コロナ禍でも奮闘 リトルヤンゴン「高田馬場」のミャンマー料理店主と魅惑のテイクアウトメニュー
2020年5月4日
知る!TOKYO新型コロナ感染拡大で注目される飲食店のテイクアウト。高田馬場ではそんなテイクアウトでミャンマー料理が楽しめます。アジア専門ライターの室橋裕和さんが解説します。
絶品ミャンマー炊き込みご飯
スプーンを差し入れると、鶏肉はほろほろにほぐれていきます。なんと柔らかなのでしょうか。口にするとスパイスの風味とともに溶けていき、バターたっぷりの炊き込みご飯にもよく合います。
ミャンマー料理の定番のひとつ「ダンバウ」。ミャンマー人がたくさん住み「リトル・ヤンゴン」と呼ばれる高田馬場では、これもテイクアウトで楽しめるんです。

「ダンバウはお祝いの席でよく食べられますが、手間も時間もかかるので自宅ではあまりつくらない料理です。だから専門店がたくさんありますね」
と教えてくれたのはタン・スィゥさん。
「リトル・ヤンゴン」でも有名なレストランのひとつ「スィゥ・ミャンマー」(新宿区高田馬場3)の店主です。日本に来てもう30年以上、お店をオープンして9年になりますが、これほどにお客さんが来ないのは初めてだといいます。コロナウイルスのためです。
緊急事態宣言以降、飲食店は「三密」に当たるとして避けられ、また東京都の要請により営業時間の短縮を余儀なくされています。
「テイクアウトにも対応していますが、お客さんが誰も来ない日もあります。多くても5人か10人か。それでも、家賃の支払いもありますし、ひとりでもふたりでもお客さんが来てくれるなら、と店を開けています」
そうタン・スィゥさんは言います。

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