光脱毛ってどんな脱毛？効果やメリット・デメリットを徹底解説

　「光脱毛」という言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、どのような脱毛方式か知らない方も多いのではないでしょうか。

　「医療脱毛とどんな違いがあるの？」「光脱毛は効果があるの？」「痛みはどれくらい？」など、みなさんが感じている疑問について一つずつ解説していきます。

　これから脱毛を考えているけど、どこのお店がいいのか分からない。どの脱毛方法が自分に合っているか分からないという方は、脱毛方式ごとに紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、クリニック紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。

　「光脱毛」とは、サロンや家庭用脱毛器で使用されている脱毛方式です。

　フラッシュ脱毛とも呼ばれ、毛根に高熱のライトを当てることでダメージを与えて脱毛していきます。

　光は、毛の黒い部分であるメラニン色素に反応します。皮膚の色には反応しないため、肌を傷つけることなく脱毛が可能です。

　毛根にダメージを与えると、毛は成長できなくなり、さらに生えるスピードが遅くなるため、産毛のような毛しか生えてきません。

　施術を繰り返すことで、ムダ毛処理の頻度は減ります。これが光脱毛のしくみです。

　光脱毛専用のサロンは比較的リーズナブルな値段のため、特に若い女性に人気を集めています。

　「光脱毛ってどのくらいから効果があるの？」「肌を傷つけないけど、効果はそんなに長く持続しないんじゃないの？」など、光脱毛の効果について疑問を持つでしょう。

　これから光脱毛を考えている人は特に効果が気になると思います。

　光脱毛の効果や脱毛効果がどのくらい持続するか解説していきます。

　すぐに効果を実感できたという方もいますが、ほとんどの方は6回目からより効果を実感できると言われています。

　光脱毛は照射出力が弱い分、効果を実感できるまでには時間がかかります。

　また、効果を実感できるといっても、自己処理が楽になる程度。

　さらにツルツルを目指すのであれば、何度も施術回数を重ねるしかありません。

〈光脱毛の効果を実感できる回数〉

回数	期待できる脱毛効果
1〜6回	ムダ毛の自己処理が楽になる
7〜12回	VIOやワキなどの太く、濃い毛がほとんど生えてこなくなる
13〜18回	うぶ毛・細い毛がほとんど生えてこなくなる

　脱毛効果を実感できる回数には個人差がありますが、およそ18回でうぶ毛までほとんど生えてこなくなる状態になります。

効果を実感するまでに時間がかかるので、脱毛を考えているのであれ早めに行動しましょう。

　光脱毛の効果が出る期間・回数は毛周期と関係しています。

　毛周期とは毛が生え変わる周期のことです。この毛周期は脱毛を行う上でとても重要となります。

〈毛周期の流れ〉

成長期：毛が伸びる時期

退行期：毛の成長が止まる時期

休止期：毛が抜け落ちる時期

　光脱毛は毛周期の「成長期」に効果があります。

　効果が最も出やすい成長期に効率よく施術したとしても、最低でも5回は施術しなければ、全ての毛にアプローチはできません。

　光脱毛は永久脱毛の効果はありません。毛が生えてくるのを一時的に抑制しているだけです。

　そのため、施術を止めてしまうと、再び毛が生えてきます。

　どの部位をどのくらい施術したかは個人差があるため、持続効果がどれだけあるかというのは、はっきり言えません。

　ホルモンバランスの乱れによって脱毛後すぐに毛が生えてきてしまうこともあります。

　しかし、永久脱毛も全く毛が生えてこない、というわけではないので注意が必要です。

　光脱毛には3種類ありますが、それぞれの効果や痛みに違いがあるのでしょうか。

　それぞれの脱毛方式の特徴について解説します。

　IPL脱毛とは、「インテンス・パルス・ライト」の略で、キセノンランプを短時間で発光させた光です。

　カメラのフラッシュのようにピカっと照射するので、フラッシュ脱毛とも言われています。

　IPL脱毛のライトは、毛の黒いメラニン色素に反応する性質をもち、照射することで黒毛包・毛根、さらにはその根本にある毛乳頭にまで熱を与えます。

　熱が当たることで、毛根が変性し、次の毛の生成を遅らせます。

　照射後すぐに変化はありませんが、発毛は抑えられているので、徐々に毛が少なくなっていくのを感じられます。

　IPL脱毛は医療レーザー脱毛としくみは似ており、毛根に直接ダメージを与える脱毛方式です。

　医療レーザーの方が照射出力は強いですが、光脱毛の中では効果が高いのが特徴です。

　毛の黒いメラニン色素に反応するため、太く濃い毛に高い効果を発揮します。

　逆に言えば、産毛やメラニン色素の少ない薄い毛には脱毛効果はほとんどありません。

　従来から使用されている脱毛方式であるIPL脱毛は光脱毛の中では多くの実績があります。

　照射してから1~2週間で毛が抜け落ちるなど、光脱毛の中でも比較的早く脱毛効果が実感できる脱毛方式です。

　IPL脱毛は、光脱毛の中でも痛みを感じやすく、「ゴムでパチンと弾かれたような痛み」と表現されています。

　痛みの感じやすさは部位や人によってそれぞれ違いますが、黒い毛が多い部位や毛量が多い部位には特に痛みを感じやすくなってしまいます。

　痛みは感じやすいですが、肌へのダメージが大きいというわけではありません。

　痛みは個人差があるので、不安な方はカウンセリングの際に相談してみることをおすすめします。

　IPL脱毛は、黒く、メラニン量が多い毛に脱毛効果が高いです。

　そのため、太く濃い毛が多いワキ・VIOなどに適しています。黒く目立つ毛が気になる部位、濃い毛が密集しており早く脱毛したいという場合におすすめです。

　逆に、メラニン量が少なく色素が薄い毛、産毛にはあまり向いていません。

　背中・うなじ・二の腕・お腹・肩など産毛が多く生えていることが多いため、効果は出にくくなっています。

　IPL脱毛は「フォトフェイシャルエステ」で使用している機器と同じです。

　肌のメラニン生成を抑制し、コラーゲン生成を活性化するため、美肌効果も高いと言われています。

　シミやそばかすなどの紫外線によって色素沈着してしまった黒ずんだ肌の色を薄くする効果もあります。

　しかし、これらはサブ効果のため、メインは脱毛であることは忘れずに。

　ただ、脱毛しながら美肌も手に入れたいという方にはおすすめです。

　S.S.C脱毛は、イタリアの有名医療メーカーDEKA社が開発した「クリプトンライト」の光と「ビーンズジェル」という特殊ジェルを用いた脱毛方式です。

　メラニン色素に照射したり、バルジ領域に熱を与える方法とは異なり、「ビーンズジェル」の作用により、抑毛・制毛して脱毛します。

　S.S.C脱毛は、剃毛を済ませた部位にビーンズジェルを塗り、クリプトンライトで照射します。

　クリプトンライトで照射することで、ビーンズジェルに含まれている、「トレジャービーンズ」の粒が弾け、フィニリープと言う有効成分が出ます。

　この有効成分が、毛穴から浸透し、毛母細胞と呼ばれる毛の素に直接作用することで、抑毛・制毛するしくみです。

　S.S.C脱毛は、毛の成長を遅らせる効果があり、脱毛効果はありません。

　フィニリーブに含まれている大豆イソフラボンによって、毛が段々と少なくなり、生えにくくなります。
　IPL脱毛やSHR脱毛と違い、S.S.C脱毛は毛の成長を抑制する効果があります。

　S.S.C脱毛は、痛みがほとんどないのが特徴的です。

　トレジャービーンズジェルに照射したクリプトンライトが吸収されるため、肌への熱ダメージはほとんどありません。

　そのため、光脱毛の中ではもっとも痛みを感じにくい脱毛方式です。

　S.S.C脱毛は有効成分であるフィニリープが毛穴から浸透することで、抑毛・制毛効果を発揮します。

　そのため、どんな毛にも効果があります。

　しかし、産毛と濃い毛で比較すると、どうしても濃い毛の方が効果を実感するまでに時間がかかってしまいます。

　どんな毛にも効果はありますが、産毛・細い毛の方がより早く効果を感じられます。

　S.S.C脱毛は、肌へのダメージが少なく、美容ジェルに含まれる有効成分により肌の奥にまで浸透する美肌効果もあります。

　肌にダメージを与える医療脱毛と違い、S.S.C脱毛は回数を重ねるたびにキレイに、そして美肌へと近づきます。

　SHR脱毛は、光脱毛の中でも比較的新しい方法です。

　SHRとは「スーパー・ヘアー・リムーバル」の略称であり、広範囲に光の熱を照射する脱毛方式です。

　毛根を包み込んでいる「毛包」に60~70℃の弱い熱を当ててダメージを与える方法です。

　バルジ領域の活動が弱まることで、毛を作りだす際に必要な細胞が作られなくなるため、徐々に毛量が少なくなっていきます。

　メラニン色素には反応しないため、毛の濃さや太さには関係なく、産毛や金髪、白髪などにも照射可能であることが特徴的です。

　弱い熱で脱毛するからといって、他の光脱毛よりも効果が低いということはありません。

　SHR脱毛は、これから生えてくる毛に対して効果が高く、毛を生えにくくする効果があります。

　そのため、効果を実感するまでには少し時間がかかります。

　SHR脱毛は痛みを感じやすいワキやVIOでも、痛みはほとんどありません。

　どうしても個人差はあるので、「全く痛くない」というわけではありませんが、弱い熱で徐々にダメージを与えていくので、「痛い」というよりは「ゆっくり温かくなる」と感じる方が多いです。

　さらに、肌への刺激も少ないので、刺激に弱い人や肌が荒れやすい敏感肌の人にもおすすめの脱毛方式です。

　SHR脱毛は、産毛に効果があり、顔・背中・お腹・二の腕などに向いています。

　従来の脱毛では照射できなかった、ホクロやしみ、日焼け肌にも照射可能であり、脱毛できない部位というのは比較的少ないです。

　家庭用の脱毛器も増えており、自宅で脱毛を行う方も多くなっているのではないでしょうか。

　家庭用とサロン用の光脱毛器の効果の違いはどのくらいであるか気になると思います。

　家庭用とサロン用脱毛器の違いは照射パワーです。

　サロン用は、照射のプロが使用するためその分パワーも強め。

　一方で、家庭用は一般の方が使用しても危なくないように設定されているため、サロンと比較してもパワーは弱くなっています。

　また、サロン用は連続照射ができるため、施術時間の短縮が可能です。

　さらに10時間連続使用にも耐えられる冷却機能がついている機器もあります。

　家庭用は連続照射が可能な機器も中にはありますが、連続照射不可がほとんどです。

　家庭用光脱毛器は照射パワーが低い分、脱毛効果をすぐに実感できません。

　そのため、自己処理が楽になるまでは、サロン脱毛よりも時間がかかります。

　しかし、家庭用脱毛器は20年ほど長期使用が可能な機器もあるため、脱毛効果を実感できるまで使用し続けることが大切です。

　太く、濃い毛に効果的であり、特にワキやVIOの脱毛したいと考えている方におすすめのIPL脱毛を導入している人気サロンをご紹介。

• リンリン
• シースリー

　「クリプトンライト」の光と「ビーンズジェル」の特殊ジェルを用いた脱毛方式により、痛みは少なく、毛の成長を抑制する効果のあるS.S.C脱毛を取り入れている人気サロン2選をご紹介します。

• ミュゼプラチナム

　弱い熱で徐々に毛包へとダメージを与えるため、痛みがほとんどないSHR脱毛を導入している人気サロン2選をご紹介します。

痛みに不安がある方や敏感肌の方、産毛や金髪などにも照射したいと考えている人におすすめです。

• STRASSH
• LACOCO

　永久脱毛するなら、医療脱毛がおすすめです。

　痛みは少なく、1回で得られる効果が高いのが特徴です。

　お得に医療脱毛が行えるクリニック3選をご紹介。

• TCB東京中央美容外科
• じぶんクリニック
• レジーナクリニック

　光脱毛の種類と効果の違いについて、またそれぞれの脱毛方式を取り扱っているサロンを紹介しました。

　光脱毛は医療脱毛に比べると、照射パワーが弱いですが、肌へのダメージは少なく、美肌効果も期待できる方式です。

　脱毛方式により得られる効果は異なりますが、回数を重ねるごとにしっかり脱毛効果を実感できます。

　コスパ良くキレイに脱毛したいという方には、光脱毛はおすすめです。

　自分の毛質や肌質からどのような脱毛方式がいいのか、今回の記事を参考にして選んでみてくださいね。

　脱毛をして、キレイを手に入れましょう。