目玉焼きの下にとろ~り肉と野菜あんかけがチラリ 浅草「あさひ」の中華丼【連載】東京レッツラGOGO! マグロ飯(2)
2019年11月24日
お出かけ都内散歩と食べ歩きにくわしいフリーライターの下関マグロさんが、都内一押しの「マグロ飯」を紹介します。
「町中華」とは何か?
友人でフリーライターの北尾トロと町中華探検隊を結成したのは2014年のはじめでした。きっかけは2013年の暮れ、高円寺を散歩しているときに「大陸」という中華料理屋さんが閉店したことを知ったからです。
それをトロに告げると、彼は「ああゆう『マチチュウカ』は、どんどんなくなるね」と言うのです。
えっ、マチチュウカ?
表記を聞けば「町中華」。トロによれば、昔からある言葉だといいます。それから僕たちは、都内の町中華を巡るようになったのです。なお町中華とは、中華料理などをはじめとする庶民価格のメニューがたくさんある食堂の総称です。

新宿御苑前駅の近くに「来々軒」という町中華があり、トロとふたりで訪れました。老夫婦が切り盛りするカウンターだけのお店で、店名からしてバリバリの中華という感じなんですが、表の短冊には「当店一番人気 オムライス」と書いてあるのです。そう、町中華は中華といいながらもオムライスやカツ丼、カレーライスを出していたりするのです。当然のようにオムライスをいただきました。
これは面白いと思ったら、その年の夏、ご主人が熱中症で倒れたとかで店を閉めてしまったのです。そうか、町中華ってなくなっちゃうんだということを思い知らされました。
散歩の記事を書くことが多いのであちらこちらを歩くのですが、これまで見過ごしてきた町中華がやたらと目に入ってくるようになってきました。そこでいいかんじの店構えの町中華を見つけるとデジカメで撮影し、後日うかがうということを開始。そうしていると、どんな外観のお店がいい町中華なのかがわかるようになってきたのです。

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