浴衣に縁日、かき氷!老舗と味わう季節の風物詩「ECO EDO 日本橋2023」
蒸し暑い夏を乗り切るため、目や耳で「涼」をとる江戸文化を紹介する毎年人気のイベントが日本橋エリアで行われます。「ECO EDO 日本橋 2023〜めぐり、つなげる、江戸の知恵〜」について、エデュケーショナルライターの日野京子さんがご紹介します。 7月に入り、夏本番を迎える東京。梅雨明けは例年7月下旬ころですが、徐々に蒸し暑さを感じる日が増えてくる季節です。 外に出れば熱気に包まれる都心で「涼」を感じる「ECO EDO 日本橋 2023〜めぐり、つなげる、江戸の知恵〜」が7月7日(金)からスタートします。 日本橋エリアの夏を彩るこちらのイベントは、今年で15回目。「古き新し、夏めぐり。」をテーマに、環境にやさしい生活の知恵を活用して江戸流の粋な「涼」を演出します。 涼を感じる風鈴の音色(画像:ECO EDO 日本橋 2023プレスリリースより)【写真】「涼」を感じるさまざまな仕掛け>> 暑い東京において一服の清涼剤 2008年から始まった「ECO EDO 日本橋 」は、粋なエコ文化を発信するイベントとして、ニュース等メディアでも取り上げられています。 当初は8月の1カ月間限定開催でしたが、徐々に期間が長くなり、2023年は7月7日(金)から9月3日(日)の約2カ月にわたって行われます。 【限定グルメ・グッズ一例】左上:オールドファッションストア「TOKYO UCHIWA」3,300円~/左下:蕎麦割烹稲田「すだち蕎麦」1,780円/右:特別食堂 日本橋「宇治抹茶金時」1,430円(画像:三井不動産株式会社リリースより) イベント期間中は日本橋エリアの約170店舗で、目にも涼しげなスイーツやフード、職人が手がけたサステナブル素材の団扇(うちわ)などの雑貨を販売。 また8月10日(木)~13日(日)には、COREDO室町テラス大屋根広場に、日本橋の老舗や百貨店、ホテルなどの「かき氷」が屋台となって集結します。 夏にしか味わえない食べ物やグッズで“ECO”な涼を求めてみてはいかがでしょうか。 スタートイベントは「七夕ゆかた祭り」 開催初日は七夕です。「夢と踊る『七夕ゆかた祭り』in日本橋」がCOREDO室町テラス大屋根広場にて7日(金)と8日(土)に行われます。 (画像:株式会社アイ・エヌ・ジーリリースより) 過去2回の七夕ゆかた祭りは神田明神の文化交流館で開催されましたが、2023年は日本橋の屋外会場に場所を移します。 7日(金)には短冊の飾り付けが、メインイベントの8日(土)には、縁日屋台や盆踊り、トーク音楽バラエティ「TALKIN’NEO」の公開収録、その他アーティストのLIVEやファッションショーが開催されます。 屋外でのイベントということもあり、ここ数年は縮小が相次いでいた夏の風物詩を一足早く堪能することができます。 抽選で日本橋で使用できるグルメ券や映画観賞券などが当たるキャンペーンも(画像:三井不動産株式会社リリースより)風鈴が奏でる涼の音色 2019年の同イベントで登場し、好評を博している江戸風鈴のスポットは、7月7日から9月3日までの開催期間中、以下の5エリアに拡大して実施されます。 ・森の風鈴小径(福徳神社横通路) ・COREDO室町テラス1F けやき広場 ・日本橋髙島屋三井ビルディング1F 日本橋ガレリア ・東京ミッドタウン八重洲5Fテラス ・浜町風鈴の庭(トルナーレ日本橋浜町)※南部鉄器風鈴で実施。7月24日(月)~8月4日(金)のみ 今春開業した東京ミッドタウン八重洲も加わります。昨年とは設置場所が多少異なるので気をつけてください。 フォトジェニックな夜の風鈴(画像:三井不動産株式会社リリースより) 福徳神社横の「森の風鈴小径」には、約200個の風鈴が飾られます。夜間はライトアップされた風鈴の涼しい音色を聞くこともできます。浜町風鈴の庭以外のスポットには「七福神風鈴」が隠されており、見つけると開運につながるとされているので、ぜひ探してみてください。 気軽に浴衣姿で日本橋エリアを散策 また、「ゆかたでまちあるき -浴衣を着て日本橋を歩こう-」をテーマに、日本橋エリアの8カ所でレンタル浴衣をプロに着付けしてもらえるサービスがお得に受けられます。手ぶらで浴衣姿に変身し、日本橋を散策することができますよ。 伝統的な藍色の浴衣は上品(画像:三井不動産株式会社リリースより) 日本橋のある中央区では、江戸時代から続くお店や貴重な文化資産を「まちかど展示館」として一般の人向けに開放しています。 イベントが行われる日本橋エリアにはゆかた製造卸の老舗「三勝」が手掛ける企業ミュージアム「三勝ゆかた博物館」(人形町)を含め、数々の「まちかど展示館」が点在しています。浴衣で老舗の歴史を垣間見てはいかがでしょうか。 夏しか楽しめない経験を 扇風機もエアコンもない時代、蒸し暑い日本の夏を快適に過ごすために人々が生み出した知恵は、令和の今も受け継がれています。 江戸時代、商業と文化の中心地だった日本橋エリアを浴衣姿で街歩きして、夏の涼を感じてみてはいかがでしょうか。 人形町駅からほど近い浜町公園の「第33回中央区大江戸まつり盆おどり大会」は、8月25日・26日に行われる予定(画像:photoAC)■ECO EDO 日本橋 2023〜めぐり、つなげる、江戸の知恵〜 開催期間:2023年7月7日(金)~9月3日(日) 開催場所:日本橋エリア各店 TEL:03-3242-0010(日本橋案内所平日11:00~20:00/土日祝10:00~20:00 ※変更の可能性あり) 【日本橋かき氷フェスティバル2023】 開催期間8月10日(木)~13日(日) 開催場所:COREDO室町テラス大屋根広場 【ゆかたでまちあるき】 開催期間:2023年7月7日(金)~9月3日(日) 開催場所:イチマス田源きものクリニック、いつ和(COREDO日本橋3F)、三勝ゆかた博物館、花影きもの塾、きもの円居、菱屋カレンブロッソ(COREDO室町テラス1F) ・7月8日、8月5日・6日限定特設会場 日本橋ゆかたステーション1(COREDO室町3 3F橋楽亭) ・8月11日~13日限定特設会場 日本橋ゆかたステーション2(宮永ビル1F) ※参加・協力店など詳細は公式サイトをご確認ください ■夢と踊る『七夕ゆかた祭り』in日本橋 住所:東京都中央区日本橋室町3-2-1 場所:COREDO室町テラス大屋根広場 開催日時:【七夕短冊飾り付け】2023年7月7日(金)12:00~21:00(予約制) 【盆踊り他ステージ&体験ブース】2023年7月8日(土)11:00〜20:00 料金:無料(コンテンツ一部有料) アクセス:東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅直結 JR総武快速線 新日本橋駅直結 ※詳細は公式サイトをご確認ください
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