フジテレビ本社ビルで夏祭り!3年ぶりにお台場がアツイ

「夏はフジテレビ」のイメージが強かったお台場も、ここ数年で変化しつつあります。3月のヴィーナスフォート営業終了に続き、8月いっぱいでまた人気施設が閉館するようです。エデュケーショナルライターの日野京子さんが解説します。


レインボーブリッジ(画像:photoAC)



 今年も夏休みが近づいてきました。一昨年、昨年は夏休みのイベントの中止が相次ぎましたが今年は徐々に例年通りの開催が増えてきました。

 東京ならではの夏休みのイベントとしてあげられるのが「テレビ局の夏祭り」です。在京キー局が総力をあげてテレビ局の敷地内に特設会場を設けて、ドラマやアニメとのコラボやアトラクション、グルメを満喫できる夏の風物詩です。

 こうしたイベントの代名詞といえる場所がお台場です。とくに今年の夏休みは人気の複合施設「パレットタウン」の完全閉館も迫っており、お出かけスポットとして例年以上に人気を集めそうです。

テレビ局の敷地を含めた大イベントに発展

お台場フジテレビ湾岸スタジオ(画像:photoAC)

 今年はフジテレビが3年ぶりとなるお台場での夏まつり開催を予定しています。フジテレビは「テレビ局が大規模イベントを行う前」という道筋を作ったパイオニア的な存在です。

 バブル時代に大成功した「コミュニケーションカーニバル 夢工場’87」は現在のテレビ局主催のイベントの原形にあたります。当時の本社は新宿区河田町にあり、イベントは東京と大阪で行われ、東京会場は本社ビルから離れた晴海地区にかつてあった東京国際見本市会場で夏休み期間中に行われました。

 その後、大規模再開発の地である臨海都市、お台場に移ると本社ビルや周囲の施設を含んだ大イベントを夏休みに行うことが恒例化しました。イベント名に「お台場」を含めることで、「フジテレビ=お台場」「お台場=フジテレビ」という印象を強くすることに成功。夏休みのテレビ局イベントといえばフジテレビ、お台場の流れを作りました。

 2019年以来となる今年は「オダイバ冒険アイランド」のタイトルで、フジテレビ本社で7月23日(土)から8月28日(日)の期間で開催されます。例年に比べると規模は縮小されていますが、本社ビルのシンボルでもある球体展望室「はちたま」では有料展示「志村けんの大爆笑展」が今回のイベントの目玉になっています。

 昨今の時勢を踏まえ、昨年に引き続き自宅でも楽しめる夏休みイベントも8月11日(木)から8月28日(日)開催されます。専用のアプリ「バーチャル冒険アイランド2022」(8月初旬からダウンロード可)で、スマートフォン等で気軽に参加できる新しい夏祭りです。

森ビル デジタルアート ミュージアム・エプソン チームラボ ボーダレス

チームラボ ボーダレス近くのシンボルプロムナード公園(画像:photoAC) 

 1997年4月にフジテレビがお台場に新社屋を移転して以降、東京の新たなお出かけスポットとして急成長を遂げたお台場エリア。同エリアの人気スポットの一つである複合施設「パレットタウン」は再開発に伴い、昨年から順次各施設の営業を終了しています。同施設の顔の一つであった「ヴィーナスフォート」は今年3月に営業終了しSNSでは惜別のコメントが相次ぎました。

 現在営業しているのは、お台場のシンボルでもある大観覧車「パレットタウン大観覧車」と「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」のみで、今年8月31日を最後に営業終了、閉館となります。

 一般的な美術館では展示されている美術作品を静かに歩きながら鑑賞します。どちらかと言えば大人向きであり、子どもが集まり騒ぐと気まずい雰囲気になりがちです。情操教育の面でも美術館に子どもを行かせたいと思っても、親としては気軽に子どもを連れて行きたいと思う場所ではありません。

 しかし、「チームラボ ボーダレス」では体験型のデジタルアートを展示しており、子どもも楽しく五感をフルに活用したアート体験ができます。

 施設面積10,000㎡という広さの中には子どもが遊べる「チームラボアスレチックス 運動の森」やティーハウス「EN TEA HOUSE 幻花亭」を含む5つのデジタルアート作品が展示されています。

 同施設は映えスポットとしても人気があり、子どものテンションも上がること必至です。ミュージアムに来た際は、8月末で営業が終わる予定の大観覧車に乗って夏休みの思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

お台場界隈にある2つの科学館

船の科学館(画像:photoAC)

 商業的なイメージのあるお台場ですが科学館が2つあります。その一つが「船の科学館」です。

 新交通システム「ゆりかもめ」の「東京国際クルーズターミナル駅」から徒歩2分の場所にあり、映画「南極物語」でお馴染みの初代南極観測船「宗谷」を一般公開しています。

 現在、本館での公開を休止しており、別館での展示が行われています。同施設は東京の臨海都市開発が本格的に始まる前となる1974年に開館した、お台場エリアで最も早い時期に完成した施設です。

 船に特化した博物館は日本でも珍しく、四方を海に囲まれた日本で欠かせない船舶や海上保安といった知識や歴史を紹介しています。

日本科学未来館(画像:photoAC)

 2つ目は、ゆりかもめの「テレコムセンター駅」から徒歩4分の場所にある「日本科学未来館」です。宙に浮かぶ地球「ジオ・コスモ」がシンボルマークとなっている同施設は2001年7月に開館しました。1階の企画展ゾーン、3階と5階が常設展ゾーン、そして6階には迫力満点のドームシアターがあり、最先端の科学技術の知識を堪能できる施設です。

 2つの施設はそれぞれ未開の地であったお台場の黎明期、そしてお台場が臨海副都心として急激に発展していった時期と、対極的なタイミングで開館しています。お台場の街としての歴史の流れを感じることができます。 

海に囲まれたお台場は夏が良く似合う

 フジテレビを筆頭に華やかな施設や商業施設が立ち並ぶ一方で、海浜公園や科学館といった公共の施設も充実しています。東京都心からのアクセスもよく、気軽にいけるお出かけスポットです。

 夏休みの思い出作りや、夏を感じたいときはお台場に行ってみるのはいかがでしょうか。


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