駅のホームから千葉県が丸見え 東京の東の端っこ「江戸川駅」周辺を歩く
2020年2月21日
お出かけ1986年に篠崎駅(江戸川区)が開業するまで、都内最東端の駅だった江戸川駅を、紀行ライターのカベルナリア吉田さんが歩きます。
川の向こうは千葉県市川市
ホームの端っこに立つと、近くに川が見えます。河川敷で遊ぶ子どもたち。ランニングをする人や、犬の散歩をする人もいます。川の向こうにはビルが並んでいます。
流れる川は江戸川。そして川の向こうは千葉県の市川市です。

なんということでしょう。僕は今、東京の鉄道駅のホームに立っているのに、すぐそこに千葉県が見えているのです。東京の東の端っこに来ました。ここは京成線の江戸川駅です。
普通列車しか止まらないのに開業100年以上
京成線の上野駅から、下りの普通電車に乗ります。電車はひと駅ずつ止まりながら、ゆっくりと進んでいきます。
ひとつ手前の京成小岩駅まで、やっと来ました。あとひと駅で到着、と思ったらここで特急電車の通過待ち合わせ。電車はしばし停車し、ひと駅がなかなか進みません。
やっと江戸川駅に着きましたが、普通列車しか止まらない駅のせいか、降りる人はあまりいません。一応、東京23区内にいるはずなんだけどな……と思ったりもします。

そんな江戸川駅ですが、開業は1912(大正元)年、100年以上の歴史があります。
江戸時代、駅周辺は「伊予田村」といい、開業時の駅名は伊予田駅。その2年後の1914(大正3)年に「江戸川駅」に変わり、1986(昭和61)年に都営地下鉄の篠崎駅が開業するまで、都内最東端の駅でした。

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