「富士そば」も「ねぎし」も!? 意外と知らなかった東京の“ご当地ローカル店”

 静岡県のみに展開する大人気ハンバーグ店「さわやか」、埼玉県民のソウルフード「山田うどん」など、その土地ならではの“ご当地ローカル店”というものがあります。でも、もちろん、東京にだってあるんですよ。あなたはいくつ知っていますか?


サラリーマンのランチの定番「富士そば」

 ダイタンホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区代々木)が展開する「名代 富士そば」。温かいそばが1杯340円(税込み)、冷たいもりそばも340円(同)と、非常にリーズナブルにそばを楽しめるのが特徴です。

 客層はサラリーマンなど中高年が中心ですが、駅のそばなど、利便性が良い場所に出店していることが多いため、誰もが一度は見かける定番の店と言えるでしょう。しかし、実は、そう思っているのは東京在住の人だけかもしれません。

 富士そばは現在、都内に約100店舗を構えるほかは、千葉県に4店舗、神奈川県に8店舗、埼玉県に8店舗と、首都圏のみの出店となっています。都民にとっては「簡単においしいそばを食べられる店」として浸透していても、完全に“関東ローカル”なのです。

 歴史をひもとくと「名代 富士そば」が誕生したのは1966年、1号店は渋谷にありました(現在は閉店)。立ち食いスペースのみの狭い店舗だったそうですが、その味が評判を呼び、徐々に店舗数を増やした結果、誰もが知る有名店になりました。今では立ち食いスタイルではなく、いすがあるところがほとんどです。

 見かけた際は、ぜひ、東京で誕生したローカル飯であること、首都圏でしか食べられないことを思い出してくださいね。

現存する最も古い店舗は、杉並区にある「西荻窪店」(画像:名代富士そば)




牛たんなのに東京発祥?

 牛たん、麦めし、とろろ、テールスープのセットが看板メニューとなっている、人気のチェーン店「ねぎし」。牛たんと言えば、宮城県・仙台が有名ですが、ねぎしが実は新宿・歌舞伎町で誕生したことを知っている人は少ないのではないでしょうか。

 歌舞伎町の1号店がオープンした1981年当時、牛たんはお酒のおつまみ的な存在で、男性客ばかり。そこで、女性にも受け入れられるようにと、麦飯ととろろ、スープを組み合わせたセットを提供したのがお店の始まりだそう。今では当たり前になっているこの組み合わせは、ねぎしが発祥だったのです。

 ねぎしを運営する株式会社ねぎしフードサービスの本社は、1号店のあった歌舞伎町を有する新宿区(歌舞伎町店は2021年11月に閉店)。ねぎしは現在38店舗展開していますが、都内を除くと、神奈川県に4店舗、千葉県に1店舗のみ。残り33店舗は全て都内にあり、実は東京でしか楽しむことはできません。

 普段、東京で手軽に東北・仙台のソウルフードである牛たんを味わうことができるのは、意外にも、東京・歌舞伎町で始まった東京ローカル店のおかげだったのです。

「牛たん」と聞くと仙台をイメージするが…(画像:PIXTA)

金沢カレーを“逆輸入”したこだわりのカレー屋


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