、過去の判例などを元に出題されるため、試験までにさまざまな判例に触れておく必要があります。
  • 合格率
    約15~17%
    毎年20万人程度が受験して、3万人ほどが合格しています。
  • 必要な勉強時間
    平均200~300時間です。さらに詳しく説明すると、宅建を初めて学ぶ人は平均500時間程度です。知識を持つ試験経験者は100時間程度で合格できる計算です。
    1日2時間勉強すれば、平均5カ月程度で平均時間に到達できます。

社会保険労務士との比較

 毎年8月第4日曜日に試験が実施される社労士。労働や社会保険の知識を活かし、労働者や企業の権利・快適な労働環境などを調える資格です。

 社労士試験の難易度は高いため、「行政書士は社会保険労務士より簡単」な部類に位置付けされます。

  • 試験科目
    出題科目は合計10科目。【労基、安衛、労災、雇用、徴収、労一、健保、厚年、国年、社一】です。
    各項目を網羅的に学ぶ必要があり、合格ラインは正答率60~70%。
    試験は4点満点の選択式問題と、70点満点の択一式問題で構成されています。
    法律は改訂・改正していくので、変更点を頭に入れながら学習を進めることが大切です。
  • 合格率
    平均6~7%(2021年度は7.9%)
    毎年4万人近くが受験して、2万5,000人程度が合格しています。
  • 必要な勉強時間
    平均800~1,000時間です。
    仮に1日3時間勉強したとして約1年かかる計算。受験生の多くは仕事や学校、子育てで日々忙しく過ごしているため、勉強時間の確保が難しい場合も。その結果、合格まで2~3年かかることがあります。

司法書士との比較

 毎年7月、第1 か第2日曜日に試験が実施される司法書士。法律知識をもった専門家として、行政機関に提出する書類の作成・手続きを代行するための資格です。

 国家資格のなかで高い難易度の資格とされていて、「行政書士は司法書士より簡単」な位置付けです。

  • 試験科目
    筆記試験は大小合わせて11科目が出題。そのうち多くの配点を占めるのは、「民法、商法、不動産登記法、商業登記法」の4科目です。
    試験は午前の択一問題、午後の択一問題、記述問題の3種類。それぞれで基準点以上を獲得できれば合格です。
    筆記試験合格者は面接形式の口述試験に挑戦でき、筆記・面接両方とも合格すれば司法書士資格を取得できます。
  • 合格率
    平均3~4%(2020年度は5.2%)
    毎年約1万4,000人が受験して、約620人が合格しています。
  • 必要な勉強時間
    平均3,000時間かかります。
    2年後の合格を目指すなら、最低でも1日4時間の勉強が必要です。すでに知識を持っている試験経験者や通信講座の受講生なら効率よく勉強ができ、2,000時間前後まで時間を短くできます。

税理士との比較

 毎年8月に3日間かけて試験が実施される税理士。税の専門知識を身に付け、依頼人の代わりに納税に関する申告をできる資格です。

 税理士試験を受けるには、下記四つのうち、ひとつ以上の条件を満たさなければいけません。

  1. 大学または短大卒業者で法律学または経済学を1科目以上履修した者
  2. 大学3年次以上で、法律学または経済学を1科目以上含んだ62単位を獲得した者
  3. 一定の専修学校で専門課程を修了した者で、法律学または経済学を1科目以上履修した者
  4. 司法試験に合格した者

受験資格があり試験の難易度も高いため、「行政書士は税理士より簡単」な位置付けです。

  • 試験科目
    税理士試験は必須科目2科目、選択必須科目1科目、選択2科目の中から、合計5科目を自分で選び受験します。
    【必須科目】簿記論・財務諸表論
    【選択必須科目】
    所得税法・法人税法
    【選択科目】
    相続税法・消費税法・酒税法・国税徴収法・住民税・事業税・固定資産税
    科目ごとに合格率や勉強時間は異なり、合格率の高さと内容の難易度は一致しません。選択する科目がどれであってもしっかりと学び、知識を定着させることが重要です。
  • 合格率
    平均17~18%
    毎年およそ3万3,000人が受験して、5,800人程度が合格しています。
  • 必要な勉強時間
    一般的に4,000時間かかります。期間で計算すると合格まで平均5~10年。長期的な学習計画が必要です。
    受験する科目で平均勉強時間は、下記のように変化します。
    【必須科目】簿記論 450~500時間/財務諸表論 450~500時間
    【選択必須科目】
    所得税法 600~700時間/法人税法 600~700時間
    【選択科目】
    相続税法 450~500時間/消費税法 450~500時間/酒税法 150~200時間
    国税徴収法 150~200時間/住民税150~200時間/事業税 150~200時間/固定資産税 150~200時間

大学受験との難易度比較

 行政書士試験は、大学受験の難易度と比較されることがあります。

 MARCH(明大、青学、立教、中央、法政など)と同じ程度のレベルで、偏差値に換算すると60~64程度。MARCHは慶応や早稲田に次ぐ国内屈指の有名私立大学です。いかに行政書士試験が難しいかがわかります。

 しかし、もしあなたに、MARCHレベルの学歴や偏差値がなかったとしても、資格の取得に挑戦することを諦める必要はありません。

 行政書士資格の大きな魅力は、受験資格がないことです。学歴は関係ないため、仮に最終学歴が高卒でも正しい学習法で効率的に知識をつければ試験に合格できます。

 大事なのは日々の勉強を着実に積み重ねていくことです。行政書士試験の難易度を示すひとつの指標としてMARCHレベルと同じであるのは事実ですが、あまり気にせず、自分のペースで合格を目指してください。

行政書士は人気の難関資格

 合格困難な行政書士は、人気の国家資格であることに間違いありません。毎年平均5万4,500人もの受験者が試験に挑戦、5,000人程度が合格します。

 人気の理由として挙げられるのは、受験のしやすさや資格取得で得られるメリットです。なぜ行政書士は人気のある難関資格なのか3つに分けて説明します。

誰でも受験ができる

 行政書士試験は受験資格がありません。合格者は10~60代の幅広い年代層で、合格するための基準はペーパーテストの正答率のみです。

 年齢、性別、国籍はもちろん、今までの学歴や学力は一切関係ありません。行政書士になることを目指し、学習を積み重ねれば誰でも合格できるチャンスがあります。

 一方、弁護士や税理士のような受験条件がある資格だと、学習を始める前に条件を満たすための行動を取らなければいけません。大学や専門学校に通い、指定の単元を履修する必要のあるケースが多く、多額の学費と年単位の時間がかかります。

 行政書士は事前の準備なく思い立ったらすぐ勉強を始められ、誰でも受験できる資格だからこそ、難しくても人気がある資格なのです。

年収が上がりやすい

 行政書士の平均年収は、300~500万円です。勤務行政書士の場合、600万円程度稼げる可能性も。

 日本人の平均年収は436万円のため、行政書士の年収は平均値より50万円以上高い結果です。

(参考: 国税庁の令和元年民間給与実態統計調査

 就職後、業界で経験を積み重ね独立や開業をすれば、さらに年収が増える可能性があります。独立開業を成功させれば年収1,000万以上、人によっては2,000~3,000万以上稼ぐケースもあるほどです。

 成功の秘訣は、人脈を活用した営業の実践です。元々、行政書士以外の業界で働いていた人などは、他の人が開拓しきれていない人脈から仕事を確保できる可能性があります。

 得意分野を確立して差別化を図ることも重要です。自分だけの強みを見つけることで、独立開業後の年収は大きく変化します。

就活・転職に有利になる

 合格者全体を年代別に分けると、20~40代の社会で活躍する世代が4分の3を占めています。

 受験資格がないため誰でも試験に挑戦できますが、学生のうちに資格を取得している人は全体のたった14%です。

 そのため就職の時、他の学生と差別化を図るアピールポイントになります。転職の際も、大きなアピールポイントとなることは間違いありません。

 行政書士の専門性を求められる会社でなくても、難関試験に合格した事実によって努力の積み重ねられる人物であると認識してもらえる可能性が高くなります。

行政書士試験は独学でも合格できる?

 行政書士を目指したいが、何から手をつけたらいいかわからない。難関資格だから自分には手に負えないかもしれない……。

 そのように考え、市販のテキストを購入して、独学から始めてみようと考えていませんか。そこで生じるのが「本当に独学で合格できるのか?」という疑問です。

独学で合格できる

 独学でも、行政書士試験に合格できます。

 行政書士は高難度の資格であると同時に人気がある資格です。受験者数が多いということは、行政書士の勉強に関する書籍が多いことを意味します。

 つまり教材の数が豊富で、市販で質の高いものが手に入りやすいと言えるでしょう。教材をうまく活用して、正しい勉強法で学習を進めれば、合格レベルの実力が身に付きます。

 ネットを検索してみると、独学で合格した人がブログなどで独自のノウハウを発信しているケースが見受けられます。費用を最低限に抑えて合格したい受験者にとって、独学は魅力的な学習方法です。

初心者には独学は厳しいことも

 独学でも試験に合格できると説明しましたが、行政書士試験や法律に関する知識に触れたことのない初心者が、独学で勉強を進めるのは非常に困難であることも事実です。

 法律は非常に専門性の高い知識です。市販のテキストがどんなに優れていても、基礎知識が無いと内容を的確に理解できないことも少なくありません。

 わからない部分が出てきた時、質問に答えてくれる人が周りにいないため、理解できない箇所が積み重なって挫折してしまう可能性があります。

 そもそも、自分に合った教材の選び方や正しい教材の活用法がわかりません。知識がない状態で試験の全体像を把握して、自分で学習スケジュールを考え長期的な学習に取り組むのは大変でしょう。

 受験者の多くは社会人として働きながら勉強をしなければならないため、人並外れた自己管理能力が必要です。

 このことから、法律初心者にとって独学は難しい可能性があります。

行政書士試験に合格するための勉強方法

 試験に合格するためには、やみくもに勉強しても意味がありません。必要なのは、自分に合った正しい勉強法で継続した学習を積み重ねることです。

 よくある失敗や合格できる勉強法のコツを押さえることで、効率的な学習スタイルを確立しましょう。

効率的に勉強をする

 行政書士試験は法令科目と一般知識が出題され、問題の分野が豊富です。合格のためには、バランスよく幅広い内容を理解しておく必要があります。

 すべての内容を完璧に理解するにはばく大な時間が必要です。

 仕事や学校、育児など日々忙しく過ごしている受験者にとって、時間の確保は至難の業。だからこそ、効率的な学習を意識する必要があります。

 おすすめは、試験に出題されにくい問題の勉強の比重を下げることです。逆に言えば、試験に合格できる知識を必要なだけ蓄えること

 合格後、業務に取り組む経験から身に付く知識も多いので、まずは試験に合格するための効率的な勉強に挑戦してください。

通信講座を利用する

 忙しい中で合格を目指す人にとって、スキマ時間で効率よくできる勉強は強い味方。通信講座は、まさに理想的な学習方法です。

 行政書士業界を深く理解している資格試験指導のプロたちが構成した、質の高いカリキュラムによる講座を受けられます。

 初心者向けコースを用意している会社が多いため、わかりやすい教材が手に入ることが大きなメリットです。

 予備校など通学が必要な学校と比較した場合、費用を抑えられる通信講座をうまく活用すれば、合格にぐっと近づけます。

効率的な勉強ができる

 通信講座の特徴は映像授業があることです。テキストで読むだけでは理解しにくい専門的な内容を、経験豊富な講師がわかりやすく説明してくれます。

 動画だと視覚と聴覚の二つを使った学習が可能です。メリットは、講師の表情や話し方の抑揚などで、重要な箇所が記憶に残りやすい点です。内容理解のために悩む時間を減らせるため、勉強時間を短縮できます。

 ほとんどの通信講座は、質問サポートを開設しています。苦手を一つずつ潰すため、疑問点や不安が生じた時は気軽に相談しましょう。

スキマ時間で勉強ができる

 通信講座は、スマホやタブレットなどのデジタル媒体で受講できるものがほとんど。多くのテキストや問題集がデジタルの教材です。

 通勤通学時の満員電車などで紙テキストを開くのは煩わしいし、そもそも荷物がかさばります。スマホなら手元で操作でき、周りに迷惑をかけずに勉強が可能で、仕事に関係ない余計な荷物を減らせます。

 一問一答用のアプリなどを開発している通信講座もあるので、記憶するだけでなく、アウトプットの練習もできます。スキマ時間の勉強はどうしてもインプットに偏りがちに。試験本番に向けた実践的な練習が可能なツールは非常に魅力的です。

 休憩時間や仕事のスキマ時間などをうまく活用して勉強ができる通信講座を利用すれば、学習スケジュールの管理が容易になるのが大きなメリットです。

おすすめの行政書士通信講座

 数多くの通信講座がさまざまな会社から提供されています。講座によってカリキュラムの内容や特徴・教材の種類などが異なるため、どれを選べばいいか迷ってしまうことも。

 通信講座を選ぶ時に重要なのは、自分の生活スタイルやスキルに合っているかです。

 これから紹介する講座は「スタディング」と「フォーサイト」の2種類。それぞれの特徴を踏まえて、通信講座選びの参考にしてください。

スクール名特徴料金キャンペーン受講形態教育訓練給付金合格実績
スタディング
スタディングロゴ
学習の効率化を重視した通信講座
▶公式サイト
行政書士合格コース 
・ミニマム:34,980円
・スタンダード:44,000円
・コンプリート:59,400円
スタートダッシュキャンペーン
スキルアップ割
オンライン非対象2022年度合格者の声160名掲載
フォーサイト
フォーサイトロゴ
短期間合格できる効率的なカリキュラム
▶公式サイト
・バリューセット1 :54,800円
・バリューセット2 :76,800円
・バリューセット3 :94,800円
ダブルライセンス割オンラインバリューセット1・2・32022年度合格率54.1%(バリューセット2の受講生実績)
※税込価格で表示

スタディング

スタディング バナー

 短期合格できるカリキュラムを徹底的に分析・構築して、受講者に提供するスタディング。

 受験者のほとんどが社会人や大学生で、忙しい日々を過ごしていることを念頭に置き、スキマ時間を活用した勉強ができる教材を作っています。

 映像の再生速度は、標準・1.5倍速・2倍速の3種類です。初めての単元は標準速度でじっくり学び、復習やテスト前の確認では倍速再生を活用するなど使い分けが可能。講座だけでなく、テキストや問題集もWebで読めます。

 スマホで使用できる教材がそろっているため、移動時間や仕事の休憩時間などのスキマ時間で効率のよい学習ができます。

 スタディングでは、スケジュール管理をしてくれるアプリを用意。

 短期合格を達成した人たちの学習方法を分析して、受講者それぞれに最適な管理計画を作ってくれます。無理のない範囲で学習を進められるため、試験合格まで諦めずに実力を伸ばせます。

>スタディング行政書士講座の公式サイトはこちら

>関連記事:スタディングの行政書士講座の評判・口コミを調査【短期合格者が多いワケ】

コース名・受講料金行政書士合格コース 
・ミニマム:34,980円
・スタンダード:44,000円
・コンプリート:59,400円
キャンペーンスタートダッシュキャンペーン
スキルアップ割引制度
教材内容・基本講座:試験の頻出ポイントや覚え方のアドバイスも解説
・WEBテキスト:補足や試験対策に役立つ情報を加えたオンラインテキスト
・スマート問題集:一問一答形式の問題集
講座ダウンロードの可否スタディングアプリで可能
サポート内容・勉強仲間機能
・学習フロー、学習レポート機能
受講形態オンライン
受講期間ミニマムコース:基本講座 約34時間
スタンダードコース:基本講座 約34時間、過去問解法講座 約22時間、記述式解法講座 約14時間
コンプリートコース:基本講座 約34時間、過去問解法講座 約22時間、記述式解法講座 約14時間、合格のための論点200 約13時間30分
教育訓練給付金非対象
合格実績2022年度合格者の声160名掲載
お祝い金の有無

フォーサイト

フォーサイト行政書士バナー

 フォーサイト受講者の試験合格率は54.1%。なんと、全国平均合格率の4.46倍です。

 合格率の高さの理由はカリキュラムです。満点合格を目指すのではなく、合格点に到達できる学習に長けた内容です。確かな実績を誇るフォーサイトでは、たった4カ月で合格した受講者がいます。

 スマホやタブレットで勉強することができるため、忙しい人はスキマ時間を効率的に使った学習が可能。

 テキストはフルカラー仕様で、スマホで表示する時に読みやすくなるメリットがあります。内容自体がわかりやすいため、初心者でも安心です。

 もし疑問点が出てきたら、メールによる質問サービスですぐに疑問解決できます。

 フォーサイト専用のeラーニングで、自分の生活スタイルに合った学習スケジュールを組み立てられるなど、充実したサポート体制に定評があります。

>フォーサイト行政書士講座の公式サイトはこちら

>関連記事:フォーサイト行政書士講座の評判・口コミを調査【安い時期は?】

コース名・受講料金バリューセット1 :54,800円
バリューセット2 :76,800円
バリューセット3 :94,800円
キャンペーンダブルライセンス割
教材内容・合格者200名の95%が満足した教材
・テキストには合格に必要な知識だけが書かれている
・理解が難しい部分は図表やフローチャートで説明
・専用スタジオで収録した高品質な講義動画
・1コマ最大15分の講義動画は隙間時間学習に最適
講座ダウンロードの可否
サポート内容専任の合格者スタッフによる充実の質問受付(上限あり)
受講形態オンライン
受講期間合格講座:90分
入門講座:95分
基礎講座:約47時間
過去問講座:約14.5時間
直前対策講座:約5時間
教育訓練給付金バリューセット1・2・3
合格実績2022年度合格率54.1%(バリューセット2の受講生実績)
お祝い金の有無ギフト券2,000円分

まとめ

 行政書士の魅力は、受験条件が無く誰でも試験を受けられる点です。学歴や年齢関係なく10~60代の人たちが合格しています。就職や転職時に他者との差別化を図れるため、学生のうちに資格を取得しておくのも一つの手です。

 ただし、学習範囲が広く800~1,000時間ほど勉強が必要で、日々忙しく過ごす人にとって、勉強時間の確保が大きな課題です。通信講座を利用すれば、効率よく実力を身に付けられます。

 自分の生活スタイルや現在持っている知識量から最善の通信講座を選び、試験に向けた勉強を進めましょう。

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