無料で楽しめる東京都庁は隠れた人気スポット!展望台や食堂など都庁の歩き方をご紹介

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無料で楽しめる東京都庁は隠れた人気スポット!展望台や食堂など都庁の歩き方をご紹介

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逆瀬川勇造

不動産ライター

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東京都行政の中心地である東京都庁。新宿の高層ビル群の中でも、独特な外観であり、観光スポットとしても人気です。本記事では、東京都庁のおすすめスポットについて不動産ライターの逆瀬川勇造さんがご紹介します。

 南北2つのタワーに分かれた独特な外観が目を引く第一本庁舎など、東京都行政の中心地である東京都庁。

 都庁と聞くと、ニュースなどで目にする機会も多く、どことなく敷居が高く入りにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。

 しかし、実際には、観光地としても楽しめる施設となっており、だれでも気軽に訪れることができるスポットとして人気です。

 本記事では、東京都庁のおすすめスポットについてご紹介します。一体どのような見どころがあるのかを押さえて、東京都庁に遊びに行ってみてはいかがでしょう。

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東京アラート時のライトアップがSNSで話題になった都庁。実は中に入ると街歩きスポットとしても興味深いものがたくさんある(画像:photoAC)



東京都庁は隠れた人気観光スポット

 東京都庁は、第一本庁舎、第二本庁舎、都議会議事堂の3つから構成される施設であり、東京都行政の中心地といえる場所です。

 地上200mを超える展望室からは東京の街並みを一望できることから、隠れた人気観光スポット。南北に分かれた2つのタワーからは、さまざまな角度から東京の景色を楽しめます。

 無料で利用できる展望室だけでなく、カフェやレストラン、売店などもあり、アクセスの良さや周辺に多くの人気スポットがあるのも人気の理由といえるでしょう。

近くの新宿アイランドタワー前には人気のアート作品も(画像:photoAC)

東京都庁の歴史とは?

 ここでは、東京都庁の歴史について見ていきましょう。

 東京都庁は、丸の内にあった旧庁舎の老朽化問題解決のため、1979年に故・鈴木俊一都知事(当時)が新宿への移転を推進。

 それまで、丸の内に分散していた都庁舎を新宿にまとめて移動する形になり、1985年に「東京都庁の位置をきめる条約」が可決。

 翌1986年には、「世界のタンゲ」と呼ばれ、モダニズム建築の代表的な存在であった世界的建築家・丹下健三の案が採用、1988年4月に着工し、1990年に完成となりました。

都庁内に複数設置されている売店では、都庁オリジナルの商品や、小笠原諸島などの東京島しょ部を含めた都内伝統工芸品なども販売されている(画像:photoAC)

 東京都庁は丹下健三氏の後期の代表作の1つでもあり、南北2つのタワーが印象的な第一本庁舎と、ノートルダム大聖堂をイメージした第二本庁舎など、独特な外観が特徴です。

 ビルの全高243mという高さは、完成当時日本一の高さを誇る建物でした。完成した新都庁は東京都行政の中心であると同時に、東京のランドマーク的存在となったといえるでしょう。

 なお、2022年現在では、日本では第9位、都内では第3位の高さとなっています。

丹下健三氏の後期の代表作の1つ。30年以上たった今でも都内で3番目の高さ(画像:photoAC)

東京都庁のおすすめスポット

 役所としての機能だけでなく、隠れた観光スポットとしても人気の高い東京都庁。

 一体どのようなスポットがあるのでしょうか。

 ここからは、東京都庁のおすすめスポットについてご紹介しますので、それぞれ見ていきましょう。

●無料で東京の街並みを堪能!「展望台」

 東京都庁のおすすめスポットとしては、何といっても高さ202m地上45階にある「展望台」でしょう。

 東京都庁は第一庁舎と第二庁舎に分かれ、展望台は第一庁舎側にあります。展望台は南北に分かれさまざまな角度から東京の街並みを眺められます。

 冬場は空気が澄んでいるケースが多いため、天気が良ければ富士山まで見えることも。

 また、新宿の高層ビル群が見渡せる夜景もおすすめ。都庁からの夜景は、「夜景100選」にも選ばれており、超高層ビル群と都心の街並みを一望できます。

 展望室内には、軽食を楽しめるカフェも併設されています。お昼間は明るく開放感のあるカフェでリラックスした時間を過ごすのもおすすめです。

 現在、北展望室はワクチン接種センター開設に伴い当面の間休室となっているため、注意しておきましょう。

■北展望室
現在は、ワクチン接種センター開設のため、休室中

■南展望室
場所:第一本庁舎45階
見学時間:9:30~22:00(入室締切21:30)
都庁おもいでピアノ10:00~12:00、14:00~16:00
カフェ・お土産物店10:00~18:00
休室日:第1及び第3火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、都庁舎点検日
※2023年1月1日のみ6:00~17:30は利用可能(6:00~7:30は当選者のみ)
入室料金:無料

昼間の展望台ではカフェや売店、ストリートピアノも楽しめる(画像:photoAC)

●東京の景色を見ながら食事を楽しめる!「職員食堂」

 都庁の職員以外も利用できる「職員食堂」もおすすめ。

 第一本庁舎32階にあることから、東京の景色を見ながら明るく開放感のある中で食事を楽しめます。また、職員食堂のため、リーズナブルな料金で利用できるのもポイントといえるでしょう。

 ちなみに、第二本庁舎4階にも同様の職員食堂があります。

 こちらについても職員以外の方も利用可能となっていますので、都庁に訪れた際には利用してみてはいかがでしょうか。

■職員食堂
場所:第一本庁舎32階
営業日:都庁開庁日(土日祝及び年末年始は休業)
営業時間: 11:00~14:00(昼食)/8:00~17:00(カフェ)
※展望台以外の3階以上への庁内入場は入庁手続きが必要です。

和・洋・中とメニュー豊富。ベジメニューも(画像:photoAC)

●あの感動が甦る!「東京2020大会アーカイブ資産等展示」

 「東京2020大会アーカイブ資産等展示」も都庁に行ったらぜひともおすすめしたいスポットです。

 2021年に開催された東京オリパラのメダルや聖火リレートーチといった資料が多数展示されています。また、東京2020の大会マスコットである「ミライトワ」「ソメイティ」とのフォトコーナーも設置されています。

 大いに盛り上がった東京2020大会の感動がよみがえってくること間違いなし。

 子ども連れでも楽しめるコーナーになっているので、ミライトワやソメイティと一緒に写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

■東京2020大会アーカイブ資産等展示
場所:第一本庁舎2階北側
利用時間:9:30~18:15

展示品からオリンピックの記憶がよみがえる(イメージ画像:photoAC)

都庁で東京の街並みを眺めてみては?

 本記事では、東京都庁のおすすめスポットをご紹介しました。

 実は隠れた人気スポットである東京都庁。東京の街並みを一望できる展望室だけでなく、見どころもいっぱいです。

 食事を楽しんでみたり、夜景を楽しんでみたり、東京を再発見する時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

■東京都庁
所在地:東京都新宿区西新宿2-8-1
TEL:03-5321-1111(代表)
営業時間:9:30~18:15(地下飲食店は21:00まで)
休業日:土日祝、年末年始(12月29日~31日、1月2日・3日)
アクセス:都営大江戸線 都庁前駅直結
JR・京王・小田急・都営新宿線・東京メトロ丸ノ内線 新宿駅より徒歩10分
※営業時間などの最新情報は公式サイトをご確認ください

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