東京で見る「夜桜のライトアップ」がとても幻想的な理由
2020年3月24日
お出かけ多くの人を魅了する大都市の夜景――。そんな中でもこの時期限定で見られる夜景が、桜のライトアップです。その魅力について、日本夜景オフィス代表の中村勇太さんが解説します。
桜のライトアップの魅力とは
春の風物詩である桜は、東京の街を華やかに染め、街歩きを一層楽しませてくれます。また季節ものゆえの特別感もあり、日本人のみならず外国人まで魅了する存在となっています。
昼間の鑑賞はもちろんですが、より人々を引きつけるのが夜のライトアップです。例年、多数のスポットでイベントが実施されています。今回は、東京都心の桜のライトアップの魅力に迫ります。

東京の夜景が大きく変化するタイミングは、年に2回あります。ひとつはクリスマスシーズン、もうひとつは春の桜シーズンです。
いずれも東京の夜景をよりきらびやかにしてくれますが、それぞれ特徴があります。
クリスマスシーズンはイルミネーションがさまざまなカラーの電飾で街を彩り、圧倒的な光量で東京の夜景をより色鮮やかに、そしてゴージャスにしてくれます。
一方、桜のライトアップは電球そのものを見るものではなく、間接照明で構成されることもあり柔らかな明かりで、すっきりと美しく見せる都市夜景のアクセントとなります。
普段のやや堅い都市夜景のイメージをひっくり返すような光景で、「わぁ!」とつい口にするような幻想的な美しさが感じられます。
人々が桜のライトアップに引きつけられる理由のひとつに、昼間とのギャップがあります。これは「工場夜景」の魅力に近く、大きく変化する分心も引き寄せられます。そこに、季節的な特別感も加わり感動がより大きくなります。
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