散歩の定番『ドラクエウォーク』に1年間ハマり過ぎたライターを襲ったまさかの結末

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散歩の定番『ドラクエウォーク』に1年間ハマり過ぎたライターを襲ったまさかの結末

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下関マグロ

サンポマスター、食べ歩き評論家

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人気の位置情報ゲーム『ドラゴンクエストウォーク』。そんな同ゲームを「東京散歩」という観点から、サンポマスターの下関マグロさんが解説します。

ドラクエウォークの魅力

 お笑いコンビ千鳥の大悟さんや、メイプル超合金のカズレーザーさんがテレビCMに出演して話題を呼んでいる位置情報ゲーム『ドラゴンクエストウォーク(ドラクエウォーク)』。そんなドラクエウォークはどれくらい面白いのか――今回は「東京散歩」という観点から見ていきます。

無料で始められるドラクエウォーク(画像:下関マグロ)



 筆者(下関マグロ。サンポマスター)がドラクエウォークを始めたのは、新型コロナウイルスの話題がマスコミで報道されるようになった2020年2月からです。

 タレントの有吉弘行さんを始めとする多くの芸能人がこのゲームをやっていると知っていたので、ゲームの存在は知っていました。しかしドラクエそのものをプレイしたことがなかったので、なかなか手を出せずにいました。

 思い切って始めたのは、同じく位置情報ゲームの『Ingress Prime』を止めたかったからです。Ingress Primeは、ふたつの陣営に分かれて陣地取りをするのですが、これが楽しくてドハマりしていたのです。

 ただゲーム相手は人間で、家の近所にある自分の陣地が攻撃されると思わずカッとなって取り返しにいき、そのおかげで結構歩いたのですが、精神的にストレスがたまってしまいました(あくまでも個人の感想です)。『Ingress Prime』のほか、『ポケモンGO』『ハリー・ポッター:魔法同盟』もプレイし、いずれも面白かったのですが、Ingress Primeを止めるまでには至りませんでした。

 そんなこんなで始めたドラクエウォークですが、プレイし始めて筆者はこのゲームの楽しさがすぐにわかりました。ゲームに出てくるマップは現実の街と同じで、そこに現れるモンスターを倒しながら歩くと経験値が上がり、街にある回復スポットのつぼを割るとHP(ヒットポイント)などが回復するといった具合です。

 つまり歩けば歩くほどゲームは進むという仕組みで、これまでの位置情報ゲームのなかでも一番楽しく東京の街を歩けると感じました。

 ドラクエウォークを始めて1週間ほどでIngress Primeを完全に止め、それ以来、ドラクエウォークをずっと続けています。

昔からあった散歩ゲーム

 さて、こうした散歩ゲームの歴史を少し振り返ってみましょう。

 1990年代後半、「たまごっち」という携帯型育成ゲームが流行しました。ちょっと買ってみようと販売店にいってみましたが、残念ながら売り切れていました。ただ、代わりに「てくてくエンジェル」というものが売られていました。

「てくてくエンジェル」は歩数計の機能が付いた携帯型育成ゲームです。歩くことでキャラクターを育成できると知り、何だかたまごっちに似ている感じだったので、これは面白そうだと購入しました。結果、ドハマりしてしまいました。

「てくてくエンジェル」(画像:下関マグロ)



 筆者はどこに行くにも「てくてくエンジェル」を携帯しました。歩くことでキャラクターが育つというのは、それほど画期的に映ったからです。そのほかにも「東海道五十三次を歩く」という携帯ゲームにもハマりました。

携帯ゲームからアプリへ

 21世紀になり、携帯電話のアプリに歩数計が登場するようになりました。電話するだけのものだった携帯電話にカメラがつき、アプリが登場しました。そのなかには歩数計アプリもありました。

携帯電話にもいろいろな歩数計アプリが入っていた(画像:下関マグロ)

 歩数計アプリは有料のものも無料のものもあり、筆者は「これでわざわざ携帯ゲームを購入する必要はなくなった」と感じましたがハマることはありませんでした。

 というのも歩数計アプリより、マップで目的地の道順などが出るもののほうが面白くて、そちらをよく使っていました。目的地への距離もわかるし、1日どれくらい歩いたかもすぐにわかる仕組みになっていたからです。

歩きスマホは止めよう

 位置情報ゲームについて、「歩きスマホを助長する」という声があります。筆者がIngress Primeを始めたころ、スマホ画面に歩きスマホを注意するアラートが出てきました。これは筆者の持っていたスマホの独自機能でした。これが出てくると操作がしづらくなるため、アラートが出るたびに立ち止まっていました。

 なおドラクエウォークには「WALKモード」という歩きスマホ対策を行っています。このモードにしておけば、スマホを見ながら歩かなくても自動でモンスターとバトルしてくれます。歩くことで得られるご褒美も得られます。

楽しすぎるのも問題か

 ドラクエウォークのプレーヤーは大きく分けて、無課金、微課金、課金に分かれます。筆者は無課金で始めましたが、現在は年間数千円程度の微課金です。課金する人は武器や装備をがっちりつけている人ですが、それぞれの楽しみ方があると思います。

ドラクエウォークの「WALKモード」(画像:下関マグロ)



 筆者がドラクエウォークを始めて程なく、東京には1回目の緊急事態宣言が出て、不要不急の外出ができなくなりました。それに合わせてドラクエウォークも家にいながらにして楽しめるように変わりました。

 そんなドラクエウォークですが、面白いゆえに時間を取られてしまいます。原稿を書かなくてはならないのについついやってしまいます。

 そんな折、股関節が痛むようになりました。病院でレントゲンを撮ったら「歩き過ぎ」とのこと。ハマり過ぎるのも問題なのでしょうか。

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