無料の穴場!? 浅草など東京都内人気エリア「夜景」スポット6選
きれいな夜景を見ようとするとレストランでの飲食代や入場料がかかるものと思っていませんか?実は都内には無料で開放されている展望スポットがたくさんあります。知っておくと足を延ばせる無料で穴場の都内人気エリアの夜景スポットを旅行ジャーナリストのシカマアキさんがご紹介します。東京駅でレトロとモダンが融合した夜景を楽しむ高いビルの多い東京では、高層階に展望スペースのあるところが多々あります。地上と異なる高所からの眺めは、旅行客のみならず地元の人々にも人気です。中には「無料」で開放している場所も都心に点在し、気軽に行きやすく、リピーターにもおすすめ。特に夜は、まるで光の海に包まれかのような幻想的な光景が楽しめます。 KITTEガーデンから眺める東京駅駅舎と丸の内ビル群(画像:photoAC) まず紹介するのは、丸の内の「KITTEガーデン」です。日本郵便が手掛ける商業施設「KITTE丸の内」の屋上にある庭園で、都会のど真ん中と思えないほど緑に囲まれた開放的な空間は約1,500平方メートルあります。日中からオフィス街の人々や買い物客らに人気があります。 特に夜は、ライトアップされた赤レンガ建築の東京駅駅舎を、ここから見下ろすことができる絶景ポイント。近代的なビルとレトロな駅舎が対比した光景は、唯一無二です。新幹線や鉄道、丸の内ビル群も圧巻。オフィスが開いている平日の夜がおすすめ。22時まで開放されていて交通アクセスはJR「東京駅」から徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線「東京駅」地下道直結など、絶好のロケーションに位置しています。 浅草の穴場スポット! オープンスペースは外国人にも人気「東京で日本らしい夜景スポットといえばここ!」と、外国人旅行客に絶大な人気と支持を誇るのが、「浅草文化観光センター」最上階にある展望テラスです。東京最古の寺院である浅草寺とその山門、これに続く仲見世通りが一望できるのも珍しいでしょう。夜になるとライトアップされ、その眺めの魅力が倍増します。 浅草文化観光センターの外観(画像;photoAC) 浅草文化観光センターは1階に案内カウンターがあり、浅草観光に便利な場所。展望テラスはガラス張りの柵で開放的なオープンスペースとなっています。夜にライトアップされる東京スカイツリーも、下から上までよく見えておすすめ。展望テラスには喫茶室もあります。22時まで営業(現在は20時までに短縮)。東京メトロ銀座線「浅草駅」から徒歩1分など。 都心の夜景はもちろん、日中の視程がよい時に富士山が見えることもあって人気の場所が、「文京シビックセンター」です。高さは地上約105メートル、25階の東・西・北側が展望ラウンジとして20時30分まで開放(当面の間ワクチン接種会場として使用しているため一般利用は休止中)。東京スカイツリー、新宿副都心の高層ビル群、上野公園、東京大学などが見られます。ほどよい高さならではの光景が楽しめるのがポイント。南側にはレストランも。東京メトロ丸ノ内線または南北線「後楽園駅」徒歩1分、都営地下鉄三田線または大江戸線「春日駅」徒歩1分など。 東京2大ツリーが両方見られる贅沢な夜景スポット 東京タワーと東京スカイツリー、都心の2大タワーが一度に、しかも無料で見られる場所が、世田谷区にあります。駅直結「スカイキャロット」の展望ロビーで、2017年のリニューアルで、都心中心部が一望できる場所へと生まれ変わりました。高さは地上126メートル、23時まで開放されており、季節によっては富士山が見えることも。レストランやカフェもあります。 三軒茶屋「スカイキャロット」からの眺め(画像:photoAC) スカイキャロットは、三軒茶屋のランドマーク的存在。東急世田谷線の路面電車が走り、レトロな飲み屋街など、昭和の雰囲気も感じられるエリアです。東急世田谷線「三軒茶屋駅」直結と、交通アクセス抜群。その他、東急田園都市線「三軒茶屋駅」徒歩約3分など。 恵比寿ガーデンプレイスタワー展望スペース「SKY LOUNGE」 もっと近くで東京タワーと東京スカイツリーが見たいなら、「恵比寿ガーデンプレイスタワー」がおすすめ。地上167メートルの高層ビルにある展望スペース「SKY LOUNGE」は、恵比寿の高台にあって遮るものがなく、六本木ヒルズ、首都高速道路、レインボーブリッジなども見えます。都心の夜景撮影スポットとしても人気です。JR「恵比寿駅」より徒歩約5分。23時30分まで開放されています。 新橋エリアにある「カレッタ汐留」では、地上200メートルのパノラマビューが魅力。46階と47階にあるスカイレストランフロアの一角が23時まで無料開放されています。特に、湾岸エリアの夜景が素晴らしく、お台場やレインボーブリッジはもちろん、勝どきエリアの高層ビル群や銀座中心部など光の海に包まれた光景は圧巻です。日中なら眼下に築地市場跡、浜離宮恩賜庭園なども見られます。汐留での唯一の無料眺望スポットです。 カレッタ汐留からの眺め(画像:photoAC) さらに、地下2階から46階までの直通エレベーターはスケルトン仕様で、窓の外の景色が見える中で上がっていくのも楽しいです。交通アクセスは、地下鉄「汐留駅」徒歩すぐのほか、東京メトロ銀座線「新橋駅」徒歩5分、都営浅草線「新橋駅」徒歩3分など。 都心で、無料で開放されている展望スペースで最も有名なのは「東京都庁」(※)でしょう。第1本庁舎45階にあって「南展望室」「北展望室」に分かれ、いずれも地上202メートルからの眺めが堪能できます。特に、2020年1月に北展望室がリニューアルされ、レストランがなくなって富士山が見られるデッキが新設。以前からある六本木ヒルズや東京タワーなどが眺望できる南展望室も健在です。都営大江戸線「都庁前駅」徒歩1分ほか、JR・東京メトロ丸ノ内線「新宿駅」などからもアクセス可。利用時間は17時30分までです。 ※現在は新型コロナワクチン接種会場として使用されており、当面の間一般利用を休止中です。最新情報は公式サイトでご確認ください。
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