川を越えればすぐ川崎 東京23区の端っこ「六郷土手」には一体何があるのか
2020年4月19日
お出かけ東京都の端っこ、多摩川沿いの大田区・六郷土手駅とその周辺には一体何があるのでしょうか。紀行ライターのカベルナリア吉田さんが解説します。
駅前は土手
本当に土手だ――。
京浜急行の六郷土手駅ホームに降り立ち、しばし絶句しました。高架上にあるホームの端っこに立つと、目の前に多摩川の土手が広がっています。駅名に「土手」ってどういうこと? と思ったら、その名の通り駅前は土手なんです。
ちなみに多摩川の向こうは、神奈川県の川崎市。六郷土手駅は、東京23区の端っこの駅でもあるわけです。取りあえず階段を下り、高架下の薄暗く狭い改札を抜け、駅を出ます。

小さなワッフルカフェがポツンとあるだけの、ガード下の駅出入り口。駅前ロータリーはありません。そしてガード出口を歩道のない道路が横切り、車が途切れずに走り抜けていきます。
道沿いには居酒屋が数軒と、雑居ビルの2階に年季の入ったカフェの看板、小さな和菓子屋もあります。「六郷チャーハン」のメニューを出すラーメン屋も。「六郷土手商店街」の看板も一応連なりますが、歩道なしの狭い道なのに交通量が多いので、落ち着いて歩けません。
道は東に進んだすぐ先で、第一京浜と交差しています。それで交通量が多いのです。とにかく「土手」駅前で下りたのだから、取りあえず土手に出ましょう。多摩川方面に延びる、ガード下の脇道へ。

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