外出自粛で体がなまりきった都会人に贈る「自宅散歩」のススメ
散歩用の服に着替えよう 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出を自粛しなくちゃいけない今日この頃。そこで、自宅に居ながらにして散歩を楽しむ方法をご紹介しましょう。 階段の上り降りだけでもかなりの運動になって汗がにじんでくる(画像:下関マグロ) まず、なにごとも気分が重要です。 普段家にいる格好ではなく、散歩用の服に着替えましょう。ウオーキングウエアを着ると散歩気分が盛り上がってきます。 住宅の構造にもよりますが、ウオーキングシューズを履くのもいいでしょう。これまで履いていたウオーキングシューズを洗って使うのもいいですし、新しくインターネットで購入してもいいかもしれません。 そういえば筆者(下関マグロ。サンポマスター)は、新しい靴を買うとはじめに自宅内を歩くのが習慣でした。そう考えれば、靴を買うたびに昔からエア散歩していたんですね。 室内散歩はそろりそろりがベスト さて自宅内を歩く準備として、導線を確保しましょう。床に物などが置かれている場合は片付けておきましょう。できれば、窓は開けるといいですね。 それでは自宅のなかを歩いてみましょう。 階段の様子(画像:下関マグロ) スタート地点はどこでもいいのですが、部屋の中をぐるぐる歩きます。ベランダなどがあれば、そこを歩いてもいいでしょう。また、窓のところにきたら外を見ながら歩きます。 実際に歩いてみると、いろいろなことに気づきますね。まず筆者のように狭い集合住宅に住んでいる場合、手を振って元気よく歩くと家具などに手が当たってしまいそうになります。 また足をあげて元気よく歩くと、下に住んでいる人にうるさくないかしらなどと気になります。室内散歩は「そろりそろり」がいいようです。それでも20~30分歩くと、目がまわったような感じになりました。狭い所をぐるぐる歩いたからでしょうか。ちょっと休憩します。 歩く場所がない場合は、その場で足踏みをしてもいいかもしれません。 15分ほどで膝がガクガク15分ほどで膝がガクガク 休憩して、玄関から外に出て集合住宅の階段を歩いてみることにしました。 筆者の住んでいる集合住宅はさほど大きくないので、階段で誰かとすれ違うことなどはめったにないのですが、念のためマスクをして出ました。 部屋を出た筆者(画像:下関マグロ) 階段の上り下りだけですが、これはかなりいい運動になります。室内で家具などを気にしながら歩くより、ちゃんと腕を振って歩けます。 集合住宅の階段は外の景色見ることができるので、けっこう楽しく歩くことができました。しかし、15分ほどで足がかなり疲れてきました。普段使わない筋肉を使っているせいでしょうか、膝がガクガクです。歩いたのは平日の昼間でしたが、すれ違う人はいませんでした。 大きな集合住宅に住んでいる場合、長い廊下を歩くのもいいかもしれません。また、一戸建てで庭のある人はそこを歩くのもいいでしょう。 要するに「エア散歩」は、決まった方法があるわけではなく、自分が住んでいる住宅に合わせて工夫をしてみることが必要です。 過去を振り返るチャンス?過去を振り返るチャンス? 筆者なりに、自宅を歩くためにいろいろな工夫をしてみました。 例えば、顔の高さに花をつり下げてみました。こうすることで、家の中を歩きながら、「もう1回花を見に行こう」なんて思いながら部屋をぐるぐる歩けます。 顔の高さにつりさげられた花瓶(画像:下関マグロ) 翌日、再び自宅でエア散歩をしてみました。 歩きながらこれまで歩いた東京の風景を思い出し、なんとなくオーバーラップさせようかと思いましたが、どうにもうまくいきません。 視界に入ってくるものは家具や家電なので、それらを見ながら歩いていると、これまで住んでいた家のことをあれこれ思い出しました。 自分なりの面白さを見つけよう 筆者はこれまで、引っ越しを多く行ってきました。前に住んでいた新宿区のマンションだと、あそこをあんな風に歩いてみたいなぁとか、独身時代に住んでいたワンルームマンションだとどうだろう……エントランスから長い廊下があったので、あそこを歩けばいいかな……なんてことを夢想しました。 これは筆者の頭の中に浮かんだことなので、ほかの人が歩いてみると、また違ったものになるかもしれません。 屋外で散歩を再開できる日を夢見て……(画像:写真AC) 自宅に居なければならない今こそ、室内散歩を楽しむチャンスです。みなさんもぜひチャレンジしてみてください。 最初は外の散歩に比べるとちょっと退屈ですが、あなたなりの面白さを見つけられるかもしれませんよ。
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