夏休みが「転職」のきっかけに? 会社員1000人実態調査、「地元」の存在感は強かった
人材総合サービスのスタッフサービス・ホールディングスが行った「夏休みと転職」に関するインターネット調査で、3人にひとりは、夏休み・お盆休み明けに転職を考えたことがあることがわかりました。いったいなぜでしょうか。「休み中に自分の働き方や今後を考え直した」 人材総合サービスのスタッフサービス・ホールディングス(千代田区神田練塀町)が20代から40代までの会社員1000人を対象に行った「夏休みと転職」に関するインターネット調査で、3人にひとりは、夏休み・お盆休み明けに転職を考えたことがあることがわかりました。 実家への帰省が転職のきっかけに?(画像:写真AC) 調査結果は「何度もある」(14.3%)、「何度かある」(24.1%)を合算したもの。 また、地元があり夏休みに頻繁に実家に帰省する人と、実家住まいの人とで比較すると、前者の方が夏休み・お盆休み明けのタイミングで退職・転職を考える人が多いことも分かりました。 退職や転職を考えた理由は、「休み中に自分の働き方や今後を考え直したから」が62.8%でトップ。次いで、「このまま休んでいたいと思ったから」が30.5%、「ボーナスが支給された後だから」「転職活動の時間が作れそうだから」が24.2%となりました。 帰省する人の33.8%は地元での就職を考える 続けて、3年に1回以上夏休み・お盆休みに実家に帰省する人を対象に、そのタイミングで地元での就職を考えるかを質問したところ、結果は「何度もある」「何度かある」と合わせると、33.8%となりました。理由は、 ・東京に疲れたから(東京都・40代男性) ・いまの仕事が嫌で我慢できないから(東京都・40代女性) ・地元が恋しくなったから(岩手県・40代男性) ・地元への貢献も大切だと思うから(東京都・30代男性) ・親や地元の人たちと接していると、仕事に忙殺される毎日が虚しく感じたから(福岡県・30代男性) ・田舎でのんびり暮らすのもいいかなと(宮城県・30代女性) ・親の健康状態が悪かったから(山形県・30代男性) ・実家に戻り、実家の懐かしさや居心地の良さを感じたため(東京都・20代男性) といったものです。 「上司の言っていることが日々違う」「上司の言っていることが日々違う」 同調査では、転職のきっかけとなる「上司の理不尽エピソード」も公開しています。 理不尽な上司のイメージ(画像:写真AC)・上司の言っていることが日々違う(栃木県・30代女性) ・社長が、自分が夜中に出勤していて悔しいからと、夜中に用もないのにみんなに電話をかけてくる(宮城県・30代女性) ・やらなくてもいい仕事を勝手に引き受けて、人を巻き込む(神奈川県・30代女性) ・仕事がいっぱいいっぱいなのにそれでも仕事を増やしてくる(埼玉県・20代男性) ・仕事とは関係ない上司の機嫌や気分によって仕事内容が変わる。上司の私的な用事をやらされる(新潟県・40代女性) ・上司が無能ですべての責任を部下に押し付けてくる(大阪府・30代男性) ・嫌がらせのように使用頻度の低い資料を作らされた(東京都・40代男性) ・前と言ってることが違う。指示通りに対応したのに、他の上司に指摘されると「私もそうするべきだと思ったのですが」と、まるでこちらの判断ミスであるかのように答える(神奈川県・30代男性) ・部下が同じことを毎回教えても覚えていない(東京都・40代女性) ・同僚が誰もやったことない仕事をふられる。夜遅く朝早く出社させられる(沖縄県・20代女性) ・勤務時間終了間際に上司から残業を命じられることが時々ある(神奈川県・40代男性) ・休みの日まで出勤させられたとき(大阪府・20代女性) ・異動が急に起こる(福岡県・20代男性) ・営業なので当たり前かもしれないが、決めた日時や場所に来なかったり連絡を無視されたりしたこと(愛知県・30代女性) ・取引先が仕様変更を平気でお願いしてくるが納期は延びず、結果こちらが残業や休日出勤をするハメになる(熊本県・30代男性) ・ワガママな取引先のせいで旅行先から無理やり現場に。結局取引先のミスが原因だった(栃木県・30代男性) なお同調査は、2019年7月17日(水)から19日(金)まで行われました。
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