七夕の夜は星空観賞へ!夏の天体を楽しむ絶景体験スポット3選

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七夕の夜は星空観賞へ!夏の天体を楽しむ絶景体験スポット3選

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7月7日は七夕の日。7月から8月にかけての七夕期間には、さまざまなイベントが催されます。中でも注目なのは展望台や天文台で行われる織姫・彦星を含む夏の大三角などの星座を観測する星空観望会。今回は仕事帰りに立ち寄れる都心の観望会と、雨の日でも星を楽しめるアートスポットをご紹介します。

 7月になると笹飾りや吹き流しが飾られ、さらさらと涼やかな音色が聞こえてきます。七夕行事は中国から伝わり、現在では韓国や台湾、ベトナムなどでも行われている伝統行事。織姫と彦星の伝説をもとに、星に願いを捧げるのは各国共通です。

 毎年、こと座のベガ(織姫星)とわし座のアルタイル(彦星)を含めた夏の大三角を観察できるのもこの季節。7月7日には東京各所で星空観望会が開催されています。

 都会の真ん中で星を見る機会は少ないですが、一年のうち最も星を身近に感じるこの期間にしかできない体験があります。今回は天体観測スポットに加えて、雨の日ならではの楽しみ方ができる期間限定イベントも最後にご紹介します。

●【六本木】六本木天文クラブ 星空観望会(毎月第4金曜日)/7月7日・8月22日

 まずご紹介するのが、六本木ヒルズ森タワー屋上スカイデッキで毎月第4金曜日に行われている星空観望会。観望会前日にはオンラインで初心者向けの見どころ解説「星空トーク」も実施されています。

(画像:森ビル株式会社リリースより)



 また、六本木ヒルズ展望台から観る月は「日本百名月」にも認定されており、神宮外苑花火をはじめ、都内近郊各所で開催される花火を眺めることもできます。

 七夕にまつわる星空観望会は、7月7日(金)と旧暦7月7日にあたる8月22日(火)に開催されます。天文の専門家の解説を聞きながら、七夕の星をはじめ、夏の夜空に輝く美しい星たちを観望できますよ。

予約不要でふらりと立ち寄れるのもうれしい(画像:森ビル株式会社リリースより)

●【赤坂】地上から星を眺める星空観望会「KIOI STARS星空の集い。」/7月20日・8月22日

 次に、星空観望会のほかにも星をテーマにしたメニューが楽しめるイベントをご紹介します。

 東京ガーデンテラス紀尾井町にて、東京都心で星空を楽しむイベント「KIOI STAR PARTY」が7月7日(金)~8月31日(木)まで開催中です。

 南側に高いビルが少なく、都心では珍しく空が大きくひらけた広場がある東京ガーデンテラス紀尾井町では、これまでも折々に天体観測イベントを開催している穴場的スポット。忙しく過ごす日々の中でつい見過ごしがちな星空を眺めるための絶好の場所です。

7月20日には講演会「天文学はどのように社会に役立つのか?」も(画像:株式会社西武リアルティソリューションズリリースより)

 7月20日(木)と8月22日(火)の夜には、専門家による講話や星空解説付きの星空観望会「KIOI STARS星空の集い。」が予定されています。いずれも予約不要で、参加費も無料です。会場にはハイスペックな天体望遠鏡が用意され、双眼鏡も無料でレンタルできます。

 「夏の大三角」は、8月後半ごろには真上に見え、8月の終わりには、南東の空に土星が輝いて見えるそうです。望遠鏡を使えば土星の環も楽しめるとか。

星空観望会・星空解説「伝統的七夕の夜、 浴衣姿で楽しむ大人の夏の星空」※過去開催の様子(画像:株式会社西武リアルティソリューションズリリースより)

 その他、期間中はイルミネーションや人気プラネタリウム映像クリエイターのKAGAYA氏が描く星空のイラストが展示され、館内各所では「星」をテーマにしたメニューが7種類登場します。7月12日(水)~14日(金)には、3日間限定で1階テラスにて星空の下のビアガーデンも実施されます。

【7月7日~】ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町All-Day Dining OASIS GARDEN「Planet Parfait」 (2,800円・サ別)。宇宙に広がる銀河をイメージし、ピニャコラーダをアレンジした夏らしい惑星パフェ。(画像:株式会社西武リアルティソリューションズリリースより)

●【横浜】赤レンガ・アートプラネタリウム(R)「星と歩くⅡ」/7月23日~8月27日

 2023年は近代プラネタリウム100周年にあたるそうです。横浜赤レンガ倉庫1号館では、宇宙を自由に楽しむ体感型のアートプラネタリウム🄬が7月23日(日)~8月27日開催されます。

(画像:公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団リリースより)

 内容は2021年夏に実施された人気プログラム『星と歩く』をバージョンアップしたもの。

 横浜を拠点に世界的に活躍する大平貴之氏が手掛けたプラネタリウムマシーン「MEGASTAR-II」によって、人間の目では見ることのできない星の存在を感じることができ、リアルとファンタジーが共鳴する最新の映像表現が体験できます。

超高精細な流星群やオーロラなど景色の中へ溶け込む映像表現(画像:公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団リリースより)

 篠原ともえさんによるナレーションと、フランス出身の音楽家・エリック・アーロンによる音楽が、宇宙のひろがりに包まれる異次元の旅を演出します。また開催初日と最終日には、特別なダンスパフォーマンスも行われます。

月や波、魚の群れやきらめく星とともに歩く(画像:公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団リリースより)

●七夕飾りや星空観察で夏の風物詩を堪能しよう

 例年7月7日は梅雨時期のため天候が不安定。いつ夕立が降るとも限らない季節です。国立天文台によると2023年の伝統的七夕(旧暦の七夕)は8月22日。それまでの期間に日本各地で七夕まつりが行われます。東京の七夕まつりは、3年ぶりの開催となる浅草かっぱ橋商店街の「下町七夕まつり」(7月6日~10日)や、阿佐谷パールセンターで行われる「阿佐谷七夕まつり」(8月4日~8日)が有名で、露店や大きな七夕飾りなどが街を彩ります。雨の日は快適な空間で、進化を続けるプラネタリウムの幻想的な演出に癒やされるのもおすすめです。

 夏の夕暮れに遠い宇宙に思いをはせたり、屋台の香りや七夕飾りの音を味わえば、蒸し暑さよりもわくわく気分が勝るから不思議なもの。夏をめいっぱい楽しみましょう!

■六本木天文クラブ 星空観望会
開催日時:毎月第4金曜日20:00~22:00 ※時期によっては19:00〜21:00
開催場所:スカイデッキ(屋上展望:台)※雨天・荒天・雷雲発生時は中止
・七夕観望会:2023年7月7日(金)最終入場21:30
・伝統的七夕特別観望会:8月22日(火)最終入場21:30
※星空トーク:観望会前日20:00~21:00 ZOOMにて実施(参加費500円)
料金:【通常】52階または53階の入場料+スカイデッキの入場料(一般500円ほか)
【スカイデッキ単独券】(7月6日~終了日未定)
平日一般 2,000円/学生1,400円/子ども800円/シニア1,700円
土・日・休日:一般 2,200円/学生1,500円/子ども900円/シニア1,900円
※森タワー3 階券売機にて当日販売
※年間スケジュールなど詳細は公式サイトをご確認ください

■KIOI SUMMER 2023「KIOI STAR PARTY」
開催日程:2023年7月7日(金)~8月31日(木)
開催場所:東京ガーデンテラス紀尾井町
住所:東京都千代田区紀尾井町1-2 他
アクセス:東京メトロ 半蔵門線・有楽町線・南北線 永田町駅9a出口直結
東京メトロ 銀座線・丸ノ内線 赤坂見附駅D出口より徒歩1分

・講演会「天文学はどのように社会に役立つのか?」/星空観望会
開催日時:2023年7月20日(木)18:00~19:40 
開催会場:【講演会】2F 紀尾井プラザ/【星空観望会】3F 空の広場
講師:高梨直紘(東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム 特任准教授)

・星空観望会・星空解説「伝統的七夕の夜、 浴衣姿で楽しむ大人の夏の星空」
開催日時:2023年8月22日(火)18:00~20:00
開催会場:3F 空の広場
講師:小野智子(ビクセン星空アドバイザー)

※悪天候の場合中止・延期となる場合があります。最新情報など詳しくは公式サイトをご確認ください。

■赤レンガ・アートプラネタリウム🄬「星と歩くⅡ」
開催日程:2023年7月23日(日)~8月27日(日)
※7月31日(月)・8/14(月)休場
開催会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
TEL:045-211-1515(横浜赤レンガ倉庫1号館10:00~18:00)
開催時間:11:00~/12:00~/13:00~/15:00~/16:00~/17:00~/18:00~
(各回定員50名・上映時間30分)
料金:大人(中学生以上)1,500円/3才以上小学生以下 1,000円(2歳以下は大人1名につき1名無料)
アクセス:横浜高速鉄道みなとみらい線 馬車道駅、日本大通り駅より徒歩約6分
JR・市営地下鉄 桜木町駅より汽車道経由で徒歩約15分
JR・市営地下鉄 関内駅より徒歩約15分
※日時指定制です。詳細は公式サイトをご確認ください

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