プロポーズや、語彙のなさがゲームに! 身近で愉快なアナログゲームの世界

2018年11月28日

イベント
ULM編集部

日本最大級のアナログゲーム即売会「ゲームマーケット2018秋」を訪れました。多種多彩なアナログゲームのなかから、気軽にできるもの、実際に体験してみて面白かったものを抜粋してご紹介します。


終日たっぷり楽しめる!電源が必要ないゲームの祭典

 近年盛り上がりが止まらない、アナログゲーム界隈。その祭典ともいえる「ゲームマーケット2018秋」が、2018年11月24日(土)25(日)の2日間、東京ビッグサイトで開催されました。

出展ブースの数は、2日間で779にのぼったという。同人ブースも企業ブースもある(2018年11月24日、高橋亜矢子撮影)

 アナログゲームとは、おおまかに言うと「電源を必要としないゲーム」。身近なところでは「トランプ」や「UNO」「人生ゲーム」などもその一端です。

 数分で勝負が決まるゲームもあれば、数時間かかるゲームもあり、だまし合いで勝負するものもあれば、プレイヤー全員で協力しあうものもあり、その世界は実に多種多彩。同イベントは、そんなアナログゲームを購入するだけでなく、その場で「試遊」できるのが大きな魅力です。

にぎわう試遊スペース(2018年11月24日、高橋亜矢子撮影)

 つくり手の「こんなゲームが作ってみたい!」という熱量で生成されたゲームが数多く並んでいるのも魅力のひとつで「え!この題材がゲームになるのか!」と、驚きのアイデアに、うなること多々。

 正直なところ、1日中たっぷり楽しんでも回りきれない規模感なのですが、今回は、筆者が実際に体験しつつ、下記の条件に添って厳選。

・ルール説明に要する時間「約1分」
・ゲーム所要時間「短め」
・イベント当日以外でも購入可能

 初心者の方や、アナログゲームにあまり興味がなかった人にも、楽しんでもらえそうなゲームを紹介します。

熱烈すぎる愛のことば満載! 即興でプロポーズするゲーム

 1つめに紹介するのは「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。」(第2版)。端的に言うと、人生の一大イベント「プロポーズ」を、即興で考えて言い合うゲームです。

「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。」(第2版)(2018年11月24日、高橋亜矢子撮影)

 プロポーズは、「僕は」「君を」「愛している」など、台詞の骨組みになる「初期カード」6枚と、「フォーリンラブ」「一緒の墓に入ろう」「真っ白なキャンバス」「天使」「太陽」「はち切れそうさ」「味噌汁」「あったかいだろ?」など、プロポーズらしさのある(でも現実世界で使う人はあまりいなさそうな)フレーズが満載の「単語カード」6枚を組み合わせてつくります。

「初期カード」は1人1組ずつ配られる。指輪もある(2018年11月24日、高橋亜矢子撮影)
「単語カード」は全部で164枚ある。山の中から6枚引く(2018年11月24日、高橋亜矢子撮影)

 制限時間は、ゲームの親(プロポーズを受ける人)が、10数えている間。たとえば、こんなプロポーズが出来上がります。

試遊会で、筆者があわてふためきながらつくったプロポーズ(2018年11月24日、高橋亜矢子撮影)

「僕は幸せ。君にフォーリンラブ。君は女神。味噌汁になってあげるよ。運命より愛してる」

「味噌汁になってあげるよ」ってなんだろう……。つくった本人すら理解不能ですが、そんな意味不明さも即興ならの醍醐味。愛の言葉ばかりが言い交わされる異世界と化した試遊台は、大いに盛り上がりました。

ゲームマーケット大賞にも入賞した同ゲーム。売り場は大盛況(2018年11月24日、高橋亜矢子撮影)

 同ゲームの作者は、札幌のアナログゲームサークル「クリメージ」のdaipoさん。イラストレーターでもあります。もともとは個人で、極小ロットで作っていましたが、次第に需要に供給が追いつかない状態になったため、今イベントでは、バックヤードいっぱいに商品を用意。大型ロットで上海に発注したといいます。

「尊い」「シュッ!」とかしか言えなくなる、語彙喪失ゲームとは


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