タイパ最高!後楽園エリアの温泉・ミュージアム・庭園まで定番スポットをご紹介
Z世代が重視する傾向にあるといわれる「タイパ」。移動時間をかけずに自然を楽しんだり、都心で効率よく楽しめるスポットをお探しなら、後楽園がおすすめです。今回は2000年代に大きく進化を遂げた後楽園エリアの経緯とともに、定番スポットについてエデュケーショナルライターの日野京子さんがご紹介します。 団塊の世代、氷河期世代と何かとひとくくりで語られることの多い世代。さまざまな世代がある中、注目を集めているのがZ世代です。コストパフォーマンスではなくタイムパフォーマンス、「タイパ」を重視する傾向があると言われ、時間と満足度を重視する価値観を持つとされています。 自然を楽しみたいけれど移動時間がもったいない。都心で手軽にさまざまなことを楽しめる場所を求めたくなりますよね。 そんなZ世代や若い世代におすすめなスポットが後楽園エリアです。自然やアトラクション、食事を楽しめる場所があり、楽しみが凝縮しています。 >>関連記事:冬デートの定番!都内のイルミネーションスポット7選 後楽園エリアの空撮。商業施設やミュージアム、温泉やホテルなど盛りだくさん(画像:photoAC)野球場から複合施設へと変貌を遂げた 後楽園のランドマーク的な存在なのが「東京ドームシティ」です。 昭和の頃から後楽園球場と後楽園遊園地があり、「野球と遊園地」というイメージが強かった同エリアに2003年にスパを中心とした都市型複合施設「ラクーア」が完成しました。 このことが契機となり、後楽園には男性やファミリー層だけでなく、若い世代や女性客を増やすことに成功。 都心という好立地に仕事帰りや休日に気軽に天然温泉を楽しめるリラクゼーション施設と、 レストランやショップのある商業施設のあるラクーアエリアを軸に再開発は進みました。 ラクーア内にある東京ドーム天然温泉「スパ ラクーア」(画像:株式会社東京ドームプレスリリース) このほかにも、東京ドームシティの敷地内には若い世代向けのアクティビティを体験できる施設があります。 ラクーア以外の施設も充実 かつての後楽園遊園地の後継にあたる 「東京ドームシティ アトラクションズ」は2003年のリニューアルで入園料無料に踏み切りました。このことにより、東京ドームシティを訪れた人がふらりと「アトラクションに乗ってみようかな」と遊園地以外の目的で来た人にも足を運んでもらいやすいようになりました。 文京シビックセンターから見た東京ドームシティアトラクションズ(画像:photoAC) アトラクション乗り放題チケット「ワンデーパス」から、5つのアトラクションに乗車できる「ライド5」、アトラクションごとに乗り物券を購入するなど複数の選択肢があります。 また乗り物以外にも、若い世代に人気のあるお化け屋敷「怨霊屋敷」は、毎年夏に特別プログラムを実施し、大きな話題を集める看板アトラクションになっています。 東京ドームに隣接する「黄色いビル」は、同エリア内でも古参の施設になりますが、6階にある「宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)」は「心打つ星空、圧倒的な宇宙空間、最先端のサイエンス、宇宙からインスピレーションを受けたカルチャーなどを楽しめるエンターテインメントミュージアム」をテーマにした、他のミュージアムとは異なる趣向が楽しめる博物館です。 宇宙ミュージアムTeNQ。2023年1月31日(火)まで人気漫画『チ。-地球の運動について-』展も開催されている(画像:株式会社東京ドームプレスリリースより) このように同じ敷地内でも特色の異なる施設が存在しており、飽きることがありません。 冬の季節は恒例のイベント「東京ドームシティ ウィンターイルミネーション」が行われ、午後5時から敷地内をLEDライトが彩ります。 東京ドームシティウィンターイルミネーションは2023年2月28日(火)まで開催中(画像:株式会社東京ドームプレスリリースより)江戸時代の名庭園を堪能できる 華やかな東京ドームシティに隣接するのが、地域の名前の由来でもある「小石川後楽園」です。都心の一等地にある7万847.17平方メートルという広大な面積を誇ります。 かつて外国人の用心をもてなす場所として利用されたこともあり、世界的にも有名な庭園です。江戸時代初期に水戸徳川藩の屋敷内の庭園として造園されたという、由緒正しい歴史を持ちます。 約500本のモミジに彩られる小石川後楽園(画像:photoAC) 明治維新の後も庭園部分は残され、1923(昭和27)年には文化財保護法により特別史跡ならびに特別名勝に指定されました。ダブル指定されているのは、都内では浜離宮恩賜庭園と小石川後楽園のみです。 園内にはオリジナル商品を扱う売店「小石川後楽園葵屋」やレストラン「小石川後楽園びいどろ茶寮」もあり、散策しながら食事や買い物も楽しめます。 江戸時代の大名気分を堪能できる広大な庭園を歩いていると、都心にいることを忘れてしまいそうです。11~12月上旬は約500本の紅葉が見頃を迎え、園内がカラフルに彩られます。池や川とのコラボレーションで都会の喧騒を忘れてみてはいかがでしょうか。 小石川後楽園と東京ドーム(画像:photoAC)東京都心で自然とアトラクションを満喫できる後楽園自然あふれる歴史的な公園とアミューズメント施設が両隣に存在する、後楽園エリア。全国的に見てもレアですが、それが東京都心にあるというのは奇跡に近いです。 移動時間を考えずに色々と満喫したい欲張りさんは、東京ドームシティや小石川後楽園に足を運んでみてください。 ■東京ドームシティ 住所:東京都文京区後楽1-3-61 TEL:03-5800-9999 定休日: 年中無休(点検日などあり) 営業時間: 【ラクーア】 ・スパラクーア:11:00~翌朝9:00 ・ショップ:11:00~21:00(※一部の店舗は異なります) ・レストラン:11:00~23:00(※一部の店舗は異なります) 【東京ドームアトラクションズ】10:00~20:00 【宇宙ミュージアムTeNQ】 平日11:00~18:00(最終入館17:00)/土日祝・特定日10:00~19:00(最終入館18:00 ※特定日:12月29日~1月3日) アクセス:JR中央・総武線 地下鉄三田線 水道橋駅より徒歩4分 東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅より徒歩2分 ■小石川後楽園 住所:東京都文京区後楽1-6-6 TEL:03-3811-3015 開園時間:午前9時~午後5時 (入園は午後4時30分まで) 休園日: 年末年始(12月29日~1月1日) 入園料:一般(個人)300円/65歳以上(個人)150円 アクセス: 【東門】 JR総武線 水道橋駅より徒歩5分 都営三田線 水道橋駅より徒歩8分 東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅より徒歩6分 JR総武線 飯田橋駅より徒歩8分 【西門(涵徳亭)】 都営大江戸線 飯田橋駅より徒歩3分 JR総武線 飯田橋より徒歩8分 JR総武線水道橋より徒歩8分 東京メトロ東西線・有楽町線・南北線 飯田橋駅より徒歩8分 東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅より徒歩8分
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