JAXAも協力! スヌーピーと一緒に「宇宙」を知るイベント開催、スカイツリーで
金星探査機「あかつき」や船外宇宙服も登場! 世界規模で愛され、日本にも根強いファンの多い「スヌーピー」は、米国の漫画家、チャールズ・モンロー・シュルツの代表作『ピーナッツ』の中に登場するビーグル犬。特技のひとつが「変装」なのだといいます。 イベントのイメージ(画像:東武タワースカイツリー、ソニー・クリエイティブプロダクツ) 宇宙飛行士の姿「アストロノーツスヌーピー」として、初めてコミックに登場したのは1969(昭和44)年3月8日。2019年、50周年を迎えました。 それを記念し、『ピーナッツ』の国内エージェント、ソニー・クリエイティブプロダクツ(港区赤坂)と、東武タワースカイツリー(墨田区押上)は、イベント「FIRST BEAGLE IN SKYTREE(R)! -アストロノーツスヌーピーと宇宙を知ろう-」を開催します。 2019年7月18日(木)から10月14日(月・祝)まで。同イベントは、東京スカイツリー(R)地上450メートルの天望回廊を「宇宙ステーション」に見立て、スヌーピーと仲間たちと一緒に楽しみながら、宇宙について学べるもの。東京スカイツリー(R)展望台への入場で観覧が可能です。 天望回廊へ向かう2基のシャトル(エレベーター)は、イベント独自の装飾が施され、約110メートル続く、天望回廊の壁面では「宇宙にまつわる不思議」などを紹介。スヌーピーと仲間たちと共に「まるで浮いているかのような不思議な写真」が撮れるフォトスポットも登場します。 さらに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと、金星探査機「あかつき」(7月18日~8月19日)や、小惑星探査機「はやぶさ2」(8月20日~10月14日)、船外宇宙服(7月18日~8月19日)、ソコルスーツ(8月20日~10月14日)、宇宙ステーションの解説などが展示されます。 そのほか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の職員による特別講演会(8月23日)や、望遠鏡を作るワークショップ(8月8日)なども開催。限定カフェメニューやグッズも登場します。 「宇宙」と「スヌーピー」の関係とは「宇宙」と「スヌーピー」の関係とは ところで「宇宙」と「スヌーピー」は、過去から今に至るまで、どのような関わりを持っているのでしょうか。 イベントのオリジナルグッズ(画像:東武タワースカイツリー、ソニー・クリエイティブプロダクツ) 始まりは、アポロ計画が行われた1960年代。『ピーナッツ』の作者、チャールズ・モンロー・シュルツは、NASAが局内の宇宙飛行の安全性を啓蒙するシンボルに「スヌーピー」の使用を許可したといいます。 アポロ10号では、コードネームとして、司令船は「チャーリー・ブラウン」、着陸船は「スヌーピー」と呼ばれていたのだとか。 現在では、NASAの安全ポスターやステッカーなどに登場するほか、NASAの職員を対象とした栄誉ある表彰制度「シルバースヌーピーピンズ」のシンボルとしても活躍しています。 加えて、『ピーナッツ』とNASAとは、「スペースアクトアグリーメント」を結び、数年間提携。次世代を担う子どもたちに、宇宙探査とSTEM教育(科学、技術、工学、数学を総合的に学習する教育手法)の面白さを届けるための取り組みを展開しているといいます。 まさに、宇宙規模の活躍を続けるスヌーピー。その可愛さに触れながら、宇宙を探求できる企画をぜひ、東京の展望とともに楽しんでみては。
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