MOS試験合格のための勉強方法とは?難易度や合格率・合格点など予備知識もまとめて解説!

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MOS試験合格のための勉強方法とは?難易度や合格率・合格点など予備知識もまとめて解説!

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MOS資格は、実務での有用性が高く人気のある資格です。本記事では、MOS試験の勉強方法について解説します。独学でのテキストの選び方や、パソコンがない場合の勉強方法、おすすめの通信講座も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 MOS資格は、実務で役に立つスキルが身に付くほか、就転職の際履歴書にも書けるので、人気の高い資格です。MOSは、オフィス系ソフトを使い慣れている人にとっては、比較的取得難易度の低い資格ですが、合格するには勉強は必須です。

 そこで当記事では、MOSの勉強方法や勉強時間、独学でのテキストの選び方などについて解説します。おすすめの通信講座、パソコン教室も紹介するので、これからMOSを受験するという人は、ぜひ参考にしてください。

※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、スクール紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。

MOSとは

 MOSとは、Microsoft Office Specialistの略で、WordやExcelといった、オフィス系ソフトに関する知識やスキルを問う資格です。ここでは、MOSについてよく知らないという人に向けて、MOSがどのような資格なのかを説明していきます。

MOSは認知度が高い人気資格

 ITパスポートや日商PC検定など、パソコンに関する資格はさまざまありますが、MOSはその中でも人気のある資格です。学生でも社会人でも、オフィス系ソフトを利用する人は大勢いるので、スキルアップや、就転職を有利に進めるために取得する人が多いようです。

 受験者層は、30歳以下の若い世代が半数を占めています。しかし、中には51歳以上の受験生もおり、非常に幅広い年齢層の人が受験しているようです。

MOSの一般レベルと上級レベルの違いは?

 MOSには、「一般レベル/スペシャリスト」と「上級レベル/エキスパート」の2二つの難易度があります。

 それぞれのレベルについて簡単に説明すると、一般レベルの試験では実務で利用する機能に関する知識が問われるのに対し、上級レベルでは実務レベルよりもワンランク高い、生産性の高い機能への理解が問われます。

 

 一般レベルでは、一般的な業務で必要とされる知識やスキルが必要です。例えばWordなら、文書の作成と保存、表やリストの作成などが一般レベルになります。

 一方、上級レベルは、業務の改善、効率化などに役立つ、比較的高度な技術が必要です。Wordであれば文書とテンプレートの管理、マクロの作成、変更などが問われます。

 

 上級レベルの難易度は、一般レベルの約2倍だといわれています。一般レベルをさらに深掘りした内容が上級レベル、という印象を受けますが、出題範囲や問われるスキルは全く違います。例えば日商簿記であれば、2級を取得してしまえば3級を取得する必要はありません。

 しかしMOSでは、一般レベルの出題範囲と上級レベルの出題範囲の重複はほとんどないため、両方取得する人も少なくないようです。

MOS資格にはどんな種類があるの?

 MOS資格には、五つの種類と三つのバージョンがあります。ここでは、それぞれの種類、バージョンの概要と選び方を解説します。

MOS資格は5種類ある

 オフィス系ソフトには9種類ありますが、MOS資格にはそのうちWord、Excel、PowerPoint、Outlook、Accessの5種類があります。

 Wordは文書作成ソフトで、論文や企画書、マニュアル作成などに使用されます。Excelは表計算ソフトで、スコア表などの計算が必要な書類の作成に向いています。

 PowerPointはプレゼンテーション用のソフトです。

 Outlookは個人情報管理ソフトで、電子メール管理ソフトとしても使用されます。

 Accessはデータベース管理ソフトです。

 5種類のうち、実務でよく使用されるのはWordとExcelで、MOS資格で人気があるのも、この2種類です。

ExcelとWordには一般レベルと上級レベルがある

 ExcelとWordには、一般レベルと上級レベルの二つのレベルがあります。他の種類は全バージョン一般レベルのみです。ちなみに、Access 2019にも上級レベルがありますが、その代わりに一般レベルがありません。

レベルWordExcel
一般レベル基本的な編集機能
・文字サイズの変更・表の作成・参考資料の作成・文書の印刷 etc…
基本的な操作
・関数の作成・セルの書式設定・グラフ作成 etc…
上級レベル高度な機能
・スタイル機能・他ソフトからのデータ取り込み・長文機能 etc…
高度な機能
・ピボットテーブル・条件付き書式・マクロの作成 etc…

バージョンは3種類

 オフィス系ソフトは、大体3年おきに新バージョンが発表されます。2022年時点では、2019・2016・2013の3種類のソフトのバージョンが、MOS資格の試験科目になっています。

 MOS2013とMOS2016、2019には、出題形式に大きな違いがあります。MOS2013では、成果物完成型の出題形式をとっていますが、MOS2016、2019ではマルチプロジェクト型を採用しています。

 

 バージョンが新しくなっても、旧バージョンと機能が大きく変わることはないため、出題される内容に関しては、バージョンごとの違いはほとんどありません。そのため、特にこだわりがない場合は、最新バージョンの取得をおすすめします。

 もし職場で使っているソフトが旧バージョンであれば、職場で使用しているソフトのバージョンを受験しても良いでしょう。

MOSの種類一覧

試験科目バージョン
ソフト一般レベル上級レベル
Word20192019 エキスパート
20162016 エキスパート
20132013 エキスパート Part1・Part2※
Excel20192019 エキスパート
20162016 エキスパート
20132013 エキスパート Part1・Part2※
PowerPoint2019なし
2016なし
2013なし
Outlook2019なし
2016なし
2013なし
Accessなし2019 エキスパート
2016なし
2013なし
※Part1・Part2両方合格でエキスパート認定

MOSはどの種類を受けるのがおすすめ?

 MOSには五つの科目があることを説明しましたが、どの科目を受ければよいのでしょうか?ここでは、おすすめの科目の組み合わせを紹介します。

まずは一般レベルのWordとExcelを取得する

 オフィス系ソフトの中でも、特に使用頻度が高いのがWordとExcelの2種類です。したがって、受験する種類に迷ったら、WordおよびExcelの一般レベルを取得することをおすすめします。Word、Excelは、重要度が高く、面接の際にスキルレベルを尋ねられることもあります。

 その際、口頭でどの程度のスキルがあるか説明するだけではやや説得力に欠けるでしょう。そこでMOS資格を取得していれば、スキルがあることの客観的証拠にもなるのです。

WordとExcelの上級レベルとPowerPointもおすすめ

 MOSは受験者数も合格者数も多いため、あまり希少価値はありません。そのため、一般レベルだけではアピールにならない場合があります。他の就活生との差別化を図りたいのであれば、上級レベルも取得するとよいでしょう。

 上級レベル、一般レベルでは出題範囲が違うため、上級レベルを取得する場合は、一般レベルも一緒に取得しましょう。また、Word、Excelに次いで使用頻度の高いPowerPointもおすすめです。

MOSの合格までに必要な勉強時間は?

 資格取得には試験勉強がつきものです。では、MOSの合格にはどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?

一般レベル(スペシャリスト)合格までに必要な勉強時間

 MOS試験に必要な勉強時間は、パソコンやオフィス系ソフトを普段どれくらい使用するかによって、大きく変動します。一般レベルの場合、普段からさまざまな機能を使いこなすような人であれば、20時間程度の勉強で合格できるでしょう。

 日常的には使用しないけれど、使ったことはある、という人であれば、30~40時間程度の勉強時間が必要です。オフィス系ソフトを全く使用したことがない、という人は、操作に慣れるため、80時間程度勉強する必要があるでしょう。紹介した勉強時間は、パソコン教室を利用した場合の目安です。

 独学の場合は、分からないところを自分で調べる必要があるため、もう少し時間がかかると思っておきましょう。また、この勉強時間は1科目につきかかる時間であるため、複数科目受験する場合は、もっと勉強時間が必要です。

上級レベル(エキスパート)合格までに必要な勉強時間

 上級レベルは一般レベルよりも高難易度のため、一般レベルよりも必要な勉強時間は多くなります。一般レベルを余裕で合格できた人でも、50時間は必要でしょう。ギリギリで合格した場合は、60時間程度が目安です。

 また、もし初学者が最初から上級レベルに挑戦するのであれば、専門用語や手順などの基礎から覚えなくてはならないため、80時間以上はざらにかかるでしょう。ここで紹介した勉強時間も、一般レベルと同じく1科目あたりの目安であるため、複数科目受験する場合はさらに時間がかかります。

MOS試験の合格までの1日の勉強時間や期間について

 MOS試験合格にかかる勉強期間として、多くの通信講座やパソコン教室で示されているのは1~2カ月です。しかし、合格に必要な期間は、1日の勉強時間や飲み込みの早さ、基礎知識の有無などによって、人それぞれ変わってきます。

 例えば、オフィス系ソフトに関して、日常的には使用しないけれど何度か使用経験がある、という人が1日30分勉強すれば、合格に必要な日数はちょうど2カ月になります。

 さらに、一般レベルでギリギリ合格した人が上級レベルも受験する場合、2カ月で合格しようと思ったら1日約2時間の勉強が必要です。

MOS資格の難易度は?

 MOS試験に合格するために必要な勉強時間が分かりましたが、この勉強時間は他の資格と比べて長いのでしょうか?ここでは、MOS資格の他の資格と比較した難易度について説明します。

MOSの難易度を他の資格と比較

 ここでは、MOSの難易度を簿記3級、インテリアコーディネーター、基本情報技術者試験、FP2級、司法書士の五つの資格と比較していきます。

資格名勉強時間資格概要
簿記3級150~200時間・会計資格の登竜門・3級では商業簿記のみが問われる
インテリアコーディネーター300時間・住宅の内装・家具のアドバイス、トータルデザインなどを行う・出題範囲が広い
基本情報技術者試験200時間・IT業務に必要なスキル・IT知識があれば3週間程度で合格可能
FP2級150~300時間・家系、資産運用の専門家・2級では法人に関する専門知識が加わる
司法書士3,000時間・不動産登記、手続き代行、成年後見業務などを行う・合格率は5%程度

 MOS資格に必要な勉強時間は、他の資格取得に必要な勉強時間と比べてかなり短いようですね。MOS試験の偏差値は一般レベルで37~39、上級レベルでも50程度だと言われており、取得難易度は低いと言えるでしょう。

難易度が高くなくてもノー勉では受からない

 MOS試験の難易度は高くありませんが、合格するためにはある程度勉強しなくてはなりません。

 普段仕事でWord、Excelなどを使っている人であっても、普段使わない機能や操作についても問われるので、まったく勉強せずに合格するのはほぼ不可能です。「私は仕事で使い慣れてるし、難易度も高くないから勉強しなくても大丈夫!」と高をくくらずに、必ず試験対策をするようにしましょう。

MOS試験の難易度が高くない理由

 MOS試験は、他の資格と比較してもそこまで難易度は高くないようですね。では、MOS試験の難易度が、高くないのはなぜなのでしょうか。ここでは、MOS試験の難易度が低い理由を解説します。

オフィスはもともと誰にでも使えるようにできているソフト

 「オフィス」は専門職用のソフトではなく、誰でも使用できるように設計されています。

そのため、パソコンの知識がそこまでない人でも、基本操作のマスターは難しくありません。よって、MOS試験もパソコンに詳しくなくても合格できるのです。

MOS試験は1科目ずつチャレンジできる

 MOS試験は、必要に応じて1科目からでも受験できます。難易度の高い資格の多くは、出題範囲が広く、科目数や暗記量が膨大です。それに対してMOS試験は、1科目からチャレンジできるので、出題範囲や暗記量が少なくなり、勉強が得意でない人でも試験対策がしやすくなっています。

MOS試験は毎月試験を受けられる

 他の資格は、受験できる日は1年に1〜2回しかありません。しかしMOS試験は頻繁に開催されており、毎月受験の機会があります。もし不合格になってしまっても、再受験のチャンスが多いため、合格者数は多くなります。

MOS試験の合格点と合格率

 MOS試験の難易度はそこまで高くないようですが、合格率はどれくらいなのでしょうか?ここでは、MOS試験の合格点と合格率を紹介します。

MOSの合格点は700点前後が基準

 MOSの合格点は、明確に発表されているわけではありませんが、だいたい1,000点満点中700点程度だといわれています。

 しかし、エキスパートでは700点以下でも合格した人がいることから、バージョンやレベル、科目によって差があるようです。バージョンごとに合格点が変わる理由として、バージョンによって使用感に違いがある点が挙げられます。使い勝手の良し悪しで問題の難易度に差が出た場合、基準点をずらすことで、試験の難易度に差が出ないようにしているようです。

 このようにMOS試験では、明確な合格基準点はありません。700点ギリギリを狙って勉強していたら、合格点の調整によって不合格になってしまう可能性もあります。そのため、あまり7割という数字にとらわれずに、できるだけ高得点を取れるように勉強するほうがよいでしょう。

MOS資格の合格率

 MOSの合格率は、合格点と同様に明確に発表されていません。しかし、一般的には一般レベルで約80%、上級レベルで約60%だと言われています。合格率だけ比較すると、一般レベルは日商PC検定3級やFP3級、上級レベルは日商PC検定2級やITパスポートと同程度です。また、パソコン教室で発表している合格率を参照すると、パソコン教室利用者の合格率は90%を超えるようです。

MOSの合格率が高い理由

 ここからはMOSが他の難関資格と比較して、合格しやすいと言われる理由について解説していきます。

ソフトを使い慣れた人の受験が多い

 ひとつ目に、受験者の中にソフトを使い慣れている人が多い点が挙げられます。オフィス系ソフトは、広い業種で使われています。特にWordやExcelは、日常的に使う人も多くいます。近年は、学生のうちからプレゼン資料やレポート作成のために、WordやPowerPointを用いる人も多いので、日本国民全体でオフィス系ソフトをある程度使える、という人の割合は高いでしょう。

 また、受験の動機としても、普段パソコンを使っている人が、スキルアップやスキルの証明をするために受験する、という場合が多いので、受験者の中のソフトを使い慣れた人の割合は必然的に高くなります。

受験料が高いので一発合格を目指して勉強してきた受験生が多い

 こちらは、MOS試験の受験料一覧です。

試験科目料金
Word 一般レベル10,780円
Word 上級レベル12,980円
Excel 一般レベル10,780円
Excel 上級レベル12,980円
PowerPoint10,780円
Outlook10,780円
Access12,980円
※税込価格で表示

 このように、MOS試験の受験料は、全科目1万円以上かかります。学割が適用されれば2,000円引きになりますが、それでも決して安いとは言えません。

 MOS試験は開催日が多いことを説明しましたが、受験料が高額であるため、再受験を前提に受験するのは現実的ではありません。そのため多くの受験生は、一発合格できるように万全の対策をしているのです。

MOSを独学で合格するための勉強方法と予備知識

 MOS試験の難易度が高くないので、独学でも合格できます。ここでは、独学で合格するための勉強方法と予備知識を紹介します。

試験はほぼ毎日受けられる

 MOS試験には、全国一斉試験と随時試験の2種類の受験形式があります。全国一斉試験は、月に1~2回、全国の一斉試験実施会場にて開催しています。こちらは他の資格でもよくある受験形式ですね。

 一方で、MOSには全国一斉試験とは別に、随時試験という受験形式もあります。随時試験は各試験会場が設定した受験日に試験が開催され、ほぼ毎日試験を行っています。随時試験を受けられる会場は、全国に約1,700カ所あるので、全国一斉試験の会場が近くにない人も、わざわざ遠出せずとも試験を受けられます。

 さらに、全国一斉試験は約1カ月~1カ月半前には受験申込をしなくてはならないのに対し、随時試験は試験10日前まで申し込みが可能です。そのため、試験勉強が十分にできたと感じたタイミングで試験に申し込めるのです。

 しかし、その分勉強期間がだらだらと伸びてしまいがちなので、スケジュール管理はしっかりとするようにしましょう。

バージョンの違いに注意

 オフィスのソフトは3年おきに新バージョンが発表されます。先程説明したように、試験内容には大きな違いはありませんが、バージョンごとに操作感や機能に若干の違いがあります。もし会社や家で最新バージョンではないものを使っている場合は、使い慣れたバージョンを受けてもよいでしょう。

 

 反対に、日常的に旧バージョンを使っていない場合や、特にこだわりがない場合は、最新版を受験することをおすすめします。あえて旧バージョンを取得する理由もありませんし、履歴書に書く場合に、最新版の方が印象が良くなります。また、家で使用しているオフィスが旧バージョンであっても、パソコン教室に通う場合は最新バージョンを受験すればよいでしょう。

勉強用テキストの選び方

 独学で勉強するなら、市販のテキストから質の高いテキストを選ぶ必要があります。ここからは、独学で勉強する際のテキスト選びのポイントを紹介します。

問題集タイプに編集されている

 勉強用テキストは、問題集タイプのもののほうがよいでしょう。

 勉強用テキストには、大きく分けて説明の後に練習問題が出題される教科書タイプと、問題が出題された後に解答、解説が書かれた問題集タイプがあります。教科書タイプは、説明は丁寧に書かれているのですが、説明→練習問題の順序を踏むとなると、数分前に覚えた知識を確認するだけになってしまい、実際の記憶の定着度は測れません。

 こうして分かった気になった部分が増えてしまうと、実際の試験では必要な知識が思い出せない、なんてことが起こってしまうかもしれません。問題集タイプのテキストであれば、実際の試験で求められる「頭の中から必要な知識を整理し、解答を導く力」を身に付けられます。

 初学者など、基本的な説明があったほうがよいという人は教科書タイプも併用してもよ良いですが、必ず問題集タイプも用意すること、説明を見る前に問題を解く練習をすることをおすすめします。

MOS試験の独特な言い回しを再現している

 次に注目すべきポイントは、MOS試験の独特な言い回しを再現しているかどうか、という点です。MOS試験には、「セル範囲に移動」のような、実務では聞かないような独特な言い回しが登場します。

 いくら知識があっても、問題の意味が分からなければ正しい解答はできません。そのため、普段からMOS試験の独特な言い回しに慣れておく必要があります。そこで、テキストはMOS試験の独特な言い回しを再現しているものを使用し、何を聞かれているのか、正しく判断できるようにしましょう。

画像をたくさん使っている

 テキストは、画像をたくさん使用しているものが望ましいです。MOS試験に限った話ではありませんが、文章だけでは頭の中でイメージしづらく、理解に時間がかかってしまいます。

 特にMOS試験では、実際にソフトを操作して試験を行うので、画像がある方がわかりやすいでしょう。具体的には、操作画面のキャプチャー、図などを使用しているものを選ぶと、ソフトを動かしながら試験勉強をする際も、どこの操作をしているかが一目でわかるのでおすすめです。

模擬試験がついている

 MOS試験のテキストは、模擬試験がついているものを選びましょう。模擬試験は、本番に近い問題量、出題バランス、難易度のものが好ましいです。学習を進めていくうちに、最初の方に習った範囲を忘れていた、ということはよくあることです。

 模擬試験は、忘れてしまっていた範囲の復習や、定着力や苦手分野のチェックに役立ちます。また、時間配分のミスや保存忘れなど、本番でのうっかりミスをなくすために、試験に慣れておくといった意味でも、模擬試験は重要です。

おすすめの勉強用テキストは?

 上記で述べた「問題集タイプに編集されている」「MOS試験の独特な言い回しを再現している」「画像をたくさん使っている」「模擬試験がついている」の四つの条件を満たしているのが、富士通エフ・オー・エムの「MOS 365&2019 対策テキスト&問題集」です。

 赤本ならぬ「緑本」とも呼ばれていて、対策本として人気のあるテキストです。実習問題や模擬試験もついているため、MOS試験対策は「MOS 365&2019 対策テキスト&問題集」だけでも十分でしょう。

まずはテキストの読み込みからスタート

 ここからは、独学でMOS試験を受験する際の勉強の順序を説明していきます。まずは、テキストの読み込みから始めましょう。読み込みに費やす期間は、だいたい1週間程度が望ましいです。初学者など、基礎固めを重視したい方は、もっと時間をかけてもよいでしょう。読み込みといっても、初めからすべて理解しようとするのではなく、1週目はさらっと読み流し、全体像をつかむことに集中することをおすすめします。最初に分からない部分があっても、2週目以降理解が追い付くことも多々あります。

 もし、2週目でも理解できなかった場合は、3週目、4週目と繰り返しましょう。また、テキストの読み込みと同時に、問題集などでアウトプットも並行して行うと、より効率的に知識を定着させられます。

次に模擬試験に進む

 テキストを読み込み、必要な知識がすべて身に付いたと感じたら、模擬試験に進みましょう。模擬試験を受ける前に、通信講座やパソコン教室で勉強するのもおすすめです。MOS試験には、過去問はありません。そのため、模擬試験で試験の形式に慣れておく必要があります。

 本試験は、試験時間は50分で目標は7割以上です。しかし、本番では緊張して、模擬試験よりもコンディションが下がってしまったり、体調不良などのハプニングが起こったりといったことも考えられます。したがって、模擬試験では余裕をもって40分で9割程度取れることを目標にするとよいでしょう。

 MOS試験では、類似問題や同じような解き方をする問題がよく出題されます。模擬試験は1回解いて終わりではなく、復習をしたり複数回解きなおしたりすることも効果的です。

初心者の場合は通信講座・パソコン教室がおすすめ

 MOS試験は、難易度が高くないので独学でも合格できます。しかし、それは普段からパソコンを使い慣れている人の話であって、パソコンを普段使わない、という人には独学はおすすめできません。オフィスは、すべてのパソコンユーザーにとって使いやすいように設計されていますが、普段パソコンを使わない人は、まずはパソコン自体の操作に慣れる必要があります。

 パソコンの操作を覚えるところから始めると、パソコンを使い慣れている人よりも勉強時間が長くなってしまいます。そのため、少しでも勉強時間を短縮したいなら、通信講座やパソコン教室を利用した方がよいでしょう。また、パソコンを使い慣れているという人でも、通信講座やパソコン教室を使った方が勉強効率は良くなります。そのため、仕事や家事などで勉強時間があまりとれない、という人も通信講座・パソコン教室の利用をおすすめします。

MOSが人気の資格である理由

 MOSは累計480万人が受験した人気資格ですが、なぜ人気があるのでしょうか?ここでは、MOSが人気資格である理由について解説します。

仕事の実務に直結する資格だから

 オフィスは多くの企業で使用されているソフトです。ゆえに、オフィスのスキルは実務でのスキルに直結します。特にWordとExcelは、企業の規模に関わらずほとんどの企業で使用しています。

 また、PowerPointやOutlook、Accessも使いこなせると、より仕事を円滑に進められるようになります。オフィスは多くのパソコンで標準搭載されていますし、もはや社会人の必須スキルといっても過言ではないでしょう。

就職・転職の際に評価されるから

 就職や転職の際、パソコンをどの程度使えるかを尋ねられることもよくあります。その際、口で自身のパソコンスキルを説明しても良いですが、採用する側としては、何か証拠が欲しいところです。そこでMOS資格を持っていれば、一定レベル以上のパソコンスキルを有していることの証明になります。

 多くの人が取っている資格なら、特段有利になることもないのでは?と思うかもしれませんが、やはり自分のスキルを裏付ける資格を持っているのと持っていないのとでは、企業からの印象も変わります。

 また、近年はスマートフォンやタブレットの普及によって、パソコンを使えない人も意外と増えているので、MOS資格を持っていると就活を有利に進められるでしょう。

受験勉強だけでも意味があるから

 資格の多くは、合格し、資格を持っていることに意味があります。それに対してMOS資格は、試験の合否だけでなく、受験勉強をすること自体に意味のある資格です。

 MOSの試験勉強では、業務の効率化に役立つ機能やスキルを覚えます。たとえ不合格でも、覚えたスキルが0になるわけではありません。そのため、実務でのスキルは、合否に関わらず受験前より向上しているでしょう。

MOSについてのよくある質問

 ここからは、MOSに関するよくある質問と、その回答を紹介します。

MOSは独学で合格できる?

 MOSの合格率は、一般レベルで約80%、上級レベルで約60%と非常に高いです。そのため、独学でも十分合格を目指せる難易度だといえます。しかし、パソコンの使用頻度によって、MOS試験の難易度は変わります。初心者やパソコン慣れしていない人は、通信講座やパソコン教室の利用をおすすめします。

 初心者は独学での合格は無理というほどではありませんが、勉強時間もパソコン慣れしている人に比べて長時間必要になりますし、ハードルは高くなってしまいます。通信講座やパソコン教室を利用すれば、初心者でも効率よく、確実に合格を目指せるでしょう。

MOS試験の勉強のために役立つアプリはある?

 現状、MOS試験の勉強におすすめできるアプリはありません。MOS試験対策アプリとして、一番代表的なアプリが『一般対策 for MOS』です。

 しかし、この『一般対策 for MOS』ですら、ダウンロード数も少なく、レビュー内容も「文字も画像も小さすぎて拡大もできない」「内容が物足りない」と、お世辞にも良いとは言えません。

 MOS試験対策をするときは、アプリを利用するよりも、市販の紙のテキストや、通信講座・パソコン教室の教材を利用したほうがよさそうですね。

MOS資格は役に立たないって聞いたけど本当?

 MOS資格について調べていると、「MOS資格は役に立たない」といった口コミを見つけることがあります。MOS資格は合格者が多く、希少性は低いという話はしましたが、本当に役に立たないのでしょうか?結論から申し上げますと、MOS資格は役に立ちます。

 確かに、難関資格のように資格を持っているからといって仕事がもらえるわけではありません。しかしMOS試験に向けて勉強することで、実務で役立つスキルを向上させられるというメリットがあります。また、オフィスは多くの企業で使用しているソフトなので、就職や転職の際に履歴書に書ける資格でもあります。


 では、なぜ「MOS資格は役に立たない」といったうわさが流れているのでしょうか?考えられるのは、MOS試験に落ちた人が腹いせに書いているということです。MOS資格の合格率は高いですが、受験者数も多いので不合格者も大勢います。

 そして合格率が高く、難易度が低い資格だからこそ、不合格者の不満も大きくなってしまうのでしょう。これからMOS試験を受けるという人は、不合格者のネガティブな口コミに惑わされないようにしましょう。

MOSの勉強はパソコンがなくてもできる?

 MOS試験はパソコンを使った実技試験なので、パソコンを持っている方が好ましいです。普段仕事でオフィスを使っており、勉強用テキストを読んだだけで合格をイメージできる、という人なら自宅にパソコンがなくても大丈夫でしょう。

 しかし、テキストを読んだだけでは不安が残る、という人は、パソコンを購入するか、パソコンがある場所に通って勉強する必要があります。パソコンを新しく購入するなら、Windowsを購入しましょう。mac版のオフィスもありますが、画面表示や操作方法がWindows版とは異なります。MOSではWindows版を使用しますし、わざわざmacを購入するメリットはないでしょう。

 パソコンを購入せずに勉強する場合は、パソコン教室や、オフィス完備のネットカフェに通うことになります。パソコン教室やネットカフェに通う時間がないという人や、今後も自宅でパソコンを使う予定があるという人は、この機会にパソコンを購入するのも良いかもしれません。

 しかし、MOS試験以外でパソコンを使う予定がないという人は、パソコン教室やネットカフェに通ったほうが費用は安く済みます。どちらにするかは、それぞれのライフスタイルや好みにあわせて考えましょう。

MOS試験対策のための通信講座・パソコン教室

 パソコン初心者の方が合格を目指す場合や、効率よく勉強したい場合は、通信講座やパソコン教室がおすすめである旨を説明してきました。ここからは、MOS試験対策におすすめの通信講座や、パソコン教室を5校紹介します。

スクール名特徴コース名・料金キャンペーン教材の特徴サポート体制受講形態
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【MOS365&2019 一般・上級一貫】
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・学習期間を無料で延長可能
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資格の大原
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オンライン、通学、映像通信
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知名度・実力抜群のパソコン教室
▶公式サイト
・Excel対策:34,800円
・Excel Expert対策:34,800円
・Word対策:34,800円
・Word Expert対策:34,800円
・PowerPoint対策:34,800円
・Access対策:34,800円
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・直接講師に質問可能
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おすすめポイント:安い受講料で質の高いサポート体制

 ユーキャンは、安い受講料で充実したサポートを受けられる点が魅力です。ユーキャンのMOS講座は、16,000円〜と業界では安めになっています。

 さらに、WordとExcelがセットになったコースの受講料は、単科講座をそれぞれ受講するよりも3,000円以上安くなっています。WordとExcelはセットで受験することも多いので、セットでお得になるのはうれしいですね。

 ユーキャンでは、1人1日3回まで無料で質問できます。回数制限をネックに感じる人もいるかもしれませんが、受講期間全体で何回まで、のように決められている講座もあるので、1日3回も質問できたら十分でしょう。

 また、もし短期合格できなくても、受講開始から2~4カ月サポート期間を延長できるので、短期合格する自信がないという人も安心です。

おすすめポイント

  • 受講料が安い
  • 質問精度があるため分からなくても安心
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基本情報

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・Excelコース:30,000円
【MOS365&2019 上級レベル】
・Word&Excel両方コース:31,000円
・Wordコース:17,000円
・Excelコース:17,000円
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・Wordコース:16,000円
・Excelコース:16,000円
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資格の大原

おすすめポイント:通信講座でも無料で質問できる

 資格の大原は「本気になったら大原!」のキャッチコピーで有名な、国内最大級の資格予備校です。大原には、「MOS試験対策コース」「8時間でマスターシリーズ」「ビジネス統計スペシャリスト試験対応コース」の三つのコースがあります。

 通学コースがあるのはMOS試験対策コースのみですが、大原は通信講座受講生でも無料で質問できます。テキストは、分かりやすいと評判の「日経BP社」書籍を使用。さらに、講義は動画講義のため、外出先やスキマ時間で視聴できます。

おすすめポイント

  • 国内最大級の資格予備校
  • 通信講座受講生でも無料で質問可能
  • テキストは「日経BP社」書籍を使用
  • スマホでいつでも講義を閲覧可能

基本情報

コース名・料金・MOS3科目パック:50,000円
・MOS Word&Excel2科目パック:35,600円
・MOS Word365&2019試験対策コース/MOS Excel365&2019試験対策コース
/MOS PowerPoint365&2019試験対策コース:各19,300円
キャンペーン大原受講生割引
教材の特徴「日経BP社」「オデッセイコミュニケーションズ」の人気書籍を使用
サポート体制・電話やメールなどでの質問対応
・万一欠席しても安心の映像補講
・途中入学・随時入学対応
受講形態オンライン、通学、映像通信
受講期間24回

パソコン教室のAVIVA

AVIVA バナー

おすすめポイント:知名度・実力抜群のパソコン教室で確実にスキルを身に付けられる

 パソコン教室のAVIVAは、パソコンに不慣れな人におすすめのパソコン教室です。キャリアナビゲーターによるカウンセリングや、マンツーマンレッスンで、パソコンが苦手でもモチベーションを保ちながら確実にスキルを身に付けられます。

 AVIVAはリクルートや朝日新聞といった大企業の企業研修も担当しており、その指導力はお墨付きです。費用は34,800円とお高めですが、受講生満足度は98%と、価格に見合った指導、サポートを受けられることがうかがえます。

おすすめポイント

  • マンツーマンレッスン
  • 2週間の短期間で基礎学習
  • 知名度のあるパソコン教室だから安心
  • キャリアナビゲーターのカウンセリング
  • 校舎は全国50校以上
  • 大企業を含む1,000社以上の企業研修の実績あり
  • Outlook以外の全種類、全バージョンに対応

基本情報

コース名・料金Excel対策:34,800円
Excel Expert対策:34,800円
Word対策:34,800円
Word Expert対策:34,800円
PowerPoint対策:34,800円
Access対策:34,800円
※教材費別途
サポート体制・直接講師に質問可能
・受講生一人ひとりの理解度に応じた指導
受講形態オンライン、通学
受講期間2カ月(11回)
合格実績91%以上(2020年ののべ合格者数)
※税込価格で表示

ヒューマンアカデミー

おすすめポイント:圧倒的な合格実績を誇るMOS対策講座

 ヒューマンアカデミーは、合格実績の高さが魅力の講座です。15年間で累計16,028人の合格者を輩出しており、信頼度も抜群です。この合格率の高さを支えているのが、指導経験豊富な講師陣です。分かりやすい講義をしてくれるだけでなく、実践的なスキルの指導もしてくれるため、合格後も役に立つ力が身に付きます。

 さらに、オンライン講座の授業は見放題である点も、うれしいポイントですね。また、合格後のキャリアアップサポートが充実している点も、ヒューマンアカデミーの人気の秘密です。専任のジョブカウンセラーが在籍しており、業界情報のレクチャーや仕事紹介、就転職セミナーなどが受けられます。

おすすめポイント

  • 充実したキャリアアップサポート
  • 15年間で累計16,028人の合格者を輩出
  • 全国23校舎
  • 校舎のパソコンは予約すれば使い放題
  • オンライン講座の授業は見放題
  • 指導経験豊富な講師陣

基本情報

コース名・料金・MOS Excel 2016試験対策講座/
・MOS Word 2016試験対策講座/
・MOS PowerPoint 2016 試験対策講座:各27,180円
教材の特徴日経BP社の「MOS攻略問題集」を使用
サポート体制・オンラインで質問可能
・ZOOMで通話+画面共有で問題解決
・講義映像をどこでも見られるe-ラーニング
受講形態オンライン、通学
受講期間2カ月
合格実績平成12~26年度スペシャリスト合格16,028人

TAC

おすすめポイント:質・量ともに満足の教材

 TACは、教材の分かりやすさが魅力の講座です。オリジナルテキストにはTACのノウハウが詰まっており、さらに2色刷りで見やすくなっています。映像講義はテキストに準拠しているので、テキストと並行して視聴することでより理解を深められるでしょう。

 また、教材はテキストが3冊、講義DVDが5枚、チェックテストが3回とボリュームも十分です。さらに、5回の模擬試験のほかに、レベルチェックテストが2回と実力判定テストが1回ついており、確実な記憶定着を図れます。

おすすめポイント

  • 教材が分かりやすい
  • 教材のボリュームがある
  • 模擬試験のほかにもテストがついてくる
  • 2色刷りで見やすいテキスト
  • 講義はテキストに準拠

基本情報

コース名・料金・Excel 2019/2016試験対策コース: 29,900円
・Word 2019/2016試験対策コース:29,900円
キャンペーン・期間限定キャンペーン
・再受講割引
・NEXT割引
教材の特徴TACパソコンスクールのノウハウを凝縮したオリジナルテキスト
サポート体制・質問サポート
・課題を提出すると成績表がもらえる
受講形態Web通信、DVD通信
受講期間標準学習期間:2カ月、受講期間4カ月

まとめ

 MOSはオフィス系ソフトのスキルを証明する資格で、実務での有用性の高さから人気のある資格です。オフィスは使い慣れている人も多いため、合格者が多く希少性は低い資格ですが、就転職の際は役に立つ場面も多くあります。

 MOS資格には、Excel、Word、PowerPoint、Outlook、Accessの5種類あります。実務で使用頻度が特に高いソフトがWord、Excelであるため、MOS資格もWord、Excelの取得者が多いようです。また、MOSには2013、2016、2019の3つのバージョンがありますが、バージョンは特にこだわりがない場合は最新バージョンを取得しましょう。


 MOSは難易度の高くない資格なので、独学でも合格を目指せます。独学でMOSを受験する場合、テキストは問題集タイプに編集されていること、MOS試験の独特な言い回しを再現していること、画像をたくさん使っていること、模擬試験がついてくることの4点に注目して選ぶと良いでしょう。

 また、パソコン慣れしていない人や、勉強時間をあまり長時間取れないという人は、無理に独学合格を目指すのではなく、通信講座やパソコン教室を利用したほうが無難です。

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