広~い露天風呂でたっぷり長湯してから、もつ焼10本をペロッと平らげる 稲荷町【連載】新!東京湯巡り、徘徊酒(10)
2020年6月4日
お出かけ昔ながらの銭湯でひとっ風呂浴びたら、歩いてなじみの居酒屋へ――。銭湯巡りと飲み屋歩きをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的な銭湯と居酒屋のハシゴ歩きへお連れします。第10回は、台東区の稲荷町からスタートです。
銭湯絵師の富士山と思いきや
地下鉄銀座線に乗って、浅草のふたつ手前の稲荷町駅。目の前の浅草通りを左に曲がって、少し歩いて左を見ると、有りますようわさの「寿湯」(台東区東上野)さんが。
表の看板には、ボディーマッサージ、リラックスバス、露天風呂、寝風呂、サウナも有るみたい。
私(島本慶。コラムニスト)はサクッとげた箱に靴を入れてフロントへ。
おぉっと券売機で買うのね、とチャリンと入れてフロントを見れば、アラアラまるでスーパーのレジみたい透明のビニールカーテンが。
へーえ、最近はこうなのかしら? などと思いつつ男湯ののれんをくぐりますぅ。
脱衣場はどうやら100円玉戻しのロッカーで、服を脱ぎます。最後に100円玉を入れてから洗い場へ。
カランを確保して頭をぬらしてから、体を洗います。
でもって頭を洗い、キレイになってから、さてと露天風呂にでも入ろうとすると、どうやらサウナの客らしきオヤジが椅子に座ってペチャクチャしとります。
広い露天かと思えば意外に小さい? いやいや振り返るともうひとつ広~い露天風呂が有りましたよ。
ズブズブして「あ~、う~」なんてぬるま湯を味わいますな。
さてお次はと奥の正面を見ると、ドーンと見事な富士山の絵が。
これはナカジマ先生? でもサインが無い。
タッチは似てるけどややソフト? そぉか、女性のお弟子さんだった人が描いたんだと理解しました。今は独立されてんですよね。
でまぁお次はドドッと勢いのあるボディーマッサージ風呂に入ってキョロキョロしてっと、ん? 何々、鶯谷にある「ひだまりの泉萩の湯」(同区根岸)さんとスカイツリーのそばにある、「百種の日替わり湯 薬師湯」(墨田区向島)さんとここは何とオーナーが3兄弟ですって!
なるほどね。みんな評判のいい銭湯ですよ。ここもいいわけだ。ふーん、なんてね。
あ~いいお湯だった。
ロッカーの100円戻りを小銭入れにしまい、あ~ビール飲みてぇてんでウロウロ。このご時世だから、どこも閉まってんなぁ~。そぉか、上野方面に歩けばどこかやってるだろうと浅草通りを上野方面へ。
ん? あっ有りましたよ、もつ焼の赤提灯が。へーえ、「もつ焼カミヤ」(台東区東上野)さんね。

うれしいねぇやってくれてて。すかさずのれんをくぐって中へ。

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