資生堂パーラー、自由が丘に初の路面店! 広々としたオープンデッキ 「作りたての生菓子」も楽しめる
資生堂パーラーが自由が丘に初の路面店「資生堂パーラー 自由が丘店」をオープンします。ワンフロアに、レストラン、カフェ、ショップの3つの機能を備え、光あふれる心地よい店内と広いテラス席で、伝統の味を楽しめます。シンボルはガラスデザイン、オープンデッキは室内と同じ広さ 銀座の名店として多くの人たちを魅了してきた「資生堂パーラー」が2019年5月18日(土)、自由が丘に初の路面店をオープンします。先駆けて行われた内覧会に訪れました。 資生堂パーラー自由が丘店(画像:資生堂パーラー) 自由が丘駅北口から歩くこと約2分。通りに面して広々としたオープンデッキが現れ、そこが「資生堂パーラー 自由が丘店」でした。 ウッドデッキにクリーム色の壁。住宅街に馴染む落ち着いた色合いを使いながらも、ハイセンスさが光る外観です。インテリアを手がけたのは、浦 一也さん。JR西日本の豪華列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の客室デザインほか、数多くのラグジュアリーホテル、迎賓館等のインテリアを手がけてきたデザイナーです。 内覧会に参加していた浦さんに、同店のインテリアについて話を聞きました。 基調としたのはアール・デコで、シンプルな色使いでエレガントさを表現しています。その4つのこだわりポイントに、室内と同じ広さのオープンデッキを設けたこと、室内装飾のシンボルに雪花硝子(せっかがらす)を用いたこと、折り上げ天井にして天井を高く見せていること、自由が丘らしい優しい雰囲気の演出を挙げました。 室内のひときわ目を引く大きな雪花硝子は、環境デザイナーの板橋一広さんが製作しました。雪花硝子とは、ガラス廃材を原料とし、独自の焼成技術で結晶化したセラミック成分が花びらのように浮かび上がる、アーティスティックな質感をもつガラスです。 雪花硝子の半透明のガラスの風合い、白い花びらが封じ込められたような模様、ひとつひとつ異なる形状。その存在が室内全体に上質感とエレガントさをもたらしています。正面からは平坦に見えますが、横から見ると、緩やかなカーブを描いていることがわかります。板橋さんはそのモチーフについて、「見る人それぞれの解釈に委ねたい」と前置きした上で、「コンセプトのひとつに、自由が丘の緩やかな坂道、丘があります」と教えてくださいました。 自由が丘らしい優しい雰囲気の演出には、壁色は白を避けてアイボリー、窓枠の色は黒を避けてグレーを使い、これらと同じ色の椅子を特注したとのことでした。他方、テーブルにはクロスを敷かず、若い人たちも利用しやすいカジュアルな雰囲気も取り入れたそうです。 自由が丘店限定メニューも自由が丘店限定メニューも 自由が丘店では、資生堂パーラー伝統の西洋料理からオリジナルメニュー、人気のパフェやデザート、洋菓子が揃い、ワンフロアにレストラン、カフェ、ショップの3つの機能が備わっています。 ショップのショーウインドウには美味しそうなゼリーやケーキがズラリ(2019年5月16日、宮崎佳代子撮影) 地下に菓子工房があり、銀座本店のものよりも広く、オーブン含めて最新の設備を揃えているそうです。ここで製造した作りたての生菓子を楽しめるのも、自由が丘店の特長です。 また、資生堂パーラー伝統の味を、銀座本店よりも安い価格で楽しめるのも嬉しいところ。オープン初日から6月30日(日)まで、「オープン記念“モダンコース”」(4000円)を提供します。 同メニューは絶品・ミートクロケットのほか、伝統メニューを楽しめる期間限定のコース料理です。メインディッシュはビーフカレー、トマトマカロニグラタン、チキンライス、ハンバーグステーキなど、全9種類から選べます。 平日限定のランチメニューもあり、こちらも自由が丘店のみのメニュー。前菜とメインディッシュ、コーヒーまたは紅茶またはハーブティーとのセットで2268円(メインにステーキ丼を選ぶとプラス540円)です。 エントランスを入ってすぐのところにケーキのショーウインドウがあり、見目麗しいスイーツがずらりと並んでいて目を楽しませてくれます。ギフト用コーナーも充実していて、手土産にもぴったりのスイーツが揃っていました。 自由が丘に暮らすことの価値を高めてくれる。そんな風に感じられた資生堂パーラー自由が丘店。光あふれる心地よい店内と広いテラス席で、伝統の味をぜひ楽しんでみてください。 ※掲載の情報は全て2019年5月現在のものです。価格は全て税込。 ●資生堂パーラー 自由が丘店 住所:東京都目黒区自由が丘1-4-10 quaranta1966 1階 営業時間:11:00〜21:00 定休日:月曜(祝日は営業)、年末年始
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