世界初公開作品に没入型ライブパフォーマンス!本物&最先端が集まる最旬アートエリアへ【港区】

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世界初公開作品に没入型ライブパフォーマンス!本物&最先端が集まる最旬アートエリアへ【港区】

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この冬は六本木~虎ノ門がアートで盛り上がります。名作原画~最先端技術を用いたライブパフォーマンスまで、その場でしか体験できないダイナミックな空間が出現。今回はデザイナーのINDULGEさんが注目する話題の展覧会の見どころをご紹介します。

最先端のアートも!

 最先端カルチャーを体験できる六本木。10月には虎ノ門ヒルズに「TOKYO NODE」が、11月には麻布台ヒルズに「麻布台ヒルズギャラリー」がオープンし、最先端のアートを体験できます。

 この記事では、10月~12月にかけて六本木で開催される話題のアート展4選をご紹介。東京の街を彩る注目のアート展をお見逃しなく!

最先端の「TOKYO NODE Xplorer」で新しい都市体験を(画像:森ビル株式会社リリース)



【六本木】東京シティビュー「手塚治虫 ブラック・ジャック展」/開催中〜11月6日まで

 1973年の連載開始以来、今なお根強い人気がある手塚治虫の作品『ブラック・ジャック』。現在、六本木ヒルズ森タワー52階「東京シティビュー」にて11月6日(月)まで、連載50周年を記念した「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が開催されています。500点以上の原稿に、連載当時の「週刊少年チャンピオン」や1970年代に発行された単行本、200以上のエピソードの直筆原稿が展示される『ブラック・ジャック』史上最大規模の展覧会です。

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展覧会のメインビジュアルデザイン「記念ポスター」(715円)(C) Tezuka Productions(画像:森ビル株式会社リリース)

 エントランスには、マンガの世界観を表現したフォトスポットが登場。ブラック・ジャックとピノコが過ごしたおなじみの家のリビングでは、キャラクターになりきって記念撮影を。第3室では、約140話分の原稿が壁一面に並び、多種多様なストーリーを思い思いの視点で楽しめます。

写真左:エントランスイメージ(C)Tezuka Productions/写真右:第3室イメージ(C)Tezuka Productions(画像:森ビル株式会社リリース)

 展覧会会場に隣接するレストラン「THE SUN & THE MOON」では、コラボレーションメニュー「ピノコのピンクアフタヌーンティー~BLACK JACK 50th Anniversary~」がが楽しめます。他にも展覧会会場限定のオリジナルグッズが充実のラインアップ。なかには人気ファッションブランド「glamb」とのコラボレーションアイテムも! ついつい大人買いしたくなりますね。

写真左:グッズイメージ(C) Tezuka Productions/写真右:「Black Jack Tour T-shirts」(黒/白 2色展開、7,920円)(C) Tezuka Productions(画像:森ビル株式会社リリース)

【虎ノ門ヒルズ】TOKYO NODE「“Syn:身体感覚の新たな地平” by Rhizomatiks × ELEVENPLAY」/開催中〜11月12日まで

 10月6日(金)に「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の最上階にギャラリー、レストラン、ルーフトップガーデンなどの複合施設「TOKYO NODE」がオープン。11月12日(日)まではオープニング・エキシビションとして「Syn:身体感覚の新たな地平 by Rhizomatiks × ELEVENPLAY」が開催されています。アーティストの真鍋大度氏・石橋素氏が主宰するライゾマティクスと、演出振付家のMIKIKO氏率いるイレブンプレイによる新作です。

世界初公開の没入型ライブパフォーマンス「Syn:身体感覚の新たな地平 by Rhizomatiks × ELEVENPLAY」(画像:森ビル株式会社リリース)

 こちらは座席に座って鑑賞するのではなく、巨大展示空間の精巧な舞台美術の世界を自ら歩いて体感する、没入型パフォーマンス。自在に変形する空間と立体音響、照明、最新の複合現実(MR)が駆使され、24人のダンサーによるパフォーマンスとインスタレーションが目の前で展開されます。これまでのステージパフォーマンスやデジタルアートとは異なる新感覚の演出は圧巻。完全予約制で、すでに完売や残りわずかの回もあるので、お早めの購入をおすすめします。

完全入替制で約70分ノンストップの公演(画像:森ビル株式会社リリース)

 都市体験のためのARアプリ「TOKYO NODE Xplorer」も公開され、「Syn:身体感覚の新たな地平 by Rhizomatiks × ELEVENPLAY」に連動したAR体験コンテンツを提供。こちらも併せて楽しんでみてはいかがでしょうか?

場所によって視覚体験が変わるARコンテンツ(画像:森ビル株式会社リリース)

【神谷町】麻布台ヒルズギャラリー「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」/11月24日〜2024年3月31日

 11月24日(金)に開業する「麻布台ヒルズ」。ガーデンプラザAにオープンする「麻布台ヒルズギャラリー」のこけら落としとなるのが「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりある瞬間が協和する周期」です。11月24日(金)から2024年3月31日(日)までの期間中、開催されます。

新作《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(2023年)はメインビジュアルにも(画像:森ビル株式会社リリース)

 環境問題などの社会的課題への取り組みでも世界的に注目されているアーティスト、オラファー・エリアソン氏。麻布台ヒルズのために製作された新作パブリックアート《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》(2023年)や、光と水を使った大型インスタレーション《瞬間の家》(2010年)、複雑に屈折する光を内包する幾何学立体の《蛍の生物圏(マグマの流星)》(2023 年)など、感性に訴えかける作品群を鑑賞できます。そのほか世界初公開となる新作《呼吸のための空気》を含む、日本初展示作品15点が展示されます。

水を用いた大型インスタレーション《瞬間の家》(2010年)撮影:Christian Uchtman(画像:森ビル株式会社リリース)

 さらに楽しみなのが、エリアソン氏がベルリンのアトリエ内に構える「スタジオ・オラファー・エリアソン・キッチン」と本展がコラボレーションする、カフェ「THE KITCHEN」。展覧会の会期中限定でオープン予定です。和食や発酵文化を取り入れた特別メニューも味わえるとのこと、ワクワクしますね!

スタジオ・オラファー・エリアソンキッチンの様子(2023年)(C) Shinji Minegishi(画像:森ビル株式会社リリース)

【六本木】森アーツセンターギャラリー「キース・へリング展 アートをストリートへ」/12月9日〜2024年2月25日

 森アーツセンターギャラリーでは、12月9日より「キース・へリング展 アートをストリートへ」が開催されます。会場では、舞台セットに使用された6メートルに及ぶ大型作品や彫刻、ポスターなどの広告作品や日本でのポップショップ開催時の資料写真を含む約150点の作品を展示。

メインビジュアル記載の作品は「イコンズ」(1990年)(画像:キース・へリング展広報事務局リリース)

 キース・ヘリングは「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に、地下鉄駅構内やストリートなど大衆に向けたパブリックアートを拡散。クラブカルチャーに影響を受けながら混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託しました。

 1990年に31歳の若さでこの世を去ったキース・ヘリング。没後30年以上経っても、明るくポップな作品に込められたメッセージは、今もなお世界中で響き続けています。社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して、最後まで闘い続けたヘリングの作品から何を感じるか、今から楽しみですね。

 なお、通常チケット発売前には、特別先行ペアチケットが販売されています。会期序盤の12月31日までにパートナーや友達と鑑賞予定なら、半額程度で購入できるこちらのチケットがお得。受付期間は11月10日までですが、数量限定ですので公式サイトのチェックはお早めに。

魅力的&刺激的

 20世紀の名作「ブラック・ジャック」も、キース・ヘリングの遺した作品も、いまなお残る社会問題へのまなざしをポップな記号に変換して人々を魅了し、感性を揺さぶる存在。一方で同世代を生きるアーティストの作品も、常識や身体感覚について問いかけたり、環境に対する問題意識を投げかけたりと、アートは日常の中にひそむ新しい見方を提示してくれます。この冬は六本木周辺エリアで、刺激をたっぷり受けてみませんか?

■手塚治虫 ブラック・ジャック展
開催期間:2023年10月6日(金)~11月6日(月)
開催場所:東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52F 東京シティビュー
TEL:03-6406-6652(10:00~20:00)
開館時間:10:00-22:00(最終入館21:00)
料金:【平日】大人2,300円/学生(高校生・大学生)1,700円/子ども(4歳~中学生)900円/シニア(65歳以上)2,000円
【土日祝】大人2,500円/学生(高校生・大学生)1,800円/子ども(4歳~中学生)1,000円/シニア(65歳以上)2,200円 ※事前予約制
アクセス:東京メトロ日比谷線 「六本木駅」直結
都営大江戸線「六本木駅」3番出口より徒歩4分
都営大江戸線「麻布十番駅」7番出口より徒歩4分
※詳細については公式サイトをご確認ください

■“Syn:身体感覚の新たな地平” by Rhizomatiks × ELEVENPLAY
開催期間:2023年10月6日(金)~11月12日(日)
開催場所:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(東京都港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
料金:【平日】大人8,300円/学生(高校生・大学生)4,300円/子ども(小学生・中学生)2,000円
【土日祝】大人8,000円/学生(高校生・大学生)4,000円/子ども(小学生・中学生)2,300円
アクセス:東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」直結
※イベント詳細については公式サイトをご確認ください

■オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期
開催期間:2023年11月24日(金)~2024年3月31日(日)※1月1日のみ休館
開催場所:麻布台ヒルズギャラリー(東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB F)
開館時間:【月・水木・日】10:00~19:00(金土祝、祝前日20時まで)/【火曜】10:00~17:00
料金:大人1,800円/高大専門学生1,200円/4歳〜中学生900円
アクセス:東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」より徒歩3分
東京メトロ日比谷線「神谷町駅」より徒歩3分
※詳細については公式サイトをご確認ください

■キース・へリング展 アートをストリートへ
開催期間:2023年12月9日(土)〜2024年2月25日(日) 
開催場所:森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52F)
TEL:050-5541-8600(9:00~20:00/ハローダイヤル)
開館時間:10:00〜19:00(金・土曜20:00まで)
※12月31日~1月3日11:00~18:00
料金:大人・大学生・専門学校生2,200円/中高生1,700円/小学生700円
※特別先行ペアチケット2,200円+別途手数料
(受付11月10日まで。上限に達し次第終了)
アクセス:東京メトロ日比谷線「六本木駅」直結
都営大江戸線「六本木駅」3番出口より徒歩6分
東京メトロ千代田線「乃木坂駅」5番出口より徒歩8分
※日時指定制です。詳細については公式サイトをご確認ください

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