デートで「サイゼリヤ」に行くのはアリ?ナシ? ネットを騒がす論争に終止符を打つ「スペシャルメニュー」の存在感
圧倒的な安さで人気のファミリーレストラン大手「サイゼリヤ」。そんな同店でデートするのはアリでしょうか、それともナシでしょうか。東京都内に210店舗 国内外に1517店舗、東京都内に210店舗もある「サイゼリヤ」。 都内にあるサイゼリヤ(画像:(C)Google) そんな同店ですが、おいしいイタリアン料理がリーズナブルに食べられる一方、恋人のデートに「アリか」「ナシか」という論争がこれまで度々繰り広げられてきました。 よく出る意見としては、 ・サイゼリヤに連れて行く人はケチ ・サイゼリヤに連れて行かれて文句をいう人は高飛車 などがあります。当事者でも当事者ではなくても、なぜか皆さん白熱。やはりサイゼリヤの存在が身近すぎるからでしょうか? ちなみに筆者は「ナシ」派。なぜなら 「もしかして私は本命じゃない?」 「本当に好きな相手を連れてくるところかな?」 と、つい思ってしまうからです。 でもそんな気持ちは、サイゼリヤの絶対外せない魅力である「リーズナブルさ」に要因があるわけで、何ともいえない気分になります。 サイゼリヤの「スペシャルメニュー」とは ただ、そんなことで安易に「ナシ」と言い切っていいのでしょうか? 圧倒的なリーズナブルさの背景にある企業努力を無視して、「アリ」「ナシ」を判断する私たち消費者は、もしかしたら野暮なのかもしれません。サイゼリヤの「スペシャルメニュー」への献身を知ってしまえば……。 スペシャルメニューとは、「イタリアのメーカーとの協力や自社工場・農場の取り組みの中で、高品質の食材を求め」(公式ウェブサイト)開発してきた、こだわりメニューのこと。 サイゼリヤのウェブサイトのスペシャルメニューに関するページ(画像:サイゼリヤ) いわば社の威信をかけた一味違うメニュー。ということで今回はそんなスペシャルメニューを早速紹介していきます。このこだわりは「アリ」「ナシ」論争に決着をつけるのでしょうか? 1.エスカルゴのオーブン焼き1.エスカルゴのオーブン焼き まず最初にご紹介するのは「エスカルゴのオーブン焼き」です。 エスカルゴのオーブン焼き(画像:サイゼリヤ) 名前からしておしゃれなメニューで、使用しているのは本場ヨーロッパのエスカルゴ(食用カタツムリ)。エスカルゴはなじみがない人もいると思いますが、発酵バターを使ったオリジナルソースは、ガーリックも効いていて、香ばしい風味がたまりません。 価格はなんと400円(税込み)。「エスカルゴのデビューはサイゼリヤだった」という人も多いくらい、本場の味を気軽に楽しめるメニューです。 他店ではなかなか食べることのないメニューのため、友達との会話のネタにもなります。デートで注文したら盛り上がること間違いなし! 2.バッファローモッツアレラ 次にご紹介するのは「バッファローモッツアレラ」です。 バッファローモッツアレラ(画像:サイゼリヤ) バッファローモッツアレラは水牛の乳を100%使用、イタリアのメーカーから直輸入されたメニューです。 一般的には値が張るバッファローモッツアレラですが、サイゼリヤの企業努力により安価に楽しめます。 水牛の乳は牛乳よりはるかに濃厚なため、口に入れた瞬間に広がる香りが格別。この「ミルキーさ」はほかのチーズでは味わえないので、ぜひとも試してください。 提供から少し時間を置いて食べると、ジュワッとした風味がさらに広がり、病みつきになること間違いなし。もちろん、王道のオリーブオイルと塩で食べるのもアリです。ちなみに、バッファローモッツアレラを使ったピザもあり、こちらもおすすめです。 価格は300円(税込み)。ぜひデートで注文してみてほしい一品です。 3.柔らか青豆の温サラダ3.柔らか青豆の温サラダ お次は「柔らか青豆の温サラダ」です。 柔らか青豆の温サラダ(画像:サイゼリヤ) 知る人ぞ知る人気メニューですが、食べたことがある人は意外と多くないかもしれません。 一般的に「脇役」イメージの強い青豆(グリーンピース)をメインに据えていますが、青豆はまったく青臭くなく、むしろ柔らかくプチプチとした食感が唯一無二の魅力です。ブラックペッパーや、羊の乳を原料としたペコリーノチーズを加えると、ワインにも合う実に大人な一品に。 価格は200円(税込み)。ランチにもディナーにもピッタリのサラダです。 4.プロシュート 最後にご紹介するのは「プロシュート」です。 プロシュート(画像:サイゼリヤ) プロシュートは熟成した生ハムを薄く切った料理ですが、サイゼリヤでも食べられます。価格は400円(税込み)。お手頃価格にもかかわらず、とてもこだわって作られています。 プロシュートに使われている生ハムは、イタリアのパルマハム協会も認めた正真正銘の製品で。原料は、飼料や飼育方法まで厳しく定められたパルマ豚で、職人の手によって1年かけて熟成されています。 そんなハイクオリティーなプロシュートがこの価格で食べられるのはうれしい驚きです。同店の従業員いわく、甘口ワイン「ランブルスコ」と合わせるのがおすすめとのことです。 プロシュートがあれば、大人な雰囲気のデートを楽しめそうです。 やっぱりデートに「アリ」?やっぱりデートに「アリ」? 今回さまざまなスペシャルメニューを見てきましたが、筆者は意外とデートに「アリ」と思うようになりました。 変わったメニューは会話のネタになり、何より肩肘はらずにいられるカジュアルな店内は、むしろ圧倒的に「アリ」なのかもしれません。 東京都内のサイゼリヤの店舗数(画像:サイゼリヤのデータを基にULM編集部で作成) もちろん値の張る、気合の入ったお店もうれしいですが、サイゼリヤでもまた違った楽しい時間を過ごせるはず。皆さんもぜひデートで訪れてみてはいかがでしょうか?
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