旅の達人が教える「ロンドン」の魅力!六本木で開催中のテート美術館展とウェッジウッド・カフェ情報も
大英帝国の流れをくむ美しい宮殿や博物館、湖水地方の風景、高級陶磁器などの紅茶文化…これまで何度も渡英経験のある旅行ジャーナリスト・フォトグラファーのシカマアキさんが、ロンドンの楽しみ方、航空券の上手な探し方など旅のヒントをお届け。六本木で開催中の展覧会コラボカフェの情報など、おすすめのスポットも併せてご紹介します。 イギリスは島国。そのため他のヨーロッパ諸国とは違う文化や風土などが、旅行でも感じられます。例えば、公用語の「英語」はクイーンズ・イングリッシュであり、発音や文法などもイギリス英語が基本。最初は戸惑うかもしれませんが、じきに慣れます。 ロンドン中心部と名物の2階建てバス。街歩きも楽しい(画像:シカマアキ) 首都ロンドンでは。ビッグベンがある国会議事堂、歴代の英国王室が住むバッキンガム宮殿と衛兵交代式は一見の価値あり。大英博物館やナショナルギャラリーをはじめとした古今東西の著名な美術品を収蔵、展示するミュージアムも見逃せません。 イギリスの首都ロンドン。国会議事堂とビッグベン(画像:シカマアキ) ロンドンから少し足を運ぶと、英国王室最古の居城であるウィンザー城、テニス四大大会が開催されるウィンブルドンのテニス博物館、「標準時間」の地点で世界遺産登録のグリニッジなど。ロンドンから鉄道やバスなどで行くことができます。 バッキンガム宮殿の衛兵交代式(画像:photoAC) さらに、のどかな田園地帯が広がるコッツウォルズでは、映画『ハリー・ポッター』シリーズのロケ地巡りも。水と緑の風景が美しい湖水地方は、まさに絵本『ピーターラビット(TM)』の世界が広がっています。 「イギリスの食はまずい」というのも過去の話。そもそも全世界からあらゆる国の人々が集まるロンドンでは多国籍料理が味わえます。イギリスらしいグルメなら、白身魚フライにポテトフライを添えた「フィッシュアンドチップス」や、ローストビーフなどの肉料理が定番です。イギリス版居酒屋といわれる「パブ」巡りもおすすめ。 イギリス料理の定番、フィッシュアンドチップス(画像:シカマアキ) また、イギリスは「紅茶」の国としても有名です。トワイニング、フォートナム・アンド・メイソン、ウェッジウッド、クリッパーなど多くのブランドがあり、その本店やショップを巡ってのショッピングもイギリス旅行ならでは。 ロンドンにある「FORTNUM&MASON」ピカデリー本店(画像:シカマアキ) さらに余裕があれば、本場のサンドイッチやスコーンとともに味わえるアフタヌーンティーを体験すると、イギリス旅行の思い出となります。 日本からイギリスに行くには、ロンドン・ヒースロー空港が空の玄関口です。イギリスのブリティッシュエアウェイズ、日系のANAとJALが、羽田空港から直行便を、毎日運航しています。 ブリティッシュエアウェイズは東京-ロンドン線を運航(画像:シカマアキ) ロンドン線はビジネス利用も多いため、直行便の運賃は高くなりがち。乗り継ぎ便を利用すると、運賃がガクンと下がることがあります。ロンドンはビジネス、観光ともに世界の大都市であり、乗り継ぎ先からのロンドン行きの便は数多く運航されています。 おすすめは、ドバイやドーハなどを経由する中東便、シンガポールやタイなどを経由するアジア便など。いずれも乗り継ぎする空港が巨大かつ豪華で、待ち時間が多少長くでも飽きることはないでしょう。 東京・六本木の国立新美術館では、イギリスを代表するテート美術館のコレクションが楽しめる「テート美術館展 光 ̶ ターナー、印象派から現代へ LIGHT: Works from the Tate Collection」が10月2日(月)まで開催されています。 この会期中、国立新美術館にある2階の「サロン・ド・テ ロンド」が『ウェッジウッド・カフェ』に変身。「フロレンティーン ターコイズ」「ワイルド ストロベリー」「ジオ」といった英国王室御用達ウェッジウッドのプレートを用いた「ウェッジウッド サマーアフタヌーンティー at サロン・ド・テ ロンド」などのメニューがあり、華麗なるウェッジウッドのティータイムが今だけ楽しめます。 ウェッジウッド サマーアフタヌーンティー at サロン・ド・テ ロンド(2名用セット3,960円)(画像:ウェッジウッド/フィスカース ジャパン リリースより) テート美術館(テート・ギャラリー)は、イギリスの首都ロンドンにあり、16~20世紀のイギリス絵画を展示するミュージアム。イギリス絵画が専門のため、「テート・ブリテン」とも呼ばれます。 エリザベス1世の時代から産業革命、大英帝国と発展を遂げてきたイギリス。実業家のヘンリー・テートが自らのコレクションを1897年に一般公開したのが始まりで、約7万点もの作品を所蔵しています。 今回の展覧会では、テート美術館のコレクションから「光」をテーマに約120作品を厳選。アーティストたちによる独創的な創作の軌跡、それぞれの作品が呼応するかのような会場構成など工夫を凝らした展示内容です。 ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》1871年 Photo: Tate(画像:ウェッジウッド/フィスカース ジャパン リリースより) ウェッジウッド・カフェでは、展覧会とのコラボメニューをはじめ、各種ケーキセット、サンドイッチセットなどにウェッジウッドの食器を使用。華やかなウェッジウッドでいただくおいしいお茶とスイーツでアート観賞後の余韻に浸る、極上のティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。 通常メニューもウェッジウッドのプレートで提供(画像:ウェッジウッド/フィスカース ジャパン リリースより)■国立新美術館 企画展「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」 開催日程:開催中~2023年 10月2日(月) 開催場所:国立新美術館 企画展示室 2E 開館時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで 住所:東京都港区六本木7-22-2 TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル) 休館日:火曜日 料金:一般2,200円/大学生1,400円/高校生1,000円 アクセス:東京メトロ千代田線「乃木坂駅」徒歩すぐ(美術館直結) 東京メトロ日比谷線「六本木駅」より徒歩約5分 都営大江戸線「六本木駅」より徒歩約4分 ・期間限定ウェッジウッド・カフェ(10月2日まで) 実施場所:国立新美術館内2階「サロン・ド・テ ロンド」 営業時間:11:00~18:00(17:30 L.O.)
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