社会人におすすめのプログラミングスクール10選！就職実績も紹介

　2020年から、小学校でも必修化されたプログラミングは、いまや社会人にとって必須のスキルといっても過言ではないと考えられています。そのような風潮から、最近は「プログラミングを学ぶためにスクールに通いたい」と考える社会人が増えつつあります。

　しかし、プログラミングスクールには「RUNTEQ（ランテック）」や「COACHTECH（コーチテック）」など多くのサービスが存在しているため、どこにしようか迷ってしまいますよね。また、働きながらでもスクールに通い続けられるかを不安に感じている人も少なくないと思います。

　そこで今回は、社会人にピッタリなプログラミングスクールを10教室紹介します。社会人でプログラミングを学びたいと思っている人や、エンジニアへの転職・副業を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、スクール紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。

　エンジニアは、高度な技術を要する職種であることから、未経験ではハードルが高いと思われがちです。しかし、実際には未経験からエンジニアを目指す方は、多くいます。
　むしろ、どのような仕事でも、誰もが最初は未経験からのスタートです。そのため、いま現在未経験だからと諦める必要は全くありません。努力次第で、十分にエンジニアへの道は開けます。

　その理由のひとつに、IT業界が拡大し、エンジニアの需要が高まり続けるなか、常にエンジニアは人材不足であることが挙げられます。そのため、スクールでプログラミングを学べば、実務経験がなくても、就職・転職の機会は大いにあります。

　一口に「プログラミングスクール」といっても学習スタイルはスクールによってさまざまです。
　オンライン型のプログラミングスクールもあれば、通学型のプログラミングスクールもあります。
　どのようなスクールが自分に適しているのかを見極めるために重要であるのは、以下で紹介する5つの項目です。ぜひチェックしておくと良いでしょう。

• 自分に適した学習スタイルで選ぶ
• 就職・転職を意識して選ぶ
• 言語で選ぶ
• ポートフォリオを制作できるかで選ぶ
• サポート体制で選ぶ

　以下では、それぞれの項目の理由について詳しく解説します。

　プログラミングを初心者が学ぶには、それなりの時間と労力を要します。途中で挫折しないためにも、自分に適した学習スタイルで学ぶようにしてください。スクールの学習形式は、主に「オンラインのみ」「通学も可」「通学のみ」の3つに分かれます。

　「オンラインのみ」のメリットは、スクールに通う時間を要することなく、好きな場所で、好きな時間に自分のペースで勉強に励める点にあります。
　そのため、仕事をしながら学習したい人や、スキマ時間で学習したいといった人に向いています。

　しかしながら、一人で学習し続けるには、モチベーション維持が難しい面も持ち合わせています。
そのため、「共に目標に向かって、励まし合える仲間が欲しい」、「自分だけだと怠けてしわないか心配」といった方には、「通学も可」もしくは「通学のみ」のスクールがおすすめです。

　スクールでは受講者のレベルごとにクラスが振り分けられているため、同じレベルの受講者と、プログラミングを学べます。
　休み時間などにはプログラミングの話はもちろん、世間話などもできるため、良い息抜きになることでしょう。
　また、平日には仕事や家事などの都合で通学できないという人は、土・日に開校しているスクールを選ぶと、無理なく通学できますよ。

　せっかくスクールに通学して、プログラミングスキルを身につけても、就職・転職先がなくては、身につけたスキルを活かせることなく、困ってしまいますよね。
　そのような不安をなくすためにも、就職・転職サービスのあるプログラミングスクールを選びましょう。検討しているプログラミングスクールが、過去にどのような仕事を受講者に斡旋してきたかを確認するには、スクールの卒業生が就職した会社を聞いてみるのが最も分かりやすいでしょう。
　スクールによっては、過去の就職実績や就職内定率をホームページ上に掲載しているため、それらを確認するのも効果的です。

　また、就職先の業種についても調べておくことで、スクール修了後のキャリアプランを明確に描けるはずです。特に、初めてIT業界にチャレンジする方は、スクール内に、就職・転職時に頼りになる存在であるジョブカウンセラーがいるかも合わせて確認しておくと良いと考えられます。
　エンジニアを採用したがっている企業の紹介や履歴書・職務経歴書の書き方、面接指導などについても的確なアドバイスをもらえるため、心強い存在となるはずです。

　ただし、無料のプログラミングスクールは、スクール経由で就職・転職することが前提条件となっているケースが多く、個人で利用しているエージェント経由で就職・転職してしまうと違約金が発生するケースもあるため、注意が必要です。

　プログラミングと一口に言っても、その言語の数は実に多いものです。
　そのため、プログラミングスクールを選ぶうえでは、自分が学びたい言語がスクールにあるか否かを確認することも欠かせません。
　せっかく学習した言語が、希望の就職・転職先で活用できない言語の場合、プログラミングを学び直さなければいけなくなってしまいます。

　例えば、AIやデータ分析の分野において使われることの高い「Python」は、人気のある言語で、他の言語に比べるとコードが短くシンプルであるため、比較的初心者でも習得しやすいといえます。
　また、機械学習やビッグデータの解析といったAI分野は今後も成長が期待されていて、将来性のある言語と考えられています。
　また、汎用性が高い「Java」は、ゲーム開発やアプリ開発、Webサイト開発など活用されている分野が多岐にわたるため、求人数も多い傾向にあります。
　さらに構文がシンプルで、日本発の言語である「Ruby」は、日本語での学習手法が多く公開されています。そのため、学びやすい環境が整っているのがメリットといえます。
　ただし、WebやSNSといったさまざまな領域において採用実績が多い一方、大規模システムの場合は「PHP」などが採用されやすいため、将来性が懸念される点に考慮が必要です。

　プログラミングスクールごとに特化している言語や受講レベルは異なります。
　初心者向けのカリキュラムを展開しているスクールもあれば、経験者向けに高レベルな言語・カリキュラムを設けているスクールも存在します。
　初心者であれば、プログラミングを基礎から学べる初心者向けのスクールを選んで、手厚くフォローしてもらうのが良いでしょう。
　学習経験や実務経験があり、更なるスキルアップを目指したい場合は、カウンセリング時にその旨を伝え、自身が思い描くキャリアプランに適しているかどうかを検討してくださいね。

　ポートフォリオとは、自分のプログラミングスキルや経歴を伝えるための作品集です。企業に自分を効果的に売り込むための有力なアピールツールといっても良いでしょう。
　エンジニアとして就職する場合、ポートフォリオを提出を求められるケースが少なくありません。また、ポートフォリオの提出が必要でない場合でも、自主的に持ち込んでアピールすると、面接官に好印象を与えられます。

　そのため、ポートフォリオをスクール内で製作できるかどうかを、スクール選びの条件にしても良いかもしれません。
　ポートフォリオ制作を手伝ってくれるプログラミングスクールであれば、内定率を上がることが期待できます。
　さらに、企業の人事部目線・クライアント目線で客観的にアドバイスしてもらうことで、現場の肌感覚を掴んだり、時代のニーズに合った戦略を練ったりすることも容易になります。
　ポートフォリオ制作があらかじめカリキュラム内容に組み込まれているのか、個別サポートの一環として願い出れば、サポートしてもらえるのかどうかをチェックしてみましょう。

　サポート体制も忘れてはならない指標のひとつです。未経験者がプログラミングを学んでいくなかで、特につまずきやすいポイントが「疑問点をすぐに解決できない」ということです。
　そのため、疑問が出てきたときに、すぐに解決できる環境が整っていることも大事になってきます。
特に、オンライン型のスクールの場合は、「質問の受付時間が長い」「質問の回数が無制限」などのスクールを選ぶと安心です。
　初心者の場合は、ZoomやSkypeなどのビデオチャットで画面共有しながら質問ができると、より効率的に学習を進められます。

　また、「希望の就職・転職が叶うか心配」「学習内容がいまいち理解しきれない」といった悩みや課題に対して、相談を受け付けてくれるサポートカウンセラーがいるスクールも存在します。こうしたサポート体制が整っていると、より集中して勉強に打ち込めますよ。

　さらに、講師の質や講師との相性もチェックしておくと良いでしょう。
　トライアルレッスンなどを通じて、どのような講師が在籍しているかを確認し、授業の分かりやすさについてもジャッジしておきましょう。
　例えば、現役エンジニアなどの現場を熟知している講師であれば、現在需要のあるスキルやリアルな体験に基づく学習を提供してくれることに期待ができます。

　プログラミングスクールのうちのいくつかには、卒業生や現役ではないエンジニアが、講義を行うスクールも存在します。
　その分、受講費は安めに設定されている傾向にありますが、コストとパフォーマンスとのバランスを考慮しながらスクールを選定していきましょう。

　ここまで、プログラミングスクールの選び方について詳しくみてきました。
　では、早速社会人におすすめのスクールについて見ていきましょう。下記では、各スクールの特徴やおすすめの人についても紹介していますので、ぜひ、あなたにピッタリのスクールを見つけるためのヒントにしてください。

スクール名	特徴	授業料／コース	受講期間	学べる言語	卒業生の就職先
RUNTEQ	コース設定を柔軟に決められる ▶公式サイト	・５カ月プラン：440,000円 ・７カ月プラン：550,000円	最短8カ月	HTML、CSS、JavaScript、PHP、Vue.js、Nuxt.js、Laravel	記載なし
COACHTECH	現役のエンジニア専属コーチが、毎週フィードバックしてくれる ▶公式サイト	・Webマスターコース：437,800円	最短5カ月	HTML、CSS、Ruby、Rails、JavaScript、UNIX／Linux	teamLab、SARAH、iCAREGRACIA等
CodeCamp	受講するコースは10種類あり、好きなものを選択できる ▶公式サイト	・webデザイン副業コース：528,000円 ・webデザインコース／マスターコース：363,000円	最短2カ月	Java、PHP、Ruby	Cyber Agent、MicroAd、LIVESENSE、MONSTARLAB等
TECH I.S.	オリジナルのシステム開発に挑戦するチームプログラムがある ▶公式サイト	・長期PROスキルコース：686,400円 ・副業コース：457,600円	コースごとに異なる	Python、PHP、HTML、CSS、SQL、Git、JavaScript、Laravel	ACA、Skyward、キャンプネット、ブルーアルバーロ等
POTEPAN CAMP	webエンジニア輩出1位 ▶公式サイト	・Railsキャリアコース：440,000円	最短5カ月	HTML、CSS、JavaScript、Ruby	GMOメディア、永産システム開発、Vitalize、コネクト、等

　社会人が、プログラミングスクールに通う代表的なメリットには、「将来の選択肢が広がる」「収入UPにつながる」「仕事の効率化につながる」などが挙げられます。
ここでは、それぞれのメリットについて詳しく説明します。

　エンジニアの働き方はさまざまで、能力があれば、フリーランスや起業など、独立の選択肢を選ぶことが可能になります。
　さらに、エンジニア不足の昨今では、多くの企業がプログラミングスキルを持つ人材を求めています。そのため、プログラミングスキルを身につければ、興味のある分野への就職が有利になるのです。

　プログラミングスキルを習得すれば、収入UPを狙える可能性があります。一般的に、エンジニアの正社員は、平均年収が高い傾向にあります。
　また、業務委託などの副業でプログラミングをする場合でも、1件あたりの報酬が高いため、収入を得やすく、副業を始めてからすぐに稼ぐことができます。

　プログラミングは、論理的に頭で考えてコードを書き、エラーを修正します。
　そのため、自然と論理的思考力や問題解決能力が身につきます。これによって仕事効率が良くなります。
　また、単純作業などを自動化できる点もプログラミングを学習するメリットです。

　ここまでは、社会人におすすめのプログラミングスクールについて紹介しました。
　しかし、「そもそもプログラミングスクールに通うメリットってあるの？」と思う方も少なくないことでしょう。
　そこで、ここからは、独学よりもスクールが良いといわれている理由を説明します。

　初心者が複数の言語を一度に習得しようとすると、相当な時間と忍耐力を必要になります。
　一方、プログラミングスクールで学習すれば、自分の目指す業界に合わせた言語を、短期間で効率よくマスターすることが可能となります。
　また、不明点やエラー発生時にも、すぐに講師に質問ができるため、無駄な時間が取られません。
　そのため、なるべく短い時間でプログラミングを習得したい人は、プログラミングスクールへの通学をおすすめします。

　学習習慣を作りやすく、独学よりも学習を継続しやすい点も、プログラミングスクールに通うメリットです。
　プログラミングスクールはお金がかかっている以上、勉強しないと損になるため、独学よりも「本気度」が高まり、学習習慣を作りやすくなります。
　一方で独学だと、お金があまりかからないため、「やらなくてもいいか」と、自分に甘えてしまうケースも少なくありません。

　加えてプログラミングスクールの一部のなかには、学習進捗を管理してくれるパーソナルコーチング系のスクールも存在します。
　こういったスクールは、受講者がきちんと毎日勉強しているか、専属の講師が進捗管理を行ってくれます。そのため、「やらざるを得ない環境」を作れるのです。

　そのため、「なんとしてもプログラミングをマスターしたい」、「自分に甘えたくない」という人には、独学よりも学習を継続しやすく、学習習慣を作りやすいプログラミングスクールは、特に良い環境だといえます。

　プログラミングスクールに通学しているうちに、自然と友達ができるケースもあります。ほかの受講生や講師とコミュニケーションを取ることは、実務に活かせる技術やプログラミングに関するノウハウの習得に役立ちます。

　また、他の受講者と交流を深めると、モチベーションアップにもつながります。不明点を教え合うこともできるため、エンジニアに必要なコミュニケーションスキルを磨くチャンスにもなるのです。

　前述した通り、就職・転職支援付きのプログラミングスクールを選ぶと、履歴書の作成から面接対策まで、さまざまな就職サポートを受けることが可能です。
　未経験者であれば、誰しもが高い確率で不安を抱える就職活動をまとめてサポートしてくれるというプログラミングスクールでは、未経験からエンジニアとして就職したい人に、まさにうってつけです。
気心の知れたメンターや、講師に技術や知識の相談をしながら、就活支援を受けられることは、何もかもゼロからスタートする人にとっては、なによりも心強い支えとなることでしょう。

　当記事では、社会人におすすめしたいと思えるプログラミングスクールをいくつか紹介してきました。
　スクールによってカリキュラムや、言語、サービスなどは異なるため、それぞれの特徴を踏まえて、あなたに適したスクールを選ぶことが大切です。
　また、プログラミングを学んだ先にある就職先、転職先を意識して選ぶことも、エンジニアを目指す方には欠かせない項目といえます。

　未経験でもエンジニアとして活躍することは可能ですので、ぜひ自分にピッタリのプログラミングスクールを探して、夢を叶えてくださいね。