東新宿駅から500m 「抜弁天」周辺の大規模再開発と外苑西通りの未来【連載】東京うしろ髪ひかれ地帯(17)
2022年1月29日
知る!TOKYO東新宿駅から500mほど離れたところにある抜弁天。その近くにある放射第6号線。その歴史について、都内探検家の業平橋渉さんが解説します。
東新宿駅から東へ500m
大江戸線東新宿駅から都道302号に沿って東へ500mほど歩くと、少しいびつな丁字路に面した抜弁天(ぬけべんてん)交差点に差し掛かります。

この辺りは歌舞伎町の怪しさが消えて住宅地に切り替わる間のエリアということもあり、両者の要素が入り混じっています。
交差点のすぐそばには厳嶋(いつくしま)神社(新宿区余丁町)があり、通称・抜弁天と呼ばれています。抜弁天は、源義家が後三年の役(1083~1087年にかけて行なわれた戦役)で奥州に向かう途中、ここに宿営し、広島県の厳島神社に戦勝を祈願したのが始まりです。
抜弁天の由来
通称の由来は、源義家が苦難を「切り抜けた」という言い伝えに加えて、参道が南北に「通り抜け」できるからだとされています。実際に抜弁天へ行ってみると、確かに抜けている感じがします。

もうひとつ気になるのが、丁字路の下部分、南東の曙橋方面へ伸びている道路の「新しさ」です。周囲では今も再開発が行われているため、この道路が整備されてさほど時間が経っていないことが分かります。
整備以前、周辺にはどのような風景が広がっていたのでしょうか。非常に気になります。
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