高田馬場から神田川沿いに歩いて見つけた銭湯の内装がなぜか淡~いピンク色だったの巻【連載】TOKYO銭湯ザンブリコ(6)
2020年12月10日
お出かけソーシャルディスタンスな散歩を満喫したら、街角の銭湯でザンブリコ――。散歩と銭湯巡りをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的なコースへとお連れします。リニューアルした本連載、第6回は、新宿区の高田馬場からスタートです。
小滝橋交差点を新大久保方面に行くと……
高田馬場といえば昔っから学生街だと思われているけど、実際そのとおり。とはいえ早稲田の学生より今は日本にやってきた中国の人、ミャンマーの人、韓国の人、さらにバンドを目指す若者向けの学校が目立ちます。
銭湯はというと、「世界湯」(新宿区高田馬場)が知られているけど、私は散歩をしたいので、駅から神田川に向かいます。駅のガード脇にある栄通り商店街を入り、ズズッと行くと東京富士大学(同区下落合)が川をまたいでおります。その川沿いに行きたいんだけど、ちょいとグルリと遠回りして川沿いの道を探して、何とか見つけました。私は川の右側の道を歩きます。
これがねぇ、なかなかの散歩道ですよ。右手に公園があったり、川沿いに樹木が(古そう)ドーンと植えてあったりして緑色のコケがついて渋い! 枯れ草がいい雰囲気を漂わせております。
春には桜を咲かせるソメイヨシノっての? 吉野桜っつうらしいんですけど、大島桜と江戸彼岸の雑種が本来の名称みたいで、明治初年以降に東京から全国に広まった、なんて説明書きがあります。
私はゆっくりと歩を進めます。へーえ、こんな身近にいい散歩道をあるなんて驚きです。ふーん、都営バスの車庫もあるのか。すれ違う年配のオジちゃんやオバちゃんも散歩しておりますなぁ。
でまぁしばらく風景を楽しみながら歩き続けていると、ん? 小滝橋っつう橋に出ます。小滝橋ってよく聞くけど、本当にちゃんと橋があるんですね。アタリマエか(笑)
で、その橋を左に渡って少し行くと、そこが小滝橋の交差点。道は三つに別れていて、左が早稲田通り、真ん中が右側に戸山団地がある道、右が新大久保に向かう道です。
私はこの新大久保に向かう道へ。スグ左に消防署があって、その先にある右に入る路地、このあたりでプーンと銭湯の匂いが漂ってきて、案の定左側に「柏湯」(同区北新宿)という銭湯が。

これがしみじみとした感じでいいねぇ。サウナも無いし、こりゃいいやってんで入ります。フーン、一応フロント式か。想像以上に女性が多い。私はサクッと470円を払い中へ。

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