アクチュアリーの年収は?|仕事内容・就職について徹底解説します!

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アクチュアリーの年収は?|仕事内容・就職について徹底解説します!

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あらゆる分野で重要な活躍を見せるアクチュアリーは、どのような手順で資格取得をして、どれくらいの難易度なのでしょうか。この記事では、アクチュアリーの資格試験の難易度、仕事内容、平均年収、勉強時間などを解説しています。通信講座の紹介もぜひ参考にしてください。

 数多い資格のなかでも試験合格が難しいといわれているのが、アクチュアリー(保険数理士)資格です。

 

 アイドルの乃木坂46に同名の曲があるため、名称だけは聞いたことがある人もいるでしょう。

 

 アクチュアリーとは、複雑なスキルを駆使して分析・評価をする業務です。そのため、資格試験も難関といわれており、資格取得を断念する人も少なくありません。

 また、アクチュアリーを目指している人のなかには、アクチュアリー資格は本当に役立つのか、収入アップにつながるのかと、疑問に思っている人もいるでしょう。

 

 今回はそのような疑問を解消してもらうために、アクチュアリーの平均年収、仕事内容、アクチュアリーになるための手順、試験勉強に必要な時間などについて、詳しく解説していきます。

 最後にアクチュアリーに関する質問、おすすめ通信講座などについてもまとめています。ぜひ参考にしてください。

アクチュアリーの平均年収

 海外勤務や外資系勤務の場合であれば年収3,000万円もの年収に達するといわれているため、高収入のイメージがありますが、はたして平均年収はいったいどれくらいの金額になるのでしょうか。

 

 海外ではアクチュアリーが持っているスキル・知識が日本以上に重宝されているため、そのような高収入を記録しているようです。しかし、海外ほどではないにしろ、アクチュアリーが所有する高度なスキル・知識は、今後日本でもますます需要があるといわれており、高い年収が期待できるという意見は少なくありません。

 

 では、アクチュアリー資格取得者の平均年収は具体的にいくらなのか、会員別の平均的な年収、初任給の平均、ボーナスの平均について、以下より説明しましょう。

会員別の年収

 アクチュアリーは、そのスペックによって三つの段階に分けられます。その三つの段階とは以下の通りです。

 

 日本の場合、日本アクチュアリー会が実施している試験に合格する必要があり、合格の範囲によって会員のランクが決定されます。

会員3ランク別の年収は以下の通りです。

会員年収段階
正会員1,200万円1次試験、2次試験ともにすべて合格の上、日本アクチュアリー会に所属している会員
準会員1,000万円第1次試験に全科目合格した会員
研究会員600万円第1次試験に1科目でも合格した会員

 このように、アクチュアリー会の会員は3ランクとも高い年収であることがわかります。正会員と研究会員の年収は2倍ほどの差があるため、いかに正会員が高年収かがわかるでしょう。

初任給は25万円

 アクチュアリーとしてのキャリアは、日本アクチュアリー会主催の第1次試験に合格して研究会員になった際にスタートします。

 

 この段階ではまだアクチュアリーとしての最下ランクです。しかし、試験を合格して研究会員になるだけでも5年はかかるといわれています。資格取得が難関といわれているのが弁護士や公認会計士ですが、それらに匹敵する難易度なのが、アクチュアリー資格なのです。

 

 研究会員の初任給は25万円が平均で、一般的な企業の新入社員と同額といわれています。しかし、初任給の数字であって、前述した通り研究会員の年収平均は600万円ほどであるため、2年3年とキャリアを積めば、一般的な仕事よりも収入が増していくでしょう。

ボーナスが高い

 厚生労働省が発表した賃金構造基本統計調査によると、アクチュアリーがもらうボーナスの平均金額は以下のようになっています。一般企業のボーナスと比較してみましょう。

  • アクチュアリーの平均ボーナス:約150万円
  • 日本の一般企業の平均的なボーナス:平均82万円(男性の場合は103万円、女性の場合は46万円)

​​ このように、アクチュアリーがもらうボーナスの平均は、一般企業に勤めるサラリーマンをはるかに上回っていることがわかります。いかにアクチュアリーという職業が高給取りで儲かっているかが反映されている数字です。

 

 しかし、アクチュアリーの仕事は年収の高さに比例して高度なものといわれています。その仕事内容については、次で説明しましょう。

アクチュアリーの仕事内容

 アクチュアリーの仕事内容は具体的にどういったものなのか、はっきりと把握していない人もいるかもしれません。アクチュアリーの仕事内容は、大きく分けて次の4通りに分類されます。

  • 生命保険
  • 損害保険
  • 年金
  • リスクマネジメント

 以上四つを並べてもまだ理解できない人はいるかもしれません。では、次よりアクチュアリーの仕事内容について、それぞれ詳しく解説していきましょう。 わかりやすい解説をぜひ参考にしてください。

生命保険

 生命保険とは、人の生命に関わる事柄(死亡・病気・事故)を想定して、被保険者に何かあった際、保障を提供する制度です。老後に備えて数十年にわたって資産運用を行う、貯蓄型保険もあります。

 

 生命保険は、長期の契約で保険会社と被保険者が数十年の関係を継続するのが特徴です。そのため、その期間中に起こる生命保険業界および世の中の動向、被保険者の生活の変化など、さまざまな状況変化に対応しなければいけません。

 

 生命保険におけるアクチュアリーの役割は、保険会社の収支の分析、さまざまな資金の計上および算定などを行い、会社の経営バランスおよび被保険者の支払い能力の維持をはかることです。保険数理的手法などの知識が活かされます。

損害保険

 日常生活において、交通事故・地震など予想外の事故・災害を受けて、大きな経済的打撃を受けることもあります。そのような予想外の損害を受けた際、それを補償してくれるのが損害保険です。主な損害保険の種類は以下のものが挙げられます。

  • 自動車保険
  • 火災保険
  • 傷害保険

 このような損害保険にはさまざまなバリエーションがあり、その人の環境によって選択できるのが特徴です。たとえば普段から車の運転の頻度が高い人は、交通事故に遭遇する確率が高いので、自動車保険が向いています。

 

 アクチュアリーが損害保険分野を扱う場合、保険数理をもとに事故や災害が発生する確率・損害率を計算・分析するのが仕事です。それにより、商品開発および内容や保険料の設定、リスク管理を実践します。

年金

 アクチュアリーが年金分野を取り扱う場合、アクチュアリーが関わるのは「企業年金制度」についてです。企業年金制度とは、企業が在籍してる従業員の老後を保障するため、企業、あるいは従業員と共同でもととなる資金を拠出して支払うシステムを指します。

 

 アクチュアリーが年金分野で行うことは、企業が年金に対してどのような対応(企業側による拠出、あるいは企業と従業員による拠出)をしているか、そのニーズに注目して次のような業務を実施します。

  • 企業年金システムの確固とした構築
  • 掛金率の正確な算出
  • 財件の検証、分析(企業年金システムをクリーンに進めるため)
  • 各種コンサルティング(あらゆる決まりの見直し、再設定、ニーズに沿ったアドバイス)

リスクマネジメント

 アクチュアリーは、リスクマネジメント分野においても活躍します。

・リスクマネジメントとは

 企業の不利益(自社で出した製品が不良品だったため起こる企業イメージの低下など)が起きる可能性のあるポイントを管理して、損失回避、あるいは経営的打撃を最小限に抑制する経営管理方法

 リスクマネジメントをおろそかにした場合、大きな損失・企業イメージ低下が多発して、企業は社会的信用度を失い、経営さえも継続できなくなるでしょう。そのようなリスクを回避するために、アクチュアリーは活躍します。

 
 アクチュアリーが行うリスクマネジメントの実務は、数理的な知識を駆使した情報提供とアクチュアリー行動規範をベースとした倫理観の啓蒙活動などです。​​

アクチュアリーになるには

 日本でアクチュアリー資格を取得するためには、以下の項目をクリアしないといけません。

  • アクチュアリー試験を受験、合格
  • プロフェッショナリズム研修の修了

 アクチュアリー試験は、公益社団法人 日本アクチュアリー会が実施しています。では、上記に挙げたアクチュアリー試験および試験合格後に必須となっているプロフェッショナル研修について、以下より詳細を説明しましょう。

アクチュアリー試験に合格

 アクチュアリー試験は毎年12月、コンピューターによる試験CBT(Computer Based Testing)で、以下の日程で行われます(2022年度版)。

日程科目試験時間
12月12日生保1・損保1・年金1(10:00開始)
損保数理(14:30開始)
180分
12月13日生保2・損保2・年金2(10:00開始)
年金数理(14:30開始)
180分
12月14日数学(14:30開始)180分
12月15日生保数理(14:30開始)180分
12月16日会計・経済・投資理論(14:30開始)180分

 試験は第1次、第2次に分かれており、以下のスケジュールで行われます。

  • 第1次試験科目:5日間(1日1科目)
  • 第2次試験科目:2日間(1日目、2日目)

プロフェッショナリズム研修の修了

 アクチュアリー試験を通過した合格者は、次に日本アクチュアリー会実施の、プロフェッショナリズム研修に参加しなければいけません。この研修で学ぶことは、行動倫理学など心理面のメカニズムです。プロフェッショナル研修の詳細は以下になります。

  • 講師:大学の教授などその道のプロフェッショナル
  • 研修時間:2時間ほど
  • 講義内容:講師による行動倫理学の説明(不正と分かっていても間違いを犯してしまう人間の心理など)、参加者がグループに分かれてのディスカッション

 なお、プロフェッショナル研修を受けられるのは、準会員のみで研究会員は受けられません。プロフェッショナル研修を修了すれば、晴れて正社員(正会員)になれます。

アクチュアリー試験の難易度

 先述した通り、アクチュアリー資格取得試験は、第1次試験・第2次試験の2タイプの試験をクリアしないと、資格取得は達成できません。

 アクチュアリーとしての業務は高度なスキル・知識が必要なため、資格取得試験も当然ながら難易度が高いと言われています。では、アクチュアリー試験はどれくらいの合格率を記録しているのでしょうか。以下より1次試験・2次試験合格率についてそれぞれ説明しましょう。

1次試験の合格率

 直近5年間(2016年〜2020年)の、アクチュアリー1次試験の試験科目と合格率を以下の表にまとめてみました。

2021年2020年2019年2018年2017年2016年平均合格率
数学12.4%13.0%23.9%13.0%10.3%19.7%16.0%
生保数理28.5%36.3%32.0%12.8%26.2%10.6%23.6%
損保数理31.8%13.3%16.2%23.5%13.7%13.2%16.0%
年金数理47.7%13.1%17.0%35.2%16.4%16.6%19.7%
会計経済投資17.7%33.3%22.1%14.1%19.0%17.2%21.1%

 1次試験の平均合格率は19%です。

2次試験の合格率

 直近5年間(2016年〜2020年)の、アクチュアリー2次試験の試験科目・合格率を以下の表にまとめてみました。

2021年2020年2019年2018年2017年2016年平均合格率
生保117.6%17.4%13.5%14.7%11.2%11.9%13.7%
生保215.5%19.8%18.1%13.5%12.4%14.6%15.7%
損保116.4%15.0%12.3%10.8%10.6%10.0%11.7%
損保224.3%18.5%16.8%15.3%12.5%12.7%15.2%
年金110.0%14.3%15.9%14.1%11.3%13.5%13.8%
年金220.0%17.6%13.5%17.1%13.3%13.1%14.9%

 2次試験の平均合格率は13.5%です。2次の方が合格率が低いために、より難関であることがわかります。

アクチュアリー試験の合格に必要な勉強時間

 ​​アクチュアリー試験は基礎科目5科目・専門科目2科目の合計7科目です。7種類もの科目を一つひとつ勉強する必要があり、さらに難易度が高いといわれているアクチュアリー資格試験なので、相当な時間を勉強に費やさなくてはいけません。

 アクチュアリー資格勉強にかかる一般的な勉強時間の相場は、以下の通りです。

  • 1次試験:1科目につき100〜200時間
  • 2次試験:合計300時間以上

 この時間はあくまで目安であり、数学が得意・数字に強い人であれば勉強時間の短縮も可能でしょう。

 しかし、得意分野が何であれ、アクチュアリー試験が難関であることは事実です。アクチュアリー試験に挑む人のなかには、何年挑戦しても合格が果たせない人もいます。軽い気持ちで「何年かチャレンジすればそのうち受かるだろう」と気長に考えている人もいるかもしれません。

 しかし、そのような人は何年かかっても合格できない可能性が高いです。プライベートの楽しい時間を削ってでも勉強に費やす覚悟が必要といえます。​​

アクチュアリーの就職と活躍の場

 アクチュアリー資格取得者は、他にはない高度なスキル・知識を持ち合わせているため、あらゆる場所でニーズがあり、食いっぱぐれがないというイメージがあります。しかし本当に、アクチュアリーはそのようなニーズの多い資格なのでしょうか。

 アクチュアリーを取り巻く業界の現状、就職に関する、注目すべきポイントは以下の三つです。

  • 会員数不足による売り手市場
  • 人気の日系大手保険会社
  • 外資系企業へのステップアップ

 次より、この三つのポイントについて、ひとつずつ説明しましょう。​​

会員数不足による売り手市場

 日本アクチュアリー会に登録されているアクチュアリーの会員数(正社員)は、2019年の段階で1,762人です。

 全国的にみて2,000人にも満たない人数なので、企業のあらゆる場面において重要な役割を果たすアクチュアリーは、完全な売り手市場となっています。需要の多いアクチュアリーのため、当然ながらどの場面においても高待遇で迎えられて、収入面も高収入が保証されていることがほとんどです。

 

 難易度の高さが原因で、急激に会員が増えるようなこともないため、しばらくはこの売り手市場が継続されるのが予想されています。就活をしても不便に感じることはないでしょう。

 

 現時点では、フリーランス・個人事業主としてのアクチュアリーは見当たらないですが、そのうちフリーとして働くアクチュアリーも増えて、さらに高収入が期待できるのが今後の予想です。

人気の日系大手保険会社

 アクチュアリーの持つ高度なスキル・知識は多方面で通用するニーズのあるものですが、そのなかでも多くの需要があるのが、保険会社です。

 大手の日系保険会社は、保険ビジネスに関するリスクマネジメントの重要性を考慮して、専門のアクチュアリーを在籍させています。

 

 アクチュアリーの重要性を唱えているのは、以下の日系保険会社です。

  • 第一生命
  • 明治安田生命
  • 三井住友海上
  • 住友生命
  • かんぽ生命
  • あいおいニッセイ
  • ソニー生命
  • 富国生命
  • オリックス生命
  • 東京海上
  • 損保ジャパン

 上記の大手保険会社は、大々的にアクチュアリーを募集しており、求人ではインターン制度も用意されています。どの会社もアクチュアリーに対して高待遇を用意しているため、高収入が期待できます。

外資系企業へのステップアップ

 高い年収を目指してステップアップ・キャリアアップを考えている人におすすめなのが、外資系企業への勤務です。

 

 外資系は、日本のような年功序列的な考えは通用せず、能力主義・実力主義であるため、スキル・知識を駆使して結果だけを出せば、それがそのままダイレクトに収入へとつながります。

 

 アクチュアリーのような高度なスキル・知識を持っている場合、おすすめなのがpwc、プルデンシャルといった外資系保険会社での勤務です。

 ただし、外資系企業は、英語力やコミュニケーションスキルなど、日本人相手とは異なる能力も要求されるため、アクチュアリーとは別のスキルも磨く必要があります。

アクチュアリーに関するよくある質問

 アクチュアリーに関する評判は決して良いものだけではなく、2chやネットでは「アクチュアリーはつらい」などという否定的な意見もあります。アクチュアリーに関する代表的な疑問は、次の三つです。

  • アクチュアリーはコスパが悪い?
  • アクチュアリーの仕事は将来なくなる?
  • アクチュアリーを目指すのはやめた方がいい?

 次より、アクチュアリーに関することでよく寄せられる、三つの疑問について、回答してみましょう。

アクチュアリーはコスパが悪い?

​​ アクチュアリーに関しての厳しいイメージは、すべてアクチュアリーになる前の資格取得試験に関するものです。試験は1次・2次という二つをクリアする必要があり、その後は研修も受けなくてはいけません。

 そして、難易度が高く何年かかっても不合格が続く人もいるため、それがつらいイメージに直結しているといえます。

 しかし、そんな難易度の高い試験をクリアして資格取得を達成すれば、高度なスキル・知識が保証されているため高いステータスを得られます。

 また「純粋にスキル・知識だけを要求されるため、余計な人間関係が必要ない」「企業の中枢に影響を与えるような業務を任されるため、高収入が保証されている」「資格手当もある」などメリットが多いため、コスパは高いです。​​

アクチュアリーの仕事は将来なくなる?

 アクチュアリーは数字・データを扱うことが多いため、「将来はAIが取って代わるのではないか」との意見があり、実際にアクチュアリーが行う数値を正しく算出・分析することは、AIの得意分野です。

 しかしアクチュアリーにはAIにはできないスキルがあります。それは、以下の項目です。

  • アクチュアリーの知識がない企業の経営陣に、数値の算出・分析によって出たデータを、わかりやすく説明する
  • 保険会社の商品をアクチュアリーが金融庁に説明して事前許可を取る(規制産業である保険業界は、金融庁の審査をクリアしないといけないため)

 こういった状況に合わせた臨機応変な対応はAIには不可能で、実現可能になった場合でも相当な年月がかかるでしょう。ただし、アクチュアリー本人も、大勢に納得してもらえるコミュニケーションスキルが要求されます。

アクチュアリーを目指すのはやめた方がいい?

 アクチュアリーは外資系企業と相性がいいことでわかる通り、従来の旧式な日本社会にはない新しい業務といえます。

 その理由は、アクチュアリーが要求されるのが「結果を達成するためのスキル・知識」であり、日本の古い体質である面倒な人間関係や年功序列が仕事に影響しないという点です。

 そのため、資格取得試験を合格するまでが大変ですが、資格取得さえすれば仕事にストレスを感じることはなく、快適に仕事を進められます。また、アクチュアリーは何より、やりがいのある仕事です。

 

 あらゆる企業の重要な業務を任されて、社長や重役と関わることが多いため、「自分の業務が会社を動かしている」といった、一般の仕事では体験できない充足感を得られます。

 試験勉強は決して楽ではないですが、それだけ目指す価値のある資格といえるでしょう。

アクチュアリーの勉強ができる通信講座

 アクチュアリーの受験勉強はアクチュアリー受験研究会というサイトで多角的に研究が進められているほど、難易度の高いものです。

 そのような難易度の高いアクチュアリー試験のため、参考書を使った独学での合格は困難といえます。そこでおすすめなのが、アクチュアリー試験を対象とした通信講座の利用です。

 では、次より当記事がおすすめする、アクチュアリー試験に強い通信講座を二つ紹介しましょう。ぜひ参考にしてください。

アクチュアリー・ゼミナール

 eラーニングシステムを使ったオンライン講座を行っているのが、アクチュアリーゼミナールです。講師陣は日本アクチュアリーの正会員が担当しており、わかりやすく丁寧な指導を行ってくれます。

 

 オンライン講座は、受講コマなどの選択ができ、空いている時間を有効利用しての勉強が可能です。受講料は以下のような料金設定となっています。

  • 基礎講座:49,800円
  • 過去問徹底解説講座:69,800円
  • 基礎講座+過去問徹底解説講座:99,800円

 このように、他の通信講座の相場よりも安い料金設定で、お得といえるでしょう。他の通信講座では見かけない無料講座体験も用意されているため、受講しようか迷っている人も気軽に体験できます。

コース名・料金●基礎講座+過去問徹底対策講座
数学/生保数理/損保数理/年金数理:各99,800円 (税込)
経済:49,800円 (税込)
投資理論:69,800円 (税込)

●基礎講座
数学/生保数理/損保数理/年金数理:各49,800円 (税込)
経済:24,800円 (税込) 投資理論:34,800円 (税込)

●過去問徹底解説講座 
数学/生保数理/損保数理/年金数理:各69,800円 (税込)
経済:34,800円 (税込) 投資理論:49,800円(税込)
教材の特徴オンライン専用の授業
過去問の傾向を全て把握して、理解しやすい順番に入れ替えテキスト作成
全問解説
サポート内容オンライン授業・オンライン質問サービス
受講形態オンライン

まとめ

アクチュアリーという仕事は「誰でもできないような複雑な計算・分析ができるため重宝される」「能力だけを求められるので人間関係は関係ない」「高収入が期待できる」とメリットの多い資格です。

今回は、アクチュアリー資格が気になる人のために、以下のようなポイントを解説しました。

  • アクチュアリーの平均年収
  • アクチュアリーの仕事内容
  • アクチュアリーになる手順
  • アクチュアリー試験の難易度
  • アクチュアリー試験の合格に必要な勉強時間
  • アクチュアリーの就職と活躍の場

また、効率的な勉強が可能になるおすすめ通信講座も紹介しました。今回の記事を参考にして、普段の生活に負荷のかからないアクチュアリーの試験勉強を実現させて頂ければ幸いです。​​

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