【上野】涼しくなりたい!真夏の納涼イベント4選―不忍池の蓮の花といっしょに楽しもう

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【上野】涼しくなりたい!真夏の納涼イベント4選―不忍池の蓮の花といっしょに楽しもう

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日野京子

エデュケーショナルライター

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蓮の名所・不忍池では花が見頃を迎えています。上野周辺エリアでは、4年ぶりに開催される夏の恒例行事「梅酒まつり」や、怪談噺の作者として有名な円朝の愛した幽霊画コレクションなど、ひんやりできる納涼イベントがめじろ押し。今回はエデュケーショナルライターの日野京子さん注目のおすすめ4スポットをご紹介します。

 久しぶりに自由に飲み歩ける真夏が戻ってきました。これでもかというほど暑い日が続くと、涼を求めてしまいますよね。

 暑さが厳しい夏を涼しく過ごせるよう、納涼祭といった行事が平安時代から各地で行われてきました。東京では、江戸時代に上野の不忍の池の蓮を見るのが納涼行事として人気を集めていました。

 江戸時代からの観光スポットである上野界隈では、上野公園を筆頭に夏を彩るイベントが開催されています。

4年ぶりの開催となる「全国梅酒まつりin東京2023」。例年に比べパワーアップしたキッチンカーメニューとのペアリングも(画像:全国梅酒まつりリリースより)



●全国梅酒まつりin東京2023/冷やしておいしい170種以上の梅酒を飲み比べ!(8月10日~13日)

 東京国立博物館すぐ近くの上野公園噴水広場を会場に、4年ぶりに梅酒祭り「第6回全国梅酒まつりin東京2023」が開催されます。8月10日(木)から始まり、最終日の8月13日(日)までの4日間、会場では全国各地の酒造メーカーの梅酒約170種類以上が提供されます。

全国各地約170種の梅酒が集結(画像:全国梅酒まつりリリースより)

 ベースとなるお酒はホワイトリカー、焼酎、日本酒、ブランデーとさまざま。普段なかなか飲むことのできない個性的な梅酒に出会える絶好のチャンスです。

 おまつりで提供されている梅酒は、会場内のみで使用できる専用コイン「梅銭」で購入します。梅銭は事前販売1,700円で19銭、当日券は1,900円で19銭です。

貴重な純米大吟醸「獺祭磨き二割三分」で仕込んだ梅酒(有料試飲1杯20ml 700円or 7銭)。ボトル販売あり※いずれも数量限定(画像:全国梅酒まつりリリースより)

 梅酒は1杯約16mlで、梅銭1銭から7銭で試飲できます。この他にも販売限定の獺祭梅酒(梅銭対象外・キャッシュレス決済も可能)も登場。

 梅酒だけではなく梅酒ビールや梅酒ソーダ、梅酒ティーといったドリンクも用意されているので、アルコールを飲まない人も楽しめそうですね。

噴水広場から東京国立博物館を望む(画像:全国梅酒まつりリリースより)

●谷中の幽霊展/近代落語の祖・円朝のコレクション(~8月31日)

 真夏の風物詩の一つが怪談や肝試し。これもヒヤッとする納涼の一種です。今では怪談トークのイベントは四季を問わず、各地で開催されるほど人気を集めていますが、やはりお盆のある夏に聞く怪談噺は格別。

左から、伊藤晴雨『怪談乳房榎図』、池田綾岡『皿屋敷』、鰭崎英朋『蚊帳の前の幽霊』。 すべて全生庵所蔵。怪しく美しい幽霊画(画像:全生庵リリースより)

 「怪談牡丹灯籠」の作者であり、明治期に大活躍した落語家・三遊亭圓朝にゆかりのある谷中の全生庵では、圓朝が生前収集していた幽霊画を毎年夏に展示する「幽霊展」を8月31日(木)まで開催しています。

 お寺と幽霊画の掛け軸という組み合わせは「いかにも」という感じがしますが、怪談噺の創作の参考に収集した掛け軸が、圓朝の死後、遺族によって寄贈されたという経緯があります。

 円山応挙の筆とされる作品や、河鍋暁斎など著名な画家たちの作品約三十幅が展示され、伝統的な納涼気分を堪能することができます。

三遊亭圓朝の墓もある全生庵(画像:全生庵リリースより)

●夏だ!シゲキだ!<冷辛酸>グルメキャンペーン/上野・日暮里エキュートで(~8月27日)

 歴史的な酷暑となっている今年の夏。上野、日暮里を含むエキュート各店では「夏だ!シゲキだ!<冷辛酸>グルメキャンペーン」が8月27日(日)まで開催中。暑い日々にぴったりな「冷たい」「辛い」「酸っぱい」グルメやスイーツが登場しています。

写真左:【上野】洋食や 三代目 たいめいけん「トムヤムクン風 檸檬ラーメン」(1,480円)※上野店限定/写真右:【日暮里】8月13日までの期間限定ショップTAMASAN PARK「海賊の晩餐 赤キーマカレーたまごサンド」(1/4サイズ 1,100円・1/8サイズ 600円)※1日30点限定(画像:JR-Crossリリースより)

 夏のフードと言えばスパイシーさを全面に出したものや、さっぱりとした風味、そして冷たいデザートが定番です。エキュート上野では、韓国料理「ビビム」では、甘辛のヤンニョムチキンと冷たい麺で酸味と辛味が堪能できる「マッククス&ハーフヤンニョムチキンセット」を提供中。

【上野】ビビム「マッククス&ハーフヤンニョムチキンセット」(1,780円)(画像:JR-Crossリリースより)

 マッククスは韓国の北東部の江原道の郷土料理で、そば粉を使用した麵料理です。

 一方、エキュート日暮里の「デリコメール」では日本でも浸透しつつあるタイ料理のガパオライスをテイクアウトで販売中。 期間限定のレッドホットチリスパイスをかけて、辛味を調節することもできます。自分の味覚にあう辛味を作ってみるのも楽しいですね。

【日暮里】デリコメール「ガパオライス&パッタイ」(920円)(画像:JR-Crossリリースより)

 両施設で購入できるファイブクロスティーズコーヒーの「マンゴーラッシースムージー」は、トロピカル気分を味わえる一品。冷たくさっぱりしたい気持ちと、夏らしさを満喫したい時にピッタリのドリンクです。

 夏グルメを味わいにエキナカ散策をしてみたいですね。

ファイブクロスティーズコーヒー「マンゴーラッシースムージー」(720円)。マンゴーソースと自家製マンゴープリンにヨーグルトのスムージーを合わせて仕上げたぜいたくな一品(画像:JR-Crossリリースより)

●ウエノデ.ビアフェスタ2023/社会貢献できるライブ&グルメフェス(8月18日~27日)

 コロナ禍でアルコールを伴う飲食が激減し、ダメージを受けた飲食業界を盛り上げるためにはじまった「ウエノデ.ビアフェスタ2023」が今年も開催されます。

堂々とグループで飲める日常に(画像:上野通り商店会リリースより)

 8月18日(金)から27日(日)までの間、上野恩賜公園の噴水広場に会場が設置され、全国のクラフトビールやご当地グルメ、上野の商店街など約40店のバラエティ豊かなグルメを味わえます。

 会場にはライブステージが設けられ、アイドルやミュージシャンがビアフェスタに色を添えます。

 地域の福祉事業とのコラボとしてTシャツの販売も予定されており、飲んで食べて楽しみながら商店街活性と福祉分野への貢献にもつながるイベントです。お友達や仲間と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

全国各地のクラフトビール(イメージ画像:上野通り商店会リリースより)

●上野界隈で暑気払い

 日本の夏は湿気も高く疲れがたまりやすいです。少しでも涼を感じようとする知恵が集まり納涼文化が誕生し、現在もさまざまなイベントとなって受け継がれています。

 歴史的な酷暑が続きますが、熱中症に気を付けて上野界隈で行われる盛夏にぴったりのイベントに足を運んでみてくださいね。

■第6回「全国梅酒まつりin東京2023」
開催期間:2023年8月10日(木)~13日(日)
開催場所:上野恩賜公園 噴水広場
住所:東京都台東区上野公園5-6
TEL: 03-6228-1183(一般社団法人梅酒研究会)
時間:8月10日(木)15:00~20:00
8月11日(金祝)・12日(土)11:00~20:00
8月13日(日)11:00~18:00
アクセス:JR「上野駅」公園口より徒歩4分
京成電鉄「京成上野駅」より徒歩8分
※詳細は公式サイトをご確認ください

■幽霊画展
開催期間:2023年8月1日(火)~31日(木)
開催場所:全生庵
住所:東京都台東区谷中5-4-7
TEL:03-3821-47
開館時間:10:00~17:00(最終入場16:30)
入館料:500円
アクセス:JR・京成電鉄「日暮里駅」より徒歩10分
東京メトロ千代田線「千駄木駅」より徒歩5分

■夏だ!シゲキだ!<冷辛酸>グルメキャンペーン
開催期間:開催中~2023年8月27日(日)
開催場所:エキュート上野、エキュート日暮里
住所:東京都台東区上野7-1-1 JR上野駅3F
東京都荒川区西日暮里2-19 JR日暮里駅構内
TEL: 03-5826-5600(エキュート上野)、03-3806-8910(エキュート日暮里)
アクセス:JR「上野駅」構内、JR「日暮里駅」構内
※詳細は公式サイトをご確認ください

■ウエノデ.ビアフェスタ2023
開催期間:2023年8月18日(金)~27日(日)
開催場所:上野恩賜公園 噴水広場
住所:東京都台東区上野公園5-6
TEL: 03-3833-0030(上野中央通り商店会)
時間:12:00〜21:00
入場料:500円
アクセス:JR「上野駅」公園口より徒歩3分
※詳細は公式サイトをご確認ください

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