下北沢、いつも時代を上書きし続ける街。「遊ぶ」と「働く」が融合した「ミカン下北」とは?

  • スポット
  • 下北沢駅
下北沢、いつも時代を上書きし続ける街。「遊ぶ」と「働く」が融合した「ミカン下北」とは?

\ この記事を書いた人 /

逆瀬川勇造のプロフィール画像

逆瀬川勇造

不動産ライター

ライターページへ

2022年に入り下北沢に新しくオープンした「ミカン下北」。下北沢らしさを感じさせるスポットとして注目を集めています。本記事では、同施設について、不動産ライターの逆瀬川勇造さんがご紹介します。

 2022年に入り下北沢に新しくオープンした「ミカン下北」。下北沢らしさを感じさせるスポットとして注目を集めています。

 ミカン下北の概要からおすすめスポットまでご紹介しますので、ぜひとも最後まで読んでミカン下北へ訪れてみてはいかがでしょうか。

ミカン下北とは

 「ミカン下北」は、2022年3月にかつての京王井の頭線盛土部分に誕生した5つの街区から構成される新施設。

 この「ミカン下北」の名称は、さまざまな文化が交差し、常に変わり続ける街「下北沢」という地域の持つ「未完=ミカン」というイメージから名づけられています。

ミカン下北のロゴ(画像:京王電鉄 プレスリリースより)



 ロゴマークもトライ&エラーを繰り返しながら「上書き」されていくような、常に変化しようとするアグレッシブさを表現したロゴとなっています。

5つの街区で構成される商業施設

 では、ミカン下北の概要はどのようになっているのでしょうか。

 ミカン下北は、下北沢駅前からすぐの場所に位置。井の頭線なら中央口改札、小田急線であれば東口改札を出て右に30秒ほど歩けば到着する場所にあります。

 「遊ぶ」と「働く」が混ざり合った新しい施設として、全部で5つの街区から構成されるミカン下北の概要について見ていきましょう。

A街区

 A街区は鉄骨で全体が構成されたスケルトン・インフィルなデザイン。建築デザインは設計デザイン会社「DRAFT」が担当しており、進化を続ける「未完の建築」としての武骨な存在感を放つ建物になっています。

 さまざまなジャンルの飲食店や書店、シェアオフィスなどが入居しており、下北沢の雑多な雰囲気が演出されています。

ミカン下北A街区イメージ(画像:京王電鉄 プレスリリースより)

B街区

 B街区は、2022年7月28日に開業したばかり。

 192台もの自転車を収納可能な「京王サイクルパーク下北沢2」、ニューヨックブルックリン発のカフェ「BROOKLYN ROASTING COMPANY」、スモールオフィスの「SYCL by KEIO」が入居しています。

C街区

 C街区は2019年3月に開業済みの部分。370台収容可能な駐輪場「京王サイクルパーク下北沢」があります。

 B街区の「京王サイクルパ-ク下北沢第2」と合わせれば、実に562台もの駐輪が可能となり、巨大な駅前駐輪スポットとして利便性の向上に寄与しているといえるでしょう。

D街区

 D街区は、A街区の向かい側に位置する2階建ての商業施設部分。

 下北沢で培われたさまざまな価値を未来へとつないでいく「器」をイメージさせるデザインとして、コンテナを積み上げたような建築デザインになっています。

 D街区には、カフェやバー、ラーメン店が入居しており、飲食が楽しめるスポットです。

ミカン下北D街区(画像:京王電鉄 プレスリリースより)

E街区

 茶沢通りとあずま通りの間に位置する2階建ての建物がE街区。

 E街区には、下北沢が発祥の地であるメガネブランド「Zoff」の新店舗や図書館窓口サービスの「図書館カウンター下北沢」、美容室、クリエイティブスタジオが入居しています。

ミカン下北のおすすめスポット3選

 ミカン下北の施設概要をお伝えしました。ここからは、ミカン下北のおすすめスポットを3つご紹介しますので、それぞれ見ていきましょう。

SYCL by KEIO(サイクル バイ ケイオウ)

 遊ぶと働くが混ざり合った新しい形の施設であるミカン下北。その「働く」を支える部分となるのが「SYCL by KEIO」でしょう。

 A街区とB街区の2棟合計5フロアからなる下北沢エリア最大級のワークプレイスであり、下北沢に誕生した新たなビジネス拠点としても注目されています。

SYCL by KEIO(画像:株式会社ヒトカラメディア プレスリリースより)

 会議室、フォンブース、集中スペース、ラウンジ、テラススペースといった働くために役立つ設備が用意されており、自分に合った働き方が選べる環境になっています。

 コミュニティマネージャーが常駐しているので、日々のサポートだけでなく、入居者同士の連携といったさまざまなきっかけづくりの支援も受けられるのも魅力といえるでしょう。

 ■営業時間:24時間(スタッフ常駐時間は月~土 10:00~18:00)

PIZZERIA 8 (ピッツェリアエイト)

 「PIZZERIA 8」は、ミカン下北で最も広い座席数98席を備えるイタリアンです。

 「武骨で豪快な男のイタリアン」をコンセプトにして、本格窯焼きのナポリピッツァや自家製の生パスタなど本格的なイタリアンが堪能できます。

 また、本格イタリアンでありながら気軽に日常使いもしやすい価格設定となっているのもポイントといえるでしょう。

 ■営業時間:11:00~24:00 ※ランチ終了後、一時的に休みになるケースもあります。
 ■TEL:03-6450-7887

PIZZERIA 8 (画像:株式会社カームデザイン プレスリリースより)

東洋百貨店 別館

 サブカルチャーの街・下北沢を代表するような店舗として知られている「東洋百貨店」の別館としてミカン下北にオープンしたのが「東洋百貨店 別館」です。
 下北沢の持つ雑多な雰囲気が演出された内装など下北沢らしさが感じられる店舗といえるでしょう。

 E区画の「素今歩(すこんぶ)」では、1つ1つの箱が小さなお店となっており、総勢約500名のハンドメイド作家による作品が購入できます。ここでしか手に入らない世界にひとつだけの雑貨を探してみてはいかがでしょうか。

 ■営業時間:11:00~20:00
 ■TEL:03-3468-7000

常に変化し続けるミカン下北に足を運んでみては?

 本記事では、ミカン下北についてご紹介してきました。

 常に変化し続ける街・下北沢の新たなスポットとして誕生したミカン下北。

 下北沢駅から徒歩約30秒という立地にあり、下北沢らしさが楽しめるスポットとなっています。ぜひとも本記事を参考に、ミカン下北へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

アクセス:京王井の頭線・小田急小田原線 下北沢駅すぐ

ミカン下北 アクセス地図(画像:京王電鉄 プレスリリースより)

関連記事