羽田・成田から行く「シンガポール」の旅。現地お得情報から都内で旅行気分を味わえるスポットまで

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羽田・成田から行く「シンガポール」の旅。現地お得情報から都内で旅行気分を味わえるスポットまで

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シカマアキ

旅行ジャーナリスト、フォトグラファー

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日本人旅行客に人気の海外都市、シンガポール。治安の良さや清潔感、豊富なご当地料理、公共交通機関の使いやすさなど、気軽に旅ができる行き先としては、東南アジア屈指と言えます。今回は旅行ジャーナリストのシカマアキさんが、おすすめの見どころやお得な航空券の選び方のほか、都内にある本場気分が味わえるスポットなどをご紹介します。

●治安の良さと清潔感は東南アジアきっての海外旅行ビギナー向け都市

 シンガポールは赤道近くにある東南アジアきっての大都市。マレー半島の先端にあり、東京23区ほどの大きさの島国です。その島国に、巨大リゾート、ショッピング街、動物園、博物館、世界遺産などの見どころが点在しています。国土が小さいために移動時間が短く、数日の滞在で多く楽しめるのも魅力です。

シンガポール・マーライオン公園とマリーナ・ベイ・サンズ(画像:シカマアキ)



 そして何より、東南アジアきっての「治安の良さ」「清潔感」が有名。「公共場所は禁煙」「ドリアン持込禁止」「チューンガム持込禁止」「横断歩道以外の道路横切りは違反」「公共交通機関は飲食禁止」など厳しいルールと罰金が定められていて、旅行者にも適用されます。やや窮屈に感じられるかもしれませんが、その分安心して旅ができるのは大きなメリットです。

 移動は、地下鉄(MRT)が便利。日本のSuicaのような交通ICカード「EZリンクカード」に現金をチャージすれば、乗るたびに運賃を支払う手間が省けます。また、MRTや路線バスは「VISAタッチ」も使えます。運賃は日本より総じて安価。タクシーも安心して利用できます。

●物価が高いシンガポールで「無料」「格安」で旅をするコツ

 シンガポールは、物価が高いことで知られ、日本以上と感じられることも。なかなかぜいたくしづらいものの、無料または格安で楽しめる観光スポットが多くあります。その一例が以下です。

■マーライオン公園
■マリーナ・ベイ・サンズ(屋上展望エリア一部無料)
■ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(光のショー含め無料、園内アトラクション有料)
■シンガポール植物園
■マクリッチ・ネイチャー・トレイル
■サザン・リッジス
■ハジレーン
■ジュエル・チャンギ・エアポート(一部エリア有料)

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの光のショーは毎日2回開催(画像:シカマアキ)

 多民族国家で知られるシンガポールには「チャイナタウン」「リトルインディア」「アラブストリート」など、異国感満載のスポットがあり、散策におすすめ。このエリアに行くと、それぞれの料理も味わえるほか、ショッピングも楽しめます。東西文化が融合したプラナカン文化が感じられる色鮮やかな建築物の集まる「カトン地区」も人気。常夏の国なので散策ばかりだと蒸し暑く、冷房が効いたショッピングモールが休憩場所としても便利です。

アラブストリートとサルタン・モスク(画像:シカマアキ)

 食事は「ホーカーズ」が安くておすすめ。屋台が集まったエリアのことで、国中にあります。シンガポールきっての名店も多く、海南鶏飯(チキンライス)、ラクサ、ビリヤニ、プラウンミー(海老麺)など、行列が絶えないお店も。ホーカーズが使いづらければ、少し値段は上がるもののフードコードがおすすめです。

海南鶏飯はシンガポール名物料理の1つ(画像:シカマアキ)

 シンガポールは「ホテルが高い」のがややネック。1室あたりの料金なので、数人で滞在するのが少しでも安く泊まるコツです。1人滞在向けに、カプセルホテルも最近増えています。

●【シンガポール行き航空券を安く手に入れる方法】成田発着LCCが狙い目

 首都圏からシンガポールに向かう「直行便」は、羽田空港と成田空港から運航されています。ANAとJAL、シンガポール航空は両空港から、LCC(格安航空会社)のスクートとZIPAIR(ジップエア―)は成田空港からの便があります。スクートはシンガポール航空グループ、ジップエアーはJALが親会社のLCCです。

シンガポール航空グループのLCC「スクート」(画像:シカマアキ)

 最もお得なのは、成田発着のLCCです。スクートとジップエアーはどちらも最新鋭の「ボーイング787」で運航しているため、他のLCCより快適。手荷物や機内食などは有料なので注意してください。一方、羽田発着の直行便は首都圏からのアクセスが良い分、ビジネスパーソンにも人気なため、やや高い傾向です。

 時間に余裕があって航空券をとにかく安くしたいなら、「経由便」だとさらに安くなります。マレーシア経由、フィリピン経由、ベトナム経由などがあります。経由便を利用する際、乗り継ぎ時間などにくれぐれも注意しましょう。

●観光局おすすめ「東京でシンガポールが感じられる場所」はここ!

 シンガポール政府観光局の公式Facebookで「日本でシンガポールを感じる場所」として2021年7月、東京竹芝が紹介されました。その投稿によると「すこしだけ、マリーナベイに似ていませんか?」とのこと。大都会にあるベイエリアに行き交う船、公園、そして高層ビルが並ぶ光景などは、シンガポールでおなじみの景色と似ていると言えるでしょう。

東京・竹芝エリア(イメージ画像:photoAC)

 アトレ竹芝には、シンガポールの有名店が4店集まった「シンガポール・シーフード・リパブリック東京」もあります。竹芝の水辺に加え、浜離宮恩賜庭園の緑を眺めながら本格的なシンガポール料理が味わえる絶好のロケーション。「海南チキンライス」や「カレープラウン」など本場ならではの料理をはじめ、シンガポールスタイルのアフタヌーンティーも楽しめます。

■シンガポール・シーフード・リパブリック東京
住所:東京都港区海岸1-10-30アトレ竹芝 タワー棟3F
TEL:03-6381-5296
営業時間:11:00~22:00
アクセス:ゆりかもめ 竹芝駅より徒歩約3分
JR・東京モノレール 浜松町駅北口より徒歩約6分
都営地下鉄大江戸線・浅草線 大門駅より徒歩約7分

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