東京なのに、ベランダから「クジラ」が見える場所があった!
2020年11月15日
知る!TOKYO大都市・東京なのに、自宅の窓からなんとザトウクジラが見える地域があることをご存じでしょうか? 豊洲などの湾岸エリアかな、と思いきや答えはNO。正解とその場所の魅力について、島旅イラストエッセイストの松鳥むうさんが案内します。
冬のベランダからクジラが見える東京
あなたが洗濯物を干すとき、ハンガーにかけた洗濯物の向こうに見える景色は、どんな景色ですか?
街中住まいの人は、隣りのマンションやアパート。農村エリアだと山や田畑。島や港町では海も見えることでしょう。
では、東京から南へ約1050km離れた小笠原諸島に浮かぶ絶海の孤島・母島では何が見えるのでしょうか?
「冬は、洗濯物を干してると、ザトウクジラが見えるよ」
え? なんですって? 私(松鳥むう。島旅イラストエッセイスト)の聞き間違いでしょうか? それとも「"ザトウクジラのぬいぐるみ"が見える」の間違いでしょうか?
いえいえ……ほんもののザトウクジラです! 体長15m前後の黒いクジラさんです。
「ザトウクジラのブロウ(潮吹き)が見えるのよ。たまに、船が着く港の湾内にも入って来てることもあるよ」
母島で泊めてもらったその知人の自宅の窓からは、たしかに美しく青い海が見えます。
そんな海が見えるだけでも非日常過ぎるのに、ザトウクジラを都会のそのへんに飛んでいるカラスぐらいのノリで紹介されてしまったような不思議な気分です。

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