会社に行くのがつらくて今すぐにでも会社を辞めたいけれど、やめて無職の期間が続いたらどうしようと不安になる人は多いです。
しかし、20代の転職では退職してからでもなんとかなることが多く、必要以上に心配することはありません。
本記事では、20代の転職がなんとかなる理由と、退職してから転職活動をした方が成功する理由を解説しながら、転職先の見つけ方や20代の転職を成功に導くポイントを紹介していきます。
転職が不安な20代の人はぜひ参考にしてみましょう。
※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、転職エージェント紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。
20代なら仕事を辞めてもなんとかなる理由
新卒で入った会社が想像と違った、と感じている場合、すぐに辞めてしまいたいと考える人もいるでしょう。
しかし仕事を辞めて転職活動をして、仕事が見つからなかったら?と不安になることはあります。
ここからは、20代が会社を辞めた後でも転職しやすい理由を紹介します。
20代は会社を辞めてからでも転職しやすい
20代が仕事を辞めてもなんとかなる理由その1は「20代は会社を辞めてからでも転職しやすいから」です。
「会社を辞めてから転職活動しても大丈夫?」なかなか転職活動の時間が取れない人は、会社をやめてから転職活動をしたいと考えているかもしれません。結論を言うと、20代は会社をやめてから転職活動をしてもなんとかなります。
理由は以下の三つです。
- 転職市場は若手の人材が求められている
- 20代前半なら未経験でもポテンシャル採用のチャンスがある
- 30代よりは断然有利
次から詳しく説明していきます。
転職市場は若手の人材が求められている
大手転職サイトdodaが行った調査によると、2022年12月の求人倍率は2.54倍となっています。
コロナ禍が始まった2019年以降、求人数が増加する一方で、転職希望者数は減少しており、求職者にとって有利な状況が続いています。
参考:doda転職求人倍率・求人数・転職希望者数/パーソルキャリア株式会社
また、厚生労働省の調査では、若年労働力人口が総労働力人口に占める割合が30%を下回るとの結果が出ており、転職市場においては若手の人材ニーズが高いと言えます。
「若年労働力人口(15~34歳)は、2013年で1,757万人。2008年には2,000万人を下回ると
ともに、総労働力人口に占める割合も30%を下回り、減少が続く。」
引用:若年者雇用を取り巻く現状 厚生労働省
20代前半なら未経験でもポテンシャル採用のチャンスがある
新卒で入社した会社や仕事内容が自分に合わず、転職を考える人もいるでしょう。20代の転職が一般的となっている今、特に異業種・未経験での転職を考えている場合、20代前半の場合なんとかなる可能性が高いです。
なぜなら、20代はこれまでの実績よりも、今後の伸びしろ・ポテンシャルを見込んでの採用が多いからです。
転職先は同業種か近い業種の方がいいとは言われていますが、20代前半での転職の場合、未経験で異業種への転職にチャレンジもできます。
20代後半からの転職は難易度が上がるが30代よりは断然有利
20代後半の転職は、特に未経験・異業種への転職の難易度は上がります。しかし、20代の間は30代よりも未経験・異業種への転職にチャレンジしやすいのも事実です。
20代後半の場合、キャリアの棚卸しとスキルをアピールすることで採用チャンスが高まります。
失業保険でしばらくは食いつなげる
20代が仕事を辞めてもなんとかなる理由その2は「失業保険でしばらくは食いつなげるから」です。
ブラック企業に就職してしまうと体力・気力が吸い取られて転職のやる気が起きにくいでしょう。
そこで辞めてから転職しても大丈夫か不安に感じる人もいるかもしれません。
もし退職してすぐに仕事が決まらなくても、失業保険があるため、食べ物や住居に困ることは基本的にありません。なんとかなるので安心しましょう。
失業保険には2種類があり、「自己都合退職」と「会社都合退職」の場合では失業保険の給付時期と給付金額が違います。
自己都合退社の場合は、失業保険がもらえる要件として「離職の日以前2年間に、雇用保険の被保険者期間(※)が通算して12カ月以上あること」があります。
失業保険をもらいながら転職を考えている人は、1年は継続して勤務しましょう。
失業保険の支給要件と細かい支給金額はハローワークで確認できます。
職業訓練を受けてスキルを身につけることができる
20代が仕事を辞めてもなんとかなる理由その3は「職業訓練を受けてスキルを身につけることができるから」です。
20代で会社を辞めた後に転職を考えている場合、職業訓練を受けながら転職活動をするのもいいでしょう。雇用保険(失業手当)が受給できない人は、職業訓練を受けると「職業訓練給付手当」がもらえます。この制度を活用すれば、月額10万円の訓練給付手当を受け取りながら無料で職業訓練が受けられます。
職業訓練ではオフィスワークに必要なPCスキルやプログラミング、介護などさまざまなプログラムを選んで受講することができます。
自己都合退社を検討していて、雇用保険の加入期間が12カ月未満の場合は職業訓練を活用しながら転職活動することで、スキルアップと転職が同時にかなえられるかもしれません。
フリーランスとして働くこともできる
20代が仕事を辞めてもなんとかなる理由その4は「フリーランスとして働くこともできるから」です。
PCを持っている人であれば、Webライターや動画編集でフリーランスとして働くことができます。
クラウドワークスやランサーズのようなクラウドソーシングサービスで仕事の受注ができるので、まずは仕事を1本受けてみるのもおすすめです。
クラウドソーシングサービスでは初心者・未経験者歓迎の仕事もあります。
社会人スキルのある人であれば、タイピングや図表の挿入など活かせることもあるので、一度応募してみましょう。
仕事を辞めたいほど疲れている20代は、退職したほうがよい結果になる
仕事を辞めたいと思うほど疲れている場合は、思い切って退職した方が結果的にいい場合があります。
理由は以下の3点です。
- うつ病など、メンタルを壊すとなかなか回復できないから
- 相性の悪い職場に勤め続けても時間の無駄になるから
- モチベーションの上がらない職場にいることで、同世代との差が広がるから
順番に説明していきます。
うつ病などメンタルを壊すとなかなか回復できない
うつ病などメンタル系の不調は発症した場合、治療開始から4カ月から6カ月を回復期と呼び、治療開始から1年から2年の間を再発予防期といいます。
適正な治療を受ければ、治療開始から半年で80%の人の症状が回復傾向になりますが、それでも長期の治療が必要となる場合があります。
20代の数年間をメンタル治療に費やすよりは、思い切って退職した方がよい結果になりやすいです。
参考:順天堂医学 うつ病の診断と治療//荒井 稔
相性の悪い職場に勤め続けても時間の無駄になる
相性の悪い職場に勤務し続けても、時間の無駄になるだけでプラスになることはありません。
本人も毎日ガマンをして働くことで、ミスが増えたり心身に不調が出ますし、会社にも不利益となります。
会社との相性が悪い場合はあなたに責任があるわけではないので、思い切って退職することを検討してみましょう。
転職はいつでもできますが、1歳でも年齢が低い方が可能性が広がりやすいです。
合わない会社で消耗している人は、退職も検討してみましょう。
モチベーションが上がらない職場にいると同世代との差が広がる
モチベーションが上がらない職場にいることで、同世代とのスキルに差がつきます。
ネガティブな気持ちで仕事をしている人は毎日の仕事が消化試合と化してしまい、新しいスキルや考えを積極的に学ぶ機会が減っていきます。
一方、ポジティブな気持ちで仕事に取り組む人は会社のルーティンだけではなく、業界の動向を見ながら長期的視点でキャリア形成を考えたり、自分のスキルアップ・キャリアアップのための勉強に自発的に取り組めます。
モチベーションの差が勉強の機会の差を生み、結果同世代とのキャリア・スキル・年収の差となるため、合わない会社からは退職した方がよい結果が生まれやすいです。
20代なら仕事を辞めて転職活動することにメリットがある
仕事を辞めて転職活動して、なんとかなるだろうかと不安に思う人は多いでしょう。
しかし、20代だからこそ仕事を辞めて転職活動をすることにメリットがあります。
以下、詳しく説明していきます。
じっくり時間をかけて転職活動ができる
20代が仕事を辞めて転職活動するメリットその1は「転職活動にじっくり時間をかけられる」です。
仕事をしながら転職活動をすると、情報収集の時間が取れないため、給与や待遇の良し悪しで会社を選んでしまったり、転職エージェントの言いなりになってしまうことがあります。
仕事を辞めてから転職活動に専念する場合、時間があるので、自分のライフスタイルや重視するポイント、企業の将来性などさまざまな観点から企業を比較検討することができます。
また、失業保険がもらえる人であれば生活費を大きく心配する必要はありません。
転職活動に多くの時間を費やせるのは、退職後に転職活動をする大きなメリットの一つです。
面接の日程を合わせやすい
20代が仕事を辞めて転職活動するメリットその2は「面接の日程を合わせやすい」です。
就業中は日によってスケジュールが読めなかったり、残業が多いなどの理由から面接を受けられない可能性が高いです。
また、20代の若手は有給が取りづらく、なかなか面接の日程が決められないかもしれません。
特に面接が複数回ある企業だと、短期間で何度も有給を取得することになるので、同じ会社の人に「あの人転職活動しているのでは?」と疑われていないか不安にもなります。
退職してから転職活動をする場合は、スケジュールが自由なので面接の日程を決めやすく、結果早期の転職成功につながりやすいです。
入社日に制限がない
20代が仕事を辞めて転職活動するメリットその3は「入社日に制限がない」です。
在職中に転職活動をする場合、次の企業への入社まで、ある程度の期間が開いてしまいます。また、転職先が決まらないまま転職活動を続けることで、在職中の会社が繁忙期に入ってしまったり、退職を言い出しにくくなるリスクもあります。
法律的には14日前の申告で問題ありませんが、なるべく穏便に退職したい人にとっては引き継ぎをしてからの方が心理的に安心です。
その点、退職後に転職活動をする場合は入社日に制限がないため、自分と企業間で都合のよい時期に入社できるのがメリットです。
仕事をしながら転職活動できるのは、ホワイト企業の会社員だけ
20代が会社に疲れて転職を考える場合、会社の労働環境が悪いのが主な理由です。
特にブラック企業では20代は若手として出社や長時間の残業を命じられやすいため、転職活動にかけられる時間は少ないと言えます。
転職活動では履歴書や職務経歴書の書き直し、写真撮影や志望動機の推敲など、予想より多くの労力を必要とするため、会社勤務で疲れ切った人には転職活動は過酷です。
もし労働環境の悪さが原因で転職を考えているなら、退職してから転職活動した方がいい結果を生み出せます。
特に20代は退職後の転職活動でもなんとかなるので、まずは円満退社を目指すところからスタートでもいいでしょう。
20代が転職する際に考えるべきポイント
20代は退職後の転職でもなんとかなる理由を説明してきました。
しかし、転職する業界や企業選びに失敗するとキャリアデザインを失敗したり、不本意な仕事を続けなくてはいけない可能性もあります。
ここからは転職する20代が考えるべきポイントについて解説していきます。
未経験の職種にチャレンジすることを視野に入れる
20代が転職する際に考えるべきポイント一つ目は「未経験の職種にもチャレンジする事を視野に入れる」です。
20代は30代よりも未経験・異業種への転職難易度は低めです。そのため未経験の職種にも積極的にチャレンジすることを視野に入れましょう。
例えば営業職であればエンジニアや技術職への転職や、サービス業界からIT業界への転職など、未経験でもチャレンジしたいと思った職種には積極的に応募しましょう。
将来性が見込める職種を選ぶ
20代が転職する際に考えるべきポイント二つ目は「将来性が見込める職種を選ぶ」です。
AIの出現によって誰にでもできる仕事はAIに代替していく未来が予想される現代では、AIでは代替が難しい職種=将来性が見込める職種であること、というのが一つの指標となります。
具体的にはAIを操作したりアップデートしていくITエンジニアや、高いコミュニケーションスキルを必要とする教育・医療・介護分野の業種が該当します。
また、人の心を動かすデジタルマーケティング職やクリエイターも需要が高まっており、かつAIに代替されにくい分野です。
じっくりキャリア形成を考えるなら、今後の労働市場がどのように変化していくのか、ある程度分析してから転職先を決めましょう。
正社員にこだわる
20代が転職する際に考えるべきポイント三つ目は「正社員にこだわる」です。
会社員として勤務するなら、正規雇用にこだわりましょう。なぜなら正社員は社会保険や雇用保険など、万が一働けなくなった場合の社会保障制度が手厚いからです。
退職後に仕事がない不安が原因で、派遣社員や契約社員として働いてしまうと、正社員になるのは想像以上に大変です。
特に20代はすごいスキルがあるわけではないので、契約社員や派遣社員からの逆転が難しくなります。
仮に「正社員登用制度あり」とうたっている会社でも、正社員登用まで半年以上かかったり、正社員登用を待っている間に契約を切られてしまう場合もあります。
20代で転職する場合は、多少時間がかかってもいいので、正社員への転職にこだわりましょう。
30歳以降でも正社員になれる仕事は避ける
20代が転職する際に考えるべきポイント四つ目は「30歳以降でも正社員になれる仕事は避ける」です。
30歳以降でも正社員になれる仕事とは、タクシー運転手や介護職など人気のない職種か人手不足が深刻な職種です。つまり誰でも働ける仕事ということですが、この類の職種に就いてしまうと、人手不足が慢性化しているため、労働環境が現職よりさらに悪化する可能性があります。
20代は無資格・未経験でもチャレンジできる職種がたくさんあるので、伸びしろがあり、かつ待遇の良い職種・企業を選びましょう。
20代におすすめの職種・業界
ここまで、20代が転職する際に考えるべきポイントを紹介してきました。
では具体的にどのような職種・業界で転職すればいいのでしょうか。
ここからは20代におすすめの職種と業界を紹介していきます。
未経験からでも問題なし「ITエンジニア」
20代におすすめの職種の一つ目は「ITエンジニア」です。
ITエンジニアはSE(システムエンジニア)やプログラマ、Webエンジニアなどの総称で、IT系の専門的な知識・スキルを持つ人たちを指します。
プログラミング言語の習得や基本情報技術者資格、CISCO認定資格などを習得することで転職の可能性が広がります。
ITエンジニアを目指す人向けの無料スクールで学んだり、職業訓練で無料で受講もできるので、20代でIT業界に転職したい人はぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
無料で未経験からITエンジニアを目指せる「ネットビジョンアカデミー」
ネットビジョンアカデミーは未経験からITエンジニアを目指せる無料のプログラミングスクールです。
ネットワークエンジニアになるためのCCNA資格取得を1カ月で目指せ、働きながら資格取得を目指す人のためにWeb学習も用意しています。
受講後は就職支援が受けられるため、費用面で不安がある人にもおすすめできるプログラミングスクールです。
勉強と考えることが好きなら「データサイエンティスト」
データサイエンティストは大量のデータ分析をしながら課題の洗い出しと選定、優先順位付け、仮説立案から課題解決を行う仕事です。
データアナリストがデータ分析に注力する一方で、データサイエンティストはコンサルティング要素が仕事に入っており、現場判断に従ってビジネス貢献や顧客の課題解決を行います。
データサイエンティストは業務の範囲が広いことから、その人独自の強みを活かしやすく、実績を積めれば人材価値を高めることも可能です。
最新のトレンドを追うのが好きなら「Webマーケティング担当者」
Webマーケティングとは商品やサービスがWebを通じて売れるように企画を立案したり、運用する仕事です。
オンライン上にある商品やサービスがどのようにしたら顧客の目に止まり、購入まで至るのかを企画したり、SNSやチャットを運用して顧客のパーソナライズを行う仕事です。
Webマーケティング担当者は顧客の行動を分析しながら製品やサービスを売ったり、売れる企画を立案し、実行していくため、売上に貢献したり、最新トレンドを作りたいという人に向いている職業です。
また、数字の分析をしたりWebのアルゴリズムに従って戦略を変えていくので、細かい数字を追うのが好きな人にも向いています。
キャリアアップしやすい「コンサルタント」
コンサルタントは顧客の課題を洗い出し、解決するいわば「相談役」のような職種です。
特にITコンサルタントはITの知識のない企業から重宝されやすく、論理的思考や問題解決能力を問われるので将来的にキャリアアップしやすい職種です。
実績を積むことで経験値や知見が広がるため、20代の転職職種にはおすすめと言えます。
常に人気上位の「看護師」
医療の現場では常に人手が不足しており、看護師資格があると重宝します。
特に女性の場合は事務系の職種より給与水準が高いので、看護師を目指すのもいいでしょう。
看護師資格があれば、例え病院で勤務しなくても、医療脱毛クリニックやアートメイククリニックなど就職の可能性が広がります。
看護師資格は国家資格である看護師資格と、都道府県資格である准看護師資格があります。
看護師資格を取得するには、4年課程のある大学か3年課程のある専門学校で学ぶ必要がありますが、20代であればまだまだチャレンジできます。「手に職をつけたい」と考えている人は挑戦してみてもいいでしょう。
20代が転職を成功させる五つのポイント
ここからは、20代が転職を成功させる五つのポイントを紹介します。
20代の転職はなんとかなる場合が多いですが、やはり転職するからには納得できる企業を選びたいものです。
転職成功のポイントを知って、実際の転職活動に活かしていきましょう。
徹底的に自己分析をする
20代が転職を成功させるポイント一つ目は「徹底的に自己分析をする」です。
自己分析とは自分を客観的に分析することです。20代の転職では以下を棚卸ししておくといいでしょう。
- 自分の長所・強み
- 過去のキャリアの棚卸し(どんな経験をしてどんなスキルを得たのか)
- 将来的にどのようなキャリアプランを考えているか
自己分析を通して自分を客観的に見つめることで、志望する企業とどこがマッチするのか、自分のどの長所が企業に貢献できるのかを冷静に伝えることができます。
企業の給与や福利厚生だけで転職先を選んでも、志望する企業にとってメリットがなければ転職を決めることはできません。
自己分析を徹底的に行うことで、転職の成功率を上げられます。
面接を受ける企業について入念にリサーチする
20代が転職を成功させるポイント二つ目は「面接を受ける企業について入念にリサーチする」です。
新卒採用とは違い、20代の中途採用面接では前職で培ったスキルとともに、自分の意見を持っているか、将来を具体的に描いているかも面接官に見られています。
自分が志望する企業の会社概要だけではなく、歴史や理念、業界の動向を把握しておきましょう。
また、同業他社ではなく「なぜその会社を選んだのか」、そして「自分が志望する会社にどのように貢献できるか」を具体的に話すことができれば、採用の可能性が上がります。
転職先に求める条件を絞る
20代が転職を成功させるポイント三つ目は「転職先に求める条件を絞る」です。
20代の転職は条件を選ばなければなんとかなるものです。しかし、なんとなく受けた会社の採用面接に合格したからと言って、それは転職の成功とは言えません。
転職先に求める条件を絞ることで、絶対に譲れないポイントができあがるため、転職の軸がブレにくくなります。
給与は譲歩できるけれど業界は変えられない、業界は変えてもいいけれど職種は変えたくない、など、人によって譲れない条件が違います。
先に説明した自己分析と同じように、転職先に求める条件も明確にして絞りましょう。
できるだけ早く行動する
20代が転職を成功させるポイント四つ目は「できるだけ早く行動する」です。
20代の転職はなんとかなりますが、退職から期間が開いてしまうと空白期間が長引き、転職活動に不利になります。
前職がブラック企業だった場合、退職が決まると安心してズルズルといつまでも休みたくなる気持ちもありますが、退職したら1日でも早く転職活動を開始して、次の仕事に就きましょう。
転職活動は履歴書や職務経歴書の作成など、想定以上に多くの労力と作業が必要になります。
退職が決まったらすぐにとりかかるのが転職を成功させるコツです。
転職エージェントを活用する
20代が転職を成功させるポイント五つ目は「転職エージェントを活用する」です。
20代でスキルがない人にこそおすすめしたいのが転職エージェントの活用です。転職エージェントは転職のプロなので、履歴書や職務経歴書の書き方や面接対策まで、丁寧に添削、指導してくれます。
また業界の動向や企業の採用担当についても知っていることを教えてくれることもあるので、独学で転職するよりは転職エージェントを活用した方が最短ルートで転職できます。
転職エージェントには業界やスキル、学歴によって特化したエージェントがあるので、自分がどの転職エージェントを使ったらいいのか迷った場合は、以下に紹介する転職エージェントの利用も検討してみましょう。
20代の転職に役立つ転職エージェント5選
ここからは、20代の転職に役立つ転職エージェントを五つ紹介します。
ハタラクティブ
おすすめポイント:最短2週間での転職も可能 転職の軸がない人へ
ハタラクティブは漠然と転職を検討している人から今すぐにでも転職したい人まで、幅広く求人を紹介してくれるサービスです。
おすすめのポイント
- 未経験でも転職できる
- SNSチャットで相談できる
- 幅広い職種・業界からマッチした求人を紹介
- 最短2週間で転職できる
- 内定率80.4%
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就職Shop
おすすめポイント:書類選考がなく経歴に自信のない人でも安心
就職Shopは利用者の90%が20代の若年層特化型転職エージェントです。
未経験でもスタートできる求人を取り揃えているので、異業種への転職を検討している人におすすめです。
おすすめのポイント
- 未経験でも転職できる求人が多い
- 書類選考がないので学歴に不安がある人でも安心
- 直接契約した求人を紹介
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マイナビジョブ20’s
おすすめポイント:20代専任のアドバイザーと二人三脚で転職成功が目指せる
マイナビジョブ’20’sはマイナビが運営する20代の転職に特化したエージェントです。
20代の転職に特化した専任アドバイザーが二人三脚で志望動機の添削や面接対策を行ってくれるので、初めての転職でも安心です。
おすすめのポイント
- 求人はすべて20代対象なので安心できる
- 20代の新卒・既卒に特化したアドバイザーが相談に乗ってくれる
- 適性試験が受けられるので、より客観的な自己分析ができる
- 直接企業からスカウトが届く
求人数 | 3,921件 |
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
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安定のお仕事
おすすめポイント:高卒・フリーターでもホワイトカラーの正社員が目指せるエージェント
安定のお仕事は求職者に高卒や専門学校卒、大学中退が多いエージェントです。学歴でホワイトカラーの正社員をあきらめていた人でも転職を目指せるので、学歴で転職をあきらめていた人におすすめできる転職エージェントです。
おすすめのポイント
- 派遣社員・契約社員からでも正社員転職が目指せる
- アルバイトからの正社員転職が目指せる
- 無料で資格試験対策講座が受けられる
- 無料で電話・Zoomで転職相談が受けられる
求人数 | 10,000件以上 |
運営会社 | 株式会社安定のお仕事(MAPグループ) |
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キャリアスタート
公式サイトで詳しく見る
おすすめポイント:敏腕アドバイザーによる内定率80%超 年収アップも目指せる転職エージェント
キャリアスタートは未経験でもOKの企業を紹介してくれる転職エージェントです。履歴書や職務経歴書の添削や面接対策をマンツーマンのフルサポートで受けられるため、異業種への転職で年収アップも同時にかなえたい人におすすめです。
>キャリアスタートの公式サイトはこちら
おすすめのポイント
- 未経験でも転職成功が目指せる
- 履歴書や職経歴書の添削、面接対策をマンツーマンで受けられる
- 最短2週間から3週間で転職成功が目指せる
- 大手企業への転職が目指せる
- 未経験から年収大幅アップした転職が目指せる
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まとめ
20代の転職がなんとかなる理由と、転職を成功させるポイントを紹介してきました。
20代は未経験や異業種への転職でもなんとかなる可能性が高く、在職中に無理に転職活動をするよりも、退職してからじっくり転職活動をしても内定が出る可能性が高いです。
20代が転職を成功させるためには、将来性のある業界・職種を検討しながら、徹底的に自己分析を行い、一日でも早く転職活動を始めることが重要です。
転職エージェントを活用することで転職成功まで近道を行くことができるので、転職エージェントの利用も積極的に行っていきましょう。