東京駅から山手線沿いに「1万歩」歩いてみたら、明治の文豪が愛した店にたどり着いた

  • おでかけ
東京駅から山手線沿いに「1万歩」歩いてみたら、明治の文豪が愛した店にたどり着いた

\ この記事を書いた人 /

下関マグロのプロフィール画像

下関マグロ

サンポマスター、食べ歩き評論家

ライターページへ

東京駅から1万歩歩いたら、いったいどこに着くのでしょうか。サンポマスターの下関マグロさんが挑戦してみました。

どれくらい歩けば1万歩?

「健康のために毎日1万歩を歩こう」とかつて言われていましたが、今では歩数と健康には関係がないと言われています。ようは、自分に合った歩数を歩けばいいということでしょうか。

 とはいえ、1万歩は切りがよいのでひとつの目安になります。昔は歩数計を持っていないと正しい歩数がわかりませんでしたが、最近はスマートフォンに歩数計アプリが入っているため、誰でも正確な歩数を把握できます。そのほかにも「ドラクエウォーク」などのゲームアプリでも知ることが可能です。

歩数計アプリをインストールしたスマートフォン(画像:下関マグロ)



 ところで、1万歩はどのくらいの距離になるのでしょうか。一歩の長さは人によって違うので、ざっくりしたところを知ろうとネットで検索したところ、おおよそ7kmと出てきました。いまいちわかりません。

東京駅から神田駅方面へ。

 そこで、山手線の駅でいくつ分になるのかを検証してきました。スタートはJR東京駅の丸ノ内中央口です。スマートフォン2台に歩数計アプリをインストール、もう1台はドラクエウォークを立ち上げて歩き始めることにしました。

東京駅丸の内中央口(画像:下関マグロ)

 山手線は内回りと外回りがあります。外回りは時計回り、内回りはその逆です。今回は内回りで歩くことにしました。東京駅から神田駅方面へ。

神田駅で2000歩、秋葉原駅で3500歩

 東京駅からできるだけ山手線の近くを歩きます。頭上の高架には中央線、山手線、宇都宮線、上野東京ライン、京浜東北線、そして北陸新幹線、上越新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、東北新幹線などが入っています。

 高架をくぐって山手線の内側から外側へ。新常盤橋を渡ります。小さな常盤公園(中央区日本橋本石町)を右に見ながら進むとすぐに神田駅が見えてきます。神田駅南口で歩数計を見ると2059歩になっていました。

 神田駅を左に見ながら高架下を進むと、神田ふれあい橋という歩行者専用の橋があります。ここで神田川を越えます。もう秋葉原駅です。歩数計は3509歩。東京駅から神田駅までの距離より、神田駅から秋葉原駅までの距離は短いようです。これまで漠然と思っていたことも、歩数がはっきりわかるとなんだかスッキリします。

 秋葉原駅から御徒町駅へ行く道は近年ずいぶん変わりました。高架下は新しい商業施設などができています。少し寄りたい気分ですが、歩数測定中なので我慢します。

御徒町駅の手前で5000歩に到達(画像:下関マグロ)



 もうすぐ御徒町駅というところで5000歩をカウントしました。東京駅から歩いて、ちょうどこのあたりが1万歩の半分です。

1万歩はどこ?

 御徒町駅で5242歩をカウント。御徒町駅から上野駅まで向かう山手線の高架下は人気の商店街・アメヤ横丁(アメ横)です。ここもブラブラしたいのですが、気持ちを抑えてまっすぐ進みましょう。

 アメ横を抜けると上野駅が見えてきました。上野駅の広小路口を左に見ながら入谷口方向へ。公園口から上野恩賜公園(台東区上野公園)の脇を通る道でもいいのですが、近いと思われる方を選びます。

 鶯谷駅へ向かう道は、アメ横の騒がしさがうそのように静かです。そして、鶯谷駅北口に到着。ここでの歩数は8959歩です。1万歩までもう少し。日暮里駅に向かいましょう。

 いったん尾竹橋通りに出て、少し行けば日暮里駅方向へ向かう商店街があります。その途中で1万歩に。夏目漱石や正岡子規といった明治・大正の文豪が愛した「羽二重団子」(荒川区東日暮里)の少し手前です。

荒川区東日暮里にある「羽二重団子」(画像:下関マグロ)



 日暮里駅で10758歩。2台のスマートフォンの歩数計アプリの数に大きな違いはありませんでしたが、ドラクエウォークはまだ9000歩足らずです。「あ~やっぱり」という感じ。というのも日頃からドラクエウォークの歩数が実際より少ないと思っていたからです。

 取りあえず、もっと先まで歩いてみました。日暮里駅から西日暮里駅に着いても、まだ1万歩にはなりません。田端駅へ向かう途中でやっと1万歩になりました。

 スマートフォンで調べてみると、どうやら筆者の設定が間違っていて、少なめになっていたようです。とほほ……。

 というわけで、東京駅から、神田駅、御徒町駅、上野駅、鶯谷駅の4駅分とちょっとで1万歩ということになりました。

 ちなみに筆者はいつも1万歩を歩いたり、2万歩だったり、バラバラです。みなさんも自分の体調などに合わせてウオーキングを楽しんでください。

関連記事