中央区の名橋「日本橋」、実は江戸時代に10回も架け直されていた
2021年1月9日
知る!TOKYO石造りのアーチ橋「日本橋」は日本橋エリアの象徴として、長く親しまれてきました。そんな日本橋の歴史について、ルポライターの昼間たかしさんが解説します。
日本橋は東京の「スタート・ゴール地点」
中央区の日本橋川にかかる日本橋には道路元標(道路の起点、終点、経過地を標示するための標示物)が置かれています。これがつくられたのは明治時代ですが、江戸時代には五街道の起点であるため、日本橋は長らく東京の「スタート・ゴール地点」となっています。

現在の旅は鉄道や自動車といった乗り物を使うのが当たり前なので、日本橋がスタート・ゴール地点といってもイメージしにくいかもしれません。
むしろ、日本橋三越本店(中央区日本橋室町)などの由緒正しいデパートが並ぶため、たまのぜいたくを楽しむ場所というイメージが強いのではないでしょうか。いずれにせよ、日本橋のブランド力というのは一定しています。
橋の始まりは、徳川家康が江戸幕府を開いてからです。日本橋川は神田川の開削にともない形成されたのですが、このときにかけられたのが日本橋です。
前述のイメージから、日本橋周辺はお金持ちが住む地域と思われがちですが、実際には下町です。それも神田と並ぶ本気の下町なのです。

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