日本で唯一の地下鉄博物館の見どころをご紹介!

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日本で唯一の地下鉄博物館の見どころをご紹介!

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逆瀬川勇造

不動産ライター

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普段何気なく利用している地下鉄。そんな地下鉄の歴史や仕組みなどを楽しみながら学べる施設「地下鉄博物館(通称:ちかはく)」をご存じでしょうか。本記事では、不動産ライターの逆瀬川勇造さんが、大人も子どもも楽しめる「地下鉄博物館」についてご紹介します。

当時のレトロな旧式の地下鉄車両も(イメージ画像:photoAC)



 江戸川区にある「地下鉄博物館」は、世界的にも珍しい「地下鉄」にフィーチャーした鉄道系ミュージアムです。

 「地下鉄博物館」は、日本における地下鉄の歴史や地下鉄の仕組みなどを楽しく学べる施設であり、大人も子どもにもおすすめの施設といえます。

 そこで、本記事では、江戸川区にある地下鉄博物館の魅力についてご紹介します。親子でのおでかけの参考にしてみてください。

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東京メトロ東西線で葛西駅へ(画像:photoAC)

地下鉄博物館とは?

 地下鉄博物館とは、一体どのような施設なのでしょうか。

 ここでは、地下鉄博物館の歴史や展示内容をご紹介していきますので、見ていきましょう。

1986年にオープンした地下鉄に特化した博物館

 地下鉄博物館は、地下鉄互助会による公益事業活動の一環として1986年7月にオープンした施設であり、地下鉄に特化した博物館です。

 2002年7月から2003年5月までの約1年間は、高架橋の耐震補強工事及びリニューアルに伴い閉鎖されていましたが、開館から30年以上愛されている施設です。

 日本で唯一の地下鉄に特化した博物館であり、世界的に見ても珍しい博物館といえるでしょう。

地下鉄博物館入口(画像:photoAC)

地下鉄について学べる展示内容が盛りだくさん

地下鉄博物館は、以下の7つのエリアで構成されています。

  • 地下鉄の歴史
  • 地下鉄をつくる
  • 地下鉄をまもる
  • 旅客サービス
  • 地下鉄車両のしくみ
  • 日本と世界の地下鉄
  • 地下鉄プレイランド
  • 旧式の地下鉄車両も展示されている(イメージ画像:photoAC)

     館内の一部では、地下鉄開通当時の上野駅ホームを再現した展示や実際に使用された車両が展示され、電車好きにもおすすめの展示内容といえるでしょう。

     地下鉄用のトンネルを作るために実際に使用される機械や地下鉄の総合指令所の体験コーナーなど、ここでしか見られない展示内容が盛りだくさんです。

     また、ホールも併設されており、定期的にクラシック音楽を中心としたコンサートの開催や鉄道映画や地下鉄建設に関する記録映画などの上映会も開催されています。

     他にも、ミュージアムショップではちかはくオリジナルグッズや電車・鉄道に関連した商品など、ここでしか買えない商品も多数取りそろえられているようです。

    地下鉄博物館のおすすめの見どころポイント3選

    ここでは、地下鉄博物館の中でも、ぜひともおすすめしたい見どころについて以下の通りご紹介しますのでそれぞれ見ていきましょう。

  • 地下鉄当時の上野駅を再現!
  • 地下鉄なのにナウマン象の骨が展示されている!?
  • 子供に大人気!電車運転シミュレーター
  • 地下鉄開通当時の上野駅を再現!

    動物園などでみかけるターンスタイル(画像:photoAC)

     地下鉄博物館でまず見ていただきたいポイントとして、地下鉄開通当時の上野駅を再現している展示でしょう。

     1927(昭和2)年に日本で初めて地下鉄が開通しましたが、その当時の最新技術が導入されていたことが分かる展示物となっています。

     「ターンスタイル自動改札機」といった当時設置されていた改札機が再現されており、実際に体験も可能です。

     地下鉄開通当初はモダンな乗り物として大人気であったのが分かるような展示となっていますので、ぜひとも当時のわくわく感を味わってみてはいかがでしょう。

    こちらは現在の上野駅のイメージです。(画像:photoAC)

    地下鉄なのに「ナウマン象の骨」が展示されている!?

     「地下鉄をつくる」「地下鉄をまもる」のエリアで見られる展示物の中でも、一風変わった展示物といえるのがナウマン象の骨。

     「地下鉄なのになぜナウマン象の骨?」と思われるかもしれませんが、このナウマン象の骨は、実際に地下鉄を作る際に発掘された物なのです。

     地下鉄の名前の通り、地面の下を通るものだからこそのエピソードといえるでしょう。

    化石の展示も(イメージ画像:photoAC)

     また、「地下鉄をまもる」のエリアでは、実物大の単線シールドトンネルの設置や総合指令所の体験コーナーなどもおすすめです。

     どのように地下鉄が作られていくかが学べるので、子どもの自由研究の課題としても役立てられるのではないでしょうか。

    子どもに大人気!「電車運転シミュレーター」

     子どもに大人気の「電車運転シミュレーター」もおすすめポイントといえるでしょう。

     実際に運転士候補生が研修で使用するものと同一の機器が使用されており、非常にリアルな運転シミュレーション体験が可能となっています。

     しかも、このシミュレーターには揺動装置が組み込まれているため、映像に合わせて車両の揺れもリアルに再現されており、まるで本物を運転しているような気分が味わえるのです。

     子どもはもちろんのこと、電車好きにはたまらないコーナーといえるでしょう。

    まるで本物を運転しているような電車運転シミュレーター(イメージ画像:photoAC)

    普段何気なく利用する地下鉄について学んでみては?

     本記事では、江戸川区にある地下鉄博物館についてご紹介しました。

     地下鉄博物館は、日本で唯一の地下鉄に特化したミュージアムであり、大人も子どもも楽しめる施設となっています。

     ぜひ、本記事を参考に。普段何気なく利用する地下鉄の歴史や地下鉄の仕組みを学びに訪れてみてはいかがでしょうか。

    ■地下鉄博物館
    所在地:東京都江戸川区東葛西6丁目3-1 東京メトロ東西線葛西駅高架下
    TEL:03-3878-5011
    営業時間:10:00~17:00(※入館は16:30まで)
    休館日:毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、年末年始(12/30~1/3)
    利用料金:大人220円、こども100円(満4歳以上中学生まで)
    アクセス:東京メトロ東西線 葛西駅より徒歩1分

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